北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

愛のワンデー・レスポンス

2018-11-30 23:31:46 | Weblog


   【写真はイメージです】

 

 先日、「お嬢さんと結婚させてください」と挨拶に来た、娘の彼氏、いや今は婚約者というべきか。

 夫婦で1月に神奈川県に行く予定があるので、そこで彼氏のご両親と横浜で顔合わせをしましょうか、ということにしていました。

 ところが、彼氏が年明け二月から中国へ赴任することが本決まりになったようで、俄然今後の入籍・結婚に向けてのスケジュールが慌ただしくなってきました。

 先方のご両親からは、年内に一度札幌を訪ねてお会いしたい、という意向があるようで、娘は年明けの1月中に入籍をしたいという思いがあるようです。

 いろいろなことがトントン拍子に進むことにやや驚きつつも、(若い二人のじゃまにだけはならないようにしよう)と思っています。

 結婚するということは、周りの人たちとの関係性や法律的な手続き、社会人としてのけじめなど、やらねばならぬとがとってもたくさんありますぞ。

 しかし結婚がそんなに面倒くさいのは、思い切り勢いをつけて壁を乗り越えるような、二人にとっての最初の試練ではないか、とも思います。

 困り果てたうえに相談に来たり、何かを頼みに来たときは精一杯協力してあげるけれど、逆に心配しすぎて口や手を出すのはやめておこうと思います。


    ◆


 公共工事の現場監督には、「ワンデー・レスポンス」という言葉があります。

 受注した施工業者さんが相談したり質問をしてきたりしたら、いつまでも日を置かずに「一日(ワンデー)で返事をしよう(レスポンス)」という約束事です。

 相談や質問にすぐに答えを出してあげないと、工期という時間資源はどんどん失われるからです。

 娘たちの結婚話も、これから相談事があるときは「ワンデー・レスポンス」を心掛けて、すぐに返事をしてあげないといけないようです。

 
「家庭でも現場監督をしているようですね」
「はい、好事(工事)ですから」

 お後がよろしいようで。
  

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地方部の人材不足は、問題発生カウントダウン中

2018-11-29 23:46:06 | Weblog

 道内のある地区の建設業者の社長さんと話をしていて、人手不足の深刻さを痛感しました。

 それは、コンクリートポンプ車の運転手が足りなくなるという話です。

 この話が出た地区では、今14人のコンクリートポンプ車の運転手さんがいるそうなのですが、もう高齢のために「辞めたい」という人も多く、それをなだめてなだめて、仕事に出てもらっているのが実情。

 ところがいよいよ「もう辞める」という人が、一気に3人出そうだ、ということでこの地区ではちょっとした騒ぎになっているのだそうです。

 そもそも生コンは、工場で一定の品質のものを作って、それをコンクリートミキサー車で現場まで運びます。

 よく後ろのドラムをゆっくり回しながら走っているコンクリートミキサー車を目にしますが、あれは、生コンと骨材が分離しないように撹拌しながら走っているのです。

 今日の話題の、「運転手不足」になりそうなコンクリートポンプ車とは、コンクリートミキサー車で運ばれてきた生コンを、現場で高い場所へ圧送する車のこと。

 日本でコンクリートポンプ車を操作するには、コンクリート打設用車両系建設機械の作業装置の操作の業務に係る特別教育(講習)を修了していることが必須要件です。

 資格はさらに、2級圧送技能士、1級圧送技能士、コンクリート圧送基幹技能者などがあり、現場によっては『1級圧送技能士でないと操作をしてはいけない』などといった規制をしている現場も多くなってきているといいます。

 また、そうした資格以上に、狭い現場で的確に圧送用のブームを動かすのは職人技で、一朝一夕に育成ができる人材ではない、とも。

 話の相手の社長さんは、「今は、現場に型枠工がいない、と言って不安がっていますが、型枠工がいても、生コンを型枠に入れるコンクリートポンプ車の運転手がいなくなりそうです。この世界は外国人では無理なので困ります」と嘆いていました。

 どうやら人材不足も、単なる不安レベルではなく、どんな職業や資格者が何人必要で、それが今は何人いるのか、将来はどうなるのか、を細かく調査しないといけないような気がしてきました。

 地方部は、労働力不足、人材不足で暮らしが支えられなくなりそうです。

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「終活年賀状」と「断捨離年賀状」 あなたはどっち?

2018-11-28 23:54:54 | Weblog

 大学時代の友人が、SNS上で「身勝手なお知らせ」と題して、「来年から年賀状やめます。皆様もお気遣いなく」と書いてありました。

 私もこれを読んで「いいな」と思いました。

 そもそも、この文章をSNS上で読めているということは、お互い日常的に相手が何をしているかが分かるような仲であったり、関係性であるということです。

 それであれば、改めて近況をお知らせしたりする必要もないわけで、SNSが登場したという社会変化を受けて、年賀のあり方を考え直して、文化も現代風に形を変えることが必要なのかもしれません。

 「社会の変化」といえば、高齢化もその一つ。

 高齢化に伴って、いくつになっても何となく年賀状がやめられなくて、住所を管理するのも、年賀状を作ったり書いたりするのも負担だ、というお年寄りが増えているそうです。

 毎年、年賀状の図案などを提供するサービスサイトでも、そういう動きをとらえて、『終活年賀状』と称して、高齢などの理由で、翌年から年賀状を送るのを止めたいという方向けの文面を提供し始めました。

 年賀状を止める一番手っ取り早い方法は、勝手にやめてしまって送ってきても返事を出さないようにして自然消滅させるという方法です。

 ただ、律儀な方には、こういうやり方は抵抗があるもの。これまでの付き合いを考えると、何も言わず知らせずに、音信不通になるというのはやはりどこか気まずさが残ります。

 だからこそ、しっかりとその意を伝えたうえで、形式的な年賀状はやめるというやり方をする方が増えているようです。


【『年賀状プリント決定版2019』での年賀状の文例】
 https://nenga.templatebank.com/bunrei/nenga15/

【文例】
 謹賀新年
 ○○様におかれましてはお健やかに新春をお迎えのことと存じます
 さて 私も高齢になり 手足の衰えを感じるようになりました
 毎年の年賀状も今年限りで失礼させていただきたいと思います
 勝手ではございますが 今後も変わらぬおつきあいのほどお願い申し上げます
 平成三十一年 元旦


 こういう年賀状を「終活年賀状」とはよく言ったもので、生きている間にいろいろなものにケリをつけておくという、断捨離の一つです。

 毎年年賀状の大変さにため息をついているよりは、一度ちゃんと勇気を出して、礼を尽くしておくことが、結果的に楽になる一番の近道かもしれません。

 冒頭の友人は、私と同い年なので今年還暦になる年回り。それくらいの年であれば、「終活年賀状」というよりは「断捨離年賀状」かもしれません。

 還暦での断捨離を早いと思うか、さっさとやってしまった方が気が楽になる、と思うかは、あなた次第です。

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言いたいことも言えない関係を打破できますか ~ 函館地区での意見交換会

2018-11-27 23:27:29 | Weblog

 

 今日は函館出張。

 舗装協会函館地区の会員と、函館開発建設部との意見交換会にオブザーバーとして参加します。

 意見交換会のテーマは地元ならではの話題が中心ですが、どうしても働き方改革への対応や、入札、工事の施工関係の細かい話になってしまいます。
 
 今日は、こちらからの質問や提案に対して、開発建設部側も真摯にかつ誠実に答えてくれました。

 課題の多くは、現場の担当者同士で解決してくれるのが一番良いのですが、どうしても言いたくても言えないことも多いのが現実です。

「ルールにのっとって、理不尽な指示に対しては『できない』と言ってくれて良いのですよ」とは言われるものの、それを面と向かって言ってしまうと、その後の関係がどうなるかは大いに不安です。

 今日の当方からの意見も、そのまま伝わると誰が言ったかわかってしまうような具体的な事柄も多いので、それらはぜひ持ち帰っていただいて、一般論としてあるべき姿を上手に指導してほしいなあ、と思います。

 いくら語りつくしても、最後は『人と人とのコミュニケーションの問題』ということになってしまいます。

 どんな相手とも上手くやれるようなスーパーマンを育てるにはどうしたら良いでしょうか。

 私が思うに、何度も会って話をして、互いの心根が通じるようにすることが一番だ、ということに尽きます。

 それには時間もかかりますが、自分自身の人間力も必要ですね。

 短期間やってみて、「駄目だ」で済まされるようなことではありません。

 長年にわたってやってみて初めてわかる、人間世界の面白味のようなものも多いのではないでしょうか。

 やっぱり人生は修行なのでしょうか。 

 

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決まり事も、時代背景が変われば変えてもいいのではないか

2018-11-26 23:01:47 | Weblog

 

 今日は舗装事業協会の札幌地区委員と、札幌市役所の技術担当者との意見交換会がありました。

 入札・契約・工事実施の過程で日ごろ感じているいろいろな要望や意見をまとめて、意見交換をしようというのです。

 シンボリックな話題を一つご披露しましょう。

 Q 昨年から、住民より3か月以上借地にて資材置き場を借りた際に、騒音規制の対象となり、3か月で別の場所に借り直さなければいけない事案が発生しております。つきましては、札幌市の騒音規制の緩和を要望します。

 …という問いがありました。

 最近は住宅地の道路をバリアフリー化するような工事が多く出ているのですが、住宅地では、資材の一時仮置きなどのために場所を借りて、45dBという基準を超えるような騒音を発生させる工事や作業を行うことは3か月以内という条例があるそうです。

 しかしバリアフリー工事を行う場合、3か月では工期が収まらず、最後の1週間くらいが、はみ出てしまうことがあるそうで、そんな短期間のために、一時仮置きの場所を替えるというのは手間ですし、そもそもそういう資材置き場に適した場所が近くにないことも多いです。
 
 騒音規制の45dBがどれくらいの騒音かというと、図書館並みの静けさで、車のエンジン一つかけても、この規制は超えてしまいます。

 これでは作業効率がおちるのでなんとかしてほしい、というのが業界側の要望ですが、市側の回答は、長文ながらその趣旨は、「環境条例があるので、理解してほしい」というものでした。

 実はこの条例にも例外規定があって、建築工事と除雪作業には適用しないのだそうです。

 条例ができた平成14年当時に、この条例では無理が出ると想定された事案が、この二つだったわけですが、それから15年以上が経って、人手不足の建設業界にとっては、環境と工事の効率化の折り合いを検討してくれても良いのではないか、という要望なのだと感じました。

 市側の答えは、はじめは「条例があるのでご理解を願いたい」というものでしたが、業界側からは、「それならば仮置き現場を替える経費を計上してほしい」というような、形を変えた要望が出されます。

 私がさらに感じて発言したことは、「問題は、今日の意見交換会に出席してくれている建設局のご者として、この要望を市役所の中の環境の担当者に業界要望として伝えてくれているのかどうか、ということじゃないでしょうか。そのうえで、環境サイドが『それは無理』とか『時期尚早』というのならまだわかります。しかしこの要望を、担当に伝える価値がない、と考えているのかどうかが、まずはポイントになると思います」ということでした。

 幸いなことに、問題の趣旨は環境サイドに伝えている、ということのようですが、市役所がその気になれば改善できる課題は実はたくさんあるものですし、それを地道に変えてゆけるかどうかが、業界の働き方改革にもつながることなのです。

 同じ課題であっても、課題が解決できなければ何年も問いかけなくてはなりません。

 活動をしていて、虚しくなることもありますが、それでも声にすることをためらってはなりません。

 次の世代の公共工事の担い手たちのためにも、課題解決に努力を続けようと思います。

 頑張るべし。

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畏れ多くもサカイ画伯の絵に注文を付ける、の巻

2018-11-25 23:43:48 | Weblog

 昨日の還暦同期会は、心に残る会でした。

 そりゃそうです。人生に二度とこない残り少ない還暦の今年に、青春を共にした友達と会うんですものね。

 こういう縁を大事に、心の支えにしていきたいものです。


    ◆


 さて、昨日の同期会を開催するきっかけになった、サカイトシノリ君の個展ですが、昨日は友達に会って話をするのに忙しくて、じっくり見て回れませんでした。

 妻も「見てみたい」と言っていたので、今日は夕方に妻を連れて、再度個展会場の道新ギャラリーを訪れました。

 サカイ君もいてくれて、まずは昨日の話で盛り上がりましたが、遅くまで盛り上がった人たちは深夜2時近くまで飲み明かしていたらしい。

 まだまだ体力が有り余っている人たちっているんだなあ(笑)。


 家に飾る作品も欲しいと思って、壁の額を見て回ったけれど、(あ、いいなあ)と思う作品はどれも、値段のところに赤くて丸いシールが貼ってあって、売却済み。

 作品がたくさん並んでいると、見比べることができるので、比較して【より】心を打つ作品がでてきます。

 そしてそれが売却済みだと、残っている作品に何となく物足りなさを感じてしまう、というのが困ったところ。

 ちょうどよいサイズの、青を基調とした横長の作品があったのですが、同じ大きさで(こっちの方がいいな)と思う作品はほとんどが売却済み。


   【赤いシールが貼ってあるのは売却済み】

 そもそも売れずに残っている作品の方が少ないくらい(笑)

 困ったあげく、サカイ君に相談することにしました。

「サカイ君さあ、この作品だけど、あの売れちゃった作品には少し明るいポイントがあって、素敵なんだけど、比べちゃうとこちらは青が強く感じるんだよね」

 するとサカイ君は、「俺も今になるとわかる(笑)。こっちの作品には少しだけオレンジイエローが入ると売れると思うもの」

「そう思う?もったいないなあ…」

 するとサカイ君は「ちょっと待ってて」と裏の控室へ行くと、黄色系のテープとハサミを手にして戻ってきました。

「どうするの?」
「まあ見てて」

 そういうと彼は黄色いテープで尖った三角の造形を切り出して、絵の真ん中に軽く貼って、「ちょっと見てみて。こんな感じじゃない?」と言う。

 妻とそれを眺めながら、「あー、そうだわ。そんな感じに明るい黄色系が入るといい感じになる!」というと、「じゃあお買い上げいただいたら、直して送るよ」とにやっと笑って平気な感じ。

「いいのか、そんなの!?」
「いいんだよ、僕の作品だもの(笑)」

 …というわけで、飾ってある作品に注文を付けたうえに、特別に手直しを加えてくれたうえで購入させてもらうことにしました。


   【こちらの作品を購入です】

 

 こういうのも珍しいけれど、面白い経験でした。


 妻も、「こういう作品って、直観的に『あ、素敵だな』と思った作品でも、じっくり見ているうちに、隣の方がよく見えてきたり、それがまた元に戻ったりして不思議な感じ」と面白がっていました。


 さてと、絵の到着が楽しみです。

 

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還暦同期会 ~ 42年前の自分に何を伝えたい?

2018-11-24 23:35:45 | Weblog

 旭川東高校の同期生の一人であるサカイトシノリ君は画家になり、東京在住。ときどき東京で個展を開催しています。

 しかし何年か前に、「僕らが60歳になるときに、札幌で個展を開催したいので、そのときに同期生で集まって、還暦同期会をやらないか」と提案をしてくれました。

 そして実際に、この週末に道新ギャラリーを押さえて個展を開催中。

☆ サカイトシノリ展 The Border Drawing Project 2013-2018
 https://www.doshin-cc.com/gallery/


 サカイ君の気持ちを受けて、今は札幌に住む同期生かが幹事になって、市内のホテルで還暦同期会を開催しました。


 それぞれが同期生の知り合いに声をかける形で参加を募っていき、ネットで参加者を共有しながらこの日を迎えました。

 サカイ君からは、早く来られる人たちは、18時半からの同期会に先立って、サカイ君の個展会場に集まり、その後に同期会パーティに流れないか、と声がかかり、個展会場もミニ同期会となりました。

 

    ◆

 我々のが卒業した時は、一クラス45名が10クラスあって、450名の卒業生がいます。

「100人集めよう!」と目標を立てましたが、今日集まったのは97人。それでも思いのほか集まった印象です。

 同期会では、会の冒頭で既に亡くなった物故者の名前を読み上げて黙とうを捧げましたが、還暦段階で分かっている物故者は14人でした。彼らの分も生きなくては。

    ◆

 同期会ではいまだにこれまで一度も話したことのない友人がいます。

 高校時代はいくらクラス替えがあっても、たった3年間で全ての同期生たちと会話をしたりはできないものですから。

 それが、卒業後の同期会で初めて話をして知り合いになるということも多く、ずいぶんと時間のかかった縁に不思議な思いをすることもあります。

 今日は、高校の投稿初日に、同じクラスの出席番号がすぐ後ろだったサトウ君から声をかけられて、「ああ、そうだ。コマツ→サトウだったもんな」と42年ぶりの旧交を温めあいました。

 3年生の時には体重90キロくらいある巨漢だった奴がものすごくほっそりして登場したのには、名前を聞いて誰もが「嘘だろ!?」と大笑いしました。

42年も経つと、当時の思い出は、今でも目に浮かぶようなはっきり覚えている記憶と、全く覚えていないエピソードが、人それぞれにまだら模様で、「そうだそうだ」ということもあれば、「そんなことあったか!?」というようなことも多いもので、笑ったり驚いたり。

 何の損得もない楽しいひと時でした。


 最後に挨拶に立った、医者になった仲間は挨拶で、「それでは皆さん健康で…というわけにはいかないと思うので」と笑わせた後で、「健やかに老いることを心掛けてまた会いましょう」と締めました。

 次なる約束は、卒業50周年記念の8年後で68歳の年に決めました。

 みんな、健やかに老いて次回もまたまた顔を合わせましょう。

 42前の自分に伝えたいことは何ですか?(下記の写真真ん中が私)

 

 

 

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娘の彼氏登場

2018-11-23 23:45:56 | Weblog

 東京に暮らす次女から、「お付き合いしている方がいます」という連絡があったのが、この夏。

 もう30歳も近くなって、そろそろだなあ、と思っていたところ、一か月くらい前に、「11月末に、彼がご両親に会いに行きたい、と言っている」と連絡があり、今日の夜に市内の居酒屋で、私と妻と、娘と彼氏の四人で、初めて会うことができました。

 実は11月上旬に東京出張をした際に、娘と会って、「月末に会う意味は、ただの顔合わせなの?」と聞いたのですが、もうその頃から二人の間では結婚を意識していて、いつどのタイミングでどうしようか、と悩んでいたそう。

 ところがこの秋に、彼氏が年明けに海外赴任するという話が持ち上がっていて、娘の仕事の区切りをどうするのかとともに、親としては、「それって初めは新婚単身赴任になるのか?それって…」とやや複雑な気持ちもありました。

 でも今夜紹介されていろいろな話を聞く中で、娘に合わせようと努力してくれている姿がわかります。

 最後に、「お嬢さんと結婚させてください」という正式なご挨拶があるなかで、素直に、娘をよろしくお願いしたい、と思いました。


    ◆

 
 二人は我が家に一泊して、慌ただしくも、今日は朝から宮城県に住む彼氏のご両親に挨拶のために、また旅立っていきました。

 今日はご両親に挨拶をした後、彼氏のお兄さん、お姉さんご家族と顔合わせの食事会があるそうです。
 
 結婚するとなると、いろいろと煩わしいことも多かろうと思いますが、二人で努力して乗り越えていって欲しいものです。

 親としては、二人の行く末を見守ってあげようと思います。

 ふう、ちょっと気が抜けたかな。

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わずか数時間で、秋から冬へ

2018-11-22 23:56:53 | Weblog

 

 終業後に職場を出て、家に向かうバス停までの間に大通公園を横切るのですが、今日の17時30分過ぎはまだこんな感じでした。

 (イルミネーションが始まったけれど、まだ本格的な雪は降らないんだなあ)と思いながらバスに乗ったのですが、そのバスから降りた時にはボタ雪がどんどん降ってきて、さした傘が重たくなるほど。

 家につくころには5センチの積雪。夜には15センチほどの積雪になっていて、しかも吹雪いています。

 
    ◆


 子供の時の初雪のイメージって、朝起きた時に窓がずいぶん明るい感じがして、曇りガラスの窓を開けると外は真っ白、というものでした。

 日中にどんどん降られると、なんだかイメージが狂うなあ。

 もう一回は融けると思いますが、もう玄関には雪かきの道具は出してあって準備は万端です。

 明日はシーズン最初の雪かきになりそうです。

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人手不足時代はわがままが横行するのか? そもそもそれはわがままなのか?

2018-11-21 23:24:58 | Weblog

 

 知人が訪ねて来て、四方山話。

 話題が人手不足のことになって、そろそろ社会全体が困ってきているのではないか、という話になりました。

 彼は、「そもそも、札幌市役所の採用辞退率が29%という、高さですよ。失礼ですけど、転勤の多い道庁や国の機関よりも、転勤のない市役所で、それも札幌なら希望する人が多いじゃないですか。それが29%も辞退する時代なんですねえ」と驚いています。

「札幌市を受験しておいて、それでいて採用を辞退するというのは、何が嫌なんですかね」
「窓口業務が嫌われるらしいですよ。札幌市も、採用されてから数年間は、窓口で鍛えられますけど、そこでの市民対応が嫌なんだと。しかも別な区役所へ行くことは『転勤』と捉えられているみたいです(笑)」

「それじゃ、転勤のある道庁なんかはさらに大変なんだ」
「道庁の採用辞退率は6割を超えるそうですから」

「6割が辞退!? 半分以上辞退されたら試験の意味ってあるのかね?」
「道庁では、部門をまたいで異動がありますよね。建設部門から総務だとか、農林部門とか。そういうのが一から勉強をし直さないといけないので嫌われている、という話を聞きますよ」

「そんなに自分の守備範囲を狭くしていたら、使われる範囲も狭くなるし、視野も狭くなるのにねえ。そんなに大変さを嫌って、楽な方に流れるとは…。それにしても、そもそも、受験してくれる若い世代の数が減っているのだから、様々な職種の取り合いになって、昔と同じような年間採用数は絶対に確保できな時代になりますね」
「それって、わがままが通じやすくなる時代ってことですか?それじゃあ、本当に大変だと思われている職場の担い手はいなくなりますよ。北海道の冬の除雪車のオペレーターなんか、後継者はいなくなりますね」

「だから、適切どころか、もっと優遇された賃金を保証してあげるくらいじゃないといけないと思うなあ。『冬の北海道観光にお越しください』とキャンペーンをやっても、バスの運転手もいなければ、バスを走らせようにも道路が除雪されていない、なんてことになりかねないしなあ」


 今の若者は、「給料よりも休日」「現場仕事と営業よりは内業」「転勤はいや」とくくられがちですが、では転勤があって休日返上で働かなくてはならない現場の仕事って、いったいどうなるのでしょうか。

 最低限、戦略的に賃金を上げていかないと、つらい仕事を誰もやる人のいない社会って、その一点で持続性のない社会になりそうです。

 そもそもの問題の根源は、少子化による人数の減少なのですが、さて、外国人労働者を入れればそれで問題は解決するでしょうか。

 札幌もいよいよ雪が積もりそう。

 問題が顕在化する時代は、すぐそこです。

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