北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

紫外線も役に立つ~UV硬化剤

2013-05-31 23:45:56 | Weblog

 

 

 紫外線で硬化する接着剤を購入しました。

 紫外線を発するLEDライト付きで、送料込みで約2千円。

 何に使うか、ですか? 

 これはフライフィッシングのフライを作って、最後の締めを強化したり、艶を出したりするために使います。

 説明書には、「瞬時に硬化します」と書いてありましたが、10秒ほどの紫外線照射で、手にべとつきがなくなるくらい。

 もっとカチカチになるかと思いきや、そこはイメージが違いました。

 しかし透明度が高く、今まで使っていたヘッドセメントという接着剤とそん色はありません。

 ヘッドセメントだと、乾くまでに随分と時間がかかっていたのが、数秒で固まるというのが嬉しいところです。

 この商品、本来は接着剤なので、プラモデルの透明部材を接着したりするのが本来の使い道。

 テントの防水にも使えるでしょうか。いずれ試してみたいですね。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自由とまちづくりの相克

2013-05-30 22:06:32 | Weblog

 blogosという、ブログサイトがあって、様々な立場の人が日々自説を展開しているのですが、これがなかなか面白い。

 今回は東京都における、路上での弁当販売に対する新しい規制を話題にした記事が二本あって、それぞれに視点が違って興味深いものでした。

 
      ◆     

 まず最初は、『新しい規制は必要か』と題した、弁護士ドットコムの記事。

blogos【新しい規制は必要か】
 http://blogos.com/article/62969/

 ここでは問題点を、「新たな路上販売に対する規制は必要か」という所において、『弁当の路上販売は届出制だが、最近は無届の業者も増えているという。たしかに、消費者保護という観点からすれば何らかの新たな規制を導入するのは仕方ないかも知れないが、路上販売が全くなくなってしまうというのも寂しい。衛生面に問題のある弁当をなくすために、新しいルールが必要なのだろうか。また、もし制限をするとすれば、どんな規制が「落としどころ」になるのだろうか』と疑問を投げかけています。

 弁護士的な視点で、新しい規制について語ってくれましたが、これはちょっと的外れな印象があります。

 それは、今回の規制が必要な理由はまちづくりそのものにあると理解した方が良いからです。


      ◆     


 今回の東京都による路上販売規制のポイントは、表向きは衛生面での不備を問題にしていますが、それよりもこちらの記事の方がもう少しこの問題の背景をしっかりと理解しています。

blogos【「弁当の路上販売規制問題。利害関係者が自説を堂々と主張しない日本の社会風土」】
 blogos http://blogos.com/article/63141/

 こちらの方は、『東京都が規制強化を検討する理由は衛生問題だという。日光のあたるところで弁当を販売すると、雑菌が繁殖し食中毒が起こりやすくなるというがその理由だ。
 だが衛生問題というのは規制を強化する本当の理由ではない。背景には、路上の弁当販売に顧客を奪われている地域飲食店の存在がある』

『確かに弁当の路上販売は、届出制となっており、一般的の飲食店のような許可制ではない。初期費用も少なく手軽に始められる路上販売が低価格で弁当を販売することで、地域の飲食店が苦戦を強いられているのは事実だろう』

『道路は公共の場所であり、税金が投入されている。公共の場所でどの程度までビジネスが許されるのかは、諸外国でも議論になっており、そのこと自体にはいろいろな見解があってよい』

 …とこの記事では、この問題のポイントが、路上販売が行われる周辺の地域飲食店の経営問題であることを看破しています。

 そこまで見抜いていながら、論点が、「利害関係者である地域の飲食店自らが、表に出てそれを堂々と語ろうとしない」、日本的な言論風景を問題にしてしまっているのは惜しいところ。

 それよりも、地域の利害調整を行うのは行政なのか、という視点で書いた方がずっと面白かったのに、と思います。


      ◆     ◆  


 東京都内のオフィス街では、昼時になると昼食を求めるサラリーマンたちが一気に周辺の飲食店に押しかけます。

 一瞬それに出遅れると、長蛇の列の最後尾に並ばされて、下手をすると昼休みの間に職場に戻れないという事態にもなりかねません。

 そうした情けない状況を「昼食難民」と揶揄する向きもあるくらいで、それほどサラリーマンの昼食環境は厳しい者があります。

 そうしたニーズに颯爽と登城したのが、ワゴン車などで売りに来る路上の弁当販売業者たち。

 まともなお店に入れば千円前後はするランチや味が濃くて品数も少ないコンビニ弁当に対して、売りに来るワゴンも多くバリエーションが豊富で500円前後と安く、おまけに弁当であれば職場で食べられるために、午後の始業に間に合わないなんてこともないということで、大人気になっているわけです。

 路上での販売は東京都の場合届け出制であり、届け出を出しさえすればほぼ自由な商売ができることになります。

 しかしワゴン販売の弁当が安く提供できるのは、土地代や家賃の高いオフィス街に常設で店を構え、店員を雇っている既存のお店に比べて、そうした経常費がないからです。

 法律にダメと書いていないことやって良い、という自由主義の社会では至極当たり前のようなことですが、この自由を野放図に展開し続けると、結局既存店舗は売り上げが落ちて、店をたたんでしまって、夜飲みに行く店が少なくなる事も考えられます。

 つまり、規制を解除して自由で活気ある(と思われる)経済活動を進めることは、結局、健全な賑わいを保ち続けるマチが維持できないことになるという、不経済…というよりは不健全なマチを生むということに繋がるのです。


 
      ◆     


 そんなわけで、地域の商店が健全経営をして店を開けているというまちづくりの姿と、「そうは言うけど、安い弁当が欲しい」というサラリーマンのニーズ、さらにお店をちゃんと経営して儲けたいという店のオーナー、そして、自由に商売をしてやはり儲けたいというワゴン弁当売りの人たちの思いが複雑に交差することになります。

  これを規制緩和を進めたいという論者から見れば、「弁当屋がんばれ、東京都ふざけるな」ということでしょうし、(そう言えなくもない)既得権益を守りたいという既存飲食店の思惑もあるでしょうし、市民住民のニーズと健全な町並みを残すというバランスを考える行政としては、一定の規制をかけたいという思惑があるでしょう。

 問題は、自由主義社会でありながら、法律でやっていけないことは何でもやって良いのかどうか、ということ。

 また、(やり過ぎたらだめなあ)という抑制の気持ちを、商売という戦争をしている人たちのモラールに求めるのか、ということでもあります。

 その結果、そういう利害関係者たちの意見を聞きながら調整をする損な役割というのは結局行政しかないのだろうな、ということであります。

 しばしば時々の住民のニーズというのは気まぐれでわがままです。

 地域の商店街が潰れていったのも、郊外型大型ショッピングセンターの出店をとめられず、またそちらの方が車社会にマッチして利用者にとって便利で快適だったから。

 それを商店街がニーズをくみ取れず、結束して対処もできなかった、というべきなのか、大型ショッピングセンターは地域の喜びを満足させる黒船だったのか、はたまた地域の商圏を焦土化して、結局車のない高齢者の買い物環境を奪った諸悪なのか。

 立場の違う人たちの価値感を相対的に考えたときに、一番地域での効用が大きいのはどのような回答になるのか、しかもその効用も時代と共に変化する社会の中で、「今」の決断はいかにあるべきか。

 そういうことに市民も思いを寄せてまちづくりに参加して欲しいものです。


 たかが弁当売りですが、その裏を考えると、全てはまちづくりに繋がりますね。

 


  

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

掛川の茶畑が世界農業遺産に

2013-05-29 23:34:57 | Weblog

 

 私がかつて助役をしていた静岡県掛川市の周辺の茶畑が世界農業遺産の指定を受けたそうです。

 世界農業遺産というのは、国際連合食糧農業機関(FAO)が認定する、「世界重要農業遺産システム」の通称なのだそうで、一般的に言われるユネスコが認定する世界遺産とはちょっと趣が異なります。

 
【日経新聞 平成25年5月29日】
 国際食糧農業機関(FAO)は29日、存続が危ぶまれる農法や景観を維持する目的で認定する「世界農業遺産」に静岡県掛川市周辺、熊本県阿蘇、大分県国東半島・宇佐の3地域を選んだ。同日、石川県七尾市で開いた「世界農業遺産会議」で決めた。日本では2011年に認定された石川県能登、新潟県佐渡市に続き、5カ所目となる。

 静岡県掛川市など5市町は、茶園にススキを敷いて保湿に使う「茶草場農法」で認定された。熊本県阿蘇の7市町は草原を野焼きして新たな草の成長を促す放牧地の維持法、大分県国東・宇佐の6市町村は、クヌギ林とため池を栄養源としながらシイタケを育てる農法で認定を受けた。

 静岡、熊本、大分の3県はそれぞれ知事が会議でプレゼンテーションし、FAO関係者らの審査を経て世界農業遺産への登録が決まった。
 → http://s.nikkei.com/10zQo0v


 「掛川が…」などというと聞こえは良いですが、中日新聞の方には、「…茶の産地で知られる静岡県では、掛川、牧之原、菊川、島田、川根本町の五市町が、伝統農法として「静岡の茶草場(ちゃぐさば)」を申請していた。茶畑の周りに広がる採草地で、秋から冬にススキなどを刈り取り、茶畑の有機肥料などに活用する仕組み。茶農家が茶草場の草を刈ることで生物多様性が保たれていることなどが、審査関係者からも高く評価されている」とありました。

 掛川を中心とする茶どころの伝統的な茶畑を管理する方法として、ススキを刈り取って畑に敷き詰めるということがあるのですが、これが評価されたのだそうです。

 これって、掛川周辺の茶畑を見ているとときどき見かける当たり前の風景でしたが、それがこうして評価されたのは良いとして、しかしこの認定の目的は、「存続が危ぶまれる農法や景観を維持する目的」というのですから、要はそういう風景も減少していると認定されたということなのかもしれません。

 伝統的な農法は良いとしても、農家の高齢化によって、より効率的な農業をやろうと思うとどうしても肥料に頼らざるを得ないのも現実です。

 このあたりのバランスを上手に取って、残せるものは残してほしいですね。


    ◆  


 ところで上記日経の記事を読んでいて、違和感がある表現がありました。

 それは掛川にあるのを『茶園』と言っていること。

 私の茶園のイメージは、お茶の木をツツジの大刈込のようにして栽培している庭園の様なもので、実際に掛川で見られるような幅1メートルくらいの茶の木が延々と筋状に畑に植えられている風景は私的には『茶畑』だと思っています。

 今はほとんど茶畑になってしまっていて、茶園で栽培しているところはほとんど見かけないなあ、と思っているのですが、茶どころの人たちはこういう表現を使い分けしているのでしょうか。誰かもし分かったら教えてください。


 いずれにしても、静岡県中部の茶どころの評価がまた一つ上がりました。

 札幌スイーツには、美しい水色のお茶とのコラボを試してみてください。なんてったって日本の伝統の飲料なのですからね。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

職員管理の三つの視点

2013-05-28 23:45:45 | Weblog

 全道から担当者が集まる会議を開催しました。

 冒頭で挨拶をする機会があって、「職員を管理すること」について話をしました。

 「職員を管理する」などというと、とてもきつい表現に聞こえるかもしれません。

 しかし管理職とは、職員に最高のパフォーマンスを発揮してもらった結果として求められる成果が得られるように、職員への気配り・目配り・心配りをするためにいる存在ですから、そういう意味での管理ができているかどうかが問題です。

 管理には三つあると話しました。

 一つ目は勤務時間管理。わが職場は超過勤務時間について個人レベルでしっかりと把握をしていますが、場所によっては一昨年よりも昨年大幅に増えたところがあります。

 一人一人の勤務時間を把握するミクロな視点と、全体として増えたのはなぜなのかということを考えるマクロな視点が必要です。

 全体として仕事が多かったのか、仕事ができる人に仕事が全て集中しすぎていないか、あるいはもしかしたら時間管理にルーズな特定の職員がいるのかもしれません。

 管理職としては、現状を把握して、その原因を探り、悪さをしている部分は改善をすることで現状を改善する取り組みを継続する立場です。

 そういう目で職場を観ることが必要です。


    ◆   

 
 そうした勤務時間管理を行うことで、職員の健康管理を行わなくてはなりません。

 それも超過勤務が長いから健康診断を受けさせるというようなマニュアルではなく、一人一人をよく見て、ちゃんと目を見て挨拶ができているかどうか、元気のない兆しはないか、挙動不審な点はないか、などをよく見ていることで、肉体だけではなく気力や精神の健康までをよく見てあげることが必要です。

 職員の健康管理とはそういうものであるはずです。


     ◆   

  
 そしてお願いしたい三つ目は、職員のコミュニケーション管理です。

 コミュニケーション管理とは、ちゃんと話ができる相手がいるのかどうかを見てあげてほしいということ。

 タテ・ヨコ・ナナメと言いますが、タテとは現場の事務所などでの上司・部下の関係でのコミュニケーション。

 ヨコとは、事務所内やそれ以外でも同期や同僚などの友人関係、そしてナナメとは、タテでもヨコでもなく、職種の部隊全体での知人というわけです。

 小さな職場や狭い地域であるために、相談相手が身近にいないということであれば、電話でもメールでも遠くにいる私に相談してほしい、という声掛けが通じるように心を通わせていてほしい、というお願いです。

 「勤務時間」「健康」「コミュニケーション」という三つの管理ができてこその職員管理。

 これらを突然ドカンとやるのではなく、静かに常にやるということも大切です。

 
 自分で挨拶しておいて忘れるわけには行かないので、今日はそんな備忘録のつもりなのです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神様はここにいる~琴似神社の例大祭

2013-05-27 23:45:45 | Weblog

 今日は地元の琴似神社の例大祭。

 露店もたくさん出るので、お参りがてら一緒に見て回ろうと妻と待ち合わせて出かけてきました。

 本州で祭りが盛んな土地柄では、ネリを引いたり神輿を担ぐことに情熱を燃やして、「盆暮れには帰らなくても祭りには故郷に帰る」というくらいのところがありますが、うちの地域ではそこまではいきません。

 せいぜいお参りをして露店を見て回るのが楽しみというところです。

    ◆    

 参拝の前に水で清める手水では、若い女の子たちが、「まず左手の掌に水をかけて、次に持ち替えて右手にかける…」と手水の取り方を教え合っていました。

 最後にひしゃくを持ち上げて、手で持ったところに水がこぼれ落ちるようにすると、「やった~、できた!これで女子力アップ!」と嬉しそうにしています。

「若い女の子たちで、参拝の作法を学ぶのが流行っているのかね?」
「え~、そうかなあ」

 とても微笑ましい光景でした。


     ◆   


 お参りには長蛇の列ができていましたが、こんな光景は初めて見ました。

 参拝の列の私たちの前には、ちょっとだらしない風体のカップルが二組いて、缶ビールを飲みながらぺちゃくちゃとおしゃべりをしていました。

 女の子の方も屈託なく大きな声で笑って、周りの顰蹙をかっていたのですが、列のさらに前にいて、それを見かねた年配の女性がとうとう、「あなたたち、ここは参拝をするところよ!ちょっと慎みなさい!」と叱り飛ばしました。

 すると当のカップルたちは、ちょっと驚いた様子でしたが、「あ~、怒られた~。こんなところで怒られるとは思わなかったな~」と謝りもせずぼやきつつ、それでも列を離れようとはしません。

 結局順番が来るのを待って、お賽銭を入れて作法も何もあったものではありませんが、一応お参りをして帰りました。

 だらしなくても怒られても、それでもなおお参りだけはしようという彼らの心の中にどのような気持ちがあったのかはわかりません。

 それでも、誰も布教もせず、誰も「お参りに行きなさい」などとは言わない神道という信仰の形は、日本人の心の中に不思議なほどしっかりと入っているようです。


   ◆   ◆   ◆


 以前、静岡の小国神社を訪ねた時に、宮司さんに「神道はこの先大丈夫でしょうか?」と訊ねた時のことを思い出しました。

 宮司さんは、「そうですねえ、まあ大丈夫じゃないかと思いますよ」と答えてくれましたが、「なぜですか?」というさらなる質問にはこう答えてくれました。

 「お勤めをしていたら、ハンドルをものすごく高くした改造バイクに乗っている青年たちがやってきて、新車のお祓いをしてくれ、と言うんです。私はこの姿がある限り、日本の神道は大丈夫だと思いました」


     ◆   


 宗教法人法が規定する宗教法人とは、①教義があること、②それを布教していること、の二つが満たされるものだと言います。
 
 日本の神道は、これらの定義とはちょっと異質な存在のように思えます。

 私たち日本人は、宗教を尋ねられた時に「無宗教です」と答えるほどに、我々にとっての神道は意識のさらにずっと奥に埋め込まれているものになっているようです。神様はすぐそこにいるのです。


 帰りがけに買った広島のお好み焼きとたこ焼きを美味しくいただきました。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新アウトドアグッズ事情~スグレモノ多数あり

2013-05-26 22:21:51 | Weblog

 久しぶりに札幌市南区の滝野すずらん丘陵公園へ行ってきました。

 昨日、今日と北海道キャンピングフェアが開かれているのは知っていましたが、今朝の道新で紹介されていたのと、久しぶりに天気も良かったので、車で足を延ばしてみたのです。

 かつて所長を務めたことのある滝野すずらん丘陵公園ですが、実際に来るのは本当に久しぶりです。

 今日は東口近くの芝生広場にたくさんのテントが張られていて、様々なメーカーの商品が展示されていました。

 定番のファミリーテントは、前室の広いタイプが増えてきて品質は向上しましたが、価格もずいぶん上昇しているよう。

 元々は雨よけや日よけの道具だったタープも進化していて、横壁がついて風もよけられるようになりました。

 展示されていたガスバーナー周辺はまるでシステムキッチンのようで、アウトドアでの料理が楽しくなりそうです。

 ライトなどはガスやガソリンを燃やすタイプから、LEDによる明かりの種類が増えました。

 電池を食わないのと、何より火を使わないので安全ですし、それに紫外線を出さないので虫も寄らないと言われています。

 女性にはこれが一番うれしいかもしれませんね。


   ◆   ◆   ◆


 テントの展示の中に、木造二階建てというとても変わったテントがありました。

 世界初の二階建て組立テントの名は「コテート(COTE-TO)」と言うそうですが、四畳半くらいの面積があって大人6人が入っても大丈夫なほどの強度です。

 部材は全て組み立て式で、独りが一時間で組み立てられるそうですし、床が地面から30センチほど浮いているので地面からの底冷えが防げて、レジャーだけではなく災害用の応急施設としても使えそう。

 イベント時の販売用ブースとしても面白そうで、いろいろなアイディアがあるものだと感心しました。


    ◆   ◆


 何か面白いアウトドアグッズはないものかと探していたところ、ジェットボイルという商品がありました。


 【これがジェットボイル、カップとバーナーが一体になる】

 これは、小ぶりなガスバーナーのバーナー部分と水などを入れるカップがカチッと装着できる一体型の湯沸し道具なのですが、カップの底面がラジエーターのようになっていて熱効率が極めて高いのが特徴です。

 バーナーから出る熱を極めて高効率に吸収するので、カップの外に熱がほとんど拡散せず手を当てても全く熱くないのにびっくりです。

 専用のガスカートリッジとバーナー部分はカップの中に入るので、運ぶのは極めてコンパクトで、登山のお供には最適でしょう。

 ドライブの際にどこかでコーヒーでも一杯という使い方なんて憧れますね。

 ジェットボイル →  http://bit.ly/11ofK2G

     ◆   


 次に見つけたのが、たき火をすることで電気を発生してUSBで充電までできるという超スグレモノの「バイオライト(BioLite)」です。


 【バイオライト。これは優れものです】

 たき火と言っても、直径10センチ深さ20センチほどの空き缶の様なもので小枝を拾ってパチパチとかわいらしい焚火なのですが、缶の横についているパワーモジュールにはリチウム電池が入っていて最初は自力でファンによるエアを送ります。

 これで火が起きたら、今度はそこから出る熱をペルチェ素子という部品で電気に変換しています。

 ペルチェ素子というのはふつう、パソコンのCPUを電気で冷却するときによく使われているのは知っていましたが、その逆に熱を電気に変換すれば外部出力にも使えるというのは初めて知りました。なるほどねえ!

 外部出力はUSB端子で行われ、スマホや携帯電話を充電するくらいだったら十分なパワーが得られるとのこと。

 LEDライトで明るく照らすなんてこともできますが、たき火の薄明かるい雰囲気がハンディにできるというのは面白いアイディアです。

 【バイオライト】 → http://bit.ly/12GdOPy

 なんだかとてもアウトドアマインドが刺激されてしまいました。

 プレゼンも上手で、とっても欲しくなってしまいましたが、少し冷静になって考えをめぐらそうと思います。


 単身赴任だとなかなかキャンプにも行けませんでしたが、今年はあちこちに行きたいなあ。

 まずは道具を引っ張り出して、洗うところから始めるとしますか。

 

   ◆   ◆   ◆

 

 滝野公園のこどもの広場は、大勢の子供たちの歓声で大賑わい。

 とても嬉しくなりました。


 【「虹の巣ドーム」と名付けたのは私です(笑)】

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チューリップと消火栓

2013-05-25 23:45:35 | Weblog

 

 街を歩いていたら見つけた風景。

 街路樹の植え桝に球根を植えて沿道を美しく飾る地域って、ときどき見かけて素敵ですが、ここは黄色と赤のチューリップを植えていました。

 ところがこの植え桝には電信柱と併せて黄色い消火栓がありました。

 そして黄色の消火栓に、赤い色で札幌市の市章が描かれていて、この赤と黄色がチューリップの赤と黄色と全くと言ってよいほど同じ色。

 こういう球根をあらかじめ選んで植えたのでしょう。

 手入れをされている方のセンスを感じますね。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

凸凹な自分

2013-05-24 23:45:08 | Weblog

 お笑い芸人の雨上がり決死隊が司会を務める「アメトーーク!」という深夜番組が人気です。

 我が家でもほぼ毎週観ていますが、アニメのガンダムが好きな「ガンダム芸人」や、家電に詳しい「家電芸人」など、「○○芸人」という何か共通の話題性を持つ芸人が集まってトークを繰り広げるシリーズは、芸人さんたちが普段は見せないような側面を浮き彫りにして、そこで笑いを取るところが興味をそそります。

 この番組は、芸人さん持ち込み企画として、さまざまな実験的トライアルをやることでも有名です。

 なかでもこの番組で放送された「中学の時イケてないグループに属していた芸人」という企画は、お笑いタレントさんたちが、中学校の時にイケてなかった話、つまり笑い者になった話を自虐的に明るく語るという、マニアックな話でしたが、これがなんとギャラクシー賞の月間賞を受賞しました。

 ギャラクシー賞とは、放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を顕彰するために、1963年に創設した賞で、事実上、日本国内のテレビ番組作りの最高の栄誉となっているもの。

 私も見ていて爆笑しましたが、中学校の時に人気がなくて笑われても芸人として立派に活躍できますよ、というエールが垣間見られて、元気が出る内容になっていました。


    ◆   


 これと似たような企画に、「運動神経悪い芸人」というのがあって、これもまた運動神経のなさを自虐的に語って笑う、というものなのですが、観ていて気が付いたのは、これってある種の障碍なのじゃないかな、ということ。

 いま障害と書かれることが一般的になってしまいましたが、「がい」は昔は「礙」またはその俗字の「碍」と書かれていて、「障」とともに「差し障り、さまたげがある」という意味です。

 「害」となったのは上記の「礙」や「碍」が常用漢字にないから、という消極的な理由であって、そのことが「害」になるというような意味は本来ありません。

 完璧な人間でない限り、誰しも心身に様々な足りない部分があって、それゆえにドジで間抜けな話が誕生して、それでも本人たちが明るく笑い話のネタにする分には笑えるのだ、ということで、それ自体は前向きな話です。

 
     ◆   

 
 今日私が問題にしたいのは、人が多かれ少なかれ持っている障碍についてもっと考えなくてはならない、ということです。

 仕事上、管理職になって部下や多くの人たちを見ていると、つい遅刻しがちだとか、空気が読めなくて大きな声で笑ったり、人に声をかけるのが苦手とか、ちょっとした苦手みたいなものがある人を見かけることがあります。

 普通はそれらを集団の中で矯正して社会人として通用するようにするのが教育の役割なのですが、中にはその期間だけでは矯正されないままに社会に出てくる場合があるでしょう。

 本来そこで、障碍があるかもしれないという知識が周りにあれば、職場の中でちょっとずつ矯正するというサポートがありえるのに、そこに思いが至らないと、「だらしない奴」、「空気の読めない奴」としてレッテルを貼られて、低い評価しかされないということになりがちなのではないでしょうか。

 しかしながら、管理職研修などでは「心の健康管理」としてメンタルヘルスに対する知識や対応は学ぶものの、それとはまたベクトルが違う、小さな障碍についてはまだまだ意識が高いとは言えません。

 ということは自分で勉強しなくてはいけない分野ですが、そういうことも考えなくてはいけない時代になりました。

 私も含めて、誰しも何かが他よりは突出していて、何かが足りない凸凹です。

 職場でも凸を伸ばして、凹をなんとか矯正してあげられると良いのですが。

 「アメトーーク!」自体は面白いのですが、いろいろと考えさせられます。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

佐々木榮松記念「釧路湿原美術館」

2013-05-23 20:39:05 | Weblog

 釧路の阿寒地区で「釧路湿原美術館」の開園準備を進めている、NPO法人佐々木榮松記念釧路湿原美術館の片野良一理事長さんが訪ねてきてくれて、6月15日のオープンを報告してくださいました。

 この美術館は、昨年平成24年1月に亡くなられた、故佐々木榮松画伯の生前の功績を称える有志が集まってNPOを作り、なんとかして残された絵を保存しつつ展示したいということで準備をしてきたものでした。

 建物は、阿寒本町の「道の駅丹頂」の隣にあった「北緯43°美術館」を譲り受けることができ、この改修も終えたとのこと。

 故佐々木榮松画伯のご遺族から遺贈を受けた高野範子さんの協力と寄付によって、画伯の描いた絵画数百点を譲り受け、もう館内ではこれを展示して開園の準備は着々と整っています。

 開園までの資金は、有志が奔走してボランティアを募った結果、必要な資金が半年余りで集まったそうです。

 「せっかくなら釧路市内に作ってはどうか」という市民の声もあったようですが、NPOとしては「湿原の画家」として阿寒地区に焦点を絞っていたようです。

 釧路市役所も陰に日向にこの活動には協力をしてここまでにこぎつけたようですが、地域に新しい魅力が加わることを大いに慶びたいと思います。


    ◆     ◆     ◆


 この美術館の場所は、釧路から阿寒湖へ向かう通称「まりも国道」こと、国道240号線沿線にある「道の駅丹頂」に隣接しています。

 この近くには、平成27年度に北海道道東自動車道の阿寒インターチェンジが建設予定で、道央方面から釧路地域を目指してくるドライバーにとって格好の立ち寄りポイントになるに違いありません。

 また、これまでの道の駅との連携や、道の駅に隣接する国際ツルセンター「グルス」との相互連携も可能ですし、特に、NPO理事長の片野さんはその人脈を大いに活かして、JTBとも繋がりが深く、道東の旅造成にあたっても大いに協力が得られそうで、クルーズ船の釧路寄港も増えそうだということからすると、地域の魅力が増して地域の活性化に大きな期待ができそうです。

 さて、故佐々木榮松さんと言えば、湿原の画家として有名で、湿原を題材にした多くの絵を残しています。

 また、「道東の釣り」を始めとして、道東の釣りの雰囲気を叙情あふれる筆致で書かれた釣りエッセイでも有名です。


         ◆     


 私の釧路での釣りの師匠であるHさんは、当時もう既に廃刊だったこの「道東の釣り」を読んで、原稿用紙に書き写して何度も読んだ、という逸話の持ち主。

 「眼光紙背に徹す」と言いますが、この本に書かれていることの意味を心底理解すればこそ釣りの真髄に達せられるのでしょう。

 
 何はともあれ、来月6月15日(土)に釧路湿原美術館が開園するとのことで、これまでの関係の皆さんのご努力に敬意を表しつつ、地域の発展をお祈りしたいと思います。

 早く行きたいものです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

たまには会いましょう~ネットのオフ会

2013-05-22 23:45:23 | Weblog

 道内を中心としたメンバーが参加する小さなSNSのオフ会がありました。

 普段はネット上でそれぞれの発言を読んでいるので、会えているような感覚になりますが、やはり実際に会うと、会話のレスポンスというか、反応時間が違います。

 「○○ですよね~」「そうそう、そうなんです~」

 やはりネットとは違う楽しさがありました。

 
    ◆   


 およそ5年ぶりに会った女性メンバーの一人は、旭川の近郊で冬季の間犬ぞりを体験できる施設を運営しています。

 ご主人は外国人で英語が母国語で、以前からも海外からの観光客に人気の施設でした。

「最近のお客さんの動向はどうですか」
「ん~、なんだか雰囲気が変わってきました。それは外国人の観光客の割合がどんどん増えているんです」とのこと。

「どこからのお客さん?」
「香港や台湾ですね。台湾なんかは、『は~い、K子でしょ?台湾じゃとっても有名よ』なんだそうで、ネットでどんどん配信するので知っている人が多いって言うんですよ」

「香港も増えている?」
「ええ、それも以前だったら、まあなんとか英語は話せる富裕層が相手で、旦那のクイーンズイングリッシュが通じるような人たちが来たんですが、最近はまったく英語が話せないという人たちが来るようになりました」

「でも富裕層?」
「それがそうでもない。普通のご夫婦が小さな子供さんを連れてやってくるので、なんだか収入も普通の平均的な市民が、とってもがんばって旅行をしてくるって感じですね」

「へえ」
「しかも驚いたのは、本当に北海道観光の目的がうちの犬ぞりだけで、まっすぐここへきて犬ぞりを体験して、そして帰るというお客さんがいたんですよ」

「ほう、どういうことなんですかね」
「ん~、思うに、やっぱり雪や氷のリゾートって彼らにはとっても憧れがあるんですが、スイスなんかはやっぱり遠くて行きにくい。それに比べると、同じアジアのシンパシーや安心感、そして北海道に対する憧れなんかがいろいろ混じると、ここが良いということになるのかな、と思っています」


 地域でがんばっている人の話は元気が出ますね。

 ネットでのお付き合いもよいですが、たまにはオフ会で直接話すのも楽しいものです。

 またやりましょう。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする