北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

週休2日工事の問題解決 ~ 休日の証明はいりません

2018-08-30 23:43:38 | Weblog

 8月21日のこのブログで、道内各地区会員との地区懇談会の中で、「開発局における週休2日工事における現場閉所の確認方法」が話題となった、という記事を書きました。

 地区の会員から、「監督官から、週休2日工事で現場閉所したことを証明しろ、と言われて困っている」という意見があったということで、現場で仕事をしていないということを証明するのは難しいし、そもそもそんなことのために仕事や書類が増えても良いのか、ということが問題意識でした。

 このような現場での課題は、今後上部機関との意見交換の機会もあります。

 しかしこの本案件は、秋の意見交換会で紹介し、来年までの改善を待っているのでは遅すぎて、今年実施している工事が竣工するまでに解決しておくべき課題であると判断しました。

 そこで舗装協会として直接開発局技術管理課を訪問して状況説明を行い、対応について問い合わせをしておりました。
 
 そうしたところ、先日開発局の担当課から、回答があって対応してくれるという事になりました。

 具体的な対応としては、以下のようになるとのことです。


1.休日の確認は「受注者から提出される実施計画書及び実施報告書によることとし、その他の資料は求めない」としているので、下記について道路・河川工事担当者に対して周知を図ることとする。

 ①休日を証明するための資料作成は依頼しないこと
 ②その資料が提出されない事、または証明が曖昧であることを理由にして積算に計上しないということがないように注意すること

 
 …というわけで、現場が混乱している「休日であること(現場は閉所していること)を証明するような書類は求めないという事が確認できました。

 このような内容で周知を図ってくれていれば、今後同様の問題が起きた時に、「こういう内容で整理されているはずです」とこちらからも意見を述べることができて、解決につながることでしょう。

    ◆

 週休2日工事といった、新しい制度が始まるときには、双方に混乱があったり、予想していなかった未調整の課題などが出てくるものです。

 こうしたときにこそ、適切なコミュニケーションで適切なタイミングで課題を解決することが求められます。情報収集の敷居は低いほうが良いですね。

 今回は開発局の方も素早く対応してくださり、感謝に耐えないところです。ありがとうございました。

 

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やはりあると便利な道具 ~ 杖に助けられました

2018-08-29 22:05:25 | Weblog

 

 今日は休暇をとって、妻と道央の小河川へ釣りに行ってきました。

 9月を目前にして、今日の気温は21℃。山の中はもう秋の趣を呈しています。

 釣りの方は、水温が低くて飛んでいる虫の数もすっかり少なくなり、魚も元気がなくなり数もめっきり減った印象。

 (ここにはいそうだが)というポイントにも、なかなか姿を現してくれません。

 たまに反応があっても、しっかり食いついてくれないので釣り上げられずに残念な時間が続きます。

「そろそろあがろうか」という最後のポイントで、一人で上流へ行った妻が先に16センチのヤマベを釣り上げました。

 私も少し遅れて15センチのヤマベを釣りあげることができましたが、何しろ渋い釣りだったので、ボウズを逃れられて良かったです。

 
    ◆


 ところで今日は、子供たちからのプレゼントでもらったウェーディングスタッフ(渓流釣り用の折りたたみ杖)のデビュー戦。

 それもあるので、早く川へ出たかったのです。

 このスタッフは、使わないときは6つに折りたたんで、腰のベルトにつけたケースに入れておきます。

 使うときはコルクの巻かれたグリップを持って、折り畳み部分を離すと、杖の中に仕込まれているゴム紐の力でカチャカチャと一体化して一本の杖になります。

 太さもあるので、体重をかけても体をしっかり支えてくれます。

 今日は急流を横断するようなときに、深さを探るのと身体を支えるのに使いましたが、大いに役立ちました。

 バランスを失って何度か転倒しそうになりましたが、その度に助けられて事なきを得て、ありがたさが分かりました。

 道具を吊り下げるウェーディングベルトも便利でした。 

 釣りも、道具ばかり多いとガチャガチャした感じになりますが、それでもフィールドへ出てしまえば身一つなので、その道具一つがあることで助かることがあるのも事実です。

 良い道具を持ちましょう。

 

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歯の健康をつかみ取れ ~ パーフェクトな歯ブラシ技術

2018-08-28 21:54:45 | Weblog

 

 三か月に一度の歯科検診に行ってきました。

 毎回検診の始めには、歯を染め出して汚れを見える化してブラッシングのチェックをします。

 歯科衛生士さんと、「さてブラッシングはできていますか?」「その成果がいま問われます(笑)」という会話で笑いながら検診突入。

 染め出しをしてみると…、「あらー、上手にできてますね」と、私のブラッシングは、歯科衛生士さんが感心するほどの出来栄えでした。

 結果の一覧表はきれいに白が並んで、「汚れの箇所なし」で、この結果は二回目です。

 歯科衛生士さんからは、「小松さんは私より上手です」とお世辞も言われましたが、前回検診から3か月半ほどいても、自分自身が適切なブラッシングができるようになっていた、ということが改めて確認できました。

 虫歯になったら治療をしてもらわなくてはなりませんが、そもそも虫歯にならないようにするのは自分自身の努力にほかなりません。

 歯の汚れを落としきるポイントは自分で思う限り以下の点です。

①しっかりとした道具を選ぶ
 →私は、歯間ブラシ、フラットに整えられた歯ブラシ、狭いところを集中してこする三角ブラシの三種類を使って、たまにフロスも使います。

②汚れが取れにくいところを自覚する
 →検診で汚れに色のつく薬剤で染め出してもらって、汚れが落ちにくいところを覚えておきます。

③上手なブラッシングができるよう、練習する。
 →歯科健診との組み合わせで、上手なブラッシングを早く身につけましょう。

 口の中の健康は、体全体の健康につながります。

 自分の健康は、他人は気にしてくれません。

 不調は疎かにせず、健康を自分でつかみ取りにいきましょう。

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煮干しラーメンにはまる

2018-08-27 23:45:45 | Weblog

 

 私こと、滅多に昼食は食べないのですが、月に一度くらいラーメンが無性に食べたくなります。

 その私が最近妙にはまっているのが「煮干しラーメン」。

 最近は札幌にも「煮干しラーメン」を売りにするお店が沢山できてきましたが、私もなんだかやみつきになってきました。

 かつての昔風札幌ラーメンが豚骨系のスープに席巻されて、今では札幌ラーメンのスープに豚骨は当たり前になりましたが、ここへきて煮干しの香りと風味と味わいに惹かれています。

 店によっては「煮干し豚骨」なるスープを出すところもあるのですが、いろいろ食べてみて、今はシンプルな「煮干し醤油ラーメン」におちついた感じ。

 そうかといって、何軒もお店を食べ歩くわけでもないのですが、行くなら煮干しラーメンの店につい足が向いてしまいます。

 ポスト豚骨の流行ということなのかもしれませんが、口の悪い人には「それは歳を取ったんだよ(笑)」と言われました。

 なるほど、こってりしたものよりもあっさりした味わいを好む歳になったという事なのかもしれませんね。若い人はどうなんでしょう?

 まあいろいろな味の激戦区の一つは札幌ラーメンですから、いろいろな味で挑戦してほしいところです。

 煮干しラーメン、いかがでしょうか?

 

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釣具屋さんにない道具は、現場道具のお店へ行こう ~ 私はプロノですが

2018-08-26 23:55:55 | Weblog

 

 店内で売っている道具類を眺めながら、学生時代に内装業の建設アルバイトをしたときにも、職人さんにベルトと腰袋を借りて、これに道具や部品を入れて作業をしたことを思い出しました。

 まるで昨日のことのように思い出せるのですが、学生時代と言うと…、もう40年も前のことですか。はー、光陰矢の如しですねえ。

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やっぱり蕎麦研の蕎麦粉はうまい

2018-08-25 23:46:58 | Weblog

 

 先日の、北海道そば研究会設立30周年記念式典の時に、チーム戦での蕎麦打ち大会がアトラクションとして行われました。

 大会は、3人一組で、一人が二八の蕎麦、一人が十割蕎麦、一人がさらしな粉の蕎麦を打つというもので、審査はれっきとした蕎麦打ち指導員の方が行って、順位を決めました。

 私は出場することもなく、そこで使われて余った粉を欲しがったところ、事務局の方がタダで分けてくれました。

 その蕎麦粉を使って、今日の夕食は久しぶりに蕎麦を打ちました。

 打ち慣れたそば研究会の粉はやはり打ちやすく、味もいつもながらの安定の味わいでした。

 蕎麦を打つスキルは練習すれば上手になりますが、美味しい蕎麦を安定的に食べようと思えば、打つ技術のみならず、美味しい蕎麦粉を手に入れなくてはいけません。

 手打ちのお蕎麦屋さんの中には、お願いすれば蕎麦粉を売ってくれるところもあります。

 さらにこだわりの自家製分のお蕎麦屋さんならば、「いつも今日使う分しか挽いていないので、前日までに注文してください」というところもあります。

 そういうお店を探しておくと良いですし、蕎麦打ちの会などの人の繋がりも有効です。

 自分の手打ちで美味しい蕎麦を食べるまでって、結構ハードルがありますね。

 あー、お腹がきつい。

 

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地域の暮らしを守るのは俺たちだ ~ 若い建設者たち

2018-08-24 22:39:15 | Weblog

 

 建設業の会社には当然社長がいますが、その会社の跡継ぎの人たちが集まって昭和61年に作ったのが『北海道建設二世会』。

 平成11年にはその名を『北海道建青会』と改めて、地域貢献活動や建設業の魅力を伝える出前講座・見学会などの活動をしています。

 道路や橋や堤防やダムなどの建設インフラは、地域の暮らしの安全と安心を守り、生活を豊かにする存在ですが、一度作れば終わりではありません。

 常に維持管理は行わないといけないし、老朽化したり時代にそぐわない施設になればまた作り直すという、不断に関わっていくことが必要です。

 また最近は特に雨の降り方も変わってしまって、いつどこで災害が起きないとも限りません。

 一たび災害が発生すれば、復旧当初にテレビに映るのは自衛隊や消防団だったりするのですが、もうニュースが新味を失って注目度が下がってからも、施設を直し地域の住民の暮らしを守っているのは、地域に根差した建設業の人たちにほかなりません。

 そもそも地域に暮らしながら建設業を営んでいるという事に大きな意味があります。

 災害などでは遠くから機械やオペレーターが派遣されますが、では機械があって運転手がいれば工事ができるかと言うと、そんなことはありません。

 どこにどんな凸凹があったり、どこが弱くてやられやすい場所など、何が埋まっているかなど、地域の歴史や地形や暮らしなどの文字にできないような感覚的情報を身に着けた人たちだからこそ、縦横に動けるということがあるのです。

 だから地域の建設業がそこに根差し、継続して存在し続けてくれるということは、その存在自体が地域の暮らしを守るインフラとしての性格をもつことになります。

 そんな建設業の次世代を担う若手の経営者や次期経営者たちが集まって、お互いが知り合い共に活動することは実に有意義だと言えるでしょう。

 そんな各地の建青会のメンバーが一堂に会して、今年は第33回目となる北海道建青会全道大会を開催したのです。

 今年の大会のテーマは『 FUN TO CONSTRUCTION』。モノを作ることの楽しさをもう一度確認しようではないか、ということにして、パネルディスカッションなどの企画も実施しました。

 少子化と過疎が進む今日この頃、しっかりと安定的に仕事を取って社員に給料を払い続け、地方で建設業を営み続けてゆくことは簡単なことではありません。

 新規若年者がなかなか会社に就職してくれないし、今いる社員は高齢化が進みつつある現実は将来に影を差します。

 しかしそれでも、自分たちがいなくなって良いわけがありません。

 
 そんなことを改めて思い出させてくれる、若者たちの熱い熱気を感じる時間を過ごせました。

 若い力に期待しています。

 

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未来への投資は今を生きる我々の責務です

2018-08-23 23:15:39 | Weblog

 

 台風が上陸し、西日本は大変な状況ですが、今日は現役の時に国土交通省にいた先輩の話を聞く機会がありました。

 その方に「北海道の道路でこれからやるべきことはなんでしょうか」と訊いてみると、「高速道路の4車線化だと思います」との答え。

「それはどのように大事だというのですか?」

 するとその方は「四国に高知自動車道というのがあって、ここは4車線化されているんですが、急峻な地形のところで2車線+2車線になっていて、それぞれ別な橋をかけて4車線化するという構造になっているんです」

「はい」
「それが先日の7月豪雨で土砂崩れが発生して片側の車線が通行止めになって走れなくなりました。ところがもう一本の橋による車線があるので、それを利用してその部分だけ片側1車線で暫定通行をすることでなんとかしのぐことができました。リダンダンシーという言い方をしますが、少しの余裕を持たせることで、いざというときの対応力が増すんです」

「北海道でも、2年前の災害時には、一般国道がどこもズタズタにされたときに、唯一高速道路があったおかげで人流や物流が保たれました」
「それもインフラの余裕の一つですね。いくら高性能なインフラでも、それが一つしかないと予想外の災害などでそれが使えなくなった時の損失は甚大なものになります」

 早い段階でしっかりした投資を行って、より便利で強靭な社会にしておくことは、未来への付け回しではありません。

 西日本豪雨被害でも、もっと早く災害対応のインフラを整備して置けば被害が少なく済んだところだって多かったはずです。

 一人一人が危険を判断して非難するセンスも大切ですが、その一方でやるべき防災対策はきっちりやらなくてはなりません。 

 未来の人たちが早く恩恵を受けるような社会にしておくことは今を生きている私たちの責務であり、頑張りどころだと思います。 

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頼まれたら四の五の言わないこと

2018-08-22 23:11:35 | Weblog

 

 「ちょっと、ある先生の講演会があるんだけど司会をやってくれないか、小松君得意でしょ」という先輩からの突然の電話があったのは、出張と夏休みでほとんど職場にいなかった二週間前のこと。

(なぜ僕なんですか)などと野暮なことは言いません。頼られるのは良いことです。

「分かりました、ではシナリオの素案を作ってメールします」と、即対応して後は微調整。

 今日がその本番で、現場で「また小松さん司会やっているの?次々やらされるんじゃないの(笑)」と言われますが、まあそれもありでしょう。

 「この案件は彼に頼もう」という、何か目立つスキルがあるって良いことではないですか。四の五の言わずに、喜んでやりましょう。


    ◆


 講演会の司会を無事こなして、会は終了。主催者である先輩は、先生をお見送りした後で、「やあ、お疲れさん。小松君がいて良かったわー」と声をかけてくれました。

「よし、一杯やろう」と、裏方を務めた5人で居酒屋へ繰り出して直会です。

 久しぶりに飲む先輩たちからいろいろな裏話を聞かせてもらえましたが、こういう場にいられるのも一つのご褒美ではありませんか。

 人生、頼られるうちが花。頼られたならできるだけ応えてあげましょう。

 誰に、ではなく、世間に貸しを作るつもりで、ね。 

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週休2日工事の盲点 ~ やっていないことを証明できるか?

2018-08-21 23:55:55 | Weblog

 

 8月前半は、舗装協会として全道各地区の会員企業さんたちとそれぞれの拠点都市を訪れて、日ごろ仕事をする上での課題や不平不満、要望などについて意見交換をしました。

 かなりハードな旅でしたが、やはり現地の方から直接話を聞いて質疑応答をすることで、問題が具体的につかめます。

 ネットやメールではそのちょっとした深みに入り込めないと感じますし、逆に直接顔を合わせて話をすることの大切さを痛感しました。


    ◆


 さて、今年の春からの工事で最もホットな話題は、「週休2日工事」でした。

 これは、工事を受注して施工する際に、工期全体を通じて「週休2日」を実現すれば、経費率が2~4%程度上乗せしてもらえるという制度です。

 これまでの工事スタイルは、夏は日曜日は休むものの、他の曜日は晴れていれば基本的には工事を行い、できるだけ休まずに工事を仕上げる、というのが常識的な姿勢でした。

 ところが働き方改革の一環で、このままでは若者に敬遠されてしまい、担い手が入ってこない、という危機感があり、「建設業も週に二日休める産業」にするという大きな方向性が示されているところです。

 ただ、最初から暦通りの土・日休みの実現というのは難しく、まずは第一歩として『工期全体を通じての週休2日の実現』をやってみよう、ということでスタートしています。

 『週休』とは、とりあえず現場の工事を行わず工事現場を閉所すればよい、ということにして、雨など悪天候のために休むこともカウントしてよい、という非常にゆるい基準でスタートしています。

 協会としても会員企業に対して、「まずは週休2日の試行工事としてやってみて、問題や課題を浮き彫りにしましょう」と号令をかけて、やってみたという経験を増やしてほしいと願ったところです。

 そうした前提でスタートした週休2日試行工事ですが、いざやってみて、現場からは様々な戸惑いの声が上がってきました。

 なかでも困ったというのが、「現場が休んでいることをどうやって証明してくれますか」と訊かれたことだったそう。

 現場が動いていることを説明するのは、作業が進んでいる写真でも写せばよいのですが、やっていないことをどう証明するのか?

 ある人は、「まるで"宇宙人がいないことを証明しろ"と言われているようなもので、悪魔の証明じゃないでしょうか」と面白い表現をしてくれました。

 簡単に考えれば、現場から「今週はこの日とこの日を休みます」という工程表を申告・提出することで認めてもらえれば良さそうですが、「本当にその日は休んだことを証明しろ」と言われると、はたと困ってしまいます。

 まるで刑事ドラマのアリバイのように、「その日は○○㎞離れたところで目撃されているので、その時間に現場に行くことはできません」といったようなことが必要になるでしょうか。

 このような"やったことの確認"を履行確認と言いますが、実際にちゃんと施工されたので、お金も払われるという組み合わせはこれまで通り分かりやすいですね。

 しかし、「やらなかったということを履行確認したうえで、経費率を上乗せする」ということになると、やらなかったことが証明されないとちゃんとお金を払えないと言い出す人がいるかもしれません。

 要は、「現場閉所をした」という簡易な確認方法を発注者側が示してくれれば、それに沿った書類提出なり、確認作業を行うだけのことですが、まだ現場の最前線ではそのあたりことが混乱しているようです。

 新しい制度が始まるときには、受注者側にはもちろん、発注者側でも新制度に対する理解不足や誤った理解があって、混乱するものですが、こうした時間とやり取りを経て、より良い制度に仕上げていかなくてはなりません。

 こうした現場の声は、工事が終わるまでのできるだけ早期に一定の整理をしてもらった方が良いので、今日は発注官庁に赴いて、情報提供と意見交換をしてきました。

 今後改善されるかどうかを注意深く見守って行きたいと思います。

 より良いモノづくりができますように。

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