ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

「田舎暮らし交流会」のキノコの会の菌打ち

2011年03月15日 09時29分45秒 | 田舎暮らし
田舎暮らし交流会」のキノコ栽培の菌打ちに行った。
用があってちょっと遅れていったけど・・・

10人くらいも集まったけどそれでもほぼ一日仕事。
300本以上のほだ木への菌打ちはかなりの仕事量だった。

クリタケ3種、シイタケ2種、ムキタケ、ヌメリスギタケ、ヒラタケ
ヒラタケだけはコマではなく菌を米ぬか・オガクズと混ぜて木の断面に塗る。
この栽培法は初めてしたけど、これからは一人でもできそう。
オガクズつくりはノコではちょっと厄介だけど、まあ何とかなるだろう。

電気ドリルは高速ドリルでこれがなかなかの優れもの。
我が家の普通の電気ドリルではしょっちゅう引っかかってばかりだったけど、
これはそんなことも無くあっというまに穴が開く。
それからビックりしたのは、穴を開ける位置がおおざっぱだったこと。
それにとっても穴の間隔が広かったこと。
我が家ではきっちり15センチ間隔にはかってあけていた。
ところがみんな目分量。
4個と5個を交互にあけていく。
これだとコマの数が少なくてすむ。
これでいいのなら今まで我が家ではずいぶんもったいない使い方をしてたのだな。
説明書のとおりにやってきたのだけどね。
いつもは適当、いい加減な人間なのだけど、こんなところはついついA型人間が顔を出す。
やっぱりもっといい加減にやらないといけなかったんだと反省した。
菌打ちした木には間違えないように種類ごとにテープを張って色分けした。

こちらの仕事はもっぱら木槌で菌の植え付け。
大して力も使わないこんな単純作業が大好きだ。
そしてこんな作業をしてるとついつい余計なことを考える。

どうして一本の木に同じ菌を打ち付けるのだろう?
何種類か打ち付けたらいろんなキノコが出てきて面白いのではないだろうか?
それに出る次期が違うキノコをいろいろ打ち付けると長期間楽しめる。
今度やってみよう!

もちろん今回はそんなことしなかった。
ふと気づいたら菌のこまがいくつか落ちてたので、何の菌かわからないけど一緒に打ちつけたほかは・・・
菌を無駄にするのは惜しい。
それでここは知らん顔して一緒に打ち付けた。
1年半後このほだ木からキノコが出ると・・・
あれ?なんか違うキノコが・・・??
たまたまあたった人はきっといろんな反応をするだろうな。
「あれれ、これシイタケみたいに見えるけどなんかちがうな。きっとシウタケの新種にちがいない、だってちゃんとシイタケのテープが張ってあるから。さっそく写真をブログにのせてみんなに自慢しよう!」
・・・とか、あるいは用心深い人は
「なんだろう、これ?」図鑑で調べるとなんか毒キノコに見えてくる。
「そうだきっと毒キノコにちがいない」
それでほだ木ごと捨てる。
・・・とか、またとっても鈍感な人は何の疑いもなく、この違いに気づかないで食べてしまう。このシイタケ美味いね、とかいって

しかし・・・とまたまた思う。
どうして毒キノコの菌は売っていないのだろう?
そしてほだ木によく似た形の毒キノコを1個打ち付ける。
キノコが出てきたら、みんなで順番に1本ずつ食べていく。
そのうち誰かに・・・
これはなかなかスリルがあって面白いのではないだろうか?

あるいは菌打ちを終わった後で、
「あっ、ごめん、毒キノコの菌を1個打ち付けてしまった!」
といったらみんなどんな反応をするだろう?
あわてものは300本のほだ木みんな捨ててしまうだろう。
そして捨ててしまった後で
えっ、毒キノコの菌ってあったかな・・・しまった!!

・・・なんてしょうも無いことを考えながら、
菌打ちをした。
もちろん今回もこっそり酒を飲んで(誰にも見つからなかった!)
終日こま打ちをした。
そして各自の持ち帰り分以外は林の奥に並べた。
終ったころはもう日は暮れかかっていた。
家についたときは真っ暗。
山羊も鶏も怒って・・・そしてあきらめてもう眠っていた。
コメント (2)
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