お散歩だんらんの会の6月集会参加の続き。
休憩となったジャマイカ料理店の前でなんなんさんを加えて10名となったところで再びの散歩。やってきたのは鬼子母神。「恐れ入谷の鬼子母神」という伝承のある神社である。都電の停留所の名前でもあるが、池袋から1キロほどのところにこんもりとした森が広がるのはよろしい。まさに「恐れ入谷した」。
ただその中で、神社に来て手を合わさない人が多かったのは私個人としては「あれ?」と思った。まあ信仰のことだし、私も熱心に拝んでいるとはいえないが、やはり神社にくればお参りをしたいなという気持ちがあるもので。ただ、安産、子育ての神ということでもあり、ほとんどが未婚者、独身者ということなればそちらの方面の神様にはお願いすることもないという話・・・?
皆さんが感心していたのは高さが50~60メートルはあろうかというご神木の銀杏。樹齢600年はあるという。これ、秋になればどのくらい見事な色をつけるのだろうか(同時にギンナンの臭いもたまらんやろうな…と思うが)。東京都の銀杏のマークの由来もこれなのかな。
ここでまた中心部に戻り、サンシャイン通りへ。急に、若者を中心に人口密度が高くなった。前の記事の初めに、あたかも池袋がオッサン臭いかのような書き方をしたが、それを打ち消すことになる。ここで隊列がいったんバラけるハプニングもあったが無事合流でき、トヨタのショールームのあるアムラックスへ。
プリウスに代表されるハイブリッド車やワンボックス車などを見て回る。
その自由散策の中で見つけたのが、ITSという、走行中に道路情報や渋滞、事故、障害物落下などのトラブルをリアルタイムで知らせてくれるという、カーナビに連動させた機能があり、その体験をしながらシミュレーターでクルマをスムーズに走らせようというゲームがあった。子供向けだがそこは私も参加。さいとんさんがそんな私を見て「応援しましょう」と後から覗きこむ。
普段の運転感覚に近く、安全運転を心がける。この先の走行車線に障害物があるとか、見通しの効かないカーブの先に渋滞の最後尾があるので追突注意とか、そういうのを音声と文字で知らせてくれ、ハンドルを握っていて早めの対応ができる。これをうまく使えば事故も防止できるということで、クルマの運転においては自分の五感での危機管理がベースではないかと思うが、一つのツールとして広がればいいなと思う。
さいとんさんと話すうちにコース感想。所要時間、燃費など合わせた総合で暫定7位という成績。微妙な成績に苦笑しながら、さいとんさんのご好意のシャッターに収まる。その間、他の人はベンチにて。あらあら、団体行動の列を乱してしまったかな?
続いてはいよいよサンシャイン60。実を言うと東京に3年半いながら、実物を近くで見るのは初めて。こうやって見上げると、昔キン肉マンの超人にこのビルをモデルにしたのがいたなあと思い出す。サンシャインとアシュラマンのタッグだったかな。
幹事の夏岳さんが「展望台に行ってもいいですが…皆さんどうします?」と切り出す。初めての私はぜひ行きたいが皆さんの反応は今一つ。うう、またしてもスタンドプレーになってしまうのか。前にも上ったからとか、今日は天気がもうひとつだとか、入場料が高いとか、いろんな意見がでる。ただそこは夏岳さんの大人の仕切りで、自由散策ということに。私の他の展望台組は、幹事ということで夏岳さんと、さいとんさんも勢いで加わった。超高速のエレベーターで一気に60階へ。
その展望室からは東京の街並みが一望できる。天気が今一つとはいっても視界が効かないわけではなく、新宿副都心はほどよく見ることができ、東京スカイツリーも微かながらその姿形を捉えることができた。さらに一つ上がって屋上へ。風も心地よいし、こんなところにビアガーデンでもあった日にはもう大変だろう。
サンシャインの展望台が高さ約250メートル。スカイツリーはその倍以上の高さ。いったいあの建物からの眺めはどんなことになるのだろうか。
しばし展望を楽しみ、沖縄物産展をのぞいていた組と合流。池袋駅まで戻る。途中、仕事帰りでの参加となったigarashiさんと落ち合い、一時最大の11名となる。
池袋駅東口で一旦解散。ここでさくらさんとはお別れとなり、残る10名で懇親会に向かう。ただ、当日まで状況が読めないためか店の予約ができておらず、何軒か当たっても土曜日のゴールデンタイムとあっては飛び込みで入れず。
そんな中で「西口ならまだあるのでは?」と誰かが言う。そこで移動し、果たして見つかった。それはチェーン居酒屋の元祖と言うべき「養老乃瀧」。夏岳さん、たけしさんといった人生の先達組には懐かしく、かつあまりよろしくないイメージ?の店になるとか。ただその当時と比べても経営努力があってのことか、出てくるものの味は悪くない。「意外といけるじゃないの?」と、先達組のお二方も満足の様子。
こんな時間でも個室があり、ここで皆が思い思いの注文。飲む人は飲む、飲まない人も自分のペースで楽しむ。こういう、仕事などのしがらみもなく、本当にざっくばらんに楽しめる空間。それがこの会のすばらしいところである。こういう大人の付き合いはこれからも続けたいものである。
あっという間に時間は経過して、中締めの時間。ここで一度割り勘のために会計を締め、一旦は引き上げ、ただしその後も同じ店で飲み続けてもいいということになった。それで結局その後に残ったのは夏岳さん、igarashiさん、ひろやまさん、そして池袋宿泊の私。いずれも酒のほうには多少の腕の覚えがある面子で、今後のサークルの運営のことやら、独身男性が集まって今後の女性との接し方はどうなのかとか、さまざまに濃い路線からの話が出て話は尽きることはなかった・・・。
そのまま池袋駅前でお別れ。いやそれにしても、久しぶりの散歩、そして素晴らしいメンバーたちとの出会い。大阪にいて言うのも何だが、これらの人たちと会うだけでも高い旅費を使って東京まで遠征してくる甲斐があるというもの。おそらく次はもう季節が結構進んでからの参加ということになるだろうが、その時は会の皆さん、私を埋没させることのないようまた笑顔で迎えていただければ・・・・。(終わり)
歴史の長い銀杏といえば鎌倉の鶴岡八幡宮のものが知られていましたが、先年の台風で倒れてしまいましたね。
この樹はこれから長くその姿をとどめてほしいです。
ある一言主神社の銀杏を連想しました。
初夏の緑の葉っぱと赤い鳥居の色の
コントラストが美しいですね。