電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

パソコンで音楽を聴く利点

2007年07月05日 05時58分40秒 | クラシック音楽
梅雨空にしとしとと雨が降ります。やや肌寒く、昨日は帰路、外気温は20℃しかありませんでした。自宅で落ち着き、いろいろな音楽CDを取り出して聴きましたが、いつものCDプレイヤーでは、やや不便な面があることに気づきました。

充分になじみのある音楽ですと、今演奏中なのは何楽章のどの部分で、とわかるのですが、なじみのうすい曲の場合は、CDプレイヤーのトラック番号が頼りです。ところが、最近のCD/DVDプレイヤーの場合、液晶表示が多いため、遠く離れた場所からの視認性がほぼゼロです。いま演奏中の曲についての情報が、機器に近付かないとわからないのです。

パソコンでクラシック音楽を聴く場合、付属の小型スピーカではあまり満足のいく音で再生できず、CDドライブのS/N比なども、オーディオ専用機器とは比較にならないのですが、ただ1点、手元の画面にトラック番号や曲データなどが表示されるのがありがたい。それなら、パソコンのCDドライブの音声出力を、外部のアンプとスピーカに接続し、比較的良質な音を出せないものだろうか。

ためしに、単身赴任の頃に使い、眠っていたアンプに、お嫁に行った娘が高校生の頃にいっしょに自作した小型スピーカを接続しました。さらに、聴感上のS/N比をかせぐために、コーンを直接聴く側に向けず、LとRをやや開いてV字型に足元にセッティングし、アンサンブル・ステレオ風にしてみました。

藤原真理のチェロで、J.S.バッハの「無伴奏チェロ組曲」。けっこう楽しめます。厳しく言えば、オーディオ的には不満もたくさんありますが、それ以上に、現在の演奏状態がわかり、たいへん便利です。画像は VineLinux 上の Gnome CD Player のスクリーンショットです。


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