吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2006年09月12日/〈日記〉015・お名前「悠仁」と命名

2006-09-12 21:07:02 | 日記
●写真:新宮さまの「お印」に決まった高野槇=和歌山県・高野山で、1999年8月4日撮影

 秋篠宮ご夫妻に誕生した男のお子さまが12日、「悠仁(ひさひと)」、と命名されました。テレビ各社は、夕方以降のニュース番組で、愛育病院(東京)で行われた「命名の儀」の模様を中心に、皇室の動きや国民の喜ぶ様子を相次いで放送していました。「悠」の字の持つ意味や、音の響きもよく、おおらかな名だと思います。

 悠の字は、「ながい、ゆったりとした」の意味があり、秋篠宮ご夫妻が「ゆったりとした気持ちで、長く久しく人生を歩んでいくことを願って」名付けられたとか。また、新宮さまの身の回りの持ち物につける「お印」は「高野槇(こうやまき)」に決まりました。幹が直立し、直径1メートル、高さ30メートルにも成長する日本固有の常緑高木で、「大きく、まっすぐに育って」として採用された由。お名前、お印ともご夫妻の思いがうかがえ、ほほえましい気がします。

 私事で恐縮ですが、54歳だった1999年(平成11年)8月4、5両日、夏休みに和歌山県の高野山に家族で旅行した折、まっすぐ空に向かって伸びた高野槇=写真=の見事さに感心した思い出があります。真言密教の聖地を訪ね、人生行路の来し方、行く末をゆっくり考えたいと、細君と娘の3人で宿坊寺院に1泊しました。一般の旅館と違って、精進料理の食事も、一味違っていいものでした。あの時、高野山に参って良かったなと思っています。高野山は平成16年、「紀伊山地の霊場と参詣道」として「世界遺産」にも登録されており、皆様にも、機会があればお勧めしたい旅行先です。
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2006年9月12日〈津屋崎の野鳥〉010:カワセミ

2006-09-12 08:51:41 | 福津市津屋崎の野鳥
●写真:杭の上に止まったカワセミ(カワセミ科)=福津市の「新堤池」で、06年9月10日午後5時25分撮影(左四角内は拡大写真)

 〝空翔る翡翠(ひすい)〟・カワセミを福津市津屋崎で初めて見たのは、1989年(平成元年)3月7日でした。探鳥ノートによると、小雪が舞っていた午後2時10分、津屋崎小学校南門前の小川の水面上をすれすれに飛んでいました。その後、読売新聞西部本社記者だった92年10月に鹿児島支局長に転勤、95年に山口総局長に転任と単身赴任が続き、97年に西部本社(当時は北九州市)編集局管理部長になって津屋崎の自宅に戻るまで、古里での探鳥は疎かになっていました。

 ところが、定年退職後、探鳥を本格化した矢先の2006年7月23日、福津市的岡の「新堤池」でカワセミを発見し、珍鳥との再会に胸が高鳴りました。9月10日、杭の上に止まった姿=写真=をデジカメに収めました。2羽の生息を確認しており、番ではないでしょうか。

 カワセミは体長17㌢で。スズメ(体長15㌢)より少し大きく、太った体の背面は宝石のように輝くコバルト色で〝翡翠〟の異名があります。腹部は橙色、頭や翼の付け根の「雨覆い」部分は緑がかっています。川や池の小魚を太い嘴で捕らえ、鳴き声は「ツイー」とか「ギギッ」と聞こえる金属音。私は記者時代に百万都市の福岡市・福岡城のお濠で78年12月に、また北九州市・小倉城のお濠で92年1月にもそれぞれ確認し、写真部のカメラマンに撮影を頼んで読売新聞に写真付きの記事を書きました。今も、その子孫たちが生息できているでしょうか。

 水辺で生きる野鳥なので、農薬や汚水のため全国的に激減しています。カワセミが生きている都市は、豊かな自然が残っている証拠――と言われる「環境指標鳥」でもあり、津屋崎での生息環境を守っていきたいものです。
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2006年9月12日〈津屋崎の四季〉008:秋の七草・ハギの花

2006-09-12 05:07:47 | 風物

●写真:路傍で咲き始めたハギの花=福津市的岡で、06年9月11日午後5時15分撮影

 秋の七草の一つ、ハギ(マメ科)は優美で、日本の秋を代表する植物です。福津市的岡の「対馬見通り」の路傍で11日、咲き始めた花=写真=を見つけました。

 草冠に秋と書く萩は、文字通り秋の七草の筆頭とされ、古くから日本人に愛された花です。絵画、俳句、工芸などの題材にも好まれてきました。〈一つ家に遊女も寝たり萩と月〉は、芭蕉の秀句で知られています。そういえば、2005年3月、周辺の町村と合併して新市制「萩市」(山口県)になる前の旧萩市の「市の花」はハギでしたね。

 ハギのほかの七草は、ススキ(薄=尾花)、クズ(葛)、ナデシコ(撫子)、オミナエシ(女郎花)、フジバカマ(藤袴)、キキョウ(桔梗)。朝の散歩で見かける津屋崎のススキの穂も、だいぶ伸びてきました。

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