リベルテールの社会学

生きている人間の自由とは、私の自由と、あなたの自由のことだ。そして社会科学とは、この人間の自由を実現する道具だ。

「コピペ:枝豆の茹で方」なる「食べ方」

2018-07-07 20:34:18 | その他
 なんだこの題。なにいってんだよお、ってすいません、今日もこの間の継続処理で忙しくて。
 なかなか世間というのも忙しいものです。20世紀イギリス階級構成者の知識を勉強しても世間では一歩も進めません。
 こんな折は埋め草で。

 というわけで、枝豆の茹で方は、コピペで、日本全国、
 塩は「ゆでる水に対して4%の塩加減」、1Lで40g、500ccで20g、20gとは粗塩で小さじ4杯、、、 と決まっております。

 が、コピペ種族の知らないことには、枝豆をどうやって食べるかの規定がない。
 それは、フライパンがテフロン加工か否かで「レシピ」情報がウソに変わるのと同じ。

 40歳越えた方々はここには来ない予定ですが、若い方も父ちゃん母ちゃんが同居してましたら考えてくださいませ。一般に枝豆ごときにそんな塩分はムダ。あるいは、怖い。そんなに塩分を摂って体に良いわけがない。
 「一般」以外とは、莢(さや)に口をつけずに、豆だけぷちぷち口に放り込む人。ま、どっちが一般かは知りませんが
 しかし、それじゃあ塩豆じゃないか? 
 そもそも塩豆がよいならまず莢から外して茹でて、箸でつまんででも食べたらよいではないか。すぐ煮え、塩も最低限使ってお好みの塩辛さが実現する。
 さて、それが日本の枝豆か?
 枝豆は鞘があっての食べ物であろう。といって、子供のぷちぷち遊びではなく、鞘の塩加減と豆の甘みの対比を楽しむもののはず。

 もちろんどうでもいいのですよ。誰が日本人だって、自分が日本人ならそれが日本人。上記はただのレトリック。自分には自信を持ちましょう。
 ではありますが、ここで「一般」のレシピを開陳。

 枝豆は莢の端を切ったり(中に茹で水を入れようと)しない。そもそも塩豆を食べようとは思わないのが良い。
 まず、塩小さじ半分で皮に揉みこむ。これはおまじない。いちおうそれでいいこともあるかもしれないので。
 次、そのまま茹でる。茹で時間はコピペだと4、5分だが、どうかねえ、いまどきの人には固いであろう。5、6分にしときたい。。
 5分半茹で、ガスを止め、30秒後湯を捨てよう。100度の湯は流しの(合成樹脂の)排水管に悪いとのことなので、流しのステンレスで冷やしながら捨てよう(私はまな板の上にザルを置いてゆっくりと流す)。
 さて、枝豆をザルに空けてから、そこに小さじ8分目ほどの塩を振りいれて、熱いので菜箸でよくかき混ぜる。これで15分後には塩味の不満がないはずである。
 まめに塩味がつかない? 当然である。塩味は皮から身を(歯で)出すときに必要なだけ感ずる。豆自体は甘いはずである。甘いから良い、と考えよう、それが日本料理の滋味というものである。
 結局、本日使った塩2.5+4=6.5g。そのほとんどは、皮と一緒に捨てられるのが正しい。

 お年寄りにはお勧めです。
 
 以上、隈のお料理教室。
 いつものことですが、ここはお料理ブログではありません。それではまたいつかご縁があれば。
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