北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

この歳で兄弟だけで飲むなんて

2022-11-30 21:59:27 | Weblog

 

 明日からの東京での仕事のために久しぶりに上京しました。

 本当は夕方の勉強会が終わってからの飛行機で移動しようと思っていたのですが、札幌での今冬初めての雪。

 しかもそれが午後からさらに荒れると聞いて、飛行機を思い切って前の便に変更して夕方には東京についておりました。

 こんなに早く東京に来るならだれかと情報交換したいと思ったのですが、気の合う友人は「実は濃厚接触者になっちゃって…」とのことで外出ができないとのこと。

 そこで思い出したのが今年の4月から東京で働いている弟の存在でした。


「急な話なんだけど今東京にいるんだけど夜に会えるかねえ」

 すると弟も、「あ、急だなあ」と言いながらも「なんとかなるかな。兄貴なら社長も会いたがっているから一緒に行くわ」とのこと。

 実は弟が働いている会社の社長のA君は弟のクラスメートであり、しかも高校時代から私も知っている子なのです。

「じゃあ3人で飲もうよ」ということで、都内某所でおじさん3人での飲み会となりました。

 弟も東京に来る前は私と同じく札幌に住んでいたのですがお互いに家族もあって、兄弟だけで会うなんてことはまずありませんでした。

 それが東京に来ることで兄弟で酒を酌み交わすことができる。

 札幌にいる限りはどうしても家族同士の付き合いや会合になってしまうところですが、家族抜きの兄弟で話をすると思い出すのは小学校や中学校のことで、話題もそこに集中。

 そしてそこに中学校の時から知っているA君も交えてということで楽しいひと時でした。
 
 いい歳になったのでお互いに病気の事や怪我のことなども話題になります。

 また北海道から上京して一代で従業員50人以上の企業を成功させたA君ですが、中小企業の経営の難しさや会社の承継などの悩みも聞かされました。

 それでも東京にいる限り会える人たちのレベルが段違いに違っていて、都会の刺激の強さにしびれます。

 兄弟だけで飲むなんてあとどれくらい機会があるかな、と思うと、とても良い時間でした。


   

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お店の常連客とカウンターの関係

2022-11-28 22:42:11 | Weblog

 

 夜にある案件で打ち合わせを行いました。

 するとそのメンバーの一人から、「小松さん、昨日のブログを読みましたよ」という反応が。

「よりどころのエッセンスが実はスナックにある、というのは面白いですね」
「僕も興味深く感じました」

「ところで、スナックに関して僕の知っていることをちょっとお話させてください」


 彼にはスナックを経営していた二人の友人がいたそうで、「二人とも同じことを言っていたのが面白いと思った話があるんです」と言います。

「興味があります、どんなネタですか?」
「それはスナックの店内改装の話なんです。実はスナックも経営を始めるとだんだん常連客が付いてくるようになる。常連客がつくと経営は安定してゆく、そう思うでしょう?ところが実際は常連客が付くと、そこで新規のお客さんが入りづらくなって、やがて客足が減ってくるんだそうです」

「へえ、それは知りませんでした」
「それで彼らがやったことは、2年経ったくらいの頃に店内を改装してカウンターやテーブルの位置をシャッフルして替えちゃうんだそうです。さらには常連さんと仲良くなった女の子も替えたと言っていました。そうするとまた新規のお客さんがやってきて段々客足が伸びる。そしてまた2年経つ頃には客足が頭打ちになって…、の繰り返しだというんです」

「それもまた面白い。常連客の着くような人気の女の子は大事にするんじゃないんですね」
「彼らは、2年かけて儲けを貯め込んではそれを改装に費やすということの繰り返しだった、と異口同音に言っていました。まあその後二人とも結局スナックは止めちゃいましたがね」

 スナックには常連さんよりも新規のお客さんの連続の方が客足が伸びるとは面白い話でした。

 また店内の幹事をシャッフルするために女の子も替えるとは。私の常識とは全く違う世界がありました。


     ◆


 するともう一人の人がさらに話を継ぎました。

「さっきのスナックの常連さんの話ですが、私の知人が居酒屋を始めようとしたときにある先輩から『カウンターは作らないほうがいいよ』とアドバイスをされたんです。その理由は、カウンターを作るとそこに常連さんが居座るようになって、周りのお客さんが入りづらくなるから、というものでした。さきほどの『常連客が増えるとスナックの客足が伸び悩むようになる』という話と一脈通じて面白いと思いました」
「なるほど、カウンターが常連を呼び、常連が増えると客足が伸び悩むというのは似たようなお話ですね」

「はい、そしてそれと全く逆の戦略を取っているお店があるんです」
「へえ、どこですか?」

「スターバックスです。あそこにはカウンターがなくてテーブル席だけです。客とのコミュニケーションは滞在時間を延ばすだけ、という意識があるのだと僕は思います。偶然のコミュニケーションは必要なくて、ただ空間とコーヒーを提供することに専念すると回転が上がって利益も上がるのだと考えているのでしょう。カウンターってバカになりませんね(笑)」


 昨日の話からさらに話題が膨らんでの常連客とカウンターのお話。

 うーん、なかなかに面白い。

 お店をやる日なんて来ないと思うけれど、お酒の入った雑談のネタとしては最高ですね。

 

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「よりどころ」は案外身近なところにある ~ 都市計画学会北海道支部発表会

2022-11-27 22:48:13 | Weblog

 

 昨日は会員になっている日本都市計画学会北海道支部の研究発表会が北大工学部の会場で開催されました。

 都市計画やまちづくりに関する日頃の研究成果だけではなく、実践報告や現場での実務報告も含めた幅広い発表が期待されています。

 また今回はテーマ論文も募集して、そのテーマは「よりどころ」というキーワードでした。

 過疎や災害などに悩む地方や地域にとって「よりどころ」とはどのような空間なのか、ということを問いにしてそれに応える論文が集まりました。

 研究発表会はまず基調講演として、胆振東部地震で大きく被災した安平町の及川秀一郎町長から『安平町における北海道胆振東部地震からの復興と「よりどころ」としての場所づくり』というテーマで50分の基調講演をいただきました。

 及川町長は初当選直後に大地震で被災し、建物や人的被害を受けたところからいかに今日まで復興をしてきたかについてお話しいただきました。

 その中では、「ピンチをチャンスに」という思いで震災前よりも魅力的な町にするという意思を明確にし、具体的には被災した学校を小中学校が合築となって建てなおすとともに、学校を開かれた公民館的な機能を融合させて地域のよりどころ、たまり場として再スタートするという構想を説明されました。

 学校を公民館的に使うというのは教育サイドから見るとあまりよく思わない人もいたのかもしれません。

 しかし町長曰く、「被災直後は子供たちは公民館の2階、3階で授業を行っていて、町民が出配流する空間で勉強していたことに何の違和感もなかった。それならその逆でも可能だし、それがこれからの地域を一つにする核になりうる。そしてそういう子供たちへの教育の充実が魅力的なものになれば移住・定住への魅力も増してゆくはずだ」とのこと。

 安平町立早来学園は、来年4月に開校予定です。


       ◆


 続いては応募者による研究発表会。

 一人7分の発表+3分の討論・質疑応答というスタイルで全部で14編の論文発表がありました。

 非常に多角的に現代社会を切り取った力作でした。

 発表論文からは、優秀なものに対して支部長賞、支部優秀賞、支部奨励賞などの賞が与えられますが、今年の最優秀論文に当たる支部長賞は北大工学部修士1年の植野弘子さんによる「過疎地域における『よりどころ』としての交流拠点の機能に関する研究」が受賞されました。

 この研究のポイントは、過疎地域において地域の人々が訪れたくなるような交流拠点の機能にはどのようなことがあるのか、ということの調査研究です。

 具体的には北海道内の厚真町、士別市、石狩市浜益区、石狩市花川地区の4か所での意識調査を行い、「お酒の提供のある/なし」「交流する世代が同世代/多世代」「飲み物食事提供のある/なし」「新たな出会いのある/なし」「話し相手となるスタッフのある/なし」の組み合わせの違いによって、「週一回~月2回程度訪れたい」と「訪れたくない」という反応がどのように変わってくるかを調べたのです。

 この結果として、「飲み物・食事の提供(があれば行きたい)」が厚真町、士別市、花川地区で統計的に有為となり、また「話し相手となるスタッフ(がいれば訪れたい)」が厚真町、浜益区で有為(=ほぼその仮説で合ってる)となりました。

 これらの結果が出た地域の特徴としては、厚真町というのは渡海から離れた辺地性が高いこと、士別市は人口も一定程度あって都市的、浜益は人口の減り方が大きく高齢率も高いことから過疎的であることが示されました。

 この結果、住民の来訪意思に影響を与えるような交流拠点の機能が明らかになったことや、それらは地元の特性に照らしたアプローチが有効ではないか、ということが示されたということになりました。

 しっかりした分析力に加えて、今年の「よりどころ」というテーマにも合致していて、審査員からの評価が高く支部長賞の受賞となりました。

 こんごもさらに研究を深めていただくことを期待したいと思います。


      ◆  ◆


 ただ面白いのはここからです。

 研究発表会が終わった後で、関係者有志で近くの居酒屋に繰り出して、改めて今日の発表会全体をお酒の力も借りながら振り返るこの時間が楽しいのです。

 この延長戦には支部長賞受賞の植野さんも参加してくれて、会場では話せなかったエピソードなども含めて笑いあり感心ありの会話が盛りだくさん。

 そんななか、この論文の指導教官の方からの話で「今日の彼女の論文では、話し相手だとかお酒の提供、飲食の提供なんかのあるなしで、行きたい/行きたいとは思わない、という行動に繋がるという事だったのですが、この手の機能が満載なのが実は街の"スナック"なんですよ」という一言で場が大いに盛り上がりました。

「なるほど、スナックですか!ママさんという話し相手がいて、お酒や食事が提供されて、他人との交流もあると」
「そうなんです。人々が集まってくる『よりどころ』にはやっぱりそういう要素が必要で、それを知らず知らずに体現しているのがスナックだということです」

「ははー、なるほど、面白いですねえ」
「さらに言えば、NHKの朝のテレビ小説を見たことがありますか。あのドラマには必ずと言って良いほど、地域の登場人物が一堂に会してともに悩んだりともに笑い合うシーンが出てくるのですが、その舞台にはスナックが実に多い。あとは食堂とか喫茶店もありますが、それでも店主などが話し相手になって、そこにいる人たちの話題を回してゆくんです。朝の連続テレビ小説におけるスナックの位置づけって、論文のテーマになるかもしれませんよ(笑)」

 
 どんなよりどころを作ればよいか、という研究も研究として、実際にそれを実現しているよりどころがスナックだったとは。

 そういえば日頃自分からは行かないけれど、地方への出張で飲んだ時などは二次会がスナックへ行くことが多いですね。

 しかし「よりどころ」をさらに、教育や介護・福祉などいろいろな面からのアプローチも考え合わせるともっといろいろな可能性がありそうですね。

 皆さんにはよりどころはありますか?

 知的で楽しい一日でした。
 

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「おやじの一日講師」の子供たちからの感想文届く

2022-11-25 23:29:38 | Weblog

 

 先日講師を務めた「おやじの一日講演」。

 話を聞いてくれた1年1組の生徒さんたちからの感想文が届きました。

 これは毎年のことで、各クラスの生徒さんたちが「おやじの会」の人たちから聞いた話に対する感想文を送ってくれることになっているのです。

 今回私は「なぜ勉強が必用か」「勉強は教科書だけではなくて『人間力』を身に着けるため」、そして「勉強は、①繰り返す、②人に聞く、③紙に書くを徹底すること」などと伝えました。

 いい加減に歳を取った大人が振り返り、かつ今もなお反省していることばかりなのですが、子供たちにはどのように映ったでしょうか。

 実際のところ、子供たちは実に素直に話を聞いてくれたようです。

 考えてみれば、一年生の子供たちは中学校に入って初めて受ける、先生ではない知らない大人からの話で、向こうも結構緊張していたようです。

 こちらはいかにそんな子供たちにすっと入って行けるか、という最初の緊張を解きほぐすアイスブレイクが鍵でした。

 私の場合は、「中学校一年生の時の記憶、思い出は一生残る」とか「星を見たくて天体望遠鏡を買うために新聞配達をした」、「英語が苦手でミニテスト0点取った!」などのエピソードを語り、そこからようやく本題に移るという工夫もしました。


 子供たちからの感想分からの抜粋は下記のようなものでした。

・「社会や人と関係してゆく力」「自分をコントロールする力」を参考にして、他人への態度、欲の抑え込み方など、自分より圧倒的に経験を積んでいる方の話はしょうげき、納得の数々でした(原文ママ、以下同じ)。

・私は勉強や人のことを考えるのが苦手で、いつも自己中心的になってしまいます。でも人間力の話を聞いて、他の人のことを考えたり自制心をもって行動することなど、これからの社会を生きていくためにはとても大切だということがわかりました。

・自分は今までなぜ勉強するのか、分数なんて理科の実験なんて本当に社会に出てから使うのかを小学校に入った時から今日までずっと疑問に思っていたけれど、今日のお話を聞いて、なぜ勉強するのかを理解できました。

・自分はあまり勉強などを家ではしなくて、というかどうすればよいかわからなくなって2学期のテストの点数があまり伸びなくて困っていました。「繰り返す」「紙に書く」「人に聞く」という三つのことは自分でもわかっているようでわかっていなかったので今日すぐに実せんします。

・これから中学→高校→大学→社会人と進んで行くうちに経験する、見る、聞く、行く、食べるなどすべてが勉強でそれらを経験するための集中力を今から育てていくことをこれからの生活で意識したいと思います。

・小松さんの中学校時代のように大人になっても中学校の思い出を覚えていると考えると、やっぱり良い思い出を作りたいと思います。

・勉強の一番の敵はスマホやテレビ・パソコン!!ということをもう一度考えて気をつけようと思いました。

・どのお話も、今までなんとなくわかっていたけれど、はっきりと言葉や文字にしてみたことがなかったので、今日テレビに文字で映してくれてとても分かりやすかったです。

 

 どうです、実に素直に受け止めてくれたようです。

 やはりうっすらと感じていたことがあっても、勉強の意味ややり方をはっきりと文字にしてレジメにされたり面と向かって伝えられたことはなかったのでしょう。

 親だとしても子供にこういうことを直接的に語るシーンは少ないし、親からの言葉って子供は素直に聞けないことも多いですしね。

 子供たちのこれからに幸多かれ、と祈ります。

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悪魔は天使の顔でやってくる ~ 悪質な訪問販売最終話

2022-11-23 21:27:18 | Weblog

 

 先日来の高額布団の悪質な訪問販売の件。

 ようやく先方のセールスマンから母が預けた手付金3万円を返してもらいました。

 朝10時に来るとのことでしたが向こうには何も伝えずに私も同席。

 10時5分ほどに玄関のベルが鳴って件のセールスマンが一人でやってきました。

 玄関に入ってくるなり「キャンセルされるとのことでしたのでお荷物と手付金をお返しに上がりました」

 一応言葉遣いは丁寧で、あくまでも制度上のクーリングオフなのでそれなりの対応をするというスタンス。

 まずは布団を返してくれつつ「消費者センター様からもお電話をいただきまして、お電話でキャンセルの連絡をいただいていたので、そこは何も問題なかったんですけどね」とやんわり笑顔。

 私も口を出して「いえいえ、親戚の現役の警察官に相談したところ、『まずは消費者センターに連絡する方が良い。それでさらに何かあれば警察でも対応します』と言われたもので、消費者センターさんに相談しました。そうしたら『こちらからも電話をしておきましょうか』とのことだったのでお願いしました」と、この手の販売は今後一切お断りの姿勢を強調しました」

 しかし向こうはあまりたじろぐ様子もありません。まあそう来たらそう来たで、どう対処するかの練習くらい手慣れたものでしょう。

「別途契約解除のハガキも届くと思います」
「お電話で十分だったんですけどねえ」

「いえいえ、書面でも提出するように消費者センターからご指導を受けましたので」
「わかりました。ではお布団ですが、何もしておりません、預かったそのままでお返しいたします。それとお預かりした3万円もお返しします」


 母が「契約書と手付金の領収書はこちらです」と関連の書類を渡すと、「では見ていただいているところで破棄いたします」と目の前で書類をびりびりと破いて行きました。

 それもまた一つのパフォーマンスでしょう。

「消費者センター様からは、二度とこちらへの訪問はしないように、というご連絡でしたので、私どもも二度とお訪ねいたしませんので」

 私が「玄関に『訪問販売お断り』のステッカーを貼ってあったでしょう?」というと「あぁ、気がつきませんでした」とまあこれもまた型通り。

 「あのステッカーを貼ってあることで再勧誘はお断りという意思表示ですし、そこからの訪問販売は道条例違反になると、消費者センターからも教えられました。次はありませんので」

 静かながら怒りを秘めたつもりでしたが、向こうもこれくらいのクレームは慣れっこなのでしょう。

「それでは当方からのご用は以上でございます。ご迷惑をおかけいたしました。それでは失礼いたします」


 なるほど、最後まで物腰は柔らかく温和な感じで終始した営業態度でした。

 これでは母が「そんなに悪い人じゃないんだよ」というのもわかります。  

 営業マンが玄関を出て行ってから母も「ようやく終わったね。ありがとう、大事だったね」と改めて事の重大さを再認識したようです。

 聞けば母は過去に何度も布団を買わされたりしていて、いろいろな布団のセールスマンが手を変え品を変えてやってきていたのだそう。

「はあ、もうその手の組織のブラックリストに『ここの家は入れてくれるし金を出す』と載っているんだね」

 母には次からは、まず玄関から入れないことが一番ですが、何か売りに来たら「では息子に相談します」と言って、その場で私に電話をしてくれるようにと念を押しておきました。

 いつかは私たち夫婦も同じような目に会うかもしれません。

 一番の用心棒は子どもや身近な若い第三者の存在です。

 親御さんのいる方はぜひ私たちのお話を物語として親御さんにも聞かせてあげてください。

 以上ご報告でした。

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プロ用歯の染め出し液で、充実した歯磨きライフの実現へ

2022-11-21 22:05:16 | Weblog

 

 歯医者さんでの定期検診の最後の日。

 歯科医が使うプロ用の染め出し液を売ってもらいました。
 
 染め出し液とは、歯の汚れているところが青く色づいてプラーク(汚れの塊)が目に見えて分かるようにする液体です。

 市販のものもありますが、こちらはプロ用。

 厚いプラークは紫色に濃く色づいて、薄いプラークはもっと明るい赤色に近い色で発色します。

 厚いプラークというのはもう何日も汚れが落ちていないところで、薄いプラークはちょっと前の汚れという違いが現れます。

 色が紫の部位は自分の日々の普通の歯磨きでは歯ブラシが届いていない場所を示しています。

 しかし、そんな汚れやすい場所を覚えて入念に磨くことも良いのですが、ともすると汚れが落ちているのに必要以上に歯ブラシの強い力が歯茎にあたることもあります。

 そうなると歯茎が下がったり、歯の根元が露出して知覚過敏になりやすいという弊害が生じます。

 歯を磨くのが上手という人にかえって知覚過敏になる人が多い、とも聞きます。

 そこで今回敢えてこのプロ用の染め出し液を売ってもらったのは、自宅で日常的に歯の染め出しをして、汚れているところだけを集中的に落とすという歯磨きに変えようと思ったからです。

 汚れているところが分かればそこをブラッシングしてその汚れを落とせばよい。

 しかしどこが汚れているかわからないので、逆に疑心暗鬼になって乱暴なブラッシングになるということもあるのです。

 
 カギは「見える化」です。

 汚れを落としたつもりの後に汚れを見つけるのか、はたまた先に汚れを見える化してから、その汚れを落とすようにするのかの違いですが、歯ブラシを当てるアプローチはかなり変わります。

 いよいよこれで充実した歯磨きライフと清潔な口腔環境を手に入れられることでしょう。


 歯科衛生士さんから受けた注意は、「服に着くと洗っても取れません。また洗面台も色がつくかもしれないので、洗面台に水を流しながら使うと良いかもしれませんよ」ということ。

 気をつけながら使います。

 プロ用は一味違うぜ!

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中学一年生に大人が語る「おやじの一日講師」~ ちょっと緊張しました

2022-11-20 22:36:34 | Weblog

 

 今日は地元の中学校で開催された「おやじの一日講師」に参加してきました。

 これは中学校に在席する父親とそのOBによる「おやじの会」の年中行事の一つで、先生でもない父親たちが様々な話題を子供たちに聞いてもらう1時間なのです。

 例年であれば、講師役の数は在校生の父親だけで間に合うはずなのですが、ここ2~3年のコロナのためになんとおやじの会の会員数そのものが減っていて、講師が集まらなかったのだそう。

 そのため巡り巡ってOB会員である私のところまで「一日講師をしてくださいませんか」という誘いというかお願いの便りが届くほどでした。

 OB会員というのは、かつて子供がこの中学校に在席して、自分もおやじの会に参加していてかつOB会員として残りたいという意思を示した人たちのつながりの輪です。

 会がこのようにピンチの時には積極的に支援するのが役目でもあるので手を挙げて、本当に久しぶりに一日講師として教壇に立ちました。

 今回の担当は1年1組の生徒たち34名。

 事前に先生から「今日は父親の会の方が来てお話をしてくれますよ」と言われてはいても、初めて会う大人から聞く話にどれくらいの興味をもたせられるでしょうか。

 今日のタイトルは「皆さんの未来と生涯学習」。

 少しくだらない話をして心を解きほぐすアイスブレイクから始まって、大人の目から見た「勉強とは何か」「なぜ勉強をしなくてはいけないか」「勉強はどんな風にすると良いのか」などといったお話をしてきました。

 用意したパワーポイントスライドは、映写機ではなくクラスに置いてある大型のテレビモニターに繋げての50分。

 ちょっと緊張しましたが、後半は少し調子に乗ってきました。

 子供たちは冗談にはちゃんと笑ってくれて納得できたことにはうなづいてもくれるなどとても真面目です。

 この講義、やりっぱなしではなくて子供たち一人ひとりから感想文が講師に寄せられ、また講師も当日の様子を紙一枚でレポート提出することになっていて、これらは一年間の活動をまとめたおやじの会の会報に掲載されることになっています。

 講義の前後には「おやじの会」でもなかなか会えずにいた昔の仲間たちにも会えて、充実した一日でした。

 はやくコロナが収束して、再び父親同士のつながりが復活することを期待したいものです。 

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今年初めてのマメイカ釣り ~ スプラトゥーンのようですな

2022-11-19 22:29:21 | Weblog

 

 今年初のマメイカ釣りに積丹方面の港まで行ってきました。

 実は先週に近くを通りかかった時に釣り人から情報収集をしてあったのですが、そのときは「一昨日くらいからポツポツ釣れ始めたみたいですね」とのことでした。

 なるほど、それなら一週間も経てば状況は好転しているのではないかと、現地入り。

 昼過ぎまでの雨は車中で凌いで、雨が上がり風も収まったところでおっとり刀でマメイカ釣り出動です。

 周りの先行釣り人に訊ねると、「うーん、それほどでもないけどぼちぼちってところですかね」という返事。

 釣れていないわけではないけれどまだ大きな群れが入っている感じでもなさそうです。

 私も早速あたらしくしたラインでチャレンジすると、初めて数投で1匹がかかり、さらに2匹目も。

 これは調子が良さそうだ、と思ったのもつかの間、ここでぱたりと反応が途絶えました。

 強力なライトを持参して海面を照らしての夜釣りに入ると、光に誘われが小魚の群れが回遊してきます。

(これは良い兆候)と内心喜んでいたのですが、イカの反応はありません。

 あろうことか、イカ用の仕掛けにサバが反応してサバが釣れる始末。
 
 まあ初日はこんなものか、ボウズでなくてよかったと早めに切り上げて今日の釣りはおしまい。


   【イカもまだまだ小さいこと】

 釣果はともかく、「次は釣れるか」とドキドキする時間それこそが至福のひと時で、ストレスが解放されて心が癒されます。

 スプラトゥーンのキャラに似たイカたちです。

 さて今年はあと何回釣りに行けるやら。 

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愛車の車検切れ間近 ~ 新車はいまだ届かず

2022-11-18 23:53:24 | Weblog

 

 いよいよ今月末に車検満了となる愛車のセレナ。

 今年の2月末に新車をオーダーして、この車検満了日までには間に合うだろうと踏んでいたのですが、どうやらそれも怪しくなってきました。

 未だにメーカーから車体番号の連絡がないとのことで、11月はおろか今年中のものにならず越年も覚悟しなくてはならないようです。

 しかしそれならそれとして、今の車は歯医者手続きをしなくてはなりませんし代わりの車の手配準備もそろそろ必要になってきます。

 さてどうしたものか、と思っていた矢先、車を頼んだショップの担当者から連絡がありました。

「いい話?悪い話?」
「うーん、両方ですかね…」

 さすがに歯切れは悪い感じ。

「まず悪い話から聞きますか」
「…、すみません、やっぱり車検までに車は間に合いません」

「やっぱり。まあ半分覚悟はしてましたけど。で、今の車の処分と変わりの車はどうしましょう」
「それなんですが…」

 先方からの提案は、「もう一度車検をとってもらえないか」というものでした。

 その理由としては、代車を出すことも考えたものの一週間や二週間であれば対応できますが、それ以上のいつまでが見えないという事になると代車を出すのも現実的ではなくなってしまう、とのこと。

「その代わりなんですが、車検費用のいくばくかを当方で負担させていただくことでいかがかと…」

 おずおずと示された提案は、今の車をさらにもう一度車検を取ってもう少しだけ乗り続けるというもの。

 こちらとしては予定外の出費ですしもろ手を挙げて賛成ということにもならないのですが、お互いにこれまでの付き合いもあるなかでのギリギリの提案です。

 妻とも相談の上「この状況では仕方がないか」ということになりました。

 昨日までは「あと10日ほどで、自動的にこの車ともお別れか…」とちょっとホロっとしていたのですが、もう少し付き合いが伸びそうです。

 お互いに老骨に鞭打って、最後の相棒旅を続けることになりそうです。

 いやはや、物価が上がるインフレだけではなく、そもそもものが手に入らない時代になろうとは。

 効率化を目指したサプライチェーンの構築も、一つ目算が狂うとこんな感じなのですね。

 いやはや。 

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悪質訪問販売には消費者センターの力を借りる

2022-11-17 21:52:23 | Weblog

 昨日の悪質な訪問販売の続き。

 今朝になっても母は「電話でクーリングオフしますって言ったら、『わかりました、返金の際に契約書は目の前で破りますから』って言ってたからもう大丈夫だよ。悪い人じゃない感じだし」と全く能天気な感じ。

 私としては、口頭でのクーリングオフは「言った、言わない」の話になって危険だと思うので、北海道消費者協会のホームページを開いて、クーリングオフについての基礎知識を仕入れました。

 するとそこには「クーリング・オフは必ず書面または電磁的記録(※令和4年6月1日以降)で行いましょう。電話や面談など口頭で告げただけでは、後になって「連絡を受けていない」、…(中略)など、言った言わないの水掛け論になる恐れがあるため、必ず書面または電磁的記録で通知することになっています」と書かれています。

 やはり母の口頭対応では手ぬるいと感じて、消費生活センターに直接電話をしてみました。

「実は母が訪問販売業者のふとん丸洗い無料という営業に耐えかねて、11万円の布団カバーを購入する契約を結び、手付金を払いました。翌日に思い直してクーリングオフする意思を電話で伝えたというのですが、アドバイスはあるでしょうか」

 すると電話口に出てくださった女性は母の名前や住所、訪問販売の内容などを聴きとりつつ、「正式なご相談は契約の当事者から伺わないといけませんので、お母様から連絡していただけますか」とのこと。

 この手の話は危機管理なので、打てる手は早急に最大限打つのが基本。

 私の方で実家へ走って、契約書や名刺などの紙書類の写真を担当者にメールで送ったうえで、母の目の前で担当の女性に再度電話をして母から事情を話してもらいました。

 営業マンが「いらない」という断りにも関わらず言葉巧みに布団を引っ張り出させて、丸洗い無料をネタに高額の布団カバーを売りつけた話、クーリングオフの連絡には素直に応じそうだという話などを母の口から直接語ってもらいました。

 担当の女性は「再三断っているにもかかわらず再勧誘をするというのは違法ですし、長時間粘るのもかなり悪質です」とやはり悪質性を強く感じると言います。

「どうしましょう、消費生活センターから業者の方に直接電話をして、クーリングオフの医師が伝わっているかどうかの確認と悪質性への注意などを伝えることができますが、事を荒立てるのはおいやですか?」

 母は「そこまでしなくても大丈夫じゃないでしょうか…」と言いましたがそれに被せるように私から「いえ、そちらから電話をしてください。そのうえで契約解除の書面も提出しますので」と強くお願いをしました。

「わかりました。それではいったん電話を切りますね」

 センターから業者に電話をしてくれる間に母とは、「今ここで訪問販売業者毅然と対応しないと、またいつか来ることになるし、他の人にも被害が及ぶからね」と強い対応の必要性を説明。

 やがて再びセンターから電話が来て、「今そちらに行った担当者と連絡が取れまして、クーリングオフの意思確認と返金にも応じるという確認が取れました」とのこと。

 そして改めてクーリングオフの意思を示す「契約解除通知書」の書き方を教えてもらい、これを「コピーかスマホで写真撮影して記録し、はがきは特定記録郵便で送ってください」という指示もいただきました。

 センターへは郵便局で特定記録郵便で送った時の番号をのちほど連絡して、さらに後日このハガキが業者に届いたかどうかを確認してもらえることになりました。

 
 とりあえず今日のところでできるのはここまでです。


 センターの女性からは「玄関に"訪問販売お断りのステッカー"を貼ると良いのですが」と言われたのですが母は「いや、貼ってあるんですよ」と説明。

「それはステッカーを貼っている時点で訪問販売は断るという意思表示がなされているので、そこからインターホンを押して話しかけるのはその時点で条例違反になるんです。次回からはドアのカギを開けずにインターホンで断るようになさるといいですよ」

 そうアドバイスされました。

 もっとも母は、「インターホンの向こうでむにゃむにゃ言われるとわからなくてドアを開けて聴こうと思っちゃうんだよね」と、ここでも悪質商法のテクニックが垣間見えました。


 いずれにしても次回の返金と布団を返しに来るときには立ち会おうと思います。

 皆さんも不安があれば、専門の団体にお気軽に連絡してみてください。

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