イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

水軒沖釣行

2016年05月13日 | 2016釣り
場所:水軒沖
条件:小潮 5:21干潮
釣果:サバ 24匹 マルアジ 12匹

今週は中1日で休みをもらっている。サバをソミュール液に1日漬け込んで、1日乾燥で燻製を作れる。今日は朝起きてまずソミュール液作りだ。3%の塩と砂糖少々。ローズマリーとタイムを入れてひと煮立ち。
獲らぬタヌキの皮算用。僕には準備を万端にしておくと魚が釣れないというジンクスがあるが帰宅してからだと液を冷ます時間がもったいない。

今日も夜明け前に出港。午前4時を回ると東の空が薄っすらと明るくなってくる。これからひと月は大変だ。



前回は水深50メートルの沖まで出たが、今日は40メートル付近を狙おうと考えていた。紀ノ川の濁った水を避けて今日も双子沖。このエリアにさしかかったとき、魚探に小さいながら反応が出てきた。多分釣れそうだ。
早速仕掛けを降ろしてみるがすぐにアタリはないし魚探の反応もなくなった。この釣りとキス釣りは最初にアタリがないと不安になる。ましてや今日はソミュール液を仕込んできてしまっているのだ。いやなジンクスが頭をよぎる。

最初の1匹は置き竿にきた。まずはサバを1匹。魚を回収すると手持ちの竿にもアタリ。連続でアタリはないものの、アタリがあると両方の竿に食ってくる。小さくて濃い群れが船の下をたまに通過しているという感じだ。
サバは大きい。2本の竿に食いついて暴れるものだから仕掛けがからんでしまう。魚はスクリューを障害物と思うのか、どんなに青物が暴れてもこれに絡むということはなかったが今日は魚が大きいうえに仕掛けが絡んで進路をうまく取れなかったようで、スクリューに絡ませてしまった。魚を落とすわ仕掛けを無くすわ、この時点で燻製にする数まで達していない焦りだけが残る。アジを釣ったら今日は西洋風南蛮漬けをしたいと思っていたがそれもままならない。
しかし、その後、それはまったくの杞憂に終わった。今度はクーラーボックスに収まるかどうかが心配になってくる。仕掛けを降ろしたままで魚を締めてゆくともうリミットになってしまっている。と、また魚が食っている。もうダメ、これ以上釣ったらほんとうに持って帰れない。今日は午前6時半で強制終了となってしまった。

今日は午後からかなり暑くなったが、この時間は東風が心地よい。向かい風を全身で受けるべくキャビンから体を乗り出すと本当に気持ちがいい。速度を落としてゆっくり凱旋した。




コメント (2)
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