北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

「断捨離」しない本の整理

2022-12-30 23:49:53 | Weblog

 

 机周りや家の中の片付けをしようと思うけれど、自由奔放な孫が動き回るのでなかなか落ち着いて作業ができません。

 それでもなんとか出しっぱなしの釣り道具やその作業場周りを片付けと掃除完了。

 一番片付かないのは読みかけや読もうと思って手元に置いてあった本たちです。

 本当にもう二度と読まないであろう本は処分することにしましたが、それでも後ろ髪をひかれます。


 先日学者である知人の一人が郊外の一軒家から都心部のマンションに住み替えたときの話を聞きました。

 住まいのの延べ床面積が半分になったことで一番処分が大変だったのが本だったそう。

 捨てるのは惜しいし、そうかといって収めるだけのスペースは新居にはありません。

「でも今は良いサービスがあって、一冊100円くらいでPDFファイルにしてデータを届けてくれますからね。かなりの本をそれでデータ化して、学術的に貴重な本は大学の図書館に寄贈しましたよ」

 なるほど、ネットを探すと本のページ数にもよりますが、安いものでは一冊80円からデータ化してくれるというサービスがあるようです。

 早いうちにその手のサービスを使って、家の中を占めるあまり用のないものを整理するのが良さそうです。

 これなら「断つ・捨てる・離れる」ということなしにスペースだけを効率的に使えることでしょう。

 来年の一つのテーマです。

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年末ぎりぎりにトイレリフォーム完了

2022-12-28 21:58:43 | Weblog

 

 二カ月くらい前から進めていた家の一部リフォームが終わりました。

 今回のリフォームは二階部分のトイレです。

 建ててからもう20年になる我が家ですが、二階のトイレは一度も故障することなく使えていました。

 それが夏あたりから便器の周辺で水漏れがするようになり、妻とも「そろそろトイレを直そうか」という話になりました。

 トイレ機材を展示しているメーカーのショールームを訪ね歩いて最新のシステムを見るうちに、新しい機能や節水能力などに感心して便器ごと交換をする意欲が増してきました。

 幾つかのメーカー経由で施工会社から見積もりを取って、T社のトイレシステムをS社の施工でお願いすることにしました。

 以前のトイレは背面のタンクをキャビネットで覆い隠してそこにトイレットペーパーなどの小物も入れられるようなものでしたが、最近はそういうスタイルのものはもうなくなっていました。

 タンクレスのお高い高級なシステムもありましたが(そこまでしなくても)とほどほどのもので手打ち。

 ついでトイレの壁紙や変な音がするようになっていた天井の換気扇も交換してもらうことにして気分を一新することに。

 その工事を今日一日で施工してもらって、無事に新しいトイレになりました。


      ◆


 新しい便器は、汚れが付きにくい加工がされているのに加えて以前は使用すると8リットル使っていた水が4リットルで済むという節水機能もウリ。

 なんだかんだでやろうと思ってから2カ月かかったトイレリフォーム。

 来春にはバスルームもそろそろ替え時かな。

 懸案が一つ年内に片付いて、清々しく年を越すことができると思うと心が晴れやかになりますね。

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今日で仕事納め ~ 無事に仕事の一年が終わりました

2022-12-27 23:46:24 | Weblog

 

 わが社は今日で仕事納め。

 朝から机と作業スペースの周りを掃除して、昼には支店の全員が会議室でお弁当を食べて随時解散です。

 掃除とは愛情が注がれていなかったところへ愛情を注ぐ行為です。

 今まで見向きもされなかったちょっとしたところこそ見てあげて触ってあげて汚れを落とすことができる。

 気が付ける人はすぐに汚れに気がつきますが、どこが汚れているか、どこに誇りが溜まっているかに気がつかない人はずっと気がつかないままでいることでしょう。

 また、古いファイルを整理していらない書類を段ボールに写すと有に一箱になりました。

 そもそも、無くすことへの不安がある限り書類はなくならないわけで、その執着をなくすのがなかなか難しい。

 宗教的悟りの境地に達することが求められているようで、掃除や整理というのは高度に精神性が求められます。


      ◆


 さて、今年もプライベートや仕事でいろいろなことがありましたが、まずは無事に今年の仕事を終えられて一安心です。

 年の後半は地方自治体を訪ね歩いて道路管理についてヒアリングをする機会が多く、これは来年も続きそうです。

 自治体を訪ねれば訪ねるほど、道路の維持管理が地域の人材不足などで難しくなっていることが感じられます。

 これは今までのような発想では地域の維持管理リソースがサステナブルに継続してゆかないわけで、大きな発想の転換と早期の行動が求められます。

 このあたりのアイディアはもう少し自治体を回ってさらに充実させてゆくつもりです。

 まずは今年の仕事が終わったことに感謝です。

 お仕事で関わった皆様、今年もお世話になりありがとうございました。

 

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渡辺京二さん逝く ~ 「逝きし世の面影」と「黒船前夜」は名著

2022-12-25 22:48:13 | Weblog

 近代史家で作家の渡辺京二さんの訃報に接しました。

 個人的に存じているわけではありませんが、彼の名著「逝きし世の面影」には衝撃を禁じ得ませんでした。

 当時この本を読んだ後のレビューブログを改めて見ると、こう書かれていました。

   ーーーーーーーー

 そもそもが、知人から紹介されて「橋本元総理も読んで感動したという話ですよ」ということで買い求める気になったものです。

 冒頭の一節は「私はいま、日本近代を主人公とする長い物語の発端に立っている。物語はまず、ひとつの文明の滅亡から始まる」とあります。

 この本のテーマは、かつて日本がうち捨てて完全に過去の物としてしまった近世の日本の世情がどういう風に素晴らしい物だったのかということを、数多ある外国人の日本見聞録のエピソードと論評から拾いまくり、その分析を通じて改めて『我々が失った日本文明とは何だったのか』という問いに答えを与えることなのです。
 
「日本近代が古い日本の制度や文物のいわば蛮勇を振るった精算の上に建設されたことは、あらためて注意するまでもない陳腐な常識であるだろう。だがその精算がひとつのユニークな文明の滅亡を意味したことは、その様々な含意もあわせて充分に自覚されているとはいえない」

    ーーーーーー

 明治までの日本はそれほどユニークで、当時外国から日本を訪れた多くの外国人が自国と比較したうえでこの時代を、暖かく笑顔にあふれた文明の国である、と評しているのです。

 今日歴史を学ぶ我々は、江戸時代から明治時代への変貌を時系列で学び、それは明治維新によって改革されたのだ、と教えられていますが、著者の渡辺氏は「それは一つの文明が滅亡したのだ」と捉えます。

 現代の我々はそれほど明治前の日本を知っているわけではなく、現代日本を考えるうえでも改めてこの本のご一読をお勧めします。

【渡辺京二著「逝きし世の面影」に日本を観る】2006年5月10日付ブログ

https://blog.goo.ne.jp/komamasa24goo/e/49d172877012c7baede4f0dc0736f866

 

       ◆


 そしてどうしても紹介しておきたい渡辺氏のもう一冊の本が「黒船前夜」です。

 当時これを読んだときの私のレビューブログにはこう書かれています。

   ーーーーーー

 著者は日本そのものの外交史を概括して、「日本は十六世紀半ばから十七世紀半ばにいたるおよそ100年間、ヨーロッパ文明との最初の接触を経験した。これをヨーロッパとのファースト・コンタクトと呼ぶとすると、鎖国という中断を経てやがてセカンド・コンタクトへ至るのは時の必然」だと言います。

 そして「開国というセカンド・コンタクトを省みるとき、もっぱら一八五三年のペリー来航に焦点が合わされるのは再考を要しよう。それはひとつの画期ではあっても、セカンド・コンタクトそのものの開始を告げるわけではなく、それを求めるならば時ははるかに早い安永・天明年間、場所は北方の蝦夷地に求められねばならない」と言い切ります。

 そして、北方問題を一言でいうと、それは「アイヌを自分側に取り込もうとする日・露民族主義同士の相克にほかならなかった」と看破。

 北海道にはこんな歴史があった、という驚きとともにかつて誰も教えてくれなかったわが郷土の歴史の物語がここにあります。

     ーーーーーーー

 北海道には歴史がない、とよく言われますが、そうではなくてペリーが来航する50年以上も前に、大国ロシアを相手にした江戸幕府と松前藩、そして蝦夷地周辺を探検して歩いた多くの探検家たちの物語がここにあります。

 札幌市円山にある北海道神宮には境内の中に北海道の開拓に力を尽くした37人の人たちを神として祀る「開拓神社」があります。

「黒船前夜」が描く時代に蝦夷地を舞台に活躍した、松田伝十郎、伊能忠敬、高田屋嘉兵衛、最上徳内、近藤重蔵、間宮林蔵などがこの神社には祀られています。

【渡辺京二著「黒船前夜」を読む ~ 開国の舞台は蝦夷地だった】2011年8月30日付ブログ

https://blog.goo.ne.jp/komamasa24goo/e/ba5a2cecdd23b5115e6175b5238e88a0

 

 故人のご冥福をお祈りいたします。

 

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より良い労働しゃになるためのジョブカードとキャリアコンサルタント ~ 特定一般教育給付金の受給手続き

2022-12-24 23:36:13 | Weblog

 

 いよいよ来年から介護の勉強を始めようと、まずはスクールに受講の申し込みをしました。

 私が申し込んだコースには注釈がついていて、「特定一般教育訓練給付金対象コースです」と書かれています。

(特定一般教育訓練給付金とはなんだろ?)

 公務員でいた人生が長かったので、労働行政にはほとんど接する機会がなく、まずは調べるよりほかありません。

 すると特定一般教育訓練とは、民間事業者の行う講座のうち、即効性のあるキャリア形成ができ、社会的ニーズが高く、かつ、特に就職実現・キャリアアップとの結びつきの強さを客観的に評価できる教育訓練として厚生労働大臣が指定したもの、と出てきました。

 つまりとにかく仕事についてもらうために特に役に立ちそうなキャリア講座に対して魅力を増すように、給付金という形で払ったお金の何割かを戻すように給付するというのがこの制度なのです。

 なかでも「特定一般」とつくのは、一般教育訓練のなかでも特に職業の安定につながりやすいものを指すとのことで、介護職員というのは職を探しやすい…というか、まずは人材が不足しているのでできるだけ育成して増やしたいという思惑なのでしょう。

 教育訓練給付金には二種類あって、「一般教育訓練給付金」は払ったお金の2割が、また「特定一般」の方はなんと払ったお金の4割が資格取得後に給付されるそうです。

 労働行政というジャンルが個人への給付という形で、人材育成にいかに力を入れているのかがよくわかるというものです。
 

      ◆


 ところがこのより多くのお金が戻ってくる「特定一般」の方も誰でもが簡単に給付してもらえるというわけではありません。

 まずは自分に受給資格があるかどうかを確認しなくてはなりません。

 確認の場所はハローワークで、そこで受付で「受給資格確認に来ました」と告げると、必要な書式を渡されてそれを指定された窓口に提出します。

 その要件では、①(現在雇用されている場合は)雇用保険の被保険者期間が3年以上あること、②以前に教育給付金を受給してから3年以上経っていること、とあります。(失業中の場合は割愛)

 この場合、公務員の現職の人は雇用保険に入っていないことから公務員は対象になりません。

 今の民間会社に入ってからちょうど3年が経過したところなので、まさに受給資格を得たばかりというのは偶然の事でした。

 また、さらにその資格を有することに加えて受講前に「キャリアコンサルティングを受けてジョブカードを作成する」ということが求められます。

 ジョブカードというのは、自分の経歴や免許・資格を整理したうえで、自分自身の興味や価値観、自分自身の強みなどを自己診断し、そして将来取り組みたい仕事などを掲げて自分自身というものを紙に書きだして見極める作業と言えるでしょう。

(何を言っている?俺には十分な経歴と経験があるんだ!)と勝手に思い込んでも、それを実際に書き表してみることが大切。

 これは、ネットでも「マイジョブカード」という厚生労働省によるサイトがあり、将来にわたる自分の職業意識・職業能力を整理して上書きしてゆくことができます。

 転職を厭わずより良い職場を目指す向上心があるような方にはこれで自分自身を見つめ直すことは労働能力を見える化する意味で意義あることでしょう。

 ※【参考】「教育訓練給付金.JP」(https://kyoikukunren.jp/a/242#toc12)

     ◆

 
 私はこの書類をネットではなく書類をプリントして提出することにして、事前予約をしてハローワークでキャリアコンサルティングを受けました。

 書類やその中身に特に問題はありませんでしたが、会話の中で「小松さんはこちらのキャリアコンサルタントになってもやっていけそうですね」と言われたのにはちょっと笑いました。

 世の中にはいろいろなところにいろいろな職業があるものなんですねえ。
 

 さて、キャリアコンサルタントを受けてその証明をもらうとまた今度は同じ建物のハローワークの窓口で必要書類を提出して面談の上、教育給付の認定を受けることができました。

 今後は講座を受講して修了後に修了証書や領収書などの必要書類を揃えて提出すれば、給付金が下りるという算段です。

 私自身、この給付金の受給に強い執着があるわけではないのですが、もらえるお金に期待することは意味ある事です。さらに、知らない世界としての労働行政手続きを勉強できたのは収穫でした。

      ◆
 
 それにしても、雇用保険の被保険者という条件で公務員が排除されているのは考えさせられました。

 要は簡単に倒産や失職をすることは稀なので、転職のための誘導をする必要はないということなのでしょう。

 その一方で政府は「リスキリングに5年間で一兆円を投資する」とのことで、学びなおしや新たな労働市場への移動がしやすい社会を作るとされています。

 まあ衰退産業からこれからの成長産業への労働力の移動促進という観点であれば、公務員は衰退しないし簡単に動かれても困るということなのかもしれません。

 労働行政に浸ってみて、なんとなくその一端が垣間見えた気がします。

 さあ自分の能力を見極めて、成長産業へ人材を移動させましょう。 

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介護の受講申し込み

2022-12-22 23:53:42 | Weblog

 道東から天気が崩れるのを見越して、今回の挨拶回りは先に網走へ行って、帰る途中で旭川周辺を回るというプランにしました。

 今日はそれほどの悪天候には見舞われませんでしたが、今夜あたりから道東方面は厳しい気象状況が予想されています。

 雪になれた北海道民とはいえ、備えや対処を十分にして事故などのないことを祈ります。

 一方で除雪をやってくれる業者さんなどの担い手は十分に足りているでしょうか。

 挨拶回りをしていても話題が除雪になると、機械のオペレーターや作業をしてくれる作業員などが集まらず担い手不足が心配だ、という声が聞こえてきます。

 ある業者さんと話をしていると、「もう日本人には期待できないので、ベトナムのレベルの高い大学と連携して、そこの若者を当社で受け入れる事業を始めました」とのことでした。

「言葉のわからない日本でやっていけますかね?」
「その問題ですが、基本的な学力は高い人たちなので、まさに日本語の問題だけクリアされれば実際にやっていることの理解は早いし深いと思います」

 別に日本人が働くという事が嫌いになっているわけではないでしょうが、それにしても数が少なく、若者が集まるところには集まる一方で、集まらない職種、地域などには勝者と敗者が誕生しそうです。

 早め早めに対処方針を構築しておかないと、今検討を始めても実際に物事が始まるのには数年はかかることでしょう。

 人の数が少なくなるというのは寂しいだけではなく、日常生活が不便になってくるという事も伴う社会の変化です。


     ◆


 ネットで「介護職員初任者研修」の受講を申し込みました。

 講義は丸一日かかる通学の講義が15日間かかるだけのボリュームがあり、平日を毎日通えば一カ月かからずに修了することができますが、平日に受講できない立場なので、毎週土曜日開講のコースを選びました。

 これであれば、2月から始めて修了は6月ということになりますが、焦らずゆっくり理解してゆくのも良いかと思います。

 ただしこのコースはもしも定員に達していたり、逆に受講者が極端に少なかったりすると受講できないので、そこをスクールの側でまずは確認してもらう必要があるようです。

 先方からも「受講できるかどうかの確認をしますので、先に受講料を支払わないでください」という注意メールも届きました。

 まずは受講できることを祈りたいと思います。

 本来の問題意識は、高齢者が介護に参加することで、介護の職場にに来る若者をもっと違う他の分野、例えばインフラ管理のジャンルに言って欲しいという事です。

 知らないことは勉強しよう。

 新しいことに好奇心を持ち続けてチャレンジしましょう。

 そうして若者をもっと若さが必要な分野に押し出してやりましょう。

 まずはその一歩からです。 

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こんな働き方はありなのか? ~ 「行政職1.5」という労働シェア論

2022-12-21 22:22:11 | Weblog

 

 年末挨拶回り。

 挨拶とは言うものの、ただ名刺を渡して顔を見せればよいというものではなく、なんらかの情報交換が会った方が良いでしょう。
 
 先日ある自治体へ行って、除雪の話をしていたら「以前ドカ雪が降って普段の除雪体制では間に合わなくなった時に、重機の免許を持っている一般職員に頼んで出動してもらいましたよ」という話がありました。

 なるほど、昔は国にも車や除雪車の運転のほか、現場での作業などを専門とする現業職員の方たちがいました。

 公務員の給与は、職種と立場によって得られる「級」と働いた年数で一つずつ上がってゆく「号俸」で構成されて給与が決まるのですが、一般職の人たちはその俸給表が「行政職(一)」という表で、上記の現業の職員さんたちは「行政職(二)」が適用されました。

 それでその俸給表の呼び名から、一般職の人は「行一」、現業職の人たちは「行二」さんとか「直営さん」呼ばれることがありました。


 今ではかつて行二さんたちがやっていたような業務は民間企業の受け皿が充実してきたことから、委託契約で民間の会社と契約してやってもらう形になり、行二さんはほとんどいなくなりました。

 同じような仕事を職員自らやる直営部隊と委託の人たちにやってもらうというのは、一見大した変わらないように思えますが、現場の声としては、「直営の人たちがいれば、〇〇で××をしてくれ、と業務命令を出せばすぐ機動的に動けるので、実は都合が良くてありがたい面がある」という声は根強く残っています。

 国では行二さん、あるいは直営の人たちはほとんどいなくなりましたが、自治体を回っているとまだ少数ながらこうした人たちがいるところがあります。

 ただ最近はほとんど採用の募集もしないので高齢化が進み、定年などでいなくなれば補充しないことから次第になくなってゆくのだろうと思われています。


 そんなさなかの、冒頭の「大変な時に免許を持っている職員に頼んで動いてもらった」という発言です。

 現業を生業とする現業職ではないのに、作業をしてもらうという存在というのはありなのか。

 そんな話を別な自治体の職員相手にしていたら、こともなげに「ああ、うちの支所にはそういう人がいますよ(笑)」という返事が返ってきました。

「支所のAさんは、本来は一般の職員なんですが、重機の免許もあるし人も良いので雪が降った時の朝の構内除雪なんかはいつも手伝ってもらっていますよ」

 それってもしかして職種をまたいだ公務員の柔軟な働き方に繋がる面白い動きではないのか、とも思いました。

 つまり、普段は行政職員として与えられた仕事をこなしているのですが、一たび災害や緊急事態が発生したときは、正当な業務命令と適切な補償と対価の下で、普段の職務とは違う業務をこなすというものです。

 除雪や現場作業など、特殊なあるいは必要な免許の必要なこともあるでしょうが、それならば職員の納得のうえで免許取得を支援することもあるでしょう。

 いざというときのためにそれらの取得には公的な支援を行って働ける・動ける人材を育成しておこうというのです。

 これって何かの法令に違反することなのかどうか、私にはわかりません。どなたか詳しい方に教えていただきたいものです。

 ただ、緊急に担い手が不足するジャンルの人材を普段から職員の中で育成しておいて、いざというときにはサポートができる多能工という在り様は非常に面白く感じました。

 本来現業はしない行一ではなく、現業しかしない行二でもなく、普段は行一でいざというときには行二的にも働ける「行1.5」的な存在はこれから必要になるかもしれません。

 必要な労働時間に対して、専門職をまねくには小規模で非効率、しかしやらねばならないという細かな領域の仕事はできる人たちの労働力、労働時間をシェアしてこなすというのは面白い発想かもしれません。

 もちろん本人がそんな働き方は嫌だという人に強制できる類のものではないでしょうが、それでも良いという有志なら許されるのでしょうか。

 労働のシェア論だけで語れるのかどうか、非常に興味深い問題に感じました。


 しかしこと現場のリアルな声

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道東は晴れているのに途中は猛吹雪

2022-12-20 22:29:03 | Weblog

 

 年末の地方挨拶回り。

 今日からは網走~旭川の行程で関係者を回ります。

 本当は昨日から来ようかと思いましたが、高速道路が空知地域で吹雪のために通行止めが発生。

 昨日は動くべきではないと判断して、市内を中心とした挨拶回りにしました。

 今日になれば天候も落ち着いて道東への移動もしやすいのではないかと思いましたが、今日も空知地域の雪には閉口しました。

 江別東ICを過ぎたあたりから急に雪が降りはじめ、美唄ICあたりでは視界が50mほどの視界不良です。

 前を走る車が巻き上げる雪煙も手伝って、走っていてもすぐ前を走る車の後ろ姿が全く見えなくなることも。

 このまま走って良いのか、下手に減速したり止まったりすると後ろから追突されるのではないかという迷いが運転中に生じて、恐ろしい時間が続きました。

 テレビでは新潟県で大雪のために立ち往生する車列が大写しになっていますが、立ち往生しなくても走ることが怖いのが北国の道路です。


     ◆


 今日は網走の関係者を回って網走泊まり。

 夜は地元にいる親せきを呼び出して一杯やりました。

 普段はめったに会うこともないので、初めてと言って良いような飲み会で、普段は聞けないような情報交換ができて楽しいひと時でした。

 出張先では新鮮な話題で頭をリフレッシュするのもよいですね。

 

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介護資格取得のための給付金手続き

2022-12-19 23:46:30 | 介護の世界

 

 いよいよ年明けから本格的に介護の資格を取るべく、受講講座の選定に入りました。

 基本的には働きながらの資格取得なので、平日の昼間の受講は無理というわけで、土日や夜間で受講できるようなプランを選ぼうと思います。

 費用は概ね10万円を割り引いて8万円くらい、というのが相場ですが、よくよく調べると一定の条件下で、ハローワークの教育訓練給付金の対象になりそうだ、ということが分かってきました。

 これが使えれば、受講料を支払って資格が取れた際に受講料の一定の割合の金額が支給されるとのことで、さらにお安く資格取得が可能です。

 ただこの給付金の取得を受けるためには取得資格があるかどうかをハローワークで確認しなくてはならないとのこと。

 そこで先日、生まれて初めてハローワークを訪れて給付資格の認定について相談をしてきました。

 とても大勢の人たちがいて、仕事探しや失業手当の手続きをしています。

 そんな中、窓口で給付資格認定について訪ねると、所定の様式を渡されて書き込む空欄を指示されて、「〇〇番の受付に提出してください」と言われました。

 その通りに受付を済ませるとやがて名前が呼ばれて面談が始まります。

 私の場合は、雇用保険に3年以上の実績があるなどの要件が認められて給付資格が認定されました。

 ところがこれを実際に受給しようとするとキャリアコンサルタントを受けてジョブカードを取得する必要があるというのです。

 そうなると次にはこちらの面談も受けなくてはならず、制度とはいえなかなかに複雑です。
 
 しかし労働者としての質を担保するための制度という事です。

 新しい職の資格を身に着けるためにはそれに値するかどうかを第三者に見極めてもらうというので、なかなかない機会と言えそうです。

 とにかく労働行政などは知らないことの方が多いので、頭をくらくらさせながらそのリアルについて行ってみようと思います。


 さて、介護資格取得に当たって、給付金はいただけるのでしょうか?
 

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年賀はがきの作成開始 ~ 喪中はがきを整理しました

2022-12-17 23:41:56 | Weblog

 

 いよいよ尻に火が付いた感のある年賀状作成。

 使っているプリンターはもう10年以上前の機種で、メーカーも純正インクを作らなくなった模様。

 代替品を使って印刷を継続していますが、インクが原因でプリントできなくなったらもう使い収めと覚悟しながらの利用です。

 
      ◆


 年賀状の宛先データを作成するのに、送られてきた喪中はがきを整理してみました。

 今年届いた喪中はがきは全部で34枚。

 うち亡くなられた方の年齢が記載されていたのが28枚で、不明のはがきが6枚。。

 最も若く亡くなられた方で72歳、最高齢は104歳、平均は90.25歳でした。

 2019年の我が国の平均寿命は男性で81歳、女性で87歳とのことなので、それらよりは高齢というデータになりました。

 年齢分布でグラフを作ってみると、70~79歳が3人(11%)、80~89歳が8人(29%)、90~99歳が12人(43%)、100歳以上が5人(18%)となりました。

 これを見る限り、多くが同世代の友人・知人の親の世代であり、90歳以上で亡くなられた方が60%以上となりました。

 現代日本人は若くしての病気や事故がなければまあ今の親世代は、90歳以上生きる社会になったと言えそうです。

 
 ただ2019年の日本の健康寿命は男性で72.68歳、女性で75.38歳となっているとのことなので、寿命が延びることよりもより健康で楽しい人生を歩める時間を長くとりたいものです。

 やはり健康で活動的でありたいものですね。

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