マイナンバーカード制度が誕生したのは2016年1月1日でした。
この年私は稚内開発建設部で現役最後の年を迎えていました。
マイナンバーカードは住んでいる自治体に発行申請をするので、このときに稚内市役所にマイナカードの発行申請をしたのですが、集中する事務量のために2016年3月末日までの稚内在勤中には発行してもらえませんでした。
稚内での単身赴任を終えた後は札幌へ戻ってきましたが、申請は引き継がれるとのことでやがて札幌で発行されることとなりましたがずいぶん時間がかかったものです。
そうやってようやく手にしたマイナンバーカードですが、今年9月の私の誕生日で10年間の使用期限を迎えます。
更新手続きが必要になるということで、3か月前の6月に案内の封書が届きました。
もともと、誕生日の3か月前になったら更新の手続きを始めようと思っていて手帳にもその旨を書き込んでいたくらいです。
すぐに区役所に向かいましたが、夕方4時に訪れたところ市役所はその手の人たちでごった返していて、「どれくらいかかりますかね?」とコンシェルジュ担当の方に聞くと「おそらく2時間以上待たれることになると思います」とのこと。
いやはや…。
この際窓口にある順番カードをもらって2時間後にまた来ようかと思ったのですが、それも当てにならないようなので窓口での再交付申請を諦めました。
更新手続きの説明書にはスマホ、パソコン、郵送による申請手続きができて、さらには「証明用写真機」でも申請ができるとのことで、窓口での手続きはおそらく一番手間と時間がかかる手続き方法です。
早速パソコンでの申請に切り替えることにして、自分の写真を撮りマイナカードのサイトにアクセスして更新申請ができました。
これならわずか15分ほどの作業で済むのですから効率的です。
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そうやって6月に更新手続きを行ったマイナカードですが8月上旬に「準備ができたので受け取りにきてください」というハガキが届きました。
受け取りの場所は区役所とされていますが当然ながら予約はできず、長時間待たされるのは確実です。
申請の時には電子申請ができたのに…、と思ったところ交付は区役所のほかに札幌ならマイナンバーセンターがあると書かれていました。
QRコードが貼られていて、こちらならば受け取り時間の日と時間が予約できるというのでやってみましたがなぜかうまくいかず、結局は電話で問い合わせをしたときに口頭で日時の予約ができました。
札幌のマイナカードセンターは道庁赤れんが庁舎の東側にあるビルの一階で、予定の時間に訪れて順番待ちをして新たなパスワードと暗証番号を登録して新しいカードが発行されるまでは20分ですみました。
6月に入ってから健康保険証としてマイナカードを使うたびに「カードの有効期限が迫っています。更新手続きを行ってください」という注意コメントがでてきたのですがそれもこれで解消です。
結局更新手続きを始めてから手にするまで正味2か月かかりました。
有効期限3か月前の更新手続き開始からすぐに始めないと、あっという間に3か月という期間が迫ってきて、どうしようもなくなって結局役場で長蛇の列の最後尾に並ぶという憂き目に会うことでしょう。
社会の中で生きてゆくというのは面倒くさいものですが、一つ一つを丁寧に全うしていなくてはね。