イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

水軒沖釣行

2016年09月11日 | 2016釣り
場所:水軒沖
条件:若潮7:42干潮
釣果:タチウオ 50匹

前回の釣行からは半月あまり、水温が高くて船底の掃除もやっていないのでひょっとして冷却水を吸い上げる取水口がフジツボで詰まってはいないかと心配になる。船の速度は相当落ちてしまっていて今日も遠くへは行けないので水軒沖でタチウオ狙いだ。

日の出時刻は午前5時半を回っている。午前5時に出港すれば十分だと思ったら、その時刻にはすでに空が明るくなってしまっていた。完全に出遅れた。
スロットルを開けても速度が上がらないもどかしさの中、一文字の切れ目を抜けてすぐに仕掛けをおろすと、アタリも間もなく出た。
魚を回収し、本命の場所である波止の交差点へ向かうがそこには同じような意図で集まってきた船が大挙していた。紀ノ川河口は水が出ていてダメなのだろう。僕も入り込みたいがどうも無理なようなのでそこをかすめて新々波止沿いに沖に向かった。
そしてそれが当たりだった。赤灯台の南側にかなりの大きさの群れがいるようだ。アタリが出るとほとんど複数匹揚がってくる。ここに到達したときには完全に明るくなってしまっていたがアタリは続き、帰りたくても帰れない。結局午前8時前まで釣り続けて50匹。自己最高記録だ。
朝は少し波気があったこと、雲が多くて日が差してこなかったこと、潮がずっと動いていたこと、などなど、いろいろな要因がうまく絡み合った結果だと思う。

久々に出会った前の職場の同僚もここに移動してからかなりの数を揚げていたようだ。結局波止の交差点はダメだったようで、ここに移動してきて正解だったとのことだった。




朝はすっかり秋めいて、少し肌寒いくらいで、空も素晴らしい色を出している。東方の山々も東山魁夷の絵画を見るようだ。日本武尊は、大和の国の山々をたたなづく青垣と表現したが、ここにもまさしく素晴らしくたたなづいている青垣があったのだ。

 


そして今日からコスチュームを新調した。
今まで着ていたものがペンキだらけでヒザが抜け襟もヨレヨレであまりにもみすぼらしいから買い換えろ、洗い替えも買って来いという奥様の命令に従ったが、すべての釣果をゲン担ぎに頼っている僕にとっては古いコスチュームはゲン担ぎの最たるものでなかなか取り換えるわけにはいかない。まして、新しいものを二つも買ってしまったら、こっちを着たときはいいけれどあっちのときは悪いなどとなってきて、なんだか無駄な気を使わなくてはならない。これはこれで困りものだ。
べつにこれを着て一緒に歩くわけでもなく、穴が空いていてもいいではないか・・・。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (JOE)
2016-09-11 16:17:44
記録更新おめでとうございます
やはり今年はいけるんですね
小ぶりなやつもいる様ですが船はやはりサイズがいいですね。私も今年記録更新頑張ります
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Unknown (イレグイ号)
2016-09-11 17:52:18
JOEさん、
いつもコメント、ありがとうございます。

2週間前はダメだったのでムラがあるのだとは思います。
それでも、なんでも、釣れればうれしいです。
お互い頑張りましょう!
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