イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

「空想科学文庫 空想科学読本Q」読了

2016年05月02日 | 2016読書
柳田理科雄 「空想科学文庫 空想科学読本Q」読了

毎度、毎度同じようなネタばかりだが、古本屋で安く出ているとついつい手に取ってしまう。
今回は書店のイベントで質問されたことをその場で答えようという企画を文庫化したということだ。一つの質問に割かれているページは3ページ。まあ、これでは検証をし切れないのは否めない。まあ、これはこれでいいのだろう。

このシリーズでは桁違いの数字がよく出てくる。温度が1兆度だとか、視力が60.0だとか、重力の52倍だとかマッハ15だとか・・・。
なんだかバカげたような数字だが、遠い将来、住めなくなった地球から人類が生きていく場所を宇宙へ求めるとき、こんな数値を操ることができなければならないのだから他人事ではないと思っていた。事実、“透視メガネ”は本当に作れるかという質問が出ていたが、昨日のテレビでピラミッドの中を透視する技術があるのだというのをやっていた。そんな技術も人間が生き延びるための手段の一つになるのだと思ったが、本当にそうなのだろうかと一方では思うこともある。

人間は何のために生き延びるのか、人間として生き延びる必要があるのか・・・。
以前に何冊か読んだ、遺伝情報だけが次の世代に伝えられればそれでいいのだ、生物はただの遺伝子の乗り物に過ぎないのだという考え方だ。
生身の人間が宇宙に出ていくのは難しいが、人工知能ならどうだろう。ロボットなら少なくとも空気や食べ物、温度の心配なんてしなくてもいいし、イデオロギーや宗教の問題もないのじゃないだろうか。
囲碁の名人がコンピューターに負けたというニュースもつい最近の話だが、人間は赤色巨星になった太陽に飲み込まれる地球と一緒に滅ぶのかというとき、人工知能だけ生き残る道を選ぶのではないだろうか。15年後には人工知能が人格を持つようになるというし・・・。
個人的な意見だが、そのためにも人類は原子力さえも自由自在に操れるようになるまで技術力を高めなければならないと思っていた。しかし、それはもう必要ないのかもしれない。それならもう、危ないものには手を出さない方がいいのではないだろうか。と、“のではないだろうか”ばかりが目立つ感想になってしまった。

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山菜採り Ⅱ

2016年05月02日 | Weblog
今日は連休の谷間、少しは人が少ないだろうと2回目の生石山へ赴いた。
暑くなってくる時間までに収穫を終えようと朝午前4時半に出発。

朝日が昇る前に到着したので誰もいない高原で朝日を見ることができた。



おまけに写真には納められなかったが鹿の親子にも出会った。

しかし、こんなきれいな景色に目もくれずひたすら地面をにらみながら進んでゆく。




ワラビについては3連休の間に相当盗られているのでなかなか数を稼げない。どうしてこの時期にゴールデンウイークが存在するのか、連休がなければもう少し残っているだろうに・・。ただ、ここにも人口ピラミッドの変化の影響で、団塊の世代らしきリタイアしたらしき人々が大挙山菜採りにやってくるらしいので連休があろうがなかろうが僕の取り分はどんどん減っていくことに抗うことはできないようだ。
しかし、芽は相当大きなものになっている。北の斜面のものは特に大きかった。ボリュームも歯ごたえも申し分ない感じだ。



残りの本命については、コシアブラもヤマウドも大きくなりすぎていてこれは食べられないというものばかりだった。本命のポイントではどこもかしこも掘ったあとばかりだ。ただ、ヤマウドについては誰も手をつけていない大きな株を2本発見した。大体の株は見つけておいても次の年にはどこにあったかわからなくなるものだが、このふたつの株のそばには明確な目印がある。多分、来年まで覚えておくことができるはずなので楽しみだ。



そして、初めてだがゼンマイを採ってきた。ゼンマイは下ごしらえが大変なので今まで採らずにいたのだが、半径2メートルの範囲に立派な株が点在しているところを見つけた。おまけにまったく葉が開ききっていない。ダメ元で下処理をやってみた。あとは乾燥させるだけ。さて、どんな味になるか楽しみだ。(でも、緑色のサナダムシみたい・・・)



午前7時半には活動を終え、駐車場でコーヒーを沸かして一服。



もうこの頃には少し歩くだけで汗ばんでくる。(ヤッケを着ていたからからかもしれないが。)今年の山菜採りはこれで終わりになるかもしれない。ここ生石山でも山菜を多彩に採ることができるのはわずか2週間ほどだろう。52週間のうちのたった2週間だ。だからよけいに山菜採りが面白いのだと思えるのだ。
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