北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

明かりに寄ってきた外国人 ~ 釣りは友達をつくります

2021-12-05 23:00:59 | Weblog

 

 このところほぼ毎週末でかけている余市でのマメイカ釣り。

 今日も今日とて、夕方からの釣りに挑みました。

 15時30分過ぎから始めた防波堤での釣りには周りにあまり人がおらず、すなわちそれは「釣れていない」ということにほかなりません。

 それでも夕闇が迫る中次第に風も収まってきて、釣り条件は良い感じになってきました。
 
 今日は久しぶりにポツポツと釣れて、マメイカが釣れる感触を思い出しながらの釣りがができました。

 周りにはほとんど人がいなくなったのですが、暗くなったらイカ寄せ(というよりはイカのベイト寄せなのですが)のためにMakitaの充電式投光器を使います。

 すると時々見かける外国人の男の人が「コンニチハ」とやってきました。

「こんにちは、ここで釣っているといつもあなたを見かけますね。どちらの国ですか?」
「ワタシハスリランカです。余市ニスンデイマス。奥サンハ日本人デス」

「私は小松と言います。あなたのお名前は?」
「ハイ、Mと申します」


 聞けば、奥さんがJICAでスリランカに赴任した際に知り合って結婚したのだそう。

 コロナでスリランカに戻れずにいますが、本来ならば3月になればスリランカに戻ってクジラの船に乗っているのだそう。

 秋になれば船から降りて日本にやってきて、春になる頃にスリランカでの仕事に従事するという二か国生活。

 ただ奥さんは余市で働いているのと、子供さんが余市の学校へ通っているので、海外単身赴任の身なのだとか。

「天気が許せば毎日来ているんじゃないですか」と水を向けると、「ハイ、マイニチキテイマス。サクネンハマメイカヲ2000匹釣リマシタガ、今年はまだ400匹デス」

 私よりはるかに多くのイカを釣っているではありませんか!

「釣って食べるの?」
「ハイ、皆大好キナノデ、タクサン釣レトイワレマス(笑)」

 私に話しかけてきたのは、私がライトを点けたので隣で釣ってその光のおこぼれに預かっても良いか、という意味の確認でした。

「どうぞどうぞ」

 それからいろんな雑談を日本語でしましたが、日常会話にはまず問題ないくらいのレベルなのに驚きました。
 
 今日の釣果は結局3時間30分で15匹。

 多いと思うか少ないと思うかは個人的感想ですが、釣りをしているものにとっては少しずつ日常を取り戻しつつあるようにも感じます。

 ただ、教わったようなマメイカ釣りの奥義にはまだとても至りません。

 釣りも奥が深いとは思っていましたが、釣りを通じて外国人の知り合いができるとは思いませんでした。

 さて、年内にあと何回行けるかな。

コメント
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