昨夜の夕方のフェリーで利尻島へ渡り、昨夜は利尻富士が間近に見えるペンションで一泊しました。
夜半からしとしとと雨が降り出して、朝食の頃には土砂降り。(予報では晴れるといっていたけれど利尻富士が見えるようになるかな)と不安な面持ちで宿を出ましたが、途中からぐんぐん晴れ間が広がって、見る見るうちに青空に。
映画「北のカナリアたち」の撮影ロケ地などを巡りながら反時計回りに島を一周ドライブを進めました。
沓形港の近くの沓形岬公園を見学していると、なんと利尻町の保野町長さんに遭遇。
「あらら、もう盲腸は大丈夫なの?」
「いやいや、その節は式典を欠席したりして大変ご迷惑をおかけしました。もう大丈夫です。今日はまたどうされましたか」
「いやちょっと観光施設の不具合を見て回ろうと思いましてね」
そんな話をしている頃には利尻富士が山頂の姿を現し始めました。
「じゃあ時間もあるので利尻山見返公園へ行ってみよう」と車を走らせて山の懐深くへ登って行きさらに展望台までもう十分の山道を登ると、ハイマツ林越しに大きな山の姿が見えました。これは雄大です。
次はオタトマリ沼からの利尻富士。風が強くて湖面が波立っているため逆さ富士は見られませんでしたが、銘菓「白い恋人」のパッケージや袋に使われている利尻富士はここからの写真ということで、記念に一箱買っちゃいました。
お土産屋さんは二軒ありますが、どちらのソフトクリームも味わいが違いつつ美味しくいただきました。やっぱり牛乳がいいのでしょうか。
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お次は姫沼からの利尻富士。ここも湖面が穏やかならば逆さ富士が見えることで風景写真愛好家の良ポイントですが、湖面はともかく残雪も美しい利尻富士をまた違った角度で見ることができました。
湖を一周するとこの時期の野草がそこここに咲いていて清々しいハイキングが楽しめました。
最後はフェリー乗り場からの利尻富士。鴛泊港のフェリー乗り場も実は山が近くて眺望がすばらしいのです。
六月のウニ解禁直前の週末。今日はまだフェリーに乗る車は少なかったのですが、いよいよ明日からは離島観光も一気に賑やかさを増すことでしょう。
今回は素晴らしい天気に恵まれた旅となり、およそ観光ポイントと思われるところを片っ端から見学して回ることができました。
次はいよいよ山登りや釣りなど島でのアクティビティを楽しみたいものです。島に近い稚内という地の利を生かさない手はありませんね。
お昼に入った沓形の町の定食屋さんのメニュー表。「ファンタとか」が笑えました。 これも旅の良い思い出です。