北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

【番外編】携帯の機種変更

2007-11-30 23:55:15 | Weblog
 携帯を替えました。2、3日前に発売されたばかりのdocomo905シリーズですが、三菱のD905iを選択。

 905シリーズからは各社ともワンセグが標準装備なのと、新料金体系が選べるというように進化しています。

 私が選んだのはスライド式のタイプで、色は黄色です。

  

  

 本体価格は5万円もするのですが、これを24回払いにすると月々2100円ずつの割賦となり、新料金では基本料金がかなり安くなってきます。

 機能も満載ですが、とても使いこなせそうにありません。今まではPシリーズだったので、メールやアドレス呼び出しなどの標準的な動作も違っているので、早く慣れなくては。

 「オプションをどうしますか?」と訊かれて、いろいろなメニューの中から、壊れたときの復活サービスと無くしたときのGPSによる捜索サービスを申し込みました。ちょっとした保険の感覚です。

 さて携帯はどこまで進化するのでしょう。
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銀の贈り物

2007-11-30 23:32:23 | Weblog
 東京の町を巡っていると、それだけでも楽しいのですが、いろいろと余録もあります。

 今日の晩酌の友は、東京巡りで拾った銀杏の実です。



 小さいのは氷川神社ので、大きいのは品川神社の銀杏です。銀杏の木によって随分実の大きさも違うものですね。

【氷川神社】

 【品川神社】

 神様からの贈り物なので大事に味わいました。

 ほろ苦くてほろ甘い、東京の秋の味です。

  

 
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ノスタルジーな映像

2007-11-29 23:58:49 | Weblog
 今日の夜は、ローカルデザイン研究会という会合で、映像作家三上正(みかみ・ゆうせい)さんのお話を聞きました。タイトルは「美しい日本の風景」とされています。

  

  

 三上さんは現在73歳ながら現役のカメラマンで、今でも依頼半分、ボランティア半分に映像政策に携わられています。

 そんな三上さんはカメラマン、映像作家として約50年にわたって映像に関わる活躍をされてきました。そのジャンルはCF(コマーシャルフィルム)、映画の予告編、NHKを始めテレビ、映画の制作と幅が広く、最近は日本の子守歌を集めたDVDも作られたとか。

 代表的なCFは、「腕白でもいい、たくましく育って欲しい」でお馴染みの丸大ハム、オーソン・ウェルズを使ったサントリーウィスキー、チャールズ・ブロンソンのマンダム、「ぴかぴかの一年生」の小学館など、私の世代なら懐かしいコマーシャルが数多く登場しました。

  

  

  

 三上さんはこの50年間映像をとり続けてきて、特に最近女性ディレクターと日本を北から南まで7000km走って子守歌を集めて回ったときに、「日本から風景が消えたなあ」と感じたそうです。そして同時に「日本から生活が消えた」とも。

 ある海沿いの町へ行った際に、その町で魚でも食べようかと思ったら全くそんな店がない。町の方に「どこか食堂やお店はないのか」と訊いたところ、「この町には山の上に一軒だけ店がある」と言うので行ってみたところ、大きな百円ショップだったとか。
 その町は隣に大きな企業があって、そこから補助金をもらえばよいというような町に成り下がってしまったのだとか。我々の社会から健全な営みが消えかけています。

    ※    ※    ※    ※

 三上さんが映像の仕事で、福井県に行ったときのこと。学生の頃行って好きだった風景の東尋坊へ行ってみようということになり、行ってみたところそこにはみやげ屋と駐車場が広がっていてがっかりしたとのこと。

 それに対して、岩手県へ行ったところそこでは景勝の地に駐車場を作っていたのですが、眺望のポイントとなるところからは300m程離れたところに駐車場が作られていたのだそう。観光客からは「え~、そんなに歩くの?」という声も聞かれたそうですが、そういう配慮が大切で、三上さんは「岩手県が好きになりましたよ」と言っておられました。

    ※    ※    ※    ※

 質問で「三上さんは、フィルムとデジタル映像のどちらがお好きですか、またこだわりがありますか」と質問をしてみました。すると、「最初はフィルムにこだわりがあったのですが、NHKからデジタルビデオでやってみてくれ、と依頼を受けてやってみたところ、デジタルにはまりました。もうデジタルなしではやれないでしょう」と明確に割り切られていました。

 「コンピューターグラフィックスも技術が進歩して値段が下がり、映画一つ作るにも簡単に使えるようになりましたね。日本から風景が消えた分は、CGで作れるようにもなりました。『Always 三丁目の夕日』などは子供の時の風景とだぶって、良い映画です。あの映画は基本はフィルムですから、ああいう使い方は良くできていますよね」とCGにも割と好意的です。

「しかし映画が、スポンサーを集めるのが先立ってしまって、それが集まればもう後はできるだけ、という風になると質が下がるのではないでしょうか。昔は、親の遺産で映画を作って、それが当たれば財産が増えてそれでまた映画が作れる、というやり方でしたからねえ」

 昔懐かしいコマーシャル映像とノスタルジーに、ちょっと感傷的な一時でした。
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カレー屋「ムルギー」~渋谷レトロ健在

2007-11-28 23:34:14 | Weblog
 今日は午前から午後にかけて渋谷で会議がありました。

 昼をはさんでの会議だったので、何人かが集まって昼食を外に食べに出ました。

 「どこにしましょうか?」「どこでも良いなら、面白いカレー屋さんがあるけど」とグルメな先輩の一言。それで行き先は決まりです。

 道玄坂から一本通りを入って坂を上ると見えてきたのが『ムルギー』。道玄坂は百軒店(ひゃっけんだな)にある、カレー屋さんです。

  

 yahooグルメはこちら → http://gourmet.yahoo.co.jp/0006713428/P000039/

 ここは昭和26年に開店し、ビルマ(現ミャンマー)風カレーを出す老舗の喫茶店として、カレー通の中では有名なお店だというのは帰ってきてから調べた情報。

 店内はボックス席など、昭和26年の開店当時を偲ばせるようなレトロな趣があります。何よりも、喫茶店という単語が子供には隠微な匂いを漂わせた時代の雰囲気そのものです。

  

    ※    ※    ※    ※

 注文はお店がお薦めの卵カレー、お値段は千円ちょうど。比較的早かったので店内には誰も客がいなくて、それでいて4人で注文したカレーが出てくるのに少し時間がかかっています。
(カレーなんてすぐに出てきそうなものだけどなあ…)と思いましたが、運ばれてきたカレーを見てびっくり。なるほどこれなら時間がかかりそうです。

  

 カレーのご飯部分が見事にエベレストかマッターホルンのように山形に盛られています。ゆで卵も綺麗に並べられていてこれは印象的。

 カレーの味はと言うと、スパイシーでちょい辛。私にはちょうど良かったけれど女性なら辛すぎると感じるかな、といったところ。しかし癖になりそうな独特な味わいがあってこれは美味しい。

 ちょっとした渋谷レトロを感じましたよ。
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携帯電話の新機種登場

2007-11-27 23:56:45 | Weblog
 携帯電話の電池がもう弱ってきているので、新しい機種に代えようかなあ、と大手電化製品のお店をふらつきました。

 すると店頭では「今日からドコモ905の発売でーす!」と店員が盛んに叫んでいます。そうか、年末商戦に向けてワンセグが標準装備でハイスピードにも対応するという携帯電話が売りに出されていたのです。

 ひやかしに最新機種のカタログを見せてもらうと、「実はまだ明日以降でないと売り出さない機種があるんです」とのこと。なあんだ、それなら明日以降で製品が揃った頃にまた来ることにしますか。

「でも今までのとは何が変わるの?」
「やはりワンセグが標準装備になって、ハイスピード対応、海外でもそのまま使える、というあたりでしょうかね」と女性の店員さん。

「料金も変わるんだっけ?」
「はい。古い機種は今までと同じ料金体系ですが、905シリーズからは、新しい料金体系も古い料金体系も選べます。新しいのは、携帯電話そのもののお値段が高くなって、そのかわり通話の基本料金がぐっと安くなるというものなんですよ」

「機械の値段が高くなると売れないんじゃないの?」
「でもその分通話基本料が安くなるのと、電話本体の価格を12ヶ月、24ヶ月で分割で安くなった料金と一緒に払うというお求めの仕方もあります。905は大体一台5万円前後ですが、24回だと月々2千円ちょっとを料金に上乗せする形だと、現在から大幅に高くなるということは無いと思いますよ」

 なるほど。それでは年末に向けて携帯電話の機種変更と行きますか。カタログ集めから始めようっと。
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ビルを楽しく、都市を楽しく

2007-11-26 23:40:37 | Weblog
 様々な商品企画や界隈整備の企画に携わり、手がけたものをことごとく成功させてきた、伝説的なプロデューサー、それが浜野安弘さんです。

 浜野さんは自分のことは「ライフスタイル・プロデューサー」と自称していて、それはつまり自分自身の生き方から物事を考えようと言う姿勢を表しているようにも思われます。

 以前、掛川でスローライフ活動の中心となっている一人のSさんと、電話で「今新宿のこれまでのまちづくりを反省して、人とふれあえる高層ビルってどんななのだろうと考えているんですよ」と言ったところ、「それなら浜野さんの本を読むと良いですよ、送りますよ」と送ってくれたのが、この『人があつまる』という本でした。



 実はSさんはこの浜野さんと親交が厚く、そのおかげで週末の掛川のイベントにも応援に来てくれていて、そこで私も会うことができたのでした。本を読んでいたので感動もひとしおで、これを機会に今度は青山の事務所をお訪ねしようと思っているのです。それもまた楽しみ。

    ※    ※    ※    ※

 この『人があつまる』は、実は30年前にベストセラーとなった同名の本の復刻版です。しかし30年前にほえまくっていたことが今となってはことごとく当たっているのですから、改めてこの本の価値を感じることになったのです。

 この本の中で紹介されているのが、実は浜野さんもこの新宿の初期の立ち上げの際の委員会に弱冠28歳の最年少委員として参加していたという思い出です。

 そのときに「こんなプランではよいまちはできない」とマスタープランに異議申し立てをしていたのが、浜野さんともう一人、当時三井不動産の社長であった坪井東さんだったといいます。

 浜野さんは新宿のマスタープランに五項目の反対意見を述べていたのですが、その二番目は「公開空地と高層ビルを野放しにして、公共街路との関係を無視したこのプランは、人間のアメニティー及び商業を無視した都市計画であり、したがって歩行者には全く面白みのない、すさんで、間延びしたまちになってしまうであろう。少なくとも、私有地が沿道に接する部分は、公と私が協調してコモン・スペースを創り、ストリートライフを提供すべきである」となっています。まさに今の新宿に欠けているものが指摘されているのです。

 そしてこのとき、同じくマスタープランに反対を唱えた坪井さんだけが『私の意見を新宿三井ビルに採用し、街に開かれ、沿道とのコモンな関係を実験させてくださったのである。』とも書かれています。

 そこで外出先から帰ってくる際に、この新宿三井ビルの開かれた空間を見学してきました。

 新宿は歩行者空間と車道が立体交差になっているのですが、その高い方から近づいてみると、地下空間になった部分はまさにカフェの様相です。これを浜野さんは言い続けていたんだな、と思わせる空間ができあがっています。

  

 丸い椅子に思い思いに座るお客さんたちがいます。そして店の回りにはコーヒーやサンドイッチを注文できるお店が張り付いています。そしてここは新宿の地下の道路からも入りやすい構造になっていて、沿道とビルとの心地よい共同空間が演出されているのです。

    ※    ※    ※    ※

 せっかくこうした良い事例もあるのですが、他のビルの一階部分に広がる空地は、ただ緑にしたり、ただ舗装にしたり、通路にしたりと、あまり人との触れあいやそのスペースの利用について考えられているとは言い難い状態です。なるほど、浜野さんが頭に来るのも無理はないなあ、と思わせます。

  

  

 わずかにわが新宿アイランドビルの地下の円形広場が、浜野流のカフェの香りを漂わせているようです。

  

 私有物であるビルのプライベートな空間と、みんなのものであるパブリックな空間をどのように共有できるかをもっと考えるべき時代になったのではないでしょうか。

 都市空間をもっと人間のものに、もっと楽しい空間にしたいのです。

  
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【番外編】そば研の成長

2007-11-25 23:47:04 | 蕎麦打ち
 掛川ライフスタイルデザインカレッジの裏話。

 今回のフェスティバルでは、事前の予想として70~80人くらいの参加を考えていたのですが、最終の来場者は130人以上にもなり予想以上の大盛況。

 それは良かったのですが、講座のひとつであるダッチオーブンによる調理部隊と、Nippon学受講者による土鍋で炊くご飯ががんばって前日から食材の用意をしていたのですが、それだけでは予定した食材が足りないという事態に見舞われました。

 こういうたくさんの人出があるときにこそ活躍するのが、我が掛川そば研究会です。たくさん練習ができて、おまけに食べてもらって喜んでもらえるというので、今回もそば研から数名と、お手伝いの方にも参加協力をしてくれたのです。うれしいねえ。

 そば打ちを披露しながら食べてもらうためには、のし台やらガス、それにそばや食器を洗う流し台など、いろいろな周辺機材が必要なのですが、いまやそれらを取り揃えて、どこへも出張できる体制とノウハウが揃っています。
 いまや、水道さえあればどこででも手打ちそばが提供できるようになりました。これは実はすごいことなのですぞ。

  

 そばうち準備が始まると、「こままさ師匠も一打ち見せてくださいよ」とプレッシャーをかけられて、内心ドキドキ。なにしろ夏休み以来打っていないし、腕がなまっているかもしれません。
 それに比べると、現役会員たちは先週も数キロ打ったといってるし、練習が全てのこの世界、もう抜かれているかもしれないという恐怖もあったのです。

   *   *   *   *

 しかしそんな心配も、若手が一玉、二玉打つ様子を見ていて杞憂に終わりました。うーん、まだまだ私のほうが腕は上ですな、わはは。

  

 蕎麦打ちを見ていて、何がまだ足りないかというと、『今この瞬間に修正をしておかないと後ではできないことが何か』ということが、まだ見えていないようなのです。こればかりは経験が一番ですからね。

 また同時に、それを考えていながら、私自身が鍛えられた北海道とこの掛川で異なっているのが、他流試合が多いかどうか、ということにも心が及びました。

 北海道にはたくさんのそば打ち愛好会が全道にあって、それらが一同に集まって、たくさんの人に食べてもらうというイベントの機会がたくさんあります。そして、そういうところに出入りをして上手な人たちと仲良くなると、一人ひとりの個性ある打ち方を見て学ぶことができます。
 私自身、そんな腕が遙かに上野人たちとの会話を通じて、自分の知らなかったことに気がついたり、教えてもらうことが実に多かったのです。

 もちろん、教えてくれる人も何人もの名人ばかりですから、自ずと見えているレベルの高さもあると思いますが、上手な人一人に着くよりも、大勢の打ち手に揉まれて、いろいろな流儀ややり方を吸収することも大切のようです。

 掛川当たりでは蕎麦打ちイベントは少ないのですが、是非とも今後は他流試合を多く求めて、早く私を超えて欲しいものです。

    ※    ※    ※    ※

 …とまあいろいろ言いましたが、食べると打ち立ての手打ち蕎麦は実に美味しいね。

 会場にも長蛇の列ができ、蕎麦好きは二杯三杯とお代わりをしていってくれました。
 うん、うまい!

  
 
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掛川ライフスタイルカレッジ

2007-11-25 23:20:50 | Weblog
 掛川ライフスタイルデザインカレッジに参加してきました。

 昨年から始まった、このライフスタイルデザインカレッジとは、NPO法人スローライフ掛川が企画・実行している実践講座で、講師を招いてお話を聞く「ベーシックプログラム」と、サイクリングや写真撮影、オーガニックな農園づくりなど、実際に体験を通じて学んでゆく「アクティビティプログラム」の二つのコースがあります。

 その大きな目的は、自分たちの住んでいる地域の中で、年間を通じてスローを体験し、その価値を見直そうというものです。
 
 真剣に地域に身をおいて、地域と触れ合ってゆく中で「まちの新しい使い方」や「足るを知る心」、「美しい毎日の創造」などを求めてゆこうとしています。

 参考→ http://www.shizuokaonline.com/webreport/2006/20060410102551.htm

 今日は半年間にわたるその活動を、それぞれが発表し交流をしようという集いが、平野校長のキウイフルーツカントリー農園で開かれました。ちょっと学園祭のノリっぽくてウキウキします。

  

 写真講座では、目を見張るような作品も出品されています。へー、皆上手だわ!

   *   *   *   *

 オーガニック農園では、どれも美味しいのですが、絶対に店頭には並ばないような規格はずれの野菜などがたくさんできました。

「雨の加減だとか日照りだとか、天候に合わせて作業をしてあげないといけないんだけど、ちょっとタイミングがずれると割れたりゆがんだりしてしまうんです。でもどうしようもないこともあって、それを『産物に対する意識が低い』なんて言葉で切り捨てないで欲しいよな」

 でも、そういう農産物でいいから手に入れたい、という人にも求める産物は届かないのが今の日本のシステム。

 農林水産省が、06年に全国40事業所(結婚式場)を対象に結婚披露宴での食べ残しを調査したところ、披露宴で供した料理等(可食部分)に占める食べ残し量の割合は22.5%(飲料類を除いても19.2%)に上った、という報告があるそうです。

 世帯食(家庭で調理・食事したもの)での食べ残し量の割合は1.1%(05年度調査結果)、食堂・レストランの3.1%(06年)という報告に比べるとケタ違い。宴席で酒が伴うという点では同様の「宴会」一般の15.2%と比べても格段に高いのだとか。
 食とは何か、を考えてしまいます。

   *   *   *   *

 芸術から食、生き方など多様な実践を通じて人生を高める教養講座、それが掛川ライフスタイルカレッジ。
 そしてまた、友人知人と楽しみながら笑いながら行えるというのがいいのでしょうか。

 スタッフの皆さん、ご苦労様でした。

  


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掛川を訪ねる

2007-11-24 23:32:32 | Weblog
 今日から明日にかけて一泊二日で掛川訪問です。

 訪問の理由は、NPOスローライフ掛川が開いている「ライフスタイルカレッジ講座」の発表とフェスティバルが開催されるのでそれに出席をするからです。

 午後に掛川駅に到着すると、知人のKちゃんが出迎えに来てくれていました。早速デジカメでパチリ。

  

 改札を出ると「なんだよ、何を撮ってたの?」「へへ、出迎えに来てくれたKちゃんさ」「なんだよ、照れるなあ!」

 駅に降り立ったときに出迎えてくれる人がいるというのは、なんと嬉しいことでしょう。

 明日のイベントのための準備会場を覗いてから市内へと戻ります。

「どうする?どっか行きたいところある?」
「酒楽!」「そう来なくちゃ」

 掛川駅前の一杯飲み屋「酒楽」は、掛川で必ず行くおなじみの店です。おじさんもおばさんも元気にお店で働いていました。
「こんちわー!」「あっ!なんだ、来たのかー」時間が一気に縮まります。

    ※    ※    ※    ※

 挨拶を終えてビールをお願いして飲んでいると、店内の対角線上にいるお客さんはどこかでお見かけした方。(誰だったかなー、思い出せないなあ…)と思っていると、向こうの方が思い出してくれて、「こままささん、俺だよ、祭りの時にうちへ来てくれた、ペンキ屋のAだよ」
「あー、思い出しました。絶対どこかでお会いしていたと思ったんですがお名前が出てこなくて…、そうでしたね、いやお懐かしい」

 こんなところで、3年前にたった一度だけ会った方に会えるとは。この町は狭いなあ。

    ※    ※    ※    ※

 後からは、脳外科の権威でありながら魚釣りに出会って本まで出してしまったという、すごいお医者さんとも合流し、さらにその後はまちづくりの大家の浜野安弘さんとも会って地元の焼酎をぐいぐい飲みました。

 なぜ東京でも簡単には会えない人と、なぜここではつながるのか不思議です。

 でも掛川はそんな不思議な心のふるさとなのです。


  
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丸の内界隈の風景づくり

2007-11-23 23:06:49 | Weblog
 少し掲載が滞りました。土、日で掛川へ一泊で行っていたので、週末もアップが遅れました。風邪の悪化ではありませんので、ご心配なく。

 さて、金曜日はこれまた関東の冬に典型的な快晴の一日。風は少し冷たいけれど、こういう一日を無駄に過ごすわけには参りません。近くの衣料品店で安く買ったウィンドブレーカーを着込んで、出発です。

 今日の視点は東京駅前の「丸の内界隈」。ここの地区整備は大地主である三菱地所を中心に行われていて、高層ビル化も進んでいるのですが、なぜか新宿新都心の高層ビル街とは一見して風景が違います。

 新宿は高層化を進める上で、「公開空地型」と呼ばれる、地面に建物の建たない広場を取るとボーナスとしてビルの容積をもらえるという手法で地域整備を行いました。

 それに対して丸の内は、その歴史的経緯でも、明治27年に一丁倫敦(いっちょうロンドン)と呼ばれる整然とした街並みを造り、丸ビルの建設など、常に近代化の象徴としての景観作りをしてきたのです。

 そこで丸の内でのリニューアル計画の中でもこの一角は機能を更新する必要と同時に、歴史的な景観との調和が必要とされ、その中から、「街並み形成型」という方向を採用したのです。

  

 大国道夫氏らによる、「丸の内・街並み形成型まちづくり~ガイドラインによるまちづくり」という建築学会での論文などにはそのあたりのことが詳しく書かれていますが、要は、ただの広場ではなく、通りには賑わいを演出するような店構えをたくさん連ねよう、というまちづくりをしてきた、ということなのです。
 そしてその典型的な例が丸の内の中通りです。

 そんな予備知識を頭に入れながらこの地域を巡ると確かに、中通りにはお店が、ショーウィンドウとともに、外向きのドアを用意して外からのお客を迎え入れるつくりになっています。

  
 
 ビル全体はガイドラインによって、低層の部分は軒の高さを31mに揃え、高層ビル棟だけがストンと立っているのとは違います。ここが新宿との一番の違いです。

 そのうえ、真ん中の道路は2車線の一方通行と狭めていて自動車交通には快適とは言えない状況を作り上げています。そしてその分、建物は敷地からセットバックして建てられ、歩道部分の空間にはゆとりがあります。

  

 走っていて気付いたのは、交差点にも信号がないこと。車は一時停止で交差点を渡りますが、信号がないことで、街路樹とも相まって景観的にも非常にすっきりした通りになっているのです。

  

 こういうところでは、レストランの看板を入れ替える姿さえ、どこか外国のようで絵になる風景です。

  

 新宿の一方の対局としての丸の内。高層ビル街の二つの風景の違いを比べるとなかなか面白いですよ。
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