リベルテールの社会学

生きている人間の自由とは、私の自由と、あなたの自由のことだ。そして社会科学とは、この人間の自由を実現する道具だ。

資本家イデオロギー

2013-04-23 20:50:56 | 断片
 あいさつなしで、今日はユニクロの柳井 正。なにが「ただし」だ。人間のクズが。

 ネット転記。
「ファーストリテイリングは全世界で働く従業員の賃金体系を統一する方針を明らかにしました。」
 わたしんとこは朝日新聞なので、このユニクロ資本家柳井のインタビュー全部が書いてありました。
 「世界で同じ仕事をしている人間は同じ金額を得るのが当然だ。人間は1億円の収入者と100万円の収入者に分かれる。100万円は少ないというが、世界ではみんなそれで頑張っている」
 だと。
 怒りはありますが、こんな人間のクズに大事なエネルギーをぶつける必要もない。全部、後日、日本の資本家にお返しするとして、
 こういうのが机上の空論、ほんとにばかな岩田規久男と同じですね。
 日本人民は、過去の労働の集約として各種機械その他の生産力を持ちながら海外進出をし、貿易上の優位に立っている。日本の労働者の平均労働力は、ベトナムの労働力と同一はおろか何倍もの生産性を持っている。サービス会社でさえ日本で同等に働けるサービス労働者などトータルにはいやしない。そのトータルの中で日本人民は、製造業に、サービス業に、農林漁業に、公務に、いそしんでいるのだ。どこの生活が東南アジア人民と同列になれるのだ。そんなことを真面目な顔をして言えるのは、日本では岩田規久男くらいだ。
 それをなにか根拠があるごとくのこのいいよう。
 たかだかのサービス会社にすぎない弱小ユニクロ1社など、日本帝国主義の足の小指の爪にさえあたらない。そんな弱小が、しかしいうことはいっぱしの資本家だ。労働者をどうやって低賃金にするか=どれだけ資本家が儲けられる論陣を張れるか。
 本当は、今日本の労働者全体が100万収入者になれば、日本経済はたちゆきはしない。労働者が100万なら農業者の年収は20万であり、その子女はもう高等教育も受けられない。
 そんなことはどうでもいいのだ。この非国民の=グローバルな資本家は、なんとか先陣を切って「先進資本家」の栄誉が欲しいのだ。
  
 ”え、なに、これ理屈でしょ? 難しくいうと違う? 俺は経済学者じゃないからさ、ま、勝手にやってくれや。
 俺? 4200億円持ってるよ。でもこれは年収100万円の奴らに分ける金じゃないよ。あんたもお人よしだね。なんでバカな奴らに10円でもあげなきゃいけないんだい? 自分の収入は自分が労働者を騙して儲けた大事な金さ。騙されるやつらが悪いのさ。”
 
 上等じゃねえか。最近、裏切り者のような資本家だらけだからさ。根っからの資本家、歓迎よ。しかし、そこまで言うやつ……(以下削除しました。ここ書き換えてあったはずなんですが、修正更新してなかったんですね。「準匿名でケンカ売るのは卑怯だ」、という趣旨です。大変ご迷惑をおかけしました)
 
コメント (3)
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