イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

加太沖釣行

2020年09月11日 | 2020釣り
場所:加太沖
条件:小潮 6:19 干潮
潮流:7:15 下り2.2ノット最強 10:41転流
釣果:タチウオ 7匹

昨日の天気予報はサイトによって違っていた。「ウエザーニュース」では夜明け頃に雨でその後は曇りか晴れ間が出る予報、一方、ピンポイントで地点ごとの天気が見える「海天気.jp」は友ヶ島は夜明けごろに雨が降って一度上がってまた降ってくるという。どちらにしても加太への道中は雨に降られないようだ。
そして今日は小潮。秋の釣りの開幕としてタチウオを釣りたい。船の速度は2割減になってしまっているが無理をすれば洲本は無理でも小島沖ならなんとかなるだろう。

朝、家を出るときは下弦の月とオリオン座が見えていたけれども間もなくほとんどの星が見えないほど雲が広がってきた。これは両方のサイトの予報通りだ。港へ到着するまではなんとか降らないでほしい。
東の空が幽かに明るくなるころに出港。



南の方の雲の中では雷が光っている。なんだか不気味だ。
船の速度は思っていた以上に遅くなってしまっていて、これでは減衰は2割以上だろう。2200回転まで上げても時速20キロを超えることができない。これは相当燃料を食ってしまうぞと思うが、来てしまった以上は仕方がない。幸いにして風も波も穏やかだ。逃げるようにして帰港しなければならないということはないだろう。

潮が緩くなってくるまでは非武装ポイントで今年最後のタイラバを試した。小さなアタリが3回あったが鉤に乗るまでには至らなかった。魚探の反応はかなりあり、多分真鯛ではないようだが、一体何なのだろう。この反応の中でアタリを取ることができないのであればタイラバ失格ということなのかもしれない。

潮流は最強の時刻に近づいているが、流れは穏やかだ。これくらいの流れだと十分タチウオを狙えるのではないかと思い、すぐに移動を決意。
すぐ目の前のポイントに向かう。釣れていないのだろうか、タチウオを狙っている船はほとんどいない。タイラバをやりながらこの方向を観察していたら、ここを諦めたのか洲本の方へ向かう船もあったのでこのポイントはイマイチなのかもしれないが僕はここで粘るしかない。



さっそく冷凍イワシをテンヤに括り付けて下してゆく。それからしばらくして小さなアタリがあった。ほんの幽かなものだ。もう少し食い込まそうと待ってみるがそれきりだ。こういうことが数回あった。テンヤを引き上げてみると、しっぽだけが無くなっている。



前半はこれの繰り返しだ。調子のいいときは、「いつでもあわせていいからね~。」という感じでタチウオがテンヤにガツガツとかじりついてくるけれども今日はそういうエクストラヴァガンザは期待できそうにない。
それからはアタリがあれば小さくても即合わせする方針に変更。そこからは少しずつタチウオが釣れはじめた。しかし型は小さい。あの、合わせた直後にドカン!!という重みが感じられない。紀ノ川河口で釣れるサイズとまったく違いがない。

持って行ったエサを半分ほど使った頃に雨が降ってきた。



これは「海天気.jp」に軍配があがったかと思ったら雨が降っているのはどうもこの辺りだけで東の方、和歌山市の中心部らしいところには青い空が見える。



と、いうことは両社引き分けということか。しかし、最近の天気予報はすごい。和歌山市の中心とここは直線距離で15キロほどしか離れていないけれどもそんなピンポイントでも予報を違えない。

ただ、雨が降り始めるころにアタリが遠のくという予報は出ていなかった。ちょうど潮が止まった頃(今日は潮流表の時刻よりも転流時刻が早かったようだ)と重なったのかもしれないが、アタリが無くなってしまった。雨が降ってきて気圧が下がったのかと思い、水深60メートルくらいまで探りを入れるとアタリはあったが鉤に乗らない。テンヤのイワシは無傷で枝鉤のイワシが無くなっているところを見るとこの時間のタチウオもかなり神経質になっているようだ。

それを汐にタチウオを終了。中の瀬戸とコイヅキはまだ下りの潮が残っているかもしれないと最後にタイラバをするために回ってみたが、コイヅキにいたっては潮が上り始めていた。これではだめだと午前11時に終了。



帰りの道中も雨が続いていた。港に向かう東の空は明るいが、西から迫ってくる雨雲を追い越すことができない。いつまでたっても雨雲の中にいる。船の速度がもう少し早ければ脱出できるのだが・・。



船の航跡を見てみると、意外ときれいだ。これは間違いなくスクリューが原因だ。かなりフジツボが付いていて推進力を下げているのだと思う。去年は港の水がきれいだったと何度か書いたことがあるが、今年の夏も途中まではそこそこきれいだったのだが、8月に入って少しずつ例年並みの汚さになってきた。やはり猛暑が影響しているのだろう。
以前も、スクリューのゴミをかき落としてやったら少し速度が戻ったので次の休みに作業をしてみようと思う。船底塗装のために上架をお願いするとしても早くて来月だ。あとひと月以上なんとか我慢しなければならない。
速度の減衰を、せめて1割台まで戻したいものだ。
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