行徳生活日記

「行徳雑学館」作者の日記。

2011年10月25日(火)の日記

2011年10月25日 | 日記

また9月並の暑さになってうんざりだけど、今夜からは冷たい空気が入ってくるようだ。帰りの時間もまだ涼しいという感じではなかったが、夜の10時ごろになると外気温も下がってきた。

晩飯は南行徳のやよい軒肉野菜炒め定食

帰りに本屋でデアゴスティーニの東宝特撮映画DVDコレクションを買う。当初のラインナップの最後の号で昭和29年、「ゴジラ」の1ヶ月後に公開された「透明人間」。「ゴジラ」と同じ年にこんな映画があったということは、これまでまったく知らなかった。


特撮はもちろん円谷英二。この5年前の昭和24年に大映でも透明人間映画が作られていて、特撮は当時、戦後の公職追放で東宝を離れフリーで活動していた円谷英二が担当したという。その大映の映画はCS放送でわりと最近、放映されたらしいが残念ながら見逃した。

そしてこの映画から円谷英二の名前が一人だけで大きく出るようになった。

「ゴジラ」はスタッフやキャストの名前は下から上にスクロールして行く方式だが、円谷英二は特技担当チームの筆頭として名前が出ているものの、製作(プロデューサー)や監督が少し大きく出るのに比べて、扱いが小さかった。

円谷英二というと「特撮の神様」と呼ばれた人物と聞いてきたし、東宝特撮映画やテレビでのウルトラの初期シリーズでも、大きく名前が出る人物だったから、「ゴジラ」での扱いが思ったほど大きくないのが不思議だった。考えるに、円谷英二が制作や監督と同列の扱いになったのは「ゴジラ」で功績を上げたからで、それまでは特殊技術という映画会社の一部門の単なるリーダーという扱いだったのだろう。

なお、「透明人間」では”撮影・特技指導”の肩書きだが、翌年の「ゴジラの逆襲」からは”特技監督”となっている。

この映画の透明人間は顔に包帯を巻いているのではなく、ピエロの衣装をまとい、露出する顔の部分にペイントをし、ふだんはサンドイッチマンをして生計を立てているという設定。

こういう突っ込みは野暮だとは承知しているが、目もペイントしているのかと、どうしても気になってしまう。

怪獣映画ではないから大掛かりで派手な特撮はない。透明人間が顔のペイントを落として、首無し状態になるところとか、

ひとりでにドアが開いたり、ものが持ち上がったり、楽器が演奏される場面などの特撮だった。

この東宝特撮DVDのシリーズは評判がいいようで、ラインナップされていなかった作品を追加して延長された。でも、今のところ、買いたいと思うようなものはあまりない。