イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

水軒沖釣行

2020年08月20日 | 2020釣り
場所:水軒沖
条件:大潮 6:39満潮
釣果:マルアジ 3匹

一昨日、フェイスブックのアカウントを乗っ取られてしまった。その日、いつもの通り画面を眺めていたら、メッセンジャーにメールが入っていた。多分その人は会社関係でのつながりの人だったと思うのだが、ほぼ知らない人であった。
メッセージの内容は、「昨日送ってくれた動画はどんなものだったのですか?」というような内容だった。僕はこんなひとに動画を送った覚えはなかったのだが、なんとなく添付されていた動画のファイルを開いてしまった。そうしたら、動画が再生されるのではなくアカウントに紐づけしているメールアドレスとパスワードを入力する画面が出てきた。そこで警戒すればよかったものの、それにもなんとなく入力してしまった。
結局動画は再生されることはなかった。

???と思いながらも特に何も起こらず普通に他の人の書き込みを見てその日はパソコンの電源を落とした。
翌日、通勤途上の電車に乗りながら、昨日のメッセージは一体何だったんだろうかと思いを巡らせていると、ふと、詐欺に引っ掛かったのではなかろうかと思い至った。
ついこの前も、著名人のTwitterのアカウントが乗っ取られたというニュースがあったけれども、あれはまったくの他人事だと思っていた。僕は著名人でもなんでもない。ただの無能な一般人だ。僕のアカウントが何かの役に立つとは思えない。

会社に到着してしばらくすると、何人かの人から、ショートメールや電話で、「あんたのフェイスブックがおかしいで・・。」という連絡をもらった。僕が受け取ったメッセージと同じ内容のものが送られてきたらしい。
すぐにパスワードを変更をして対処すればいいのだろうが、ガラケーしか持っていないので何もすることができない。また、今となっては手遅れだろう。僕とつながっている人に一斉に悪意のあるメールが送られてしまったようだ。
敵もさるもので、すぐに気づいてパスワードを変えられないように時間差で悪意の実行をおこなったのかもしれない。
電子メールのフィッシング詐欺などにはいつも警戒をしていて怪しいアドレスから来たものは開封せずに即削除していたけれども、SNSには何の警戒もしていなかった。ましてやほとんど知らない人とはいえ、個人からのメッセージだったので何の不信感も抱かなかった。この時点でリテラシーとしてはまったく失格だ。

家に帰ってパソコンを立ち上げてみるとやはりたくさんの人から電子メールやタイムラインの書き込み、メッセンジャーでのメールが来ていた。
フェイブックも察知していたらしく、画面を立ち上げたときに「不正な動きがありました。パスワードの変更をしてください。」とうメッセージが出てきたのではあるがあとの祭りだ。画面にあふれているメッセージは僕には惨状にしか見えなかった。
メッセージをくれた人たちにはお詫びの返信をして、タイムラインにもお詫びのメッセージを入れるところまではなんとか進めた。ほんの些細なミスがこんなことになってしまうとは・・。それを考えるとあまりにも恐ろしくなったのでその後すぐにアカウントを削除してしまった。
フェイスブックからのメッセージでは30日以内ならアカウントを復活させることができるそうだが、それも恐ろしくてできそうにない。
受け取った人たちが被害に何か被害に遭っていないことを願うばかりだ。
そして僕のパソコンも汚染されていないことを願いたい・・。

なんだかもう、何もかもがおかしな方向に転がっていっているようだ。釣りに行ってもこの暑さではと思うが釣りにでも行かないと何もかもがおかしくなってしまいそうだ。「釣りに“でも”・・」という言葉は僕が一番嫌いな言葉だがつい口をついて出てしまう。
そのフェイスブックで最後に教えてもらった情報が、いまでもチョクリでサバやアジが釣れているということだった。もう、奇抜なことはやめて手堅い釣りをしているほうがいいというのは前回の教訓だ。そして今日の気温も午前3時で28.7℃。日が出たらすぐに帰らないと体が持たないかもしれないので勝負が早いチョクリはちょうどいい。

夜明け前に船を出し、少し南向き加減で沖に出ていく。



水深30メートル付近から魚探の画面を注視してゆくが何の反応もない。そういえばその情報の提供者は水深60メートルラインまで出張っていたそうだ。ぼくはそこまでは行く気になれない。もっと近くで釣れるのならかれの半分の釣果でいい。
水深50メートルのところまで行っても反応がないもう、これ以上は沖に出たくないのでダメもとで仕掛けを下す。

この時間でもまだまだ潮が早い。60号の錘でも仕掛けが安定しない。ノイズの多い魚探を覗いているとかすかかに水深15メートルくらいに反応がある。これくらいの深さなら潮が早い中でもなんとかなるかもしれないと考えていると本当にアタリがあった。しかしこれはすぐにバレてしまった。
まあ、魚はいるらしい。その後も斜めになった仕掛けを深いところや浅いところと棚を変えてみるがアタリはない。なんとか3匹を確保できただけだ。

夜明け前後は東の空が見事なグラデーションを見せ、それに飛行機雲が重なり素晴らしい景色であったが間もなく容赦ない日差しに変わってきた。



もう、これ以上粘ってもたかが釣果は知れている。また、通勤通学ラッシュの真っただ中に帰宅することになってしまうが仕方がない。
午前7時に仕掛けを巻き取り岐路についた。
ウチは1匹あれば十分なので残りは叔父さんの家へ。すぐに帰るつもりだったがサツマイモの収穫で中断していた円卓会議が復活していた。復活といっても今日のメンバーは叔父さんを入れて2名。僕が入って3名だ。暇人は3人だけということか・・。
約1時間時間をつぶしたのでラッシュには当たらずに帰宅。



1匹だけあれば十分というのは、久しぶりになめろうを作ってみようと思ったからだ。「遠くへ行きたい」だったか、それを食べているシーンがあったのでぼくも食べてみたくなった。
唐辛子を漬け込んだ味噌も残っていたので少しピリ辛風味で仕上げてみた。やはり新鮮な魚で作ったなめろうは違う。午前中につくったものでも夕飯のころになってもドリップは1滴も出ていない。
包丁で叩かれた身はねっとりしており、庭にたくさん生えているシソもたっぷり使っているので臭みもまったくない。毎日辛いものばかり食べているので辛さに対する感覚はマヒしているようであまり辛さを感じなかったけれども自画自賛になってしまうが、なかなか美味しい仕上がりであった。
それだけが今日の救いだ・・。


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