今日は網走へ出張中。網走も日中の気温が30℃ほどになり蒸し暑く、通り雨がざっと降りました。
日中は暑くて飲み会でもビールが美味しいのですが、夜になるとすっと気温が下がるので帰り道はさわやかです。
今回の網走訪問の途中では北見工大に立ち寄り、就職担当の先生を訪問。学生さんたちが国家公務員の世界に興味を持ってもらえるような活動についての意見交換をしてきました。
北見工大はもっぱら製造業を主体とする企業への就職が多く、景気の上昇とともに企業からの視線は熱くなる一方とのこと。
「公務員となると試験を受けなくてはなりませんが、民間企業だったら面接と推薦で決まることが多く、おまけに面接のための旅費なども持ってくれることが多いです。しかし公務員はそういうのはないでしょうし、関心が高いとは言えませんね」とのこと。
自分も学生の頃は、社会に出るということがどういうことなのかとか、どんな企業や職場があって自分がどう社会に貢献できるのかについて十分な情報があるとはいえません。
我々もしっかりとした情報提供を行ってきたとはとても言えないので、これからは気を引き締めてリクルート活動に精を出したいと思います。
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北見工大の卒業生はほとんどが道外へ就職するそうですが、そもそも道内には有力な企業が少ないということの裏返し。
道内で力を発揮するうえでの選択肢を提供したいところです。
ところで気になる点を一つ先生に訊いてみました。
「最近学生さんたちを面接していると、とにかく転勤のないほうが良いという気持ちを感じることが多いのですが…」
すると先生は、「それは私も感じます。特に学生本人の気持ちというよりも、親の意向が強く反映されているように感じますね」と言います。
何をしたいかということよりは、転勤のない職場に行きたいという気持ちが強いようですが、一度の自分の人生をどういうところで輝かせるかという、与えられた命の燃やし方について誰かしっかりと伝えてもらえないものでしょうか。
我々も仕事の意義や誇りをしっかりと伝えたいものです。