リベルテールの社会学

生きている人間の自由とは、私の自由と、あなたの自由のことだ。そして社会科学とは、この人間の自由を実現する道具だ。

その先の価値へ

2009-12-27 18:29:22 | その他
こんばんは

 年の瀬ですね、ちょっと疲れ気味。
 ここんとこ、普通の人っぽく書いてるのか、どうもお客さんに一目では趣旨が伝わらないようですね。
 といって、いちいち前提を書いてから話を始めるわけにもいかず、その辺がホームページとの違いで困ったものです。

 とゆうわけで、今日は静かに、左翼的政治方針について。前提といえば、ここは、人民のためのブログだよ、というとこで。

 何しろ年末ですから、年越しの大変な人も多く、湯浅誠さんとかがんばっておられます。
 しかし、それにしても、出る話が「なんとかこの不況を乗り越えて」、ばかり。
 不況を乗り越えて、じゃ、企業よガンバレ、トヨタ負けるな、下請けをつぶすなよ。
みたいな方向に流れちまいますな。
 なんか、生意気にもトヨタが「部品を3割安くしろ」と下請けに通知を流した、というじゃないですか。
 とはいえ、それでもトヨタにがんばってもらわないと困るのが下請けというものです。
 不況にかこつけて資本家に肩入れするなど、民主党の話ではあっても左翼の話ではないね。

 さすがに共産党は、資本主義のルール作りとかいって、労働の法規制を主張しているようです。
 バカじゃありませんな。(主張する)言い方はどうも、だが。
 いくらはした金で援助予算を組んだところで、人民はわずかな息がつけるだけ。
 そうではなくて、国家権力をもって資本主義を制約する(法規制する)ところが、残されている尋常の手段です。(なお、「そうではなくて」、といっても、それは大変良いことですけどね。そういうこともわかんないやつがいるから)

 なんて褒めると、訳わかんない過激派が、「そんなものはマルクス主義ではない」、とかいうんですよね。別に何主義だって構やしないのに。
 それは決して革命手段ではないが、法規制を通すか通さないか、それが人民に明らかになるという点が、政治党派の一つの存在意義なのですよ。
 どんな予算を組もうが、人民に限ってはどんどん暮らしは悪くなる。悪いといったって、人民の大部分にとっては知れてる悪さだからね(人民の9割は生きていけるということ。残りの1200万人は知りませんが)。悪いかどうかで支配者と勝負なんかできやしないさ。
 そうじゃなくて、良い方に向かわなくてはいけないのだよ。
 良い方へ向かえない運動など、運動にはならないのだよ。
 その先の価値を見て初めて大多数が動いていく。
 人の悪口をいうんなら、その先の価値を広めようとしたんさい。(価値といっても、具体的に見える価値ね。「共産主義なら、みんな幸せだ」、なんて見たこともない話じゃなくてね。見た話、見れる話だよ。)

 とにかく、それができる人間は、あっちでもこっちでも、その先の価値を持ち出さなければいけない。
 はした予算の取り合いをしても無駄なんですよね。

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