耳の聞こえが悪いことは、認知機能の低下に影響すると言われる。
加齢によって難聴が進むケースのほか、まれに耳あかが詰まって
聞こえなくなるケースも。
このような新聞記事がありました。
私も最近耳の聞こえが悪くなったような気がしています。
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2017年、英医学誌ランセットに認知症とそのリスクについての論文が載った。
認知症にかかわる要因のうち、避けうる最大のものが「難聴」だったという。
耳の聞こえが悪くなることは認知能力の低下と関係が深いが、難聴の進行を食い
止めることで、リスクを抑えることができるかもしれないことを示唆している。
耳の聞こえが悪いとなぜ、認知機能の低下を招くのか。大きく二つの仮説がある。
⁂「カスケード仮設」=耳から入ってきた音は鼓膜から聴覚の神経を通じて、脳で
処理される。耳から入る音の「入力」が減ると、聴覚の神経の活動が低下。それが
脳の神経にも影響し、認知機能の低下につながるというもの。
⁂「認知負荷仮設」=耳から入ってきた音の処理と、認知的な作業の負荷のバランス
が変化するというもの。聴覚の負荷が大きくなると、その処理が重視されるため、
認知的な作業に割く「資源」が少なくなってしまうという考え方。
さらに、高齢者などでは耳あかのたまり過ぎによって、聞こえが悪くなっている人も
いるという。通常、耳の入り口にあたる「外耳道」には、耳あかを外に出す「自浄作用」
が働くため、普通の大人に耳掃除は必要ないという。ただ、加齢とともに動きが悪くなり
自浄作用が低下すると、耳あかがたまっていく。
湿った耳あかを持つ人は長時間放置すると詰まる危険性がある。
ただ、補聴器を付けたり耳掃除をしたりするだけで、認知症が改善するわけではない。
*** 朝日新聞・元気にキレイに・耳チェックのすすめより抜粋にて ***
以前に耳鼻科に通っていた時に、先生も吃驚するくらい、大きな耳あかを
取りだしたのを見たことがありますが、耳鼻科で今の聴力を確認することも
大切かも知れません。
2015年に描いたコスモスです。。。。。