北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

後世、語り草になる時代

2017-01-31 23:46:18 | Weblog

 

 ここのところ、毎回のニュースは冒頭のアナウンサーの言葉が、判で押したように、「アメリカのトランプ大統領は…」から始まるのを眺めながら、暗澹たる気持ちになってゆきます。

 映画の中の悪役や漫画の中のいじめっ子でも、もう少しユーモアがあったり弱みを見せたりするものですが、今のところはトランプ無双状態が続いています。

 政治とは、利益を受ける人と不利益を被る人との間の微妙な調整を行って、実行したことと実行できなかった(しなかった)ことを秤にかけて、最も不満を少なくする技術のことだと思っているのですが、彼の場合はそういう基準が自分自身のようなので、政権運営がスタートしたばかりとあって、だれもブレーキを掛けられないようですね。

 そろそろ影響がアメリカ国内だけではなく、周辺関係国にも及び始めて、日本も無傷ではいられないようで、腰を据えた構えが必要になりそうです。


          ◆ 

 ゾンビ映画だったら、途中で嫌われ者だった脇役が最後に主人公を守るために自分を犠牲にするという定番シーンがありますし、童話の中には、死ぬ間際に嫌われる王様の話が出てきます。

 ある王様は自分の死期を悟った時に、敢えて悪ぶって周りの者から嫌われ、疎まれるような行為をしたのだと。

 やがて嫌われ者の王様は死んで、王子が新しい王位についた時に国民のだれもがほっと安心して「これでようやく今までとは違う素晴らしい世になるだろう」と新しい王を歓迎します。

 しかしそれが、新しい王が国民に歓迎されるための、亡くなった王による深謀遠慮だったことは知られない、と言うお話でした。

 トランプ大統領を生んだ原因は、実はオバマ大統領にあったのですかね。

 社会のバランスを取る行政スキルは難しい。行動が悪くても本人のキャラクターで許されてしまう場合もある。説明力もあった方が良いと思いますが、下手に説明しない方が揚げ足を取られないという考え方もある。

 絶対に後の世の語り草になる今この時だからこそ、何が起きているのかを真面目に見ておいた方が良いと思います。

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子供のうちから身近にありたい

2017-01-30 23:56:56 | Weblog

 

 建設業の仕事に、情報技術を取り入れて効率性を上げようという政策が、「アイ・コンストラクション(i-construction)」と呼ばれる取り組みです。

 この背景には、これから日本を襲う少子化への対応という事があります。

 今の少子化の流れでは、労働力がどんどん減少し、建設業を志す若者の人数も圧倒的に少なくなってしまうことが懸念されています。

 このままでは新たなインフラの建設はおろか、これまで作り上げてきた施設の維持管理も難しくなってしまいます。

 建設業の現場は、工場で自動的に作り上げるわけには行きません。土地の持つ状況を読み取って、常に一品物を仕上げるわけですから、必要なものは技術力であり、それをささえる労働力なのですが、まだまだ人の手による作業量がどうしても必要なのです。

 これを補うためには、いままで10人でやっていた仕事を情報化や機械化などによって8人、7人でできるようにすることで、より少ない人間の数で必要な仕事をこなす社会を急いで作り上げなくてはいけません。

 
 さて、今日はそんな建設現場を情報化する機材や機械を扱う会社の知人が訪ねて来て、アイ・コンストラクションの最前線事情を教えてもらいました。

 その会社では、農業大学と組んで農作業を遠隔操作で安全に効率的に進められるかという研究も進めようとしているとのこと。

「北海道の農業って、短い季節に大量の農作業をこなさないといけなくて、そうなると夜休んでいるのももったいないわけです。だから夜でも耕耘や種まきなんかができればとても効率的になるでしょう。しかしいくらGPSが発達しても、アクシデントがあった時に止まれないとか、処置できないという事ではいけないので、常に人の目で見ていないといけません」
「夜間作業と言うわけですね」

「はい、でもこれだけインターネットが発達してくると、もしかしたら日本が夜になるころに朝になる中東やヨーロッパの人にネットで作業監視を渡して、さらにその次にはアメリカ大陸の人にバトンを渡す、なんていうことができれば、一日中誰かが見ている状況は作れますよね」
「それはおもしろい」

「夢物語と思うかもしれませんが、個別技術はすぐそこまできているんだと思います」


          ◆ 


 ところでそうなると問題は、たくさんの情報技術を使える人たちが建設業に入って来るかどうか、ということになる。私の関心事はそういうことに関心を持つ若者が育てられるかどうか、ということです。

「工業高校などに、アイ・コンストラクションの実演や宣伝に行くというのはどうですか?」
「はい、我々としてはそう願いたいので工業高校などに持ち掛けることがあるんですが、高校の先生がもうお年だったりして『うーん、今はまだいいわ』なんてことも多いんです」

「なるほど、誰が、ということと、受け入れられる素地があるかどうか、ということも問題なんですね。しかしそうなると私はアイ・コンストラクションという言葉の中でやってほしいことがあるんです」
「なんでしょうか」

「それは建設機械を、プレイステーションのコントローラーで動かせるようにするくらいの発想です。若者の日常にゲーム感覚で建設機械を動かしたり物を作るという経験を送り込む戦略ができないかなあ、と思うのですが」
「随分突拍子もないようにも思いますが、面白いですね」


 アイ・コンストラクションも、建設業の方向だけを見ているのでは発想が狭いと思うのです。

 教育機関や子供の遊びやおもちゃとして、建設が身近な存在になるような戦略があった方が面白くて、だからアイ・コンストラクションが任天堂と組むとか、ゲームメーカーと組むなんていうことになると面白いと思うのですがねえ。

 意味のない画面の中の悪玉をやっつける時間があるんだったら、未来をよくする練習をして欲しいものだ、と願うばかりです。

 さて、アイ・コンストラクションというテーマで、どれだけのことができるものでしょうか。

 

 

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塘路湖でのワカサギ釣り、湖ごとの食べ比べなんて贅沢ですぞ

2017-01-29 23:58:20 | Weblog

 昨日の阿寒湖でのワカサギ釣りは、釣果以上に楽しい時間になりました。

 雄大な雄阿寒岳を眺めながら、真っ白な阿寒湖で釣りをする。とても贅沢な時間でした。

 そんな阿寒湖の釣りを終えて昨夜は釧路市内で一泊。町中の古いビルが撤去され始めていて、都市改造が進みそうな予感。頑張ってほしいものです。


          ◆  


 さてそんな今日は、ようやく元々の予定の塘路湖でのワカサギ釣りに行ってきました。

 今日の釧路地方は道東の冬らしい快晴で、しかも日中の最高気温はほぼ0℃と、この時期の道東にしては暖かい一日となりました。風もほとんどなくて、絶好のアウトドア日和です。

 塘路湖畔には管理棟があってトイレも完備。これなら女性も安心です。

 早朝八時にはまだパラパラだったテントも、お昼ごろにはずいぶん増えて、この地域からの多くの家族連れがワカサギ釣りを楽しんでいました。


  【朝八時のテント】

 


 【お昼頃のテント、だいぶ増えてきた】

 はじめはテントの中でやっていた我々も温かさに釣られて、外での釣りもやってみましたが、日差しが強くて風もないのでまるで春スキーのような快適さ。

 まあ贅沢な二日間の釣りとなりました。

 
 釣果の方は、後半に小さいハゼがかかるようになって邪魔をされましたが、夫婦で28匹と、とりあえず記録更新。

 でもそれ以上に、「手返しの重要性」、「誘おうと強くしゃくると釣り針が絡まりやすくなる」、「餌の交換は仕掛けをぶらさげてやるとやりやすい」など、いろいろなノウハウが少しずつ分かってきて、実のある釣りの時間となりました。

 一緒に付き合ってくれた、もう20年のワカサギ釣りキャリアを誇るTさんご夫婦にはとてもかないませんが、毎回何かを得ながらノウハウを身に着けてゆくことができるので充実した
 
 家に帰ってきてから、阿寒湖のワカサギと塘路湖のワカサギを比べてみましたが、阿寒湖のワカサギの方が平均して魚体が大きいし、色が白くて高級そうな感じがします。

 来週は朱鞠内湖に行けそうなので、今日のワカサギは冷凍して置いて、「北海道三大ワカサギの湖(朱鞠内湖、阿寒湖、塘路湖)のワカサギの食べ比べ」なんてどうでしょう。

 いかにも北海道らしい贅沢ではありませんか!

 北海道の冬の釣り。今がベストシーズンです。

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阿寒湖でのワカサギ釣り~電動リールデビュー

2017-01-28 23:08:42 | Weblog

 

 早朝に吹雪の札幌を出発して、ワカサギ釣りのため一路道東は釧路方面の塘路湖へと高速道路をひた走りました。

 滑りやすく、かつときおり強い横風が吹く道東道を慎重に走り進みましたが、なんとトマム~清水間で事故のため通行止め」になり、占冠PAで一時間ほど待機するはめに。

 大きく時間をロスして、先行していた十勝の友人Tさんに連絡をして、ワカサギ釣りの場所を塘路から急きょ阿寒湖へ変更してもらうようにお願いをして、阿寒湖へと向かいました。

 朝出た札幌はどんよりとした曇りで雪が舞う天気模様でしたが、峠を越えた道東は快晴。とても気持ちの良い天気になっていました。   


 ようやくのこと午後一時に阿寒湖畔に到着。先行していたTさんご夫婦のテントに入れてもらって、四人でようやく釣りを始めました。

 私たち夫婦は、買ったばかりの電動リールを使う初めての釣りなので、ちょっとどきどき。

 それでも、餌をつけて垂らした妻のリールにはすぐに反応があって、たちまち一匹を釣り上げました。電動リールが良いのか、阿寒湖の水が良いのか、いずれにしてもちゃんと釣りになりました。

 私も負けじと仕掛けに餌をつけて待ち構えていると、しっかりした反応があって一匹を釣り上げ。夫婦して、電動リールデビューを果たしました。

 カウンター付きの電動リールで計測してみると、水深は8.8mほどでした。これくらい深いと、電動リールでの巻き上げは実に効率が良くて、この道具の価値が良くわかります。

 
       ◆ 


 ところで同じテントの中での二組の夫婦の釣りでしたが、釣れるのはもっぱら友人夫婦の釣り竿。

 聞けば二人とも約20年以上のワカサギ釣りの経験があるとのことで、ようやく今年本格的に始めたわが夫婦とは雲泥の差。

 ほんの50センチしか離れていない穴でも、Tさん夫婦は釣れて私たち夫婦の針にはなかなかワカサギがかかりません。

「うーん、餌ですかね、誘い方ですか、それとも何か他の要素があるのかどうか…」どうにも釣れる釣れないの差がわかりません。

「場所を取り換えてみましょうか」 見かねてTさんが穴の取り換えを申し出てくれました。

 これ幸いと、今まで連れていた穴に私の電動リールを入れてしばし誘ってみましたが、そのうちに、「小松さん、こっちの穴も釣れますよ(笑)」と、なんと今まで私が釣れなかった穴でひょいひょいと釣り始めます。

 そうなるといよいよ違いは道具なのか?

「道具をそのままにして、私に元の穴で釣らせてもらえませんか?」 そう言ってみると、「いいですよ」とまたまた人間が交代。道具が違っているために私の竿には魚の好みが出ていないのかも。

 そうして道具をTさんのものを使って、私がまた前の穴で釣り始めたのですが、なんと元の穴で私の道具を与えられたTさんが、「釣れた!」と笑い始めます。

 周りもみんな「あはははは!」

 道具でもなんでもなく、ワカサギが釣り人が誰かを見ていることが良くわかった一瞬でした。

 単純なワカサギ釣りですが、友達と笑いながら釣ると楽しさは倍増です。

 ちなみに今日の釣果は3時間で20匹でした。

 明日は塘路湖へ参ります。

 

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上手なプレゼンに弱い私

2017-01-27 23:43:21 | Weblog

 朝から雨の降った札幌。

 さっぽろ雪まつりの雪像にとっては厳しい天気になりましたが、夜になると一転して再び寒気の到来で、冬に逆戻り。道路のスリップには気をつけてください。

 そんな天気の状況ですが、明日から釧路の塘路湖へとワカサギ釣りの遠征に行ってきます。

 十勝の友人夫婦と一緒に行くことにしているのですが、この友人は先週も塘路湖へ行って、一定の釣果があったとのこと。

 それならと、せっかく買った電動リールもちゃんと使えるようにと、細いラインを巻きつけたり(電動リールはライン別売り)、そのラインをコーティング剤で処理したり、ストッパーをつけたりとありとあらゆる準備を整えました。

 もうこれで準備は万端、と思いきや、件の知人からフェイスブックで連絡があって、「小松さん、塘路湖は水深が2メートルくらいと浅いので、電動リールは使わないと思うよ(笑)」という残念な知らせが。

 たしかに3~4メートルよりさらに深い場合に、電動リールの早落とし、早巻き上げが力を発揮するので、2メートルくらいだとかえって役に立たないのかもしれません。

 でもまあせっかく用意していくので、使い勝手を試してみようと思います。


 それに釣具屋さんへ行くと、「これを使うと魚が集まりますぜ~」という、いわゆる集魚グッズがたくさん売っているのですが、こういうのに私は弱いのです。

(せっかく釣りへ行くんだったら、効果があるかどうかわからないけれど、やれることは全部やってみよう)と思うところがあるので、本当かどうかわからないけれど上手なプレゼンテーションにもついってしまうのです。

 そんなわけで、散財が続くワカサギ釣りですが、本場での釣果はいかに。

 ちょっと懐かしの釧路まで行ってきます。

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道路が悪くて救急車が…

2017-01-26 23:45:46 | Weblog

 

 昨年の秋に、道内の各開発建設部、同町総合振興局建設管理部を訪問して予算関係の要望活動を行った時の事。

 要望に行った人たちからの報告で、ある建設管理部の副局長さんが、「うちの管内に、『道路が悪いために、救急車内での処置ができなくて困っている。道路をしっかりと維持修繕してほしい』と言った首長さんがいた」という情報がありました。

 首長さんもたくさんいる中で、「道路を整備してほしい」とか「除雪をちゃんとしてほしい」といった要望を語る方は多いのですが、「道路が傷んでいるのをなんとかしてほしい」という要望をする方というのはほとんど耳にしたことがないので、とても興味深く思ったのです。

 年が明けて少し落ち着いた今、こうした「道路が悪くて困っている」という情報について収集活動をしようということで、この首長さんがどなたなのかを調べて、たどりついた先方にインタビューの申し込みをし、本日行ってきました。

 快く執務室に迎え入れていただいて、こちらの主旨をお話しし、首長さんが「道路の維持修繕をしてほしい」という要望をした、その背景についてお伺いをしました。

 
 私の方から、「首長さんが、ピンポイントで道路の修繕をちゃんとしてほしい、と言う方は初めてなんです」と言うと、「そうですかね。確かにいろいろな要望書でも、『道路の適切な管理』とは書いてありますが、私も口頭の補足で道路の修繕をちゃんとしてほしい、と言ったということなんですがね」

「漏れ聞こえたところでは、救急車内での処置ができない、と言う風に伝わってきていますが」
「確かにそういう言い方が一番インパクトがあると思いますが、それ以外にも地域を回っていると、『とにかく道路を直してほしい』という要望が強いんです。それは一つには"わだち"の問題です。

「"わだち"ですか」
「はい。当地域には、道道しかなくてそれが大型コンテナ車などの重車両の通過交通になっています。またはずれにはダム工事をしている箇所があって、それもまた"わだち"の原因になっています」

「それが地域の問題なのですか」
「ええ。冒頭の救急車で言うと、最近の救急車は車内で電子機器や高度な医療機器が積んであって、医師と連絡を取りながら車内でできる限りの処置をしながら病院に運びます。当地域には中核医療施設がないので、近傍の中核都市の病院まで搬送しなくてはなりませんが、道路がわだちや横断クラックのために揺れるとそうした機材も満足に使えません。
 それにわだちでは、初冬に掘れたところに水がたまるとブラックアイスバーンになって、揺れるだけではなくて滑りやすくもなります。
 そのことで人が亡くなったとかいうことではありませんが、地域の医療水準が満足に機能していないと言えるのだと思います」

「なるほど」
「それに、農業者からの道路に対する声としては、最近の大型農業車両の問題があります。最近のトラクターは、背も高いしとてもスピードが出ます。しかしサスペンションがエアタイプなので、横断管などの道路の構造物との境の段差の衝撃や、わだちで左右に大きく揺れるととっても危険なんです」


 ここで以前警察へ行ってみた時の話をしてみました。
「先日道警の交通事故のご担当者を訪ねて、いろいろと話を聞いたのですが、警察には『道路の状態が悪いために事故になった』という記録や統計はないんですね。警察の関心は、第一原因者がどのような理由で事故になったか、ということにありました。誰もが事故を起こすわけではないので、当然事故を起こした人に何らかの原因がある、という事なのだと思いますが」

「警察としてはそうでしょうね。道路が悪ければゆっくり慎重に走れば事故にはならなかったはずだ、ということでしょう。しかし道路が悪いために、緊急車両のスピードを出せず、農業を始め地域の経済も効率的にならないのです。道路が本来の機能をちゃんと発揮してくれれば良いだけなのに、それが果たされないために、地域の住民から多くの不満や要望が出されているという現実がここにあるんです」

「それを首長としては関係機関に伝えなくてはいけない、と」
「そのとおりです。私一人の思い付きではなく、地域全体からそういう声があるという事をもっと伝えていきたいと思います」


          ◆ 


 こうして話を掘り下げてゆくと、地域ならではの産業環境や、道路交通環境など様々な背景があることがわかります。

 それらはある意味、地域事情ということになるのかもしれませんが、そうした声を丹念に拾ってみると、道路が悪くて困っているという事例はもっと拾えそうに思いました。

 これからもこうしたインタビュー活動をさらに続けていきたいと思います。

 なお、この内容は、今後内容を精査・充実させたうえで、当舗装事業協会の機関誌の原稿として掲載する予定です。お楽しみに。

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見よ、万里の長城を!

2017-01-25 22:11:20 | Weblog

 年前には異例の豪雪で大混乱になった札幌ですが、その後は雪が多く降らなくなり、穏やかなお正月、そして年明けの日々でした。

 ところが先週末あたりから寒波が入ってきたこともあって、西日本は豪雪による交通障害が発生して大きなニュースになっているよう。札幌の雪も少しずつ増えてきました。

 朝起きて雪が積もっていれば、道路の分も雪かきをしてきれいにするのが私の家のまわりの習わし。除雪車も入ってくれますが、あまりあてにはしておらず、自助の力でやろうとするのは地域の力です。

 雪をのけることを「雪かき」とか「除雪」とか言いますが、ふんわりと降った軽い雪をただのけただけではいけません。

 捨てる先にうまく積みあがらなくてすぐに崩れてくるのと、雪の量が増えてやがて置き場所に困るからです。 

 私の雪かきのコツは、雪を動かしながら少しずつ踏んだり固めたりして、嵩を小さくするのと密度を高めて後で塊として扱いやすくすること。

 
 私のところは、お向かいと相談して、「道路の除雪は全部私がやり、雪はお向かいの塀に積み上げる」ことにしています。

 お向かいは週に一度の排雪サービスを購入しているので、積み上げていても定期的に持って行ってくれるのですが、それだけに私がうまく積まないと非効率になってしまいます。


          ◆  


 今日の朝も15センチくらい雪が降ったので早速出動しましたが、スノーダンプで運んで最後に壁に積むときは手で圧縮して、固めて連続した壁のようにおいていきます。


 こうすると、その上にも積み上げることができて楽になるのですが、見よ、万里の長城を!(笑)。

 また、私の家の敷地の雪は、固めた雪塊をスノーダンプで近くの公園まで運搬排雪していますが、そのときも踏みしめたりして固めておくと、扱いやすい雪の塊が切り出せます。

 雪かきも義務的な作業と思うと苦役ですが、いかに効率的に、かつ美しくできるか、ということを工夫を重ねていろいろなことを試みていると結構楽しくなるものですね。

 実は程よい運動にもなるし、マンションが必ずしも便利なわけでもない、と思う今日この頃なのです。


  【きれいな雪の塊がとれました】

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分からないことも失敗も素晴らしい~電動リールが届いたけど

2017-01-24 23:46:46 | Weblog

 

 注文していたワカサギ用電動リールが届きました。

 深い棚でワカサギがヒットしたときに、すごい勢いでモーターが動いてスプールに糸が巻き付いてゆく(らしい)。

 いろいろな方のブログを読んでいると、「水深が3メートル以上だと、電動リールの方が効率が良いように思う」という記事がありました。ダム湖なんかだと威力を発揮しそうです。

 まだスプールに糸を巻いていないので、実際の氷の上だとどういうことになるのかさっぱり分かりません。

 しかしこの、「分からない」という状態で脳が苦しんでいるのを心のどこかで(ざまあみろ)とみている自分がいます。

 わからないことにチャレンジするのは面倒くさいし苦しいのですが、それを超えることができれば、新しい世界が一つ広がるはずです。

 黙っていたら敢えてそんなことに挑戦しようとしない脳に、働かざるを得ない状況を作ってやることで強制的に考えさせようと思うのです。

 歳を取ってくると、やらないことを正当化して、挑戦している人が羨ましい反面、「そこまでやらなくてもいいんじゃない?」などと足を引っ張るようなことを言いたくなる自分がいます。

「無駄な買い物なんじゃないか」という人がいるかもしれませんが、結果的に無駄だったとしても、何がどう無駄だったかがわかればそれは一つの収穫と言えるでしょう。

 そう思うようにすれば、失敗も人生の大事な糧と笑い話のネタになる出来事です。

 人生の中では失敗も成功もどちらも価値があります。

 価値がないのは、そのどちらもないことじゃないでしょうか。

 さーてと、まずは取説を読むところから始めるか。

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人が判断される基準とは

2017-01-23 23:30:56 | Weblog

 昨年末から準備をしていた会合が無事に終わって、ほっと一息。

 気の合う先輩と二次会へ流れて居酒屋でカラオケに興じました。

「こういう場面に呼びたい、読んでも良いメンバーって誰が浮かぶだろうね」という話になって、呼びたいメンツと呼びたくないメンツとの差がどこにあるかで盛り上がりました。

 現職の時のポストとして偉くなった、と言うこと以上に、好かれる、かわいがられる、愛嬌がある、という要素が、社会の人間関係の中で生きてゆくためにはとても大事だということになりました。

 年下であろうが、目下であろうが、かつての部下であろうと、一人の人格として誠実に向き合える人ならば、周りからの引き立てもあるでしょうが、立場をかさに着てえらぶるような人は、その立場でなくなったときにどれくらいの友人がいるかがもんだいになるものです。

 友人のために筋を曲げるという事ではなく、社会に対してしっかりと誠実に向き合っているか、ということなのでしょう。


 人はある立場に付いた時に公的に認められた昇進・昇格とともに、世間が判断する「評判」があります。

「あの人ならもっともだ」という評判もあれば、「なんであの人があんなに重用されるんだろう?」というネガティブな評判もありえます。

 逆に、「なぜあの人があんな低い地位に放っておかれるんだろう」というひいきの気持ちが起きるような評判もあります。

 そして最後に効いてくるのは世間の評判の方ではなかろうか、と思うのです。

 高い地位につこうがつくまいが、世間の評判は付きまといます。

 それだけを気にすることもないのでしょうが、真面目とか誠実とか、分け隔てがないといった、徳目が求められるところでしょう。

 さて、アメリカ新大統領のトランプさんの評判はいかがでしょうか。大統領になればだれでも言う事を聞く、という事になるとも思えません。

 人はただ地位によって判断されるものではない、ということがわかるという能力って大切なんだと思います。
  

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しのつ湖へリベンジに行ったところ、珍客が来訪

2017-01-22 23:17:15 | Weblog

 昨日のしのつ湖でのワカサギ釣り。

 12匹とあまり釣れなかったのはそのとおりですが、改めてテント内のシステム改善のために、今日も同じくしのつ湖へ出撃です。

 同じしのつ湖でも違う釣り場にしようと思ったのですが、南は11時からだというし、受付近くは道具を運ぶのにホテルの管内経由と、私たちのシステムとうまく合わないので、昨日と同じ北釣り場でリベンジと相成りました。

 今日は日曜とあって、さすがにテントの数も昨日の倍はあって、我々の後にも続々とテント組がやってきました。

 昨日とはちょっと違う場所に穴をあけてテント内の位置を確認しながらテント設営完了。

 餌の紅サシも昨日よりずっと頻繁にとっかえひっかえしてワカサギを誘いました。すると確かに新鮮な餌には食いつきが良くて、ときどき連チャンも発生。

 昨日よりは調子が良いですが、ここのワカサギはやはり魚体が小さくて小物中心です。

 妻の針にウグイがかかって笑っていると、今度は私の針にとんでもない引きが来ました。

「これはウグイでもないぞ!」 なんと顔を出した珍客はどうやらコイ。さすがに驚きましたが、タックルが壊れなくてよかった(笑)。


          ◆   


 昨日よりは少し釣果も上がってきましたが、午後になって風雪が強くなり、ドームテントもかなりばためく状況に。周りはどんどん撤収を開始していきます。

 かなり粘ったものの、三時半には撤収開始。今日も7時間ほど粘りましたが、妻と二人で26匹といったところ。

 昨日が12匹だったので、一日で倍増したわけ。この傾向ならば、次回は50匹が期待できそうです(笑)。

 
          ◆  


 二日間にわたって新しいドームテントの使い心地を試してみましたが、野ざらしの外とは快適さで雲泥の差があります。

 とはいえやはり寒いことは寒くて、黙っていると辛いところですが、コールマンのストーブが一台あるだけで室内温度も快適になることもわかりました。火があるとないとでは大違いです。

 風雪の中での撤収も経験できたし、次回以降に向けて、快適さと釣果の追及のためには価値ある一日となりました。

 昨日のものと合わせて、二日にわたるワカサギたち38匹は、唐揚げになって、ほんの数分で胃袋へと消えてゆきました。幸せなひと時をありがとうね。

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