北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

使い切らずに残る瓶詰め

2022-03-31 22:12:17 | Weblog

 

 冷蔵庫というのは案外断捨離ができない場所です。

 ご飯を食べる際に食欲を増進させるいわゆる「ご飯の友」にはたくさんの種類がありますが、それらはしばしば"あと少し"という量を残した瓶が冷蔵庫内に残されているものです。

 本当に「あとスプーン一杯だけ食べてしまえば消費完了」となるのに、そのほんの少しが消費されずに瓶が残っていて、それでいて捨てるには惜しい。

 どうしてそんな風に残りの少ない容器が残ってしまうのでしょうか?

 この冬話題のドラマ「ミステリという勿れ」の主人公である久能整君のように言えば「僕、常々思うんですけど、あれって家族のみんなが飽きちゃってその存在を忘れているんだと思うんです」というところではないでしょうか。

 美味しそうだと思って買ってきて、瓶の蓋を開けた時には「美味しい」と大いに満足するのですが、毎日食べたりしているとやはり脳はその味と刺激に飽きてしまいます。

 そのためその食材を求める気持ちが失せてしまい、まだ中身の残っている瓶があっても関心が薄れてしまいには忘れられてしまう。

 そんなサイクルが繰り返されて、消費されない中身の残り少ない便が量産されてしまうのではないか、というのが私の推論です。

 で、それなら飽きる前に消費しきってしまうくらいの少量しか入っていない商品を買うのはどうだろう、と思います。

 ところがこの作戦は、やはり量と価格のバランスを考えると割高に見えてしまってなかなか手が出ないものなのです。

 逆に割安だ、という一点で内容量の多いものを買ったりすると、いよいよ消費されず冷蔵庫の奥でいつまでも残っているということになるというのもよくある話。

 要は、気が付いたときに勇気を奮って食べてしまう、ということに尽きるのですが、そういうときに限って、「え~、お父さんあれ食べちゃったの~!?」と家族から文句を言われたりもするものです。

 まあ新しいものに手を出す前に今あるものを食べてしまう。

 新しいものを買うときは古いものは捨てる。

 そんな心がけが断捨離の極意なのかもしれません。
  
 

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セルフレジデビュー

2022-03-30 19:57:19 | Weblog

 最近朝の出勤途中にコンビニで200mlのパック牛乳を買うことがあります。

 コンビニもはローソンなのですが、朝は特に混みがちで二人の店員では常に7~8人はレジを待つ列ができて、私もしばしば牛乳のパック一個を抱えて長い列を並ぶことがあります。

 ところでローソンには自分一人で支払い手続きができる「セルフレジ」なるものがあります。

 セルフレジが空いているのに、列に並んでいるのがばかばかしくなって、先日ついにセルフレジデビューをしました。

 やってみると操作は極めて簡単で、
①支払い方法を電子マネー・クレジットカード・ポイント支払いなどから選び(現金は扱えないのです)、
②レジ袋が必要かどうかを選び、
③購入する商品のバーコードをスキャナーでスキャンし、
④ポイントを貯めるならポイントカード(私はdカード)のバーコードをスキャンし、
⑤「購入」のマークをタッチして①で選んだ支払い方法で支払う、というもの

 私の場合は支払いは交通系の電子マネーSuicaを使うことが多いのですが、これだとわずかに1分たらずで会計が終わります。

 一度使ってみるとそれほどの手間でもないのですが、案外これを使わずに長い列に並んでいる人が多いのはなぜでしょう。


 思うに、
①とにかくやったことがないのでチャレンジできない
②購入するものが多いときは、そこで時間がかかって後ろに迷惑をかけるのではないか、という恐れ
③列に待っている他の人から『ふう~ん』と見られることへの漠然とした恥ずかしさ
④レジの人と対話を楽しみたい

 …といった理由かなあ、と思うのですがどうでしょう。

 私も妻と一緒に行くスーパーでの買い物では、さすがに買うものが多すぎるのでセルフレジがあってもそれを使う勇気はありません。

 でも一度やってみてやり方を覚えれば、ぱぱっと効率的な買い物ができるようになります。

 「人で不足を補おう」とか「生産性向上のために」と、企業の側ではそれなりの投資をして機械化を進め効率化への努力をしているのに、消費者側が相変わらずその流れに乗らないのではデジタル化しても効率化社会にはなれません。

 消費者の側も効率化の波に乗れるようになるには新しいものにチャレンジする生涯学習の姿勢が求められますね。

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「北海道ブランド」は食べ物だけじゃない ~ 車も『北海道エディション』が出た

2022-03-29 22:33:53 | Weblog

先日、北海道産のブドウが85%以上使われていないと「北海道ワイン」と名乗れないんですよ、という話題を書きました。

 「北海道」と言えば、農産品、水産品の品質がとても良いことから、今やその冠をつけるだけで商品売り上げに絶大な効果がある地域ブランド名となりました。

(食に関しては絶大な信頼があるんだなあ)と思っていたところ、ネットのニュースに、トヨタ自動車の高級車レクサスが「Hokkaido Edition」を売り出すという記事がありました。

 『日本の北海道に着想を得たレクサスLCの限定モデル「Hokkaido Edition」が欧州で発表:CAR DRIVER』
 https://bit.ly/3qEd1SY

 『レクサス 新型 LC 特別仕様車「HOKKAIDO EDITION」ヨーロッパ 2022年3月14日発表』
 https://car-repo.jp/blog-entry-lexus-lc-hokkaido-edition.html

 記事は、「トヨタ自動車が展開する高級車ブランドのレクサスの欧州部門は2022年3月14日(現地時間)、旗艦スポーツのLCクーペおよびLCコンバーチブルに特別仕様車の「Hokkaido Edition(北海道エディション)」を設定し、本年4月にクーペとコンバーチブル各40台限定で発売すると発表した」とあり、また、「新しい限定版は、特別なデザインのタッチが特徴で、火山、山の森、温泉、美しい道路で有名な日本の豪華な旅行先である北海道にちなんで名付けられた」いう記述もありました。

 食べ物ではなく、風景にインスパイアされた自動車での「Hokkaido」というのは面白いと思いましたが、そういえばかつて日産自動車が「SUNNY CALIFORNIA」というステーションワゴンを作っていたことを思い出しました。

 カリフォルニアと言われたら、青い空に太陽が照り付けてカラっとした空気の中をドライブするイメージがどことなく浮かびますね。

 そうなると観光地、風景地として「北海道をイメージした、"HOKKAIDO Edition"」と言われたら、聞いた人はどんな風景をイメージするのでしょうか。

 知床斜里の「天に昇る道」でしょうか?

 それとも利尻富士を眺めながら走るオロロンライン?

 いやいや真狩の羊蹄山に向かう道かな? 

 いずれにしてもシーニックバイウェイだったり、国交省が制定する「日本百名道」のひとつでしょうか。
 → 北海道の百名道 http://www.sudo2.com/ga01/list/lista.html

 皆さんは北海道のどんな風景の中を走る自動車をイメージしますか?

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恩義には十分に報いましょう

2022-03-28 20:25:37 | Weblog

 

 息子に少年野球をやらせている年下の知人がいます。

 彼は他の子たちの親とともに息子の野球に熱心に付き合っていて、送り迎えはもちろん、より良い野球環境づくりにも一生懸命取り組んでいます。

「この時期だったらさしずめ早くグランドの雪を融かすような除雪作業にも駆り出されているんじゃないですか?」

 そう何気なく行ったところ彼の顔が曇って、「いやあ先日はひどい目に会いました」と言い出します。

「どうしたの?」
「それが、親たちで、『いつも野球で使わせてもらっている公園のグランドの除雪をしよう』という事になったんです。そうしたら『俺のところにトラクターショベルがあるから持ってこようか』と言う仲間がいたんです」

「おお、建設業はこういうときに力強いね」
「それで公園の管理者に、重機を入れた作業の許可をもらえるように交渉をしてようやく認められてこの週末に作業をしたんです」

「いいね」
「それがですよ、当の本人は重機の運転はできるものの操作に慣れているわけではなくて、最後のところで雪の踏み固めが甘くて機械を横倒しにしちゃったんです」

「うわ」
「幸い本人にけがはなくて良かったのですが、倒れた重機をどうにかしないといけません。それで公園管理所に走ったところちょうど公園の除雪をしているという除雪の業者さんがいました。事情をお話して『手伝っていただけませんか』と言うと、ちょっと渋々でしたけれど来てくれることになって、なんとか機械を立て直してくれました。いやあほんとに助かりました」

「いやはや、大変でしたねえ。ちゃんとオペレーターの方にお礼をしましたか?」
「あ、はい、ちょっと失礼かと思いましたが現金で一万円を渡して後でみんなでカンパしあいました」


 そこまで聞いて、ようやく私も「いいですね!」と膝を打ちました。

 そんな大変な事態に急な助けの要請に応じてくれたなら、お礼として一万円と言うのは私的にもちょうど良い相場感に思えました。

 自分たち自身は無償のボランティアなので急な出費は痛いかもしれませんが、それでも外部の急なヘルプに対してしっかりとお礼をするとは立派です。

    ◆

 それでいて彼が「でも渡しちゃったからもう何ですが、一万円って差し上げすぎですかね」と言うので、私は「いやいや、そういうときは危機管理ですから相手がおっと思うくらいに差し上げた方が印象が良いんです。もうこんなことは二度とないかもしれませんが、仮に何かあった時でも次はそれほど嫌がらずに助けてくれることでしょう」と言いました。

 外部からの援助者には十分に報いてあげるのが、世渡りの常なのだと思います。

 まあ一時のひどい道路でのスタックの救助はドライバーお互い様ということもあるかもしれませんがね。

 お金は世間を渡るときの潤滑油としても使えます。

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コロナのおかげでいまのうちならレアなお酒が手に入る

2022-03-27 20:52:20 | Weblog

 ちょっと暖かくなった札幌周辺のこの週末、どこのお家も家の敷地の雪を道路に出して雪割り作業をしています。

 陽気に誘われて、余市方面へ行ってワインを買ってきました。

 余市には小さな個人ワイナリーが沢山出来ていて、それぞれ個性あるワインが作られています。

 ワインの場合、以前は海外のブドウ果汁を使ってつくり、醸造所のある地域名を使った〇〇ワインを売るという地域ブランドビジネスがありましたが、「酒税の保全及び種類業組合等に関する法律」という長い法律が平成27年に改正(平成30年施行)されて、当該の地名を産地として名乗るためには当該地で収穫したブドウを85%以上使用し、その場所で醸造することが必要になりました。

 これにより「北海道ワイン」とあれば道内全域でのブドウを使えることになりますが、地域ブランドをさらに鮮明にしようと思うと、さらに狭いエリア名でも勝負することができます。

 ここ余市は、良いブドウがたくさん獲れて、またこの地で醸造されるワインの評価が高くなっており、近年「余市ワイン」という名前を使うワイナリーが増えて、これからいよいよ評判が高くなることでしょう。

 そんなわけで、余市町内のワイナリーを巡ったり地場の酒屋さんを訪ねたりしてレアなワインを捜し歩きました。

 ある酒屋さんでは、なかなか手に入らない地元のワインが並べられていて、「これは珍しくて嬉しいですね」と言うと、「コロナでお酒の売り上げが減っているので結果的に残っているんです。まあ今手に取られたものはそこにあるだけでお終いですが」とのこと。

 コロナのおかげでレアなワインが手に入るというのはちょっと皮肉ですが、折角のワインなので、何かの記念日などにじっくり楽しみたいと思います。

 

    ◆

 

 ちなみにある酒屋さんは、以前は美味しいソフトクリームを食べさせてくれていたのですが、コロナのこともあってか今は販売を止めているとのこと。


              【写真は本文とは関係ありません】

「コロナのまん延防止も明けたし、いつ再開するんですか」と訊くと、「ちょっとわかりませんねえ」とのこと。

「どうしてです?」
「うちの場合手作りで作っているので、ネットにネガティブなことを書いたりする人がいたりしましてね。それで止めているので再開はいつになるか決めていません」とのこと。

 世の中には自分の正義感が絶対と言う人が少数でもいるんですね。いやなら自分が食べなければ良いだけじゃないか、と思うのですが。

 さてさて、お酒もどんどん消費してまいりましょう!

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スローライフは高齢者のものなのか ~ 若者はコンテンツ消費に忙しい

2022-03-25 23:45:30 | Weblog

 

 ネットの『PRESIDENT Online』というサイトに『「若者は10分間のYouTubeすら耐えられない」加速する"可処分時間レース"の行き着く先』(https://president.jp/articles/-/55624)という記事がありました。

 記事の大まかな趣旨は、
①演劇のような舞台芸術は客層が高齢化していて、若者が少なくなっているという危機感がある。
②長時間かけないと消費できないコンテンツは現代の若者のライフスタイルに合わなくなり、高齢者の娯楽になりかけている。

③若者は、学業や仕事のかたわら、大量にアップされる各種のコンテンツを消費しておかないと周りとのコミュニケーションについて行けなくなっている。

④動画サイトYouTubeで30秒から1分間の「ショート動画」という短い動画が好まれていて、10分のコンテンツは人気がない。
⑤つまり今の若い世代は、効率性・生産性・合理性を求める時代精神を生きていて、短時間で消費できるコンテンツが台頭しているのはその時代精神のシンボルだ。

 …というもの。

 記事の書き主である文筆家・ラジオパーソナリティーの御田寺 圭さんは最後に、「こんなラットレースにはいずれ揺り戻しが来る」と見ていて、「揺り戻しがやってきたときに受け皿が消滅しているのではどうしようもない。ひとりでも多くの人が『ゆっくりと生きてもよい』ときづくためには、演劇をはじめとする文化や芸術は不可欠になる」と結んでいます。

 今や「スローライフは高齢者のライフスタイルか」と思わずにはいられません。


      ◆


 私が静岡県掛川市の助役として迎え入れられた2002(平成14)年に、当時の榛村純一市長さんから最初に言われたミッションが「スローライフをやってほしい」ということでした。

「スローライフって何ですか?」というのが私の最初の質問で、それに対して榛村さんが明確に答えを持っていたわけではなく、ただこれまでの「早く、安く、便利、効率」を追求し急ぎ過ぎてきた社会へのアンチテーゼとして、元朝日新聞におられた川島正英さんのアドバイスによる"スローライフ"という単語が心に引っかかっていて、その波が次に来る、という時代の直感でした。

 榛村さんはスローライフをそれまで培ってきた掛川の『生涯学習の帰結』と位置付けて、一人ひとりが学びをつづけて気がつくべき人生哲学を集約。

 それがスローペース・スローウェア・スローフード・スローハウス・スローインダストリー・スローエデュケーション・スローエイジングという7つのテーマと、これらを総合した生活哲学としてのスローライフという全8テーマの提案となりました。

 そしてそれらを当時の日本社会に花火として打ち上げ、スローライフ月間と称して一カ月にわたりゲリラ的なイベントを市内で行い、毎週末に学者先生やマスコミなどから著名な人たちを迎え入れたシンポジウムなどを行い、大きな話題になったものです。

 しかしスローライフというのはまあ行ってみれば「こうしようよ」という一種の社会運動なわけで、行政としてやれるのはせいぜいイベントまで。

 ここまで火を着けた市民を上げた社会運動をどう継続させてゆくのかについては、考えられていなくて、まあ収め方のイメージがなく始めちゃった戦争みたいな感じでした。

 で、当時それを主導して矢面に立った私は一緒にやってくれた熱心な人たちから「助役さん、来年はどうするね?」と言われたものの、市が予算を取っているわけでもありません。

 いろいろと紆余曲折があって、3年目にNPO法人スローライフ掛川が立ち上がり、それが市民活動の受け皿となるように落とし込んだのですが、今振り返ると楽しい思い出でした。

      ◆

 それにしても冒頭の記事を読めば、スローライフが今や高齢者のものになりかけているというのはある種の納得。

 全てはコンテンツがいつでもどこでも手に入るスマホのせいのような気がしますが、それが続く限りゆりもどしがあるかどうか。

 逆に高齢者もショートコンテンツの嵐に翻弄されてゆくような気がします。

 さて、そんなわけで昔の掛川の友人たちに会いに4月の末に掛川旅に向かう計画を立てました。

 思い出のある町がどんなふうに変わり、あるいは変わっていないのかの定点観測が今から楽しみです。

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大学という空間はインスピレーションが湧くものだ

2022-03-24 22:11:18 | Weblog

 まちづくりに関する意見交換会をしましょう、ということで30歳も年下の若手研究者とお話をすることになりました。

「場所はどこにしましょうか」というので、(アカデミックな話をするならやっぱり大学だろうな)と考えて、北大の中にある"カフェdeごはん"というカフェで待ち合わせることにしました。

 待ち合わせ時間の少し早めに現地に向かうと、正門のところに着物姿の若い女性やスーツ姿の若者たちがたむろして写真を撮っています。

(ああ、今日は北大の卒業式だったのか)と初めて今日の北大のイベントに気がつきました。

 卒業式は正式には学士学位授与式というのですが、コロナのまん延防止措置が解除になった今年は、希望する卒業生全員が参加できたそうです。

 なにかと気づまりなここ2年ほどでしたが、広い世界に羽ばたいて活躍してくれることを祈ります。


      ◆


 待ち合わせの"カフェdeごはん"は、北大の正門入ってすぐ左にある北大インフォメーションセンターのなかにある飲食施設。

 オリジナリティあるスイーツメニューがあって、北大観光の際にはちょっとしたポイントになっているようです。

 今日は卒業式という事で混雑していることが心配だったのですがそれほどのこともなくて楽しい意見交換ができました。

 卒業した高校にOBとして招かれて、高校生との対話で仕事の中身の紹介をしたりしているとのこと。

 学生たちに早くから世の中の職業や仕事について関心を持ってもらうことは意義深く、貴重な取り組みと感心しました。

 それにしても、やはり少々アカデミックな意見交換には大学の空間というのは最適です。

 市中のホテルのカフェで話しているのと、木々や年数を重ねた建物に囲まれた空間で話をしているのとでは、湧いてくるインスピレーションも違ってくるような気がします。

 となりで話されている会話でさえハイレベルな話題に聞こえてしまいます。

 こんな大学の空間が、そして素敵なカフェが札幌のまちなかにしっかりと残されていることに感謝です。

 

 

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マンボウ解除 ~ 送別会は「蕎麦屋たいせつ」さんで

2022-03-23 22:18:20 | Weblog

 

 年度末の歓送迎会の時期に間に合わせるかのようにコロナの蔓延防止重点措置が解除になりました。

 ようやく飲食店等への営業時間短縮や同一グループの同一テーブルへの入店案内を4人以内とするとした要請などもなくなりました。

 日々の新規感染者数が漸減していることに加えて、そろそろ国民も不満やうっぷんが蓄積しつつあること、さらには『経済を回せ』という経済界からの強い要求などのバランスが出そろった感があるからでしょう。

 ただし、まだまだオミクロン株が完全に消え去ったわけではないので、北海道では4月17日までの期間で、できるだけの「三密回避」やマスク着用、手指消毒、換気などに努める感染防止対策はするようにという要請が出されています。

 ただ文部科学省は大学に対して、できるだけ対面授業を行うようにという通知を発出した、というニュースがありました。

 その背景には、「コロナによる修学意欲の低下」を理由にした中退者の増加で、オンライン授業が増えて人的交流ができないことが影響した可能性があるのではないか、と言われています。

 対面授業もクラブ活動も、コンパも合コンも、そうした人の触れ合いを早く復活してあげたいと切に願います。

 
    ◆


 そんなわけで、今日は親しい友人が4月に転勤と引越しになることへの送別会を開催。

 場所はいつもの「蕎麦屋たいせつ」さん、マンボウが解除になったら早く使ってあげたいお店ですが早めに予約をしたことで、我々5名だけの貸し切りにしてくれました。

 野遊び兄貴の残間さんが元気だった時にはここが野遊び仲間のたまり場になっていろいろな出会いがあったもので、懐かしいな。

 
 次々出される料理に舌鼓を打ち酒が進んだ最後の〆はやっぱり蕎麦。

 今日は音威子府の蕎麦粉とのことで、田舎と細切りの二種盛りで安定の美味しさですがすっかり堪能して写真を取り損ねてしまいました。

 明日は月に一度の「たいせつ寄席」の日だそうです。

 マンボウ解除になったことですから、今まで外食に使わなかった資金を大いに放出して、コロナを防ぎつつたくさんの飲食店を楽しみましょう。 

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立ったのは良いが上手に着地できない孫

2022-03-21 21:42:12 | Weblog

 

 生まれて八カ月を過ぎた孫はちょうど伝い歩きが楽しい頃になりました。

 しかし何しろ体の発育がまだまだ不十分なので、なにかに掴まって立ってみたのは良いけれど今度はその先にどうしてよいかがわかりません。

 下半身が体重を支えられれば良いのですが、そこが不安定なために立つだけ立ってしばらくするとどうしようもなくなって泣いて助けを求めるのが常でした。

 それが日々成長が著しくて、ついに先日、立ったところから慎重に重心を下げてゆっくりと座り込むことに成功しました。

 立つこととゆっくりと座ることが同時にできるようになって一気に部屋の中の移動の自由度が増したようで、いよいよ楽しそうです。


 子供の成長の過程をこんなにじっくり見られるのは孫が次女とともに同居しているからですが、自分の子供の時は忙しかったりそれどころじゃなかったりしたので、成長の過程を見る楽しさを感じています。

 学ぶということは、思いついたことをやってみて、失敗してそれで今のやり方ではうまくいかないことを知り、改めて挑戦をするということの繰り返しです。


     ◆

 
 先日解剖学者にしてベストセラー作家である養老孟子さんの講演会をyoutubeで見ていたところ、養老先生がまさにその「学ぶとは何か」ということをお話しされていました。

 先生曰く、「学ぶというのは"脳にinput"したことを"体がoutput"してみることです」。

 それを繰り返すことで脳に新しい神経回路ができて、できなかったことができるようになる。

 また「このことを陽明学では『知行合一』と言いました」とも。

 つまり知ることと行うことは同じである、ということで、分かったらやってみろ、ということそして、分かったならやれ、良いと思うことはすぐにやれ、ということになる。

 高名な陽明学者だった大塩平八郎は天保の飢饉に苦しむ大阪の住民の姿を見て、幕府や商人たちの対応に憤り、1837年に武装蜂起を画策し後にこれが『大塩平八郎の乱』と呼ばれるようになります。

 ちなみに後に作家の三島由紀夫が1970年に『革命思想としての陽明学』というエッセイを発表し、同年自衛隊市谷駐屯地で割腹自殺をしたことから、行動の学問としてやや危険な香りを漂わせましたが、王陽明は決してそういうことを意図したわけではなく、自身の行動哲学に寄せてしまった感があります。

 古代ローマの政治家であるユリウス・カエサルは「人は見たいと欲する現実しか見ていない」と言いました。

 
 上手に座れないままに立ってしまった孫のように、戦争をどのように収めるかを混乱しているように見えるプーチン大統領。

 見たくない現実に気がついて、戦争そのものを収束に向かわせてほしいものです。 
 

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当別町のロイズふと美工場直営販売所 『CACAO & CHOCOLATE TOWN』の魅力的なチョコ商品

2022-03-19 22:47:53 | Weblog

 この3月1日にリニューアルオープンしたロイズ「ふと美工場」の直営店に行ってきました。

 我が家は週末に自家製パン焼き器でパンを焼くことが多いのですが、そのときの小麦粉は当別町の道の駅『北欧の風 道の駅とうべつ』で売っている強力粉を使っていて、それを買いに行ったついでに立ち寄ったものです。

 ロイズふと美工場には以前にも直営の販売所があったのですが、ひじょうにこじんまりしたものでした。

 それが今回のリニューアルオープンでは『CACAO & CHOCOLATE TOWN』という施設になって、以前の販売所の西側に規模を大きく拡大してバラエティ豊かなチョコレート商品を販売しています。

 駐車場も広くなりましたが正直言って周りには他に何もないなか、この施設目当てのお客さんで今日はとても賑わっていました。

 施設の入り口を入ると、休憩と店内飲食用のイスとテーブルが置かれていて、奥にはカカオ豆のオブジェがあります。

 その奥はいよいよ商品陳列コーナーで、ロイズにはこんなにたくさんの種類があるのかと思うくらい、見たことのないチョコレート商品が沢山あって、つい買いすぎてしまいます。

 またチョコレート商品だけでなくベーカリーコーナーもあって、チョコレート工場らしくカカオとチョコレートにこだわりのパンを販売しています。

 
 ちなみに今回の直営販売所リニューアルにタイミングを合わせて、目の前を走るJR札沼線には3月12日に、この施設から約600mの距離に、北海道では20年ぶりとなる新駅『ロイズタウン駅』が開業しました。

 こちらは地元当別町とロイズコンフェクトによる請願駅という事で、新聞報道では駅舎とホームをロイズコンフェクトが負担し、当別町が駅前広場などを整備することで建設されたものだそうですよ。

 そしてそんな鉄道ファンの心をくすぐるかのように、店内には「ロイズタウン駅開業記念オリジナル商品」が並んでいます。

 新駅の路線図が印刷されたお菓子や駅舎のフィギュアがセットになったバラエティパックなど、鉄道ファンだったら今ここにしかない魅力にあふれた品々でしょう。


     ◆


 以前のこじんまりした販売所でも売っていたソフトクリームもバージョンアップして売られています。

 メニューはコーンとプラスチックカップが選べますが、値段はどちらも450円で変わらず。

 我々はカップのソフトクリームを買ったのですが、店内の椅子とテーブルはどこも塞がっていて、しかたなく車まで戻って食べたのですが、この寒空でも車まで戻る間に溶け始めて焦りました。

 これはもっと気温が上がったなかで混雑すると大変だなあと心配です。

 またコーヒーはお店では売っていなくて、入り口近くの自動販売機でドリップ式のものが売られていましたが、やはり甘いものとなるとドリンクとの組み合わせが鍵です。

 掛川茶など緑茶も置けばセンスがあるのに、どうしても北海道のお菓子売り場には、ドリンクと合わせるという思想がそもそも感じられないのが残念です。


 さて、今回一番気になったのは『ウィスキーの肴(あて)(になるチョコ)』です。

 この品の横にはスコッチウィスキーも置かれていて、思わずウィスキーの方にも手が伸びるところでした、危ない危ない(笑)。

 いろいろと話題の多いロイズ カカオ&チョコレートタウン、観光に来た友達のお土産を探すのにもちょうど良いかもしれませんよ。 
 

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