法堂内の鳴龍(蟠龍)の声を聞いてから方丈へ渡る。
方丈前のお庭は白い砂利が一面に敷き詰められており、白塀際にクロマツが…
本当にシンプルとしか表現できないが、落ち着いた雰囲気で好感が持てる。
法堂と方丈を隔てる向門は、何故か妻入りではなく平入りとなっている。
この門の形式は、向平入門とでも云うのだろうか?
渡り廊下に切られた華頭窓から、方丈を望む。
一服の名画を見ているよう、立体感が際立つ。
杉の仕切戸に描かれた白象図、原在中筆と説明された。
非常にリアルに描かれているが、足の爪はがちょっとおかしいように見えるが…
続いて足利義満と夢想疎石像が祀られている開山堂を拝観。
こちらも白砂利の敷かれた庭だが、数個の石が配置されている。
奥に見えるのは三尊石かな?
法堂前の参道脇には赤松林が拡がっている。
落葉と赤松の樹皮が一面に敷かれたようになっていて、深山幽谷の趣である。