柳田理科雄 「空想科学文庫 空想科学読本Q」読了
毎度、毎度同じようなネタばかりだが、古本屋で安く出ているとついつい手に取ってしまう。
今回は書店のイベントで質問されたことをその場で答えようという企画を文庫化したということだ。一つの質問に割かれているページは3ページ。まあ、これでは検証をし切れないのは否めない。まあ、これはこれでいいのだろう。
このシリーズでは桁違いの数字がよく出てくる。温度が1兆度だとか、視力が60.0だとか、重力の52倍だとかマッハ15だとか・・・。
なんだかバカげたような数字だが、遠い将来、住めなくなった地球から人類が生きていく場所を宇宙へ求めるとき、こんな数値を操ることができなければならないのだから他人事ではないと思っていた。事実、“透視メガネ”は本当に作れるかという質問が出ていたが、昨日のテレビでピラミッドの中を透視する技術があるのだというのをやっていた。そんな技術も人間が生き延びるための手段の一つになるのだと思ったが、本当にそうなのだろうかと一方では思うこともある。
人間は何のために生き延びるのか、人間として生き延びる必要があるのか・・・。
以前に何冊か読んだ、遺伝情報だけが次の世代に伝えられればそれでいいのだ、生物はただの遺伝子の乗り物に過ぎないのだという考え方だ。
生身の人間が宇宙に出ていくのは難しいが、人工知能ならどうだろう。ロボットなら少なくとも空気や食べ物、温度の心配なんてしなくてもいいし、イデオロギーや宗教の問題もないのじゃないだろうか。
囲碁の名人がコンピューターに負けたというニュースもつい最近の話だが、人間は赤色巨星になった太陽に飲み込まれる地球と一緒に滅ぶのかというとき、人工知能だけ生き残る道を選ぶのではないだろうか。15年後には人工知能が人格を持つようになるというし・・・。
個人的な意見だが、そのためにも人類は原子力さえも自由自在に操れるようになるまで技術力を高めなければならないと思っていた。しかし、それはもう必要ないのかもしれない。それならもう、危ないものには手を出さない方がいいのではないだろうか。と、“のではないだろうか”ばかりが目立つ感想になってしまった。
毎度、毎度同じようなネタばかりだが、古本屋で安く出ているとついつい手に取ってしまう。
今回は書店のイベントで質問されたことをその場で答えようという企画を文庫化したということだ。一つの質問に割かれているページは3ページ。まあ、これでは検証をし切れないのは否めない。まあ、これはこれでいいのだろう。
このシリーズでは桁違いの数字がよく出てくる。温度が1兆度だとか、視力が60.0だとか、重力の52倍だとかマッハ15だとか・・・。
なんだかバカげたような数字だが、遠い将来、住めなくなった地球から人類が生きていく場所を宇宙へ求めるとき、こんな数値を操ることができなければならないのだから他人事ではないと思っていた。事実、“透視メガネ”は本当に作れるかという質問が出ていたが、昨日のテレビでピラミッドの中を透視する技術があるのだというのをやっていた。そんな技術も人間が生き延びるための手段の一つになるのだと思ったが、本当にそうなのだろうかと一方では思うこともある。
人間は何のために生き延びるのか、人間として生き延びる必要があるのか・・・。
以前に何冊か読んだ、遺伝情報だけが次の世代に伝えられればそれでいいのだ、生物はただの遺伝子の乗り物に過ぎないのだという考え方だ。
生身の人間が宇宙に出ていくのは難しいが、人工知能ならどうだろう。ロボットなら少なくとも空気や食べ物、温度の心配なんてしなくてもいいし、イデオロギーや宗教の問題もないのじゃないだろうか。
囲碁の名人がコンピューターに負けたというニュースもつい最近の話だが、人間は赤色巨星になった太陽に飲み込まれる地球と一緒に滅ぶのかというとき、人工知能だけ生き残る道を選ぶのではないだろうか。15年後には人工知能が人格を持つようになるというし・・・。
個人的な意見だが、そのためにも人類は原子力さえも自由自在に操れるようになるまで技術力を高めなければならないと思っていた。しかし、それはもう必要ないのかもしれない。それならもう、危ないものには手を出さない方がいいのではないだろうか。と、“のではないだろうか”ばかりが目立つ感想になってしまった。