リベルテールの社会学

生きている人間の自由とは、私の自由と、あなたの自由のことだ。そして社会科学とは、この人間の自由を実現する道具だ。

ナショナルミニマムを守るのは誰か

2008-04-22 21:14:38 | その他
お菓子を3種類持って食べながら歩いていたとき、子供達が寄ってたかって「お菓子くれよお」とわめきだした。さて、あなたはどうしますか?

一番要らないお菓子をあげる。正解。

今日の朝日新聞で、200億円の図書費を地方自治体にあげたら、44億円は別の用途に使われた、とありました。
その同じ新聞に、朝日新聞記者の「今村尚徳」という人が、保育園基準の問題で、「地方自治体に権限もカネもあげたらどうか」と書いていました。

もうお子ちゃまなんだから。
やせてもかれても国家公務員は国のために生きている人間です。保育なんてそんな人民にとって大事なものをむざむざ渡すものか。そんなのは汚職の弊害の類の問題じゃない。
道路財源だって、なくしちゃったら、地方じゃ道路なんか作れないとですよ。
子供やアリやヤクザのように、甘いところにはムシたちが群がるんだ。地主や商店主や工場主や (ま、総称して資本家っていいますけどね)、それに追随した、税金は1円でも払いたくない連中のことです。
泣く子と地頭に勝てるのは国だけ。そうでしょ、地方自治体幹部様。

でも国家公務員だってバカじゃない、「図書費なんか200億も要らない」。そう判断したから、国家公務員は払い下げたのです。
他の用途に使った? 「そら見たことか」と国家公務員は言うだけです。

それでお菓子の話。
逆にいえば、国家公務員は「もうこんなもの要らねえな。といって、なくすと議員がうるせえしな」と思ったものを地方へ払い下げるわけです。
それでいい。
国家公務員が日本人民の最低限を保障しなかったら弱い人々はどうなるんでしょう。
東京都や神奈川県ではだいじょぶですよ。では島根県や高知県では?
何が地方自治だ、てめえの懐のことばっか言ってんじゃねえよ、というのが感想ですね。
日本国家社会主義? それが嫌な人間は、まずは自分がウヨクかな、と疑ったほうがいい。

で、その今村という人に、「ちょっとこの20年間、地方へ配分した財源の行方でも調べたらどお?」と、メールでもしようかと思いましたが、こっちへ振られて調べ直す羽目になると時間の無駄なので、やめて、彼氏のためにここに書き留めた次第です。

   こうゆうのあんまり好きじゃないんですけどね。こっちも自称アナーキストだから。
   でも、きれいごとでカネを欲しがる連中 (や、その尻馬に乗るアホ)よりも国家の使用人のほうが
   私心がないだけ好きです。



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