イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

水軒沖釣行

2024年08月10日 | 2024釣り
場所:水軒沖
条件:小潮9:23満潮
釣果:ボウズ

株下落幅が史上最高になったと思ったら今度は地震だ。一昨日、宮崎県沖が震源地の地震は南海トラフ地震の前触れではないかというので「南海トラフ地震臨時情報」というものが発令された。

 

こんなものを初めて見た。2019年から運用されているらしい。
すぐには来ないけど用心しておけという注意喚起だそうだがその翌日、家に帰って体重計に乗っているとまた緊急地震速報が流れてきた。えぇ!これは本当に巨大地震がやってくるのかと一瞬身構えてしまったが今度の震源は神奈川県だったそうだ。



南海トラフの両端で地震が来たとなると今度は近畿地方だと誰でも思ってしまう。お盆の三連休だが渡船屋の客もまばらだ。



工業団地の護岸にも電気ウキが1個流れているだけであった。まあ、普通の人は警戒してこんな日は海に近づかないというのが普通だろう。しかし、僕はどうも普通ではない。「漂えども沈まず。」というのは師が好んで使った箴言だが、これはパリ市の紋章に書かれている文言だということをオリンピックの開会式を見ていて初めて知った。
船の上ならその通り、漂っていても沈むことはないだろうと、本来の意味とは全く違うであろう解釈をするのである。これを心理学の言葉では正常性バイアスというらしい。
本当に津波がやってきてたらそれはそれでよいとも思っている。港の係留問題や隣の不動船はいつまで放っておくのだろうといういらだち、新しく来た船のオーナーはどれだけ海や船のことに詳しいのか知らないが、来たのはいいものの、ずっとその不動船を桟橋代わりにしていて係留用の錨を打つ気配がなくて台風シーズンをそのまま迎えるのだろうかという不安。まだまだある。燃料代その他の高騰や船の老朽化、不快な問題と悩み事がいくらでも出てくるので、いっそのことすべてが津波でご破算になってしまえばいいとさえ思ってしまうのだ。

だから今日も船を出す。例年ならそろそろタチウオが釣れてくる頃である
夜明け前には出港せねばと午前4時に港を出てみると、今年初めてのオリオン座が見えた。その上には木星と火星が重なって見える。

 

むちゃくちゃ暑いけど季節は着実に進んでいるのである。オリオン座の上には木星と火星が接近して見えている。
今年はNさんも参戦したいとおしゃっているので期待を込めての調査だったが仕掛けには何もアタってこなかった。これだけ暑い日が続いていると水温もかなり高くなっているのだろうと思う。
そのまま帰るのももったいないので飲ませサビキをやってみようと住金一文字まで行ったけれども何の反応もないので何もすることなくそのまま帰港してしまった・・。

釣りをしている最中、艫のガンネルの下にスズメバチが止まっているのが気になっていた。ここには先週からずっと鳥の糞がこびりついていたのでそれを食っているのかと思っていた。刺されると嫌なのだがおとなしく止まったままでいるのでそのまま放っていて、港に戻ってから糞をデッキブラシで掃除しようと水をかけてみるとガンネルの内側から数匹のスズメバチが飛び出してきた。ひょっとしてこれはここに巣があるということ・・?と確信してしまった。これは駆除しておかないとスズメバチと一緒に釣りをすることになってしまう。
家に帰って殺虫スプレーを持って再び港へ。ハチ除けのフードなどは当然持っていないので軍手だけを装着してスプレーを吹きかけるとスズメバチがどかどかと落ちてくる。



もう一度吹きかけて舳先のほうに逃げ込んで様子を見てみる。
ハチの動きがなくなったようなのでガンネルの内側を覗いてみると立派なハチの巣があるではないか・・。



こいつらはいつからここで巣作りをしていたのだろうか・・。まったく知らなかった。Nさんの話では、去年、不動船にも巣を作っていたそうだ。これはそれの分家だったのかもしれない。本当に迷惑以外の何ものでもない。

暑いし、地震はいつくるかわからないけれども、「たとえ世界が明日滅びるとも、君は今日、リンゴの木を植える」の気持ちが大切である・・。

コメント
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