北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

赤ちゃんの中の基準

2021-12-26 22:59:39 | Weblog

「ちょっと、灯油を買ってきてほしいんだわ」という母からの電話がありました。

 聞けば燃料店が灯油を入れに来るのは明後日なのですが、家の灯油が心細いのだとのこと。

 ここのところ寒い日が続き、集中暖房に加えて部屋の中で灯油ストーブを使っているために予想以上に灯油の消費量が増えたのだそうです。

 ちょっと吹雪目の天気の中、次女と孫を連れて実家を訪ね、すぐに近くのガソリンスタンドへ灯油を買いに行きます。

 師走という事もあって、まあスタンドの中はごった返していて混乱気味の中、なんとか灯油を買い求めて戻ってきました。

 家の中では孫が冬用ウェアを脱がされていましたが、悲しそうな顔をして半べそを書いています。

「いやいや、人見知りかい」

 どうやら私の両親を見て人見知りで泣き出したようです。

 泣き方も普段のようなぐずり泣きではなく、耐えに耐えたけれど耐えきれなかったというような、とても悲しそうな顔をして大粒の涙を流しながら泣くのです。

「そろそろ6カ月かい?仕方がないね、通る道だよ」と母は笑い顔。

「でもどうだろう、私の顔を見ないようにして抱いたらわからないんじゃない?」

 そう言って孫がこちらを見るようにして抱いていると、次第に雰囲気に慣れてきて30分ほどでもう泣かなくなりました。

「人見知りも30分だね(笑)」

 もう少し頻繁に見せにこなくてはいけなかったかな。


     ◆


 ところが私の実家の後に、妻の実家に連れて行ってみるとこちらではほとんど泣きません。

 そのうちほとんど会ったことのない義兄夫婦がやってきましたが安心して抱かれています。

 赤ん坊の人見知りの基準って何なのでしょう。会ったことがないだけじゃないんですね(笑)。
 
 コロナさえなければもっと自由な往来ができるのになあ、と思う年の瀬でした。

  


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