北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

Bluetoothがいつの間にか復活? ~ 年末のプレゼントか

2021-12-30 23:43:43 | Weblog

 

 使っているノートパソコンのBluetoothが使えなくなり、仕方なく代わりにBluetoothが使えるようにと買ったドングル。

 普段は青いランプが点滅しているはずなのが点滅しなくなりました。

(おいおい、今度はお前もか)とちょっとげんなりしたのですが、おや、装着しているヘッドセットからはちゃんと音が出ています。

(ん?これはもしかして…?)とデバイスドライバを確認してみると、なんと本体のBluetoothのデバドラのビックリマークが消えています。

 つまり本体のBluetoothが使えていたという事。

 一時は調子が悪かった無線ランも復活していて、なんと外付けの機械がなくても元々の本体の機能が復活していました。

 うーん、どうにもわかりませんが、windows10のバージョンアップでなんらかの干渉が解消されたという事でしょうかね。

「機種変更してスマホを5Gにしたせいじゃないでしょうか?」というアドバイスもありましたが、家では家庭内Wi-Fiですし関係性が感じられません。

 windowsの復元機能(そんなのあるのか?)のおかげでしょうか。

 Bluetoothのドングルも次のトラブルのために取っておきますが…、うーん、わからん(笑)。

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今年一年を振り返る ~ ブログを読み返すとその瞬間が蘇る

2021-12-30 22:53:16 | Weblog

 

 いろいろあった今年を振り返ってみようと思います。

【今年一番の出来事は慶事】
 今年一番の出来事は何と言っても次女に待望の長男が誕生し、私たち夫婦にとって3人目の孫ができたことです。

 おまけに旦那さんが赴任中の中国へは新生児を連れて行くことに消極的で、札幌で生んだ後はそのまま我が家で子育て中。

 それ以来、娘と私たち夫婦によるワンオペならぬ3オペで代わりばんこに抱いたりあやしたりしながら子育てを続けています。

 中国にいる旦那さんには申し訳ない気がしますが、生まれてからここまでの半年間というもの日々赤ん坊の成長を楽しませてもらっています。

 それにしても母親と祖父母の3人で世話をしていますが3人ともいささか疲れ気味。

 母親一人で乳飲み子を育てるワンオペなんてとっても大変だろうなあ、と赤ちゃんを育てているお母さんの大変さが身に染みる毎日です。

 振り返れば自分の子育ての時のことは妻ほどには覚えていない男親の私ですが、若かったからこそできたのかもしれませんね。

 それにしても身近にいる孫が可愛くてたまらない日々です。


     ◆


【お仕事もそれなりに】
 仕事の方は、OBライフとして現役の皆さんたちのパイプを繋ぐために道内一円を巡ることも多く、社用車で今年一年で2万2千キロほどを走行しました。

 オートクルーズコントロールを始め、最新の安全装置付きの車を会社から与えられていて、最新技術の恩恵を大いに受けています。

 また古巣北海道開発局の職員研修講師の依頼もあって、講師と受講者という若い人たちとの接点を頼りに、新しい人脈形成にいそしんでいます。

 ぼんやりしていると、話をしやすいかつての部下たちもどんどん退職してしまって心細くなってしまうものですが、そうならないためにもOBならではの情報提供で現役の皆さんたちを応援してゆきたいものです。
 

     ◆


【都市計画学会での社会参加】
 自主的な勉強と社会参加の意味で、(公益社団)都市計画学会に所属して仲間たちと活動しています。

 今年は、来年から改正される高校の学習指導要領のなかで必修化される「地理総合」という科目を都市計画学会として支援しようと、高校の先生たちと様々な形で連携したり教師の皆さんの活動に参加させてもらいました。

 年が明ければいよいよ新年度・新学期で実際の授業も始まることでしょう。

 引き続き連携を取って、高校生たちにまちづくりの面白さを伝えられるような機会をもてるようなら嬉しいですね。


     ◆


【趣味は生きる力】
 趣味の分野では釣りとアウトドアと蕎麦打ちとが大好きなのですが、コロナがなかなか収束しないために蕎麦打ちや釣りのイベントが軒並み中止になり、ぱっとしない一年でした。

 蕎麦は個人的に打って楽しんでいて、いつでも自分用には美味しい蕎麦が食べられるのでそれはそれで結構なことです。

 美味しい蕎麦粉や鰹節、醤油、ザラメにみりんなどの調達ルートも大体確保されているので、もう今生の人生ではお蕎麦に困ることはないでしょう。

 問題はイベントが開かれないことで、高齢の蕎麦打ちの先輩たちになかなか会えないことです。

 毎年参加していた幌加内の新そば祭りも2年連続で開かれず、みんな大丈夫かなあと心配になります。

 釣りも前半のワカサギ釣りあたりは良かったのですが、後半は孫の世話にかまけてしまって出足が鈍りました。
 
 昨年は釣りに36回出たのですが今年は24回と2/3になってしまいました。

 それでも道具を少しずつ新調してより良い釣りを目指しているのと、ずっとつけている釣りノートを見返して反省を繰り返しています。

 最近はフライフィッシングのフライだけではなく、釣りの仕掛けも自作するようになり、自作の仕掛けで釣れることへの快感と幸福感を味わうようになりました。

 釣果を追い求めるのも釣りの醍醐味ではありますが、趣味というものは、「没頭できる時間」が得られさえすればそれで十分に幸せです。

 2級船舶免許を取ったこともあって、また違った体験をしたいところ。

 来年もゆったりと釣りの時間が持てればいいなあ。


       ◆


【家族と健康】
 健康面では今年も家族皆無事息災に過ごしました。

 幸いにして、両親もいまだ元気です。

 さすがに90歳前後の両親と妻の両親では弱っている部分もありますが、介護を全く受けずに夫唱婦随で日常生活を送れているのですから立派なものです。

 意地でも介護を受けないという覚悟をもって、日々の健康を保ちたいものですね。


       ◆


【残念だったこと】
 大学受験で浪人をして一つ屋根の下で4人で暮らした同級生が亡くなったことを知りました。

 北大医学部へ合格して医者になると同時に大学で研究生活を送り多くの同僚や周りから慕われたとても良い奴でした。

 最近は会うことも少なく、共通の友人との飲み会で会うくらいの感じでしたが、63歳やそこらでは今の時代はちょっと早すぎる別れです。

 私の周りにも彼を知っている人がいてみな口をそろえて「ずいぶんお世話になりました。優しくてとっても良い人でした」と褒めてくれますが、もう彼に会って話を聞くこともできません。

 友達には会っておいた方が良い、会うべきです。


       ◆


【今年一年をブログで振り返る】
 今年一年、何があったかなあと思って自分のブログを読み返してみました。

 書いておきながらすっかり忘れてしまっていることも多いのですが、なかには面白いネタも多くありました。

 営業トークでも使えそうなものも多く、短時間の読み物としてはまあこんなものでしょうか。

 この一年で新しく買い求めた品々にも目が行きます。

 家庭用の非常用電源、動画編集ソフト、Gopro10、スマホの機種変更、ワカサギ用ドームテントなどは我が家に入ってきた現代について行く道具たち。

 代わりにサイレントギターやテレビゲーム各種を売り払いました。

 古いものを大切にするのも良いですが、時代の変化についてゆくために自分自身も道具たちも変わってゆかなくてはなりませんね。

 今年も一年お世話になりました。

 まだまだコロナに翻弄される日々ですが、来年は良い年になりますように。

 これからもよろしくお願いいたします。 
 
  

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動くのか動かないのか、どっちなんだい? パワー!

2021-12-29 13:17:33 | Weblog

 先日来、パソコンのWi-Fiが使えなくなり購入元のショップへ持ち込み見てもらいました。

 ショップの店員さん曰く「Wi-Fiのデバイスドライバが何かと干渉していて戻りませんね。預かって中身を調べるなら1~2カ月かかって、おまけに中に保存してあるファイルは全部消える可能性があります」とのことで、それなら外付けの無線LAN子機を買ってWi-Fi機能を補うことにしました。

 ところがとりあえずそれでWi-Fiが復帰して喜んでいたところ、数日して今度はBluetoothが使えなくなりました。

 こちらもデバイスドライバを確認すると何かに干渉しているのかビックリマークがついています。

 (もう仕方がないなあ)

 こうなったらBluetooth機能を補うために、USBにとりつけるBluetoothドングル(2千円程度)を購入しました。

 それでWi-FiもBluetoothも復帰して喜んでいたところ、先ほどまたWi-Fiが使えなくなりました。

(外付けのWi-Fiまで使えないとはどういうこっちゃ!)とデバドラを見てみると、なんと元のデバドラからビックリマークが消えています。

 恐る恐る外付けの無線LAN子機を外してみると…、なんと今まで使えなかったパソコン内部のWi-Fiが使えています。

 どういうことか素人には理由は全く分かりませんが、まあとりあえず使えていれば良いし、今後もしも再びWi-Fiが使えなくなったらまた外付け子機にお世話になるんだろうな。

 こうやって騙しだまし、不具合とも折り合いをつけてゆかなくちゃならないんだなあ。

 

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布おむつには戻れない

2021-12-28 23:53:31 | Weblog

 先日私と妻の両親の元へ、娘と孫を連れて行った時のさらなる話。

 前回は「人見知り」の話を書いたのですが、今回は隔世の感のある「暮らし」の話。

 両方の実家へ行ってまったく同じように「いいねえ、今のお母さんは」と言われたのが"おしめ(=おむつ)"のこと。

「今の人はおしめを洗わなくていいから楽だよね。私の時なんか布おむつで、おまけに水だってお父さんの職場まで行って水を借りて洗ったものだよ」

 布おむつを何枚も洗った話と言うのは、両方の母親から全く同じ話が出たのでおもわず妻と娘と3人で苦笑いをしたのですが、それだけ私の世代を育ててくれたその当時の母親は大変だったことでしょう。

 1980年代後半に私たち夫婦が長女・次女を育てたときは既に紙おむつは市場に出回っていたものの、妻は布おむつを自分で何枚も縫って来るべき出産に用意をしていました。

 「赤ちゃんには布おむつ」という常識と、当時の収入で使い捨ておむつを買うことには抵抗があったのだと思います。

 その後1990年代になって、ようやくおでかけのときには使い捨ての紙おむつを使うようになり、いつしか生まれたときから紙おむつという時代になったのでしょう。

 また赤ん坊を生んだときの暮らしも話題になりました。

「稚内にいたときは4人で六畳一間だったからね(笑)」

 私の一番古い記憶は3歳の時に稚内で弟と一家四人で共同アパートに住んでいたときのものですが、そのときは一家で六畳一間でした。

 トイレと流し台は共同で、お風呂は週に2~3回お風呂屋さんへ通うという生活。

 今でもそのときの六畳一間の様子とアパートの長い廊下の風景は記憶の片隅にわずかに残っています。

 今思えばよくそれで暮らしていけたなあ、と思うところですが、それが当時の常識の範囲だったことを思えば、おむつが使い捨てられるようになり、住まいもだんだん広くなったりすることはとても想像ができなかったことでしょう。

 振り返ればこれこそ、時代とともに国の技術と工業生産力が向上した恩恵にほかならず、日常の暮らしや住まいにお金をかけられるようになったのも社会経済の成長があったからです。

 今日、経済は成長しなくても良いのではないか、という論調が出る一方で経済格差が広がっているのではないかという話もあるなか、やはり経済が成長して一人ひとりの暮らしが去年より今年は向上しているという実感が必用だと思います。

 我々のようなそろそろ高齢者も、簡単には年金にお世話になることなく、「いつまでも働かされる」というそしりに負けず、健康を保ちながら社会に参加し貢献し稼ぐという暮らしを続けたいものです。

 もう布おむつや六畳一間には戻れません。 

 

【パンパースの歴史】 https://bit.ly/3ziVpzr

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ワカサギ釣りの新兵器 ~ 設営簡単ドームテント

2021-12-27 11:05:06 | Weblog

 

 年末の家の片づけをしていますが、この冬のワカサギ釣りのための新しいテントを買いっ放しにしてあったものを設営練習。

 今まではColemanのテントだったのですが、運ぶ際に長くて重たく、またそろそろ古くなってきたこともあって、新しいテントを買ったのです。

 今度のテントはワカサギ釣り用の新しい道具をどんどん市場に投入しているPROXの「クイックドームテント パオグラン」という商品。

 これまでのテントは折りたたみ傘のように骨組みで幕を支えているもので、この長い骨組みをいかに折りたたんで小さくするか、ということを考えて作られていました。

 しかし今回のPROXのドームテントは、幕全体を四角形と三角形による多面体で構成した新しい発想のものなのです。

 サイズのラインナップも小さな2人用から7~8人も入れそうなビッグサイズまで4種類。

 今回私たちは、「大人も立てる」という謳い文句でトップまで2mあるセミラージサイズをチョイスしました。

 家の前の駐車スペースで袋から取り出すと、設営は12か所ある紐をひっぱだけ。

 まずは天頂部、次にベージュの上部、そして最後にオレンジの側面部の紐を引っ張るのですが、紐を引くことで、グラスファイバーフレームをクロスさせた正方形がテンションをもって面として機能し、全体でドーム構造になるのです。

 初めての練習で、説明書を読みながらの設営は一番初めの天頂部を作るのにかなり苦労しましたが、そこから先は簡単にひもを引っ張って面構造を作れました。

 撤収はその逆に、下段のオレンジの面を押してテンションを開放し、次に中断のベージュ、最後に天頂部と進むと簡単に小さくなります。

 最後はこれらを畳んで付属のベルトで締め付けると完成。

 このテントの袋は漏斗状に広く作られていて、これを上から被せれば簡単に袋に入ってくれます。

 残念なのは、ペグと強風時に刺せるロープも付属していないこと。

 まあそのあたりは今まで使っていたものが使えると思いますが、それまで付属すると値段は袋のスペースが一回り大きなものになっているという事でしょうか。

 PROXのドームテントは、側壁が垂直に立つので中の広さ感が以前よりも改善されました。

 
 例年年末は気温が高くてなかなか湖が凍らない年が続いていたのですが、今年はこのところの寒波と大雪で氷結が進んでいるところがあり、既にワカサギ釣り仲間からは「行ってきたよ」というレポートが届いています。

 今シーズンも北海道の冬を楽しみたいものです。


【PROXのドームテント パオグラン】 https://bit.ly/3H7EdPY

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赤ちゃんの中の基準

2021-12-26 22:59:39 | Weblog

「ちょっと、灯油を買ってきてほしいんだわ」という母からの電話がありました。

 聞けば燃料店が灯油を入れに来るのは明後日なのですが、家の灯油が心細いのだとのこと。

 ここのところ寒い日が続き、集中暖房に加えて部屋の中で灯油ストーブを使っているために予想以上に灯油の消費量が増えたのだそうです。

 ちょっと吹雪目の天気の中、次女と孫を連れて実家を訪ね、すぐに近くのガソリンスタンドへ灯油を買いに行きます。

 師走という事もあって、まあスタンドの中はごった返していて混乱気味の中、なんとか灯油を買い求めて戻ってきました。

 家の中では孫が冬用ウェアを脱がされていましたが、悲しそうな顔をして半べそを書いています。

「いやいや、人見知りかい」

 どうやら私の両親を見て人見知りで泣き出したようです。

 泣き方も普段のようなぐずり泣きではなく、耐えに耐えたけれど耐えきれなかったというような、とても悲しそうな顔をして大粒の涙を流しながら泣くのです。

「そろそろ6カ月かい?仕方がないね、通る道だよ」と母は笑い顔。

「でもどうだろう、私の顔を見ないようにして抱いたらわからないんじゃない?」

 そう言って孫がこちらを見るようにして抱いていると、次第に雰囲気に慣れてきて30分ほどでもう泣かなくなりました。

「人見知りも30分だね(笑)」

 もう少し頻繁に見せにこなくてはいけなかったかな。


     ◆


 ところが私の実家の後に、妻の実家に連れて行ってみるとこちらではほとんど泣きません。

 そのうちほとんど会ったことのない義兄夫婦がやってきましたが安心して抱かれています。

 赤ん坊の人見知りの基準って何なのでしょう。会ったことがないだけじゃないんですね(笑)。
 
 コロナさえなければもっと自由な往来ができるのになあ、と思う年の瀬でした。

  

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仕事を天職と思う人は魅力的だ ~ タクシーの車中にて

2021-12-25 23:00:02 | Weblog

 

 昨日献血センターへの移動のタクシーの中での会話。

 患者指定献血の場合、血液センターまでの交通費が支弁されるので、昨日はタクシーで移動したのです。

 まずは当たり障りのない世間話をしていて、(この運転手さんは話好きだな)と感じた私。

「タクシーの運転手さんって楽しいですか?」と質問をしました。

 するとその運転手さんは「いや、楽しいですねえ。私は天職だと思いました」と言います。

 そんな答えが返ってくるとは思わず、「おお、でもできれば楽隠居で働かずに趣味や好きなことをしている生活の方がよくありませんか?」と訊き返しました。

 そうしたら「いやいや、定年ですることがなくなって趣味なんてしたって、3か月もすれば全然楽しくなくなっちゃいました」

「でも私なんか釣りが好きなんですが、毎日釣りに行けたら楽しいかな、なんて思いますけど」
「いやいや、私も釣りは大好きだったんですがさすがに毎日では飽きました。そうしたらまさにその釣り友達から、『ぶらぶらしているんだったらうちのタクシー会社に来ないか』と誘われてこの世界に入ったんです。そうしたらまあこの世界がおもしろくてたまらなかったんです」

「それは何か好きになった理由があったんですか?」
「最初タクシーの運転手と聞いたときには、『私は道を知らん』と言ったんです。そうしたらその友人から『そんなものは客に聞けば良い』と言われ、ああそうだな、と。
 さらに、私は現役の時は服飾の世界にいて、マネージャー的な立場で若い人たちの接客指導なんかをずっとやっていたんです。なので接客については多少の自負もありました。それでいざ運転手になってみると、これが私が接客指導していたまさにそのものだったわけです。
 もちろん嫌なお客さんもいますし、トラブルだってある。でもそのときはこうしなさい、と言ってきた私なんですから、それに対処できないはずがないじゃないか、と。
 なので、自分が得意な世界にいるという余裕と安心感をもちながらいろいろな方とお話ができるので、楽しくて仕方がないんです。天職です、あはは」

「好きな釣りはどうしたんですか」
「この世界も、休みはちゃんと取れと言われますし、曜日や時間帯は好きに選べますから、休みの自由度は高いです。それに趣味だって、いつでもだらだらできることよりは、時間に制約がある中でいかに上手にやるか、ということを考えるから楽しんじゃありませんか」

「じゃあもう働けるうちはずっと働くおつもりで?」
「ええ、でもあと3年で私も75歳になるものですから、そこで車からは離れようと思っています。別に会社の定年という事ではなく、自分自身の一つの決断ですがね」

 ちょうどそこまで話したところで車はセンターに到着しました。

 自分の仕事を本当に楽しそうにする人は魅力的に見えますね。

 仕事をするときは機嫌よくしよう、私も祖父からそう教わりました。

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小さなクリスマスプレゼント

2021-12-24 22:00:04 | Weblog

 

 ときどき連絡が来る「患者指定献血」の依頼が今回も来ました。

 私は骨髄ドナー登録をしていたこともあって、白血球の型を登録してあります。

 血液の病気の患者さんの中には、通常の血小板献血では効かなくなってしまう方がいて、そのような人にはHLAという白血球の型ができるだけ近い人の血小板が必要になる場合があります。

 私の場合、半年に一度くらい患者指定献血の依頼が来るのですが、それに応えるたびに「まだその患者さんは治療が続いているのかなあ」と想像をしています。

 今回もそんな患者指定献血の依頼が来たのですが、依頼の日が今日24日の午後1時ということに。

 最近は献血の後の疲労が若い時よりも大きくなり、無理が効かない体になりつつあるのですが、患者指定献血だけはできるだけ応えるつもりです。

 幸い会社の御用納めが今日の昼という事で、お昼は社員で会食をして暫時解散という形だったので、お昼の会食を早めに切り上げて血液センターへと向かいました。

 問診から血液検査、穿刺部分の洗浄と一連のルーチンを終えてから献血台へ。

 血小板成分献血は、血液を一度吸い出して機械の中で遠心分離機で血小板を取り分け、それ以外の赤血球などの成分は再び体に戻します。

 そのため体から出てゆく血液量はそれほど多くなく負担が少ないのが最大のメリットですが、その一方で採血して分離してまた体へ戻すという工程を4~5回繰り返し、時間がかかるのが難点。

 今回も大体1時間半ほどかかりましたが、患者さんの負担に比べれば小さな忍耐でしょう。

 献血は私が患者さんを助けるのではないと思っています。

 私はこの現代日本社会の一員として社会に参加し、果たせる範囲での貢献をするだけです

 患者さんは特定の誰かから、ではなく、今私たちが支え暮らしているこの地域社会から救いの手が差し伸べられているということです。

 献血をしている自分だけが大変なような気がしていますが、そこに献血と言うシステムを支えてくれている血液行政に携わる人たちや献血中の私を気遣ってくれる看護師さんたち皆さんの献身があってこその社会システム。

 一人ひとりの小さな社会参加で形成されているのが私たちの暮らしです。

 おりしも今日はクリスマスイブ。

 小さなプレゼントを一つ置いてきました。

【僕の血小板、頑張って働いてこい!】

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パソコンの不具合と歯を抜いたときの気持ち

2021-12-23 23:54:28 | Weblog

 

 昨年買ったまだ新しいノートパソコンに突然の故障が発生。

 家で飛ばしているWifi電波を受信しなくなってしまい、インターネットができなくなってしまいました。

 仕方がなく、パソコンを買ったショップへ持ち込んで有償サポートで簡易チェックをしてもらいました。

 まだ若いショップの店員さんは、「どうやらネット関係のデバイスドライバに不具合があるようですね。ここにビックリマークがついています」と素早く障害を発見。

「これを削除して再度インストールすると治ると思うんですが…」と手早く作業してくれて、一度は治ったかに思えたのですが、パソコンを再起動させるとやはり同じ症状が出てきます。

「何かのソフトと干渉しているのか、ハードが壊れたか、本格的な診断をするにはお預かりしないといけませんが、そうなると中のデータが全部失われる可能性があります。どうされますか?」

 一度持ち帰って中の必要なデータをバックアップしてから再度持ち込んで診てもらうのが良いのかなあ、と思いつつ、「それってどれくらいの時間がかかりますかね」と訊くと、「大体1カ月から2カ月です。今は年末なのでもう少しかかるかもしれません」
「1カ月から2カ月!そんなに手放してもいられないなあ、うーん…」

 どこに不具合があるのかを一つずつチェックするとしたら確かにそれくらいかかるかもしれません。

 そのうえ、「どうしても不具合が発見できなければ、Windowsを再インストールして初期化するというのが普通です。しかしそうなると今このパソコンの中にあるデータは全部消えてしまいます」という、どうしようもない選択肢です。

 さんざん考えてもなかなか良いアイディアが浮かびません

「ほかに何か手はないでしょうかね」

 すると店員さんは、「今はWifiが使えないという不具合ですが、Wifiの受信だけを無線LANの子機で補うというのはどうでしょう。それならば本体のデバドラは使わずに通信ができます」と強い断言で、その口調に頼もしさを感じます。

「それであればとりあえずそれで凌いでおくことにします」

 店員さんは店内から「これがよろしいと思います」という商品を探してくれました。


 どうして事件はこんな年末の忙しい時に起こるのか、と心が折れそうになりますが、これが現代社会についてゆくということなのだ、と心を奮い立たせて無線の子機を買ってきました。

 幸いにも自宅へ帰ってからこれを取り付けてみると、無事に機能して再びインターネット通信ができるようになりました。

 
 ことは確かにできなくなったインターネットが新しい子機をつけることでできるようになった、ということなのですが、なんとなく心には本来のマシンの性能が制限されたような、残念な喪失感があります。

 以前歯の治療で歯を抜いたときにやはり感じた喪失感と似たようなものです。

(また一つ体の機能が失われてしまったなあ)という寂しさでしょうか。

 しかし、抜いた歯をインプラントで補い、焦点の合わなくなった目はメガネで機能を補うなど、衰えて失われてゆく機能をなんとか補ってくらしているわけです。

 パソコンも結局は、年月の移ろいとともに衰えてゆくもので、それをなんとか補うことで最善の機能を果たすことができるようにすれば良いだけのことなのかも。

 パソコンに自分の体の衰えを重ね合わせてみて少しの寂しさを感じるとともに、「いや、ここで意気消沈してはいけない」と心を奮い立たせて、次善の策を練り続けることに決めました。

 事件はなぜ忙しい年末に起こるのか。

 世の中は少しだけ皮肉にできているのです。

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買ったばかりのスマホなのに…

2021-12-22 23:19:29 | Weblog

 

 12月18日の土曜日に買った新しいスマホのその後について

 購入時には硬質ガラスの画面保護用フィルムを貼ってもらいました。

 お値段が5600円+税ということで6千円もします。

「保護フィルムなんてもっと安いものが家電量販店に売っているでしょう」と言われそうですが、新品のスマホということやその場で店頭で貼り付けてくれるサービスもあるとのことで、私と妻の二人分をお願いしました。

 硬質ガラスとのことで、何もつけていない元の画面とほとんど同じくらいのガラス感で使い心地も良く感じます。

 さてそこで事件は翌日起きました。

 金曜日から降った大雪は、我が家の敷地内に堆積しておいたのですが、それを日曜日の朝から近くの公園に運び入れる作業をすることにしました。

 私こと、除雪の際はスマホを胸に入れてブルートゥースのヘッドセットで録音してあるラジオや音楽を聴きながら作業をするのが常なので、以前は首からストラップを下げて落下を防止していました。

 しかしこの日は午後に買いに行くつもりで、まだ購入しておらずいなかったのです。

 それなのに普段の癖で、シャツのポケットにスマホを入れて音楽を聴きながら作業を終え、さあ着替えようと玄関に座ったところでスマホが胸からするりと滑り落ちてタイルの床にガシャンと落ちてしまいました。

(あちゃー)

 一度目は無事だったのですが、あろうことか同じことを二度、三度と繰り返し、とうとう三度目の落下で、ガラス面の端が2ミリほどグシャッと割れてしまいました。

 そのまま使おうかとも思いましたが、ガラスが砕けて粉になってきたので、諦めて保護ガラスの交換に走ることに。

 ショップで診てもらいましたが、幸いにも本体のガラスには傷はなく、表面に張ったガラス保護面の破損だけで済み、今回も6千円の出費です。

 店頭で張り替えてくれるのを見ていると、本体画面をきれいに洗浄して、特殊な液体を塗りそこにガイドを当てながら正確に保護フィルムを貼ってゆきます。

 驚いたのは、ガラスフィルムを貼った後に画面に大きな紫外線ライトを照射して本体の画面と保護フィルムを紫外線による固化でしっかりと貼り付けていたこと。

 なるほど、そうやって固着させるので丈夫な保護面として機能するわけですか。

 市販の薄いフィルムを自分で貼るのとは違って、作業の丁寧さと言い保護面の強度と言い格段に優れた品質です。

 お値段が高いのはそれなりの価値があるというわけですね。

 
 おかげで買った時と同じきれいな画面が取り戻せました。

 その後にストラップ付のケースを買ったので、もう胸から滑り落ちる心配はありません。

 皆さん、自戒を込めて、物は大切に使いましょう。 
 

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