早朝善光寺のお参りを済ませ、隣町:小布施にある岩松院を訪ねる。
広島の町割りを整備したと云われる殿様:福島正則の廟をお参りするためである。
長野電鉄電車に揺られて40分程、小布施町についた。生憎の雨模様。
山門の仁王様はご覧の通り、ちょっとユーモラスである。広角カメラでないと一対の仁王像は収められない。
境内から山門方向を眺める。晴天であれば長野盆地が望める筈だが残念。
徳川幕府(本多正純)の謀略によって、広島から川中島へ転封させられた福島正則。
49万石から4万5千石とは、なんと1/10以下に減俸されたのだ。
福島正則廟に向う冠木門(棟門)は、城門張りの立派な柱である。
この宝形造りの建屋内に、福島正則の五輪塔が納められている。
「海福寺殿前三品相公月翁正印大居士」の戒名が添えられている。
追贈三品かな?
曹洞宗寺院に相応しく立派なお庭があるが、湖面の1/3程を埋めて“河骨”が繁茂している。
皮肉なことだ。徳川の家紋:三つ葉葵は、この河骨をデザインしたと云われている。
徳川の謀略に対し、一矢報いたつもりだろうか?