ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

東日本大震災~ネーミング

2011年03月17日 09時11分58秒 | ニュースの中から
阪神大震災のとき気象庁は最初「兵庫県南部地震」と発表した。
このネーミングによって誰でも普通の局地的な地震だと思っただろう。
当時の村山内閣の閣議では「地震があったらしいね。みんなで寄付金でも送ろうか」と雑談したという。
社会党の委員長は自分の選挙区の人たちがばたばたと死んでいるときにカラオケで歌を歌っていた・・・と、後でマスコミは批判した。
確かに政府の情報収集能力の無さは批判されても仕方ないだろうけど、マスコミだって同じなのだ。
的確な報道がされなかったために政府も対策を誤った。
「あんたたちにだけは言われとうない!」とマスコミにも言いたいところだったろう。
その後マスコミは「阪神大震災」と呼びそれが定着した。
最後に気象庁もやっと呼び方を変えたのだけど、そこは役人の面子が合ったのだろう、「阪神大震災」ではなく「阪神淡路大震災」。
わざわざ「淡路」を付け加えた、そのまま「阪神大震災」と言うのはしゃくだったのだろう。
淡路島の北部は京阪神への通勤圏でわざわざ「淡路」と付け加えることは無い。
「阪神大震災」で充分なのだ。

そして今回、さすがに規模の大きさと首都圏でもかなりゆれたために、報道は迅速にされた。
すぐに「大震災」というレベルであることは誰にもわかった。
しかし気象庁はまたしても今回の地震を「東北地方太平洋沖地震」と発表した。
「大震災」と言う言葉は使いたくなかったらしい。
マスコミではすぐに「東日本大震災」「東日本大地震」「東日本巨大地震」・・・などと呼んだ。
規模から行ってもこの方が適切だ。
それでどうやら気象庁も数日してやっと呼び方を変えたらしい。
「東日本大震災」・・・じゃなくて「東北関東大震災」。
素直じゃないね。
まあどちらでもいいのだけど、今回はマスコミの迅速な対応によって「東北地方太平洋沖地震」と言うようなものではなく「~大震災」というレベルだと言うことはすぐにわかったけど、、
これが阪神大震災のような局地での直下型地震だったらまたしても「兵庫県南部地震」というネーミングの誤りをし、対応を遅らせただろう。
コメント
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