午前に職員の皆さんの前で離任の挨拶をしました。
一年間という短い期間でしたが、しっかりと職責を全うして仕事を支えてくれた職員の皆さんには改めて敬意と感謝を評します。
職員数は少なくて一番小さな開発建設部。小さく少ない職場ですが、"弱小"ではありません。小さいゆえに全体としてコミュニケーションが取れるというメリットだってあるのです。
まちづくりも人数がたくさんいればやれることが多いかもしれませんが、人数が少なければ少ないなりに全員を束ねて乾坤一擲の勝負がしやすいとも言えるでしょう。「小さな組織に幸あれ」です。
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いよいよ最後に職員の皆さんから花束をいただいて職場を後にし、11時30分発の札幌行き高速バスで稚内を離れました。
人生最初の記憶が、父に連れられて住んでいた稚内だった私としては人生の節目となる一年を稚内で過ごすことができたことは運命的なものを感じます。
稚内を離れたことをフェイスブックに載せたところ、各方面から実に多くの「いいね!」とコメントを頂き、バスの中の私のスマホは振動しっぱなし(笑)。朝ドラの最終日みたいに、それまでの登場人物が全員一同に会したような賑わいを呈しました(笑)。
そして、ご縁をいただいた皆さんからの温かな応援をいただきコメントに返信しつつ札幌までの旅を味わい、そして重たい荷物を大通りのバスターミナルで降ろしたときに、やっと一つの区切りがついたような感慨が押し寄せました。(こういう旅はしばらくはないかもしれないなあ)。
転勤族は転勤して住む町を渡り歩くうちに、心の故郷がいくつもできるのですが、その一つに稚内と宗谷地域の島や町が加わりました。これからは今までとはまた違った形でご恩をお返ししたいと思います。
これからも繋がりを大切にしてくださいね。本当にお世話になりました。
退職の辞令は明日いただきます。