電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

太字ボールペンには適さないが細字の万年筆には適している古いリフィル

2012年10月12日 06時05分51秒 | 手帳文具書斎
ずっと前、たしか1980年代の末期に、市販のシステム手帳用リフィルを集めて試していた時期がありました。この頃に購入したもので、ENXS の横罫ノート(B)徳用(200枚)というものが残っています。451-EYN という型番で、定価は450円というものです。ごく薄くて軽い用紙を使用しており、当時おもに使っていたヴァレンチノ・デザインの、書き味の重い油性ボールペン(パーカー互換リフィル)の太字・黒では、裏写りもあれば筆圧のため紙裏まででこぼこになるほどで、あまり使わずにたくさん残っていました。



プレラ万年筆の細字(F)及び中字(M)で、色彩雫シリーズの「紺碧」や「朝顔」を使うようになって、このリフィルを試してみたところ、裏抜け・裏写りもせず、充分に使えます。万年筆では、紙の裏まで筆圧のために凹凸ができるということも起こりませんし、紙面もたいへんきれいです。意外に良好なので、驚きました。ボールペン記入が想定され、万年筆では裏抜けが甚だしい紙質のリフィルが多い現在から見ると、販売元の会社は厳しい運命に直面したようですが、そうか、この頃はまだ万年筆を想定した製品作りがされていたのかと、再発見する思いでした。残りを大事に使いたいと思います。

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