北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

熊対策にはラジオが有効 ~ 電波が届かないところもあるので答えはコレ

2023-07-31 23:31:55 | Weblog

 釣りなどで山奥の川を歩くときに怖いのはやはり熊。

 腰には熊鈴をつけていますが、鈴は歩いたり移動をしているときにはリンリンと鳴るものの、動きを止めて釣竿を振っていると鳴らないものです。

 止まった時に鳴らす笛も持っていますがそうそう吹きまくってもいられません。

「ラジオを鳴らすのも熊対策に有効です」と言われます。

 ラジオも良いのですが電波の届かないエリアもあるので悩みます。

 そんなときに教えられたのがブルートゥーススピーカーです。

 これは充電タイプでスマホと連動してスマホの音をスピーカーから出すことができます。

 スマホで音楽ファイルや録音したラジオ番組などを聴けるようにしておけばそれを再生しながら歩くことでラジオ代わりになるわけです。

 防水機能もあるのでアウトドアで雨に当たっても大丈夫ですし家ではお風呂で使うこともできます。

 ここで気になるのはスマホの音を鳴らし続けているとスマホの電池を消費してしまうのではないかという心配です。

 そこで今回購入したこのタイプは内部にミニSDカードを入れておくことができるもので、この中のファイルを再生する分にはスマホの電池を使わなくても良いというわけです。


     【一番下の口にみえるところがミニSDスロット】

 重さは168gとおにぎりよりちょっと重いかな、というくらいですが、腰に下げる分には辛くもありません。

 2台を連動させるとステレオ再生も可能と言う触れ込みですが、妻用にももう一台買ったので届いたらそれもやってみるつもりです。

 もちろん熊スプレーも持っていますが、できれば森の中でクマさんにはお会いしたくないものです。

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夏休みの宿題は孫のため

2023-07-30 22:03:08 | Weblog

 

 いつだったか孫が円山動物園に行ったときに買った木でできた象のおもちゃ。

 コロコロところがす車輪の軸が折れて壊れてしまいました。

 かねてより「じいじ、直して~」と言われていた木のおもちゃを夏休みの宿題感覚で修復しました。

 まずは車軸になる棒材と木工用のノリをホームセンターで購入。

 車輪から折れた車軸をカッターで切り落として、ドリルで直径4ミリの穴を開け直します。

 買ってきた棒材から車軸となるだけの長さを切り落として軸にサンダーをかけて少し細く滑らかに加工。

 車軸の通っていた穴は直径4.5ミリのドリルで少し穴を大きくして回りやすくしておきましょう。

 車軸の長さや車輪にはまるかどうかを確認して糊付けをして完成です。

 こういう木工細工って、小学校高学年の頃によくやっていましたが最近はとんとご無沙汰でした。

 「直して」と言われてからも約一カ月は放っておく始末。

 まさに夏休みの宿題でした。

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「崖から落ちたかと思いましたよ」

2023-07-29 21:48:03 | Weblog

 

 釧路への出張中の出来事。

 現場調査で目的の橋周辺を走っていたときの事。

 道路補修の試験施工に適する場所を探すのが目的の一つだったので、前後に車がいないのを確認しながら道路舗装にヒビが入っていないかどうかをチェックしていました。

 北海道のアスファルト舗装では年月が経過すると舗装の下の水分が霜柱効果で持ち上がり、それが繰り返されることで表面にヒビが入って傷んでゆくことが多いのです。

 そのチェックをしながら走行中に、舗装が割と新しいところから古い舗装になる場所がありました。

 で、そこを走り過ぎたときに(あ、今の場所のヒビのところをもう一回みたいな)と思い、車を停車させると後ろに車が来ていないことを確認しつつ、急いでバックしました。

 10mほどバックしたところで突然車内のドライブレコーダーから「速度異常を検知しました」という音声。

 そうです、わが社では全ての社有車にwifiで運転状況を把握できるテレマティクスという車の動態管理システムが搭載されているのです。

 これまでも時速100㎞オーバーや急減速、急発進などを感知するとその情報は支店の安全担当者にメールで送られるようになっていました。

 今では車内の運転者の様子まで動画で見られるようになっています。

 そして最近ではこの速度異常が車をバックさせるときにも適用されて、時速5km以上のスピードで後退するとそれを速度異常として感知するのです。

 車内に音声が流れた後にはすぐに支店の担当者から「何がありましたか?速度異常が出ていましたが」というメールが携帯に届きました。

「すみません、確認する現場を通り過ぎて慌ててバックしてしまいました」という返事を出したのですが、「通常の3倍くらいのすごいスピードが出ていたのでこちらでは『バックして崖から落ちたんじゃないか』と騒然としていたんです」とのこと。

 バックもスピードを出し過ぎてはいけないということを忘れてしまい、心配をおかけしました。

 
 自動車技術の新しい流れはCASEと言って、これはConnected(つながる)、Autonomous(自動運転)、Shared&Service(シェアリングサービス)、Electric(電動化)のそれぞれの頭文字を足した単語のこと。

 今回もまさにConnectedによるチェックが発動されました。

 今回は失態でしたが、このことがドライバーに確実に認識されると速度オーバーや急ブレーキなども確実に減ってゆきます。

 今や100km以上出せないことは当たり前になっているので、其れ以上出そうとも思いません。

 安全はお金と技術で買えるのです。

 安全運転で参りましょう。

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今日の釧路は暑い!

2023-07-27 22:52:36 | Weblog

 

 急きょ釧路へ来る用事ができて、お昼前に札幌を出発して釧路までやってきました。

 全道的に気温が高い中、涼しいことで知られている釧路も今日は暑いです。

 夜10時現在で外の気温は24℃とのことですが、釧路の24℃ってなぜか札幌の30℃くらいに感じてしまいます。

 湿度が高いからじゃないか、などとも言われますがどうやらそうでもないようで釧路の七不思議の一つにしても良いのではないかと思うくらい。


 おまけに急に釧路へ来ることになって宿を取ろうと思ったら、まあホテルはどこもお高くなっています。

 もう夏休みに入ったせいかもしれませんし、今は釧路でが、市内のビジネスホテルでもシングル一泊素泊まりで12000円は下りません。

 うちの会社は一泊の宿泊料金に一定の制限があります。

「どうしてもなければ超えても構いませんよ」とは言われているしやすい宿にしたからと言ってなにか差額を美味しいことにできるわけもなく、それでいて探せばそれなりの安い宿はあるもので、今日は食事なし素泊まりで4500円の民宿にしました。

 安い宿はそれなりの理由があるわけで、部屋にはエアコンなしで扇風機があり。

 窓を開ければ涼しいかな、と思うと窓には網戸なし。

 無線のインターネットが使えるのは救いですが、風呂無しシャワーのみ。

 まあでもこれで一晩屋根の下で眠ることができるならありがたいうちでしょうか。

 夜は風を体に当てないようにしつつ扇風機MAXで寝ようと思います。

 今日の釧路の夜は暑いです。

 

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「君たちはどう生きるか」を観てきました ~ 宮﨑駿さんの最新映画

2023-07-24 22:01:18 | Weblog

 

 宮﨑駿監督(最近、"﨑"の字を立の先に替えられたとネットニュースで知りました)の話題の映画「君たちはどう生きるか」を見てきました。(ネタばれありません)

 7月14日公開ですが、事前の宣伝や情報提供が一切ありませんでした。

 しかしそのこと自体に話題性と評判を持たせるのがプロデューサーの鈴木敏夫さんの意図だったのではないか、とされています。

 その狙いどおりなのか、公開以来来観者の出足は良いようでジブリ作品としてみてもスタートダッシュは好調のようです。

 私は妻と二人で市内のシネコンでこの映画を鑑賞しました。

 映画館に行ったのは土曜日で朝8時10分からの回でしたが、早朝の回にも関わらず映画館は非常に混んでいました。

 この映画だけではないでしょうけれど人気作品が目白押しということでしょうか。

 鑑賞した部屋は約300人収容でしたが約5割くらいの入りでしょうか。

 大体前の方の席は埋まらないものですが、真ん中左右の通路から後ろは9割以上が埋まっていて、あまり見たことのない風景です。

 私たちの場合は、娘が映画製作の一部に関わっていることもあって余計に気になって観に来たのですが、宮﨑さんファン、ジブリ映画ファンの人たちの期待のほどが伺えます。


      ◆


 さて、映画の方ですがネット上でも評価が「いい、最高」という人と「なんだこれは」というネガティブな人に分かれているという通り、(まさに評価は分かれるだろうな)と感じました。

 ここ数週間テレビでは毎週のようにジブリ映画を再放送していて、ジブリならではの哲学的な物語性を期待する向きもあったかと思いますが、そういうものとは一線を画した、宮﨑監督が作りたいものを作ったらこうなるんだろうな、という感じです。

 私たちが見た限りでは映画終了の後の観客はあっけにとられていたようにも見えて、皆この映画にどういう感想をもってどう評価したらよいのか途方に暮れていた用のではないか、と感じました。

 それはまさに自分たちもそうだったからではありますが、シーンの展開はまさに宮﨑ワールド。

 森の中の怪しげな屋敷の中から異世界に突入、ドア一枚向こうが突然大海原だったり、絶壁の洞窟だったりしてそのシーンごとに宮﨑さんならではのキャラクターが続々登場してきます。

「これぞ宮崎アニメ!」と心に刺さる人には大絶賛の一方で、哲学的なストーリー展開を期待する分には「???」となることでしょう。

 私としては映画そのものでは涙が出ませんでしたが、エンドロールを見て娘の名前が出たところでホロリと涙腺が緩んでしまいました。

 娘もこういう大きなプロジェクトに誘ってもらえるような人間関係と期待されるだけのスキルを持ち合わせたのだなあ、と感慨を深くした次第です。


 一方で、エンドロールには声優陣の名前も登場しましたが名だたる俳優や女優さん、歌手など錚々たる面々でそこにも驚かされました。

 しかしそういう事前情報がなかったので、後から「あの人の声は〇〇さんだよ」と言われても全くイメージが結び付きませんでした。

 まあ映画は変な先入観を持たずに見て、心がどのように騒めくかを楽しむのが一番だと思います。

 
 宮﨑駿さんは前作「風立ちぬ」からこの映画まで10年をかけています。

 さすがにもうご自身の手による次の作品はないのではないかと思うのですがどうなんでしょう。

 さて、夏休みの宿題にこの映画を見て感想文を書くというのはいかがでしょうか。 

 
     

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青森思い出しブログ ~ 恐山訪問

2023-07-18 23:36:16 | Weblog

 

 青森県の思いだし旅、四日目はいよいよ恐山への訪問です。

 青森市の宿を出発して車は一路むつ市の恐山へ。

 ほとんど高低差のない道路を走る分には、今のノアだと23km/lという燃費が出ました。

 恐山の駐車場には11時頃に到着しましたが、車から降りるとあたりには硫黄の匂いがします。

 北海道で言うと弟子屈町の硫黄山の趣ですが、この風景が自然景観だけではなく霊場という信仰にまつわる空間になっているのが恐山ならでは。


 受付を済ませて中に入ると、さらに広い境内が出迎えてくれます。

 中には男女別の温泉もあるようで、ちょっと不思議な感じ。

 本殿の地蔵尊にお参りをしてからいよいよ岩場へと足を踏み入れます。

 孫はちょっとおどろおどろしい雰囲気を嫌がって入りたがりませんでしたが、なだめすかして手をつないでなんとか歩みを進めました。

 入り口の売店にはカラフルな風車が売られていましたが、霊を慰めるためか岩場のそこここにその風車が差し込まれていて風を受けてくるくると回ります。

 その様がまた何とも言えずもの悲しげで、ただ不気味で恐ろしいだけの空間ではありません。

 怖い中に救いもあるように思います。

 その救いの典型が、巡るコースの先にある「極楽浜」。

 この恐山霊場は山上の湖である宇曽利山湖の湖畔は白い砂に青い湖面が広がって、まるで南国のビーチのようでそれが極楽浜と名付けられています。

 地元の方は「死んだらお山さ、いぐ」と言ってそのときはここ恐山に来るのだ、と言うそうですが、そこは苦しく恐ろしいところではなく極楽でもあることに救いがあるようです。

 来たいと思ってもなかなか来られない恐山をようやく訪れることができました。

 天気にも恵まれて感謝です。
 

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行ってみて初めて分かる青森県 ~ 津軽半島はつるんと丸くない

2023-07-17 23:07:45 | Weblog

 弘前を十分に堪能して17日は津軽半島を一周してから青森市内入りのプラン。

 私にとっての津軽半島って、マサカリのような形の下北半島に対して、津軽半島ってきっとつるんと丸いんじゃないかな、というイメージしかありませんでした。

 

しかしここを実際に走ってみるとつるんと丸いわけもなく、結構荒々しい地形でした。

 途中の十三湖は、気温が高くて今よりもずっと海水面が高かった縄文海進のころは非常に大きな湖だったとのことですが、海水の混じる汽水湖ではシジミが採れて有名です。

 十三湖を過ぎて先端の竜飛岬めがけて走ると小泊村のあたりで西側に半島が突き出ているのが分かります。

 権現崎とのことで、秦の時代の徐福伝説などもあり時間があれば回ってみたかったところですが、今回は回り切れませんでした。

 そしていよいよ津軽半島最北端の竜飛岬へ。

 石川さゆりの津軽海峡冬景色の二番で歌詞に「ご覧あれが竜飛岬北のはずれと…」と登場する部分が繰り返し流れる観光看板があるところもありますが、もう数百メートル上るとさらに高台から海が眺められます。

 晴れていれば函館を中心とした渡島半島の南側の山々が望めそうですが、この日は曇りで北海道を見ることは叶いませんでした。

 いつも函館に出張するときに晴れていれば下北半島や津軽半島を眺めることができたので、それを逆に見ているというのは今までになかったことでちょっとした達成感があります。

 我々はこの二日後に下北半島の突端の大間からフェリーに乗って函館に戻るのですが、そこで聞いた話では、「北海道を見るなら大間よりも津軽半島の方が良く見えますよ」とのことでした。

 近くには青函トンネルの入り口もあって、「本州の北のはずれ」というイメージも良くわかる気がします。
 
 本当の位置関係はこんな感じなので、函館は遠いけれど、福島町や松前町はずっと近いんですね。

 北海道の人間はあまり青森県って意識したことがないので、今回はお隣さんの青森県をいろいろな角度で知ることができました。

 行ってみて初めて分かることって多いですね。


      ◆


 青森市内に入ってからは、青森県立美術館へ直行。

 有名な「青森犬(あおもりけん)」(奈良美智・ならよしとも作)を見ることができて良かった。

 三内丸山遺跡は美術館の隣でしたが今回はパスでした。

 まだ次回のために残しておくことにします。

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青森観光二日目は弘前市内とその周辺 ~ 歴史的建物は町の品格

2023-07-16 23:29:19 | Weblog

 

 青森の旅二日目は弘前市内と周辺の観光です。

 まずはやはりお城へGO!

 お城は以前から石垣補修のために元々あった場所から曳家されて、今は少し離れたところに立っています。

 石垣と天守閣の修理は、2024年度に石垣の積み直し工事を終え、2025年度に天守を元の位置に曳戻し、2026年度から2028年度にかけて、天守の耐震補強と保存修理を行う予定だとのこと。

 お堀が桜の花びらでピンク色になるところに天守閣が見られるのはあと数年後のようです。

 ところでよく見ると弘前城の天守閣ってわずか三層と案外小ぶりです。

 実は弘前城はもともと五層の天守閣として建てられたものが1627年に火災で焼失、その際に江戸幕府から天守閣再建が認められなかったのだそう。

 その後物見のための櫓(やぐら)ということで建てられたものを回収と言う名目で天守閣に仕立て上げたのが今も残る弘前城の天守閣とのこと。

 なので本来の五層の天守閣ではなく櫓改めの天守閣だという事で小さいのです。知らなかったなあ。

 ちなみに曳家されている天守閣ですが、内部は博物館として見学は可能です。


     ◆


 続いては弘前市の隣町の平川市にある「盛美園」を見学。

 こちらには武学流という流派の池泉回遊式日本庭園があるのですが、それを眺めるための「盛美館」というお屋敷があります。

 このお屋敷、一階は和風建築で二階が八角の展望室を持つ洋風建築と言う和洋折衷の豪邸なのですが、これがスタジオジブリの映画「仮暮らしのアリエッティ」の中に登場するお屋敷のモデルと言われています。

 娘にも縁のあるお屋敷なのでぜひ見たいと思って車を走らせましたが、立派なもので一階部分は公開されています。

 時間によっては金箔で張られた御宝殿という仏間も見学させてもらえるので、こちらもお勧めです。

 
 こちらの近くには田んぼに花や葉の色の異なる稲を植えて絵画のように見せる「田んぼアート」で有名な田舎館村(いなかだてむら)もあるので、こちらの田んぼアートも見てきました。

 下から見ている分にはどんな絵になっているのか全く分かりませんが、展望台から見ると漫画のキャラクターが登場しました。

 この会場近くの鉄道駅は名前が「田んぼアート駅」ということになっていて、地域でこのイベントを盛り上げています。

 この絵は遠近法の逆で高い展望塔から見たときにちょうど良い絵になるように精緻な測量を行って作られているそうです。

 全国に知られたイベントと言うのはなかなかなものですね。


     ◆


 その後に再び弘前市内に戻ってきて、市内に残る古い建築物を見て回りました。

 旧弘前市図書館や旧第五十九銀行本店などは、当時の技の粋を極めた作りで趣のある素晴らしい建物です。

 それにしてもお城を始めこのような古い建物を残して管理するというのは財政的にも大変なのではないかと心配になります。

 弘前市って人口がかつて19万人ほどだったのが今は16万人程度とのことで、釧路市と同じような人口規模です。

 歴史的な建物と言うのは町の品格を端的に表すシンボルですが、これだけの歴史資産を後世に繋げるというのは苦労も多かろうと思います。

 良いものを見せていただきました。 

 

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7月15日からの週末は青森観光【思い出しブログ】

2023-07-15 23:34:03 | Weblog

 

 先週末は海の日の3連休に加えて会社の創立記念日のお休みなどもあって、青森県内をぐるりと観光してきました。

 北海道にとっての青森って、近くて遠い存在です。

 出張で函館に行けば、津軽海峡をはさんで遠くに青森県が見えるのですがなかなか行くことはありません。

 却って距離的にはずっと遠い東京の方がはるかに訪れる回数は多いのです。

 そんなわけで今回は、14日の金曜日の深夜23時59分苫小牧港発八戸行きのフェリーに乗り込み、土曜日の早朝の八戸から始まる青森県の旅でした。

 今から少しずつ思い出しつつ青森県の旅を振り返ります。


   ◆

 


 土曜日は残念ながら東北は大雨。

 ほんの少し南の秋田県では線状降水帯の発生により記録的な大雨で、秋田駅前が水没する映像が繰り返し流れていて大変なことになっています。

 被災された皆さんにはお見舞いを申し上げます。

 そんな中、我々は八戸を出発してまずは十和田市で十和田市現代美術館で美術鑑賞。

 人口わずか6万人と聞くと小さな市のように思えますが、美術館周辺の道路は整備も維持管理も整っていて好感が持てます。

 現代美術館は、花で象られた馬の像や精巧に表現された巨人の女性像などが印象的で、心が揺り動かされました。


 
 規模は小さいけれど強いインパクトのある観光施設ですね。


     ◆


 その後車は奥入瀬渓流~十和田湖経由で弘前市に入りました。

 奥入瀬渓流や十和田湖も楽しみではあったのですが残念ながら雨脚が強く、今回は観光になりませんでした。

 今回は弘前市観光も目玉なのでここで二泊してじっくりと市内観光をするつもりですが、初日は夕方に弘前に到着してお終い。

 明日は弘前市内と周辺観光です。 

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最新の現場見学 ~ 建設業の多能工養成を目指す動き

2023-07-13 23:12:49 | Weblog

 

 今日は昔の職場のOB会による現場見学会がありました。

 バスを借りて札幌近郊の話題の現場を見学して見聞を広めようという企画です。

 今回の視察場所は国道337号、通称道央圏連絡道路です。

 こちらは国際的な交流拠点である新千歳空港や国際拠点港である苫小牧港、さらには重要港湾石狩湾新港への物流の効率化を目的とした道路です。

 設計速度は80㎞/hで、高速道路クラスの走行性を供えます。

 この道路全体は、西端の銭函ICから道央自動車道の江別東ICまでと新千歳空港から長沼南までの間は完成供用されていて、その真ん中で残っている江別東IC~長沼南の間で鋭意工事が進められています。

 今回はこの現在工事中の現場の中でも枢要なポイントを3つほど視察して、発注元の開発局の担当者から現地の状況の説明を受けてきました。

 今のところ既存の道路や水路をまたぐ橋や道路を囲むトンネルのような箱のコンクリート構造物を作ることを先行しているとのことで、動いている現場の高揚感が伝わってきました。


      ◆


 そんななか、ある現場で特に紹介されたのが「定置式水平ジブクレーン」でした。

 クレーンとはモノを釣り上げて移動させる建設機械ですが、一般的なのはタイヤやキャタピラでそれ自身移動ができて、必要なところに随時移動して釣り上げ作業をするものです。

 ところが今回の定置式水平ジブクレーンは現場の中央に据え付けられてそれ自身は動かずにジブと呼ばれる横方向の腕を回転移動させながら釣り上げ作業を行います。

 あまりお目にかかったことのない形のクレーンなので、「これは施工会社さんの所有物ですか?リースですか?」と質問をしたところ、「実は研究機関から貸与されて、実証実験中なのです」とのこと。

「何の実証実験ですか?」と追加質問をすると、「専用のオペレーターではなく、作業員が誰でも使えるクレーンなので、それで作業員の効率化につながるかどうかの実験です」というのです。

 先ほど述べたタイヤの着いたような一般的なクレーン車では、クレーン操作は資格を有するオペレーターが行わなくてはなりません。

 ところがこのタイプのクレーンは特別なクレーン資格が不要で、鉄筋工や大工など他の職種の人でも講習を受けて慣れれれば使った良いのだそう。

 専用のオペレーターが要らない分、現場の人数を減らしてより効率的な工事ができるのではないかと言うのが目論見です。

 
「実際の現場の作業員さんたちの反応はどうですか?」と訊くと、「はじめは『なんで俺らがクレーン操作をしなくちゃいけないの?』という拒否反応がありました」とのこと。

 今までやらなくてよいことをやらなくてはいけないというのにはやはり抵抗感があるのでしょう。

 そして「しかし、実際に講習を受けて操作に慣れてもらえたら自分たちが使いたいときに人に頼まずやりたいことができるので『結構使えるな』という声が増えてきました」とも。

 実際操作するリモコンも難しいレバー操作ではなく、まさにゲームセンターにあるクレーンゲームのようなレバーが二つの簡単な操作です。

 釣り上げ装置は水平移動と垂直移動しかないので操作も簡単なのです。

「クレーンゲームが得意な子供でも扱えそうだね」というのが周りの反応ですが、子供たちに見せたりやらせたりすればきっと関心を寄せる子供たちって一定数はいそうな気がします。

 建設業も担い手が不足してゆくなか、"多能工を養成する"ということに力を注ぎ始めてきたようです。

 建設業に限らず、人口減少と人出不足には一人ひとりが多能工になることで社会を支えなくてはなるまい、と思っているので我が意を得たり、というところです。

 一人ひとりがさらなる成長を求められる時代になりました。

 新しいことに対していつまでも拒否と抵抗を示すのではなく、いかに自分の中に取り入れられるか、という積極的な生き方が必要になるでしょう。

 生涯学習が必要な理由がまた一つ見つかりました。

 

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