電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

ペリカン万年筆の得手・不得手

2012年10月24日 06時01分00秒 | 手帳文具書斎
ペリカン万年筆の書き味は、英字、とくに筆記体の場合、たいへん書きやすいものです。ところが、私の場合、日本語の漢字かなまじり文になるととたんに書きにくさを感じます。

パイロットのカスタム万年筆では、こういった感覚はありませんので、これはペリカン万年筆のペン先の問題、つまりアルファベットに最適化されたための現象なのだろうと思います。

若い頃に私の手元に届いた経緯を考えてみても、某出版社勤務だった叔父がしばらく使った後に結局は手放しているのですから、微妙な差異ですが、たしかに得手不得手があるのだろうと思います。

「紺碧」という鮮やかなインクに交換して、しばらく集中して使ってみて、そんな感想を持ちました。

叔父も、その後はたびたび病気療養生活を余儀なくされておりますが、季節の果物や野菜を送ると喜んで電話をくれます。元気でいてほしいものです。自分から舶来文具を求めることなどまずない私が、クラシックなペリカン万年筆を40年も使い続けている経緯は、そんなところにありました。

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