北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

吹き溜まりで心が折れた

2016-02-29 23:00:59 | Weblog

 今日の宗谷地方は天気が荒れました。

 朝通勤するときはそれほどでもなかったのですが、午前中から急速に東風が強くなり、秒速13メートルの強風が吹き荒れました。

 オホーツク海側の国道238号線では各所で吹き溜まりを生じ、12時30分には浜頓別の市街地の南北で通行止めを判断。

 その後さらに宗谷岬付近や国道40号線でトラックなど複数台の車による玉突き事故が発生したために、国道40号線でも通行止めの措置をとりました。

 結局国道では二路線、五カ所で通行止めとなり、周辺では道道も各所で通行止めとなっています。

 通行止めに当たっては、時間的に余裕を持って作業にあたり、通行止め区間の車が区間から出るのを確認しています。

 この冬は、宗谷管内ではまだ通行止めが出ていなかったのですが、思いのほか厳しい天候となりました。

 この夜半は少し風が穏やかになりますが、明日の朝から午前中は風向きが北風から西風に変ってさらに強くなる予報。もう少しの忍耐が必要です。


       ◆ 

 


 職場からの帰り道、歩道をあるこうとしたら高さ1メートルにも及ぶ吹き溜まりができています。

 前の人はなんとか乗り越えようとして心が折れたようで引き返した足跡が。

 雪が降らなくても雪が溜まってしまう吹き溜まり。まさに「これぞ稚内!」です。

 どちらさまも外へ出るときはご注意を!

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「正しい万歳の仕方」にまつわる真実

2016-02-28 21:59:51 | Weblog

 

 先日ある飲み会の締めの時間になって、使命された方が、「よし、万歳三唱で締めますが、せっかくの機会なのでここで万の正しいやり方を教えます」と言いました。

 曰く、「そもそも万歳の正しいやり方は、明治12年4月1日布告の太政官布達第168号で定められております。これによると、『
音頭を取る者は、気力充実・態度厳正を心掛けること。唱和の際には、全員心を一つにして声高らかに行うこと』とされております。
 つぎに万歳のやり方ですが、まずは直立不動で、両手の指を真っ直ぐ下に伸ばし体の側面にしっかりつけておく。次に、万歳の発生と共に両腕を垂直に上げ、その際には両掌を内側に向ける。決して前の方に向けてはいけません」

(ははあ、なるほど!なんか聞いたことがあるなあ。掌を前に向けるのは『降参』とか『お手上げ』という意味になると言っていたぞ)

「それでは万歳三唱をいたします!バンザーイ!」
「バンザーイ!」「バンザーイ!」

 正式な万歳のやり方を教えられて、とっても締まりのある会合となりました。日本人で良かった。


       ◆ 


 そもそも「太政官布告」と言われると、我々公園屋にとっては忘れてはならないものが一つあります。それは明治6(1873)年1月15日の「明治6年太政官布告第16号」で、下記のように触れが出されました。

 曰く、「東京、京都、大阪をはじめ、人口が多く昔から景勝の地とされ(東京の浅草寺、上野寛永寺、京都八坂神社、清水寺、嵐山など)課税を免除されていたようなところは、今後公園とすることと定めるので、府県においてこれはと思うところがあれば図面を添えて大蔵省へ伺いでよ」というもの。

 この太政官布達こそ、これまで大名庭園だったり寺社仏閣の所有で人々が楽しんでいた公共性のある一団の土地を公園とする、と定めたもので、この流れはその後昭和31年の都市公園法の成立によって今日に至ります。


 話を戻します。こういう経緯があるので、私は「太政官布達である」と言われるとちょっと背筋が伸びるのです。


 そこで家に帰ってきてから「万歳三唱令って、正式にはどういう条文なのかなあ」と興味を持ってネットで調べてみると…、お、wikipediaにありました。

「どれどれ…、万歳三唱令っと…」

 するとwikiにあったのは、衝撃的な一文でした。

「…日本の万歳三唱の作法を定めた太政官布告と称する、1990年代に出回った偽文書である。明治12年(1879年)4月1日施行の太政官布告第168号という趣旨の表記がされており一見本物のように見えるが、そのような布告は実在しない」

 げげ!なんとそんな太政官布達は存在しないのだと!

 いかにも本物らしく仕立て上げられているので、これは騙されます。

 wikiによると、これを本物と信じた国会議員が「総理の万歳の仕方は正式なものとは違うのではないか」と国会で質問をしたという記録もあるくらいなんだとか。はあ…。

 
 調べてみると、そもそも日本で初めて「万歳」が祝賀の発生として用いられたのは、明治22年の大日本帝国憲法発布のときのパレードだったとも知りました。

 正しいやり方を定めたということはないとのことですが、おめでたい万歳をするときは心を込めて発生いたしましょう。

 「お手上げ」にだけはならないように。

 

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豊かな人生を支えるのは大人の友だちだ

2016-02-27 23:48:52 | Weblog

 

 釣りを中心にした仲間たちとの飲み会。縁だけを頼りにした"成り行き"に任せると、気の合う人たちだけが残ります。

 年齢も職業も経歴もばらばらで、ただただこの場に合いそうな人を誘って紹介して出来上がって来た仲間との会話は笑って笑ってお腹が痛くなりました。

 
 静岡と北海道のビジネス交流を推進している友人のA君は、「北海道の企業で、『東京には進出した、さて次は名古屋か大阪か』という人がいるんですが、僕に言わせると『どうして静岡で試さないのか』ってことなんです」と力が入っています。

「僕も静岡の掛川にいたけれど、静岡県を推す理由はなあに?」
「まず商圏の人数を考えると、浜松80万人、静岡70万人、その間の小都市に90万人と合計240万人の人口があるんです。そのうえ一昨年の県民所得番付は東京に次ぐ第二位という豊かさ、そして、ほとんど値切ることはないという誠実な商習慣。これだけでもりっぱじゃないですか」

「本当?県民所得番付が二位とは知りませんでした。しかし北海道からすると、まず進出する先としては思い浮かばないところだと思いますよ」
「そう、それが問題なんです。でも日本中の地方部が、『次にどこに進出しようか』としのぎを削るようなレッドオーシャンで戦うのも良いですが、他から見てもあまり眼中に無いところに出れば、誰も敵のいない大海原を一人旅ができるブルーオーシャンではありませんか。そして何よりも…」

「何よりも…って、何ですか?」
「静岡県民は北海道にメロメロのファンなので、北海道と名がつけばもう何でも売れちゃうってくらい、北海道というネームバリューが強烈に作用するんです。北海道の人にはもっと静岡に目を向けて欲しいと思うんですよ」

 
 確かに静岡県の堅実さに裏打ちされた豊かさは、都市の人口規模だけでは推し量れないものがあります。そして東西の大動脈沿いの沿線という地の利は、工場も林立していて経済基盤は強固。

 なるほど、確かにねらい目かもしれませんね。データを重視しつつも、データに現れない地方の姿をしっかりリサーチすることが必要ですね。


 しかも逆に静岡の売りとして今日は次郎柿を持ってきていて、宴会の最後には柿のシャーベットが出されて大好評。

 まだまだ知らない地方の売り物ってありますねえ。


      ◆ 


 さて、今回仲間に誘われて初めて参加したというアウトドアガイドの女性がいました。

 アメリカの西海岸へ四年間留学した経験があって、英語に長けていることとアウトドアが好きだというので、旅行関係の会社で海外からのインバウンド観光のお客を案内する仕事をしているのだそう。

 客層はどんな感じかと訊いてみると、「雪の無いところの方がやはり多いです。でも団体旅行者ではなくて、個人でネットでガイドを探して『案内して欲しい』と申し込んでくる方がほとんどです」とのこと。

「はあ、なるほど。例えば今日とか明日はどんなガイドをされたんですか?」
「今日は朝九時から午後三時までの間でスノーシューでの山歩きをしました。雪を見たことが無いので、雪の中を歩くだけでもハイテンションで楽しんでいました。ちなみに明日は、『別なガイドに連れられて氷上ワカサギ釣りに行くんだ』とおっしゃっていました」

 
 個人ツアーでは、日本に滞在する期間は楽しみをぎゅうぎゅうに詰め込んで忙しく体験と見聞を広める人が多いそうです。

 仲間の一人は『いよいよこの春に独立して、アウトドアガイドの会社を起業します』と宣言して、仲間たちの祝福と激励を受けていました。

 いつか彼のガイドを受けて外人さんたちと一緒に野遊びを楽しみたいものです。 

 いつのときも知恵と現実は現場にある。そういう様子がわかる仲間がいるというのは心強いものです。

 大人の友達をもちましょう。人生が豊かになりますよ。

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北海道のアレを楽しむツーリズム

2016-02-26 23:42:45 | Weblog

 今夜は札幌市内の会議場で、都市計画学会の都市地域セミナーが開かれました。

 セミナーのテーマは「ガーデンツーリズムによる観光とまちづくりの可能性」と題して、昨年上川町を中心に開催された『北海道ガーデンショー2015』の名誉ディレクターを勤めた高野ランドスケーププランニングの取締役会長である高野文彰さんに講演をしていただきました。

 様々なガーデン作家が作品を競い合う北海道ガーデンショーは、2012年に帯広千年の森を会場に初めて開催され、昨年の上川町は二度目の開催です。

 高野さんは、世界を股に駆けて空間デザインのコンペに参加して高い評価を受けてきたランドスケープアーキテクチャー(景観造形家)です。その高野さんは、「帯広でガーデンショーをやってくれないか」という相談を受けたときに、最初はいやだったのだそう。

 それは、対象が庭という小粒なものになることが、自分が嫌がってきた建築作品の後始末的なものになってしまうのではないか、という危惧と、もう一つはガーデンショーというイベントそのものがせっかく作った庭を短期間だけ展示して終われば壊してしまうようなもので、評価の指標も何人の来場者がいたか、という数字でしかないようなものをむなしく思っていたからだ、と高野さんは言います。

「じゃあそうでないものを作ればいいじゃないか」と言われてやってみるきになったのが、第一回目の千年の森でのガーデンショー。

 しかしその背景には、2004年から、「北海道を美しい庭園の島にしよう」という民間の有志やガーデニング愛好家が結集した「ガーデンアイランド北海道(通称GIH)」という活動が継続して行われていて、美しい庭を求める機運が高まっていたことも感じていました。

 そして「よし、庭園を文化として価値あるものにするために、GIHの運動にもう一つのエンジンをつけてみよう」として、ガーデンショーを企画することになりました。

 結果として帯広のガーデンショーでは会期中に20万人の来場者を向かえ、造られた庭は千年の森の中に残されることとなり、旭川から富良野を経由して十勝へと向かう道路はガーデン街道と呼ばれて、庭園観光のメインルートとなるなど大成功を収めました。


 第二回目は、こうした動きに注目しており、人口減少に苦しむ人口四千人の町、上川町が名乗りを上げて、同町に整備が進められていた大雪森のガーデンを主会場として開かれることになりました。

 今回のガーデンショーは会場を三ヶ所とし、本格的なガーデンとして上野ファームを位置づけ、自然がはぐくんだ雄大なガーデンとして大雪山の高地のお花畑そのものを第二会場とし、その大雪山を借景というにはあまりにも雄大な景色に溶け込んだ庭としての大雪森のガーデンをメイン会場としたのでした。

 
 会期中は悪天候に見舞われて、来場者数は予想したほどには伸びませんでしたが、多くの上川町民の支持と協力を得て、地域が誇る「ウチの庭」として定着したといいます。

 周辺の観光事業者や鑑賞ツアー、さらに関連の飲食やお土産などの経済効果は約60億円と試算されましたが、経済効果に加えて地域の住民の誇りにつながるまちづくりの実践としても評価される取り組みになったことでしょう。

 
      ◆ 


 今日、世界には十カ国が参加する国際ガーデンツーリズム協会(IGTN)という組織があって、ガーデンとツーリズムを融合した『ガーデンツーリズム』を積極的に進めています。

 昨年の大雪でのガーデンショーは、この協会で「今年最も注目すべきガーデンショー」として表彰を受けましたが、今注目されている「特別なテーマを持つツーリズム」の一つとしても、庭園めぐりは注目されるコンテンツになりうるということなのだと思います。 

 雄大な北海道の風景ですが、すぐには入ってゆける優しいものではなく、本格的にチャレンジするかあるいは遠くから眺めるくらいしかなかったところが、その差を縮めるような庭園という北海道の新しい文化。

 日本庭園でもなく、北海道らしい庭園という提案は北海道観光のコンテンツを重層的なものにしてくれると期待しています。

 さあ雪が解けたら、庭園めぐりのドライブはいかがですか。

 

 

 

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シャッターが凍りついてしまった

2016-02-25 23:53:09 | Weblog

 夕方のバスで札幌へ帰ってきました。明日は休暇をとって夜に札幌で開かれる勉強会に参加です。

 札幌に着く前には妻と連絡を取りながら、札幌駅ターミナルまで迎えに来てもらおうと思っていました。

「あと10分くらいで家を出ていいよ」

 そうメールをしたところ、「シャッターが凍って開かない!」という焦りの返事が返ってきました。

「蹴飛ばしたらどう?」
「やってみたけどダメ」

「ドライバーかスコップではがしたら?」
「固くてダメ。夜だしうるさくて」

「不凍液があったはず」
「みつからない」

「お湯かけて溶かせ」
「もう無理。タクシーで帰ってきて!今日シバレたのよ」


 やれやれ、よりによってこんなときにシャッターが凍りつくとは…。結局タクシーで帰ってくる羽目になりました。

 冷えたんですねえ。


      ◆  


 昨日は美深町長とあった話をしましたが、今日の深夜12時25分からフジテレビ系列で『乃木坂46 橋本奈々未の恋する文学』という番組がありますが、今夜はまさに村上春樹の『羊をめぐる冒険』が紹介されるそうです。

 気になったらどうぞご覧になってください。

【乃木坂46 橋本奈々未の恋する文学】
 http://uhb.jp/program/koisurubungaku/    

 

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浜頓別のオオワシの木

2016-02-24 23:34:37 | Weblog

 昨日美深で開催されたフォーラムでは、その後の懇親会で美深町の山口町長さんとお話をする機会がありました。

 そこで、昨年夏に美深へ行きたがっていたフランス人の話をして、「彼らが『十二滝町を見てみたい』と言っていたんですよ」というと、町長さんは(なるほど、そうでしたか)といった風でにんまりとされました。

 町長さんは「そうですか、なにしろイギリスのBBCまで取材に来ましたからね。世間には狭いテーマでも『おもしろい!』と思う人たちが結構いるものなんですね」と笑っていましたが、話を聞いていた周りの人たちはポカンとしています。

 まあ村上春樹ネタは、分かる人にしかわかりません。


 今日の朝になって職員を美深駅まで送ったついでに駅舎の中にある"村上春樹コーナー"を見学してきました。

 壁には「村上春樹さんぽMAP in 北海道」という地図が貼られていて、見てみると、彼の小説の中には少なからず北海道が登場することが分かります。

 こういう紹介の仕方はセンスがありますね。


       ◆ 


 美深町を後にして稚内へと戻りましたが、今日は折角なので国道275号線の様子を見て回ろうと音威子府で右折して、中頓別町方向へ車を走らせました。

 天北峠ではちょうど運搬排雪を一生懸命にやっている最中で、春まではもうひと頑張りです。


 浜頓別町では、オオワシが群れているところがあるというのでウソタンナイ川方面のポイントを巡ってみました。

 なるほど確かに、オオワシが何羽も木に止まっていますしオジロワシの姿も見られます。遠目にもカラスの三倍くらいの大きさが見て取れますので、胴体だけで60センチくらいはあるでしょうし、羽を広げた幅はゆうに1メートルはあるでしょう。結構な迫力です。

 あとで聞いたところによると、ちょうどこのあたりのウソタンナイ川は湧水が豊富でこの時期でも凍らず、鮭が相当遅い時期まで遡上してくるのでエサが豊富なのだとか。

 確かに川は凍っておらずにきれいな流れをみせていました。

「カメラを向けたら逃げませんでしたか」とも言われましたが、スマホくらいだったら逃げられずにすみました。

 こんな希少猛禽類が本当にすぐ目の前にいる様子が見られるなんて、これもまたこの地域の一つの豊かさですね。

 これなんかも立派な観光資源になるポテンシャルがありますがあとは腕の良いガイドさんがいるとなお良いですし、オオワシ以外の鳥も見たいところです。

 素材をいかに加工して価値を高めるか。観光資源も素材だけでなく料理の仕方が問われてきます。 

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道北地域に早期に高速道路を!

2016-02-23 23:52:07 | Weblog

 

 北海道の旭川の北側は、高規格道路(高速道路)の整備が虫食い状態になっています。

 北海道縦貫自動車道というのが稚内までの計画の名称ですが、事業中のところもあればまだ計画すらないところもあり、稚内までの高規格道路はまだ完成まで道半ばです。
 
 そうした道路の整備について早期に着工してほしいというフォーラムが美深町で開催されて、出席してきました。

 参加したのは、士別市以北の市町村長たちで、皆さんがそれぞれの立場で速達性の高い道路の早期整備を希望しています。

 なにより道北では病院などの医療環境が弱く、たとえば循環器系のお医者さんがいなくなった稚内では脳血管障害などは名寄市立病院まで搬送しなくてはなりません。

 短時間での搬送にはドクターヘリが効果的ですが、ヘリコプターは悪天候時や夜間は運行ができません。

 そこで名寄市立病院ではドクターカーを導入して、医師が救急車に乗り込んで治療をしながら患者を搬送するというシステムを始めました。

 しかしドクターカーを効果的に活用して安心できる医療を受けるためにも、安定的な走行と速達性をもつ高規格道路は必要不可欠な社会インフラです。

 
 高規格道路は医療環境のサポートだけではなく、物流や観光振興などにも役立つものですが、人口や交通量が少ない地方部ではどうしても必要性が見劣りしてしまいます。

 道北地域としてそれを諦めずに求めてゆくためには地域からの声を継続的に発信してゆかなくてはなりません。


 しかも高規格道路はひとたび整備された地域では「もういいや」という気分が蔓延して、そのさらに奥地での要望を軽んじる傾向もあります。

 道北地域がずっと意識を共有して一枚岩になって要望を続ける活動を応援し続けたいと思います。

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パソコンよりアレが早い私

2016-02-22 23:18:00 | Weblog

 

 私の特技の一つは、ものすごく早く眠りにつくことができることです。

 長距離のドライブをしているときなど、単調な道が続くととても眠くなることがあります。

 そんなときは無理をせず、道路脇の駐車帯に車を止めて、ちょっとだけ眠ることにしているのですが、シートを倒して目をつぶってから一分もあれば眠りについてしまいます。

 助手席に乗っている妻はいつもその様子を見ていて、私が「パソコンがシャットダウンして電源がオフになるよりも早く、僕のスイッチの方が切れるんじゃないか」と言うと、爆笑していました。

 夜寝るときも同じようなもので、ぎりぎりまで本を読んでいて、「寝る」と本を閉じるとすぐに寝入っています。

 妻からは「どうしてそんなに早く寝られるの?」と訊かれますが、自分でもなぜかなんてよくわかりません。

 お年寄りって、すぐにウトウトと寝ていたりするので、まあ歳を取ったせいなのかもしれません。

 すぐに寝られるといっても、ドライブ時の居眠り運転だけは気を付けたいものです。

 眠気が襲ったら即休憩ですよ。

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チカのフライと鉄なべの話

2016-02-21 23:46:45 | Weblog

 先日行った飲み屋さんで、美味しいタチの天ぷらを食べた時に、「家ではこんな風にからりと揚がらないんですよね」と言うと、「やっぱり新しい油を使わないとコシが出ないというか、べちゃっとしてしまいますね。ウチの場合はさらに知り合いがお勧めのちょっと高い油を使っているので美味しいと思いますよ」と返ってきました。

(そういえば先日釣ったチカを冷凍にしてあったなあ)というのを思い出して、今夜のメインはチカのフライ。

 保存してあったのを解凍したら12匹分もありましたが、軽くペロリと行けました。

 チカは釣り上げた時は独特の匂いがちょっとだけしますが、解凍してすぐにフライにしてしまったら全く匂いは感じられなくて、淡白で美味しい料理に早変わりです。

 
 この週末は、酢豚、マーボー豆腐、野菜炒め、フライと、長く愛用している鉄製中華鍋を何度も使った料理をしていました。
 便利なので単身生活には欠かせない相棒です。。


 ところで、鉄鍋といえば、ちょっと驚きのニュースがネットにありました。「手軽な惣菜になるひじきには実は鉄分がほとんど含まれていないということが分かった」というものです。
 

【実は『ひじき』にはほとんど鉄分がなかった!】
 http://netgeek.biz/archives/63156

 この記事によると、これまで鉄分を多く含む食品と言われていた『ひじき』ですが、文部科学省が5年ぶりに「日本食品標準成分表」を改訂して発表したところ、その鉄分が大幅に減少していることが発覚したというのです。

 五年前の2010年の「日本食品標準成分表」には、ひじきの鉄分量は100g当たり55mgと記載されていたのですが、じつはその鉄分は、ひじきを鉄の鍋で煮ていたために検出されていたらしく、今日ではステンレス製の鍋で煮て作る場合には鉄分は0.3mgしか含まれていないのだそう。

 調理方法でも、鉄釜で煮たものを油いためにすると、含有量は100g中2.9mgにしかならないのだそうで、ちょっとショックです。


 せめて自宅で調理する時くらい、愛用の中華鍋で作って鉄分を溶かし出してやりたくなりますね。

 健康の一丁目一番地は良質の食事です。単身生活の方は特に留意してくださいね。

 

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見た目の姿勢は心のあり様を表します

2016-02-20 22:42:39 | Weblog

 姿勢(しせい)とは、辞書によると『何か動作をしている時の体の姿』ということになります。

『背筋を伸ばす』というのは、胸を張って背骨のS字の形をきれいに保つ姿勢のことですが、それは背中の中心を構成する筋をしっかりと伸ばすことで、見た目も美しいものです。

 テレビのドラマなどで、高級クラブで着物を着て客の相手をしてくれる女性たちが登場する場面を見ていると、彼女たちは椅子に座るときも端の方にちょこんと腰を掛けて、決して背中を背もたれに着けるようなことはありません。
 その背筋を伸ばした姿勢は凛として美しく感じます 

 見える姿が美しいということはそれを保つ心の姿勢も美しいことが推し量られます。

 姿勢は、見た目の格好や立ち姿等の目に見える姿形をさすだけではなく、その人の心構え、気持ち、気構えや決意なども含んだ言葉として使われます。

 自分の見た目に心を配るという細やかな考え方は、その人の生き方そのものも細やかで気の付く美しいものであるに違いなく、それは『品がある』とか『品格』という言われ方をします。

 皆さんは自分の立ち居振る舞いや見られ方にどれだけ気を使っているでしょうか。


       ◆ 


 様々な会議に出席していても、会議に先立って紹介されたときに起立して一言二言挨拶をすることがよくあります。

 そのときに、椅子に深々と腰を掛けているために立ち上がる際に椅子をガタガタと動かす人をよく見かけます。

 椅子を後ろに引いておいて軽く腰を掛けるだけにしておけば、椅子を動かさずにすっと立てるのに、そのような所作をしている人はあまり見かけません。

 猫背でいることも、卑屈さだったり自信の無さが垣間見えるようです。

 ほんのちょっとしたことなのですが、日常の所作を美しくする心構えと余裕を心の片隅に持っていたいものですね。

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