北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

生活保護からの脱却を~日テレドキュメンタリーに釧路市が

2013-04-30 23:31:29 | Weblog

 増え続ける生活保護者はついに200万人を超えました。不正受給の問題ばかりが大きく取り上げられていますが、その実態は働きたくとも働けない人がほとんどで、事実上最後のセーフティネットとなっています。

 一度陥るとなかなか復帰できないといわれる生活保護に対して、本人のためにも釈迦復帰を果たしてほしいと願い頑張る自治体は少なくありません。

 日テレが作ったドキュメンタリーで釧路市が紹介され、私の知人も出演しています。課題の多いところは課題解決の先進都市でもあるはず。釧路市の取り組みをぜひご覧ください。

 http://bit.ly/ZQ8zzE

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馬と大地との付き合い方

2013-04-29 23:28:18 | Weblog

 釧路での三日目はホーストレッキング。

 風は相変わらず冷たいのですが、どうやら雨はなさそうでほっと一安心。

 鶴居村の知人を訪ねて、ホーストレッキングをやらせてもらおうと思いましたが、まずは柵の中にいる馬を捕まえるところから。

 馬たちは、雪が解けるまで外で運動をしていないので、捕まると人を乗せて歩かされるというのを知っていて、人間が近づくと逃げまくります。

 人の輪を縮めながら追い詰めて、首に縄をひっかけることができれば馬はもう観念するのですが、そこまでが一苦労。まずここまでで一汗かいてしまいます。

 捕まえた馬には、金ブラシで抜け毛を取って毛並みの手入れをしてあげます。

「そういうのを誰がしてくれるかを、馬はちゃんと見ていますからね」

 どんなことでも一生懸命にやらなくてはいけません。


   ◆   ◆   ◆


 馬を首尾よく捕まえた後は、鞍をつけて牧場の周りをぐるりと回らせてもらいましたが、まだ樹木に葉もなく草も生えていない湿原の周辺は見通しが良く、遠くの湿原がよく見えます。

 ヒバリのさえずりが春の訪れを知らせてくれるよう。

 トレッキングから帰ってきた後は、ビールと焼肉に、自家製の薪窯でピザを初焼き。

 初めて会う人たちとも仲良くなって、笑い声の絶えない楽しい時間が過ぎました。

 釧路でもっと時間があれば、休日をここで過ごして、木を切ったり草を刈ったり、木柵を付け替えたり土を掘ったり、そして馬の世話をして馬に乗るなど、牧場に関わるいろいろな作業を通じて、大地との付き合い方がわかったのに、とちょっと残念な気持ちです。


    ◆   


「小松さんもそうだけど、何かここへ来てくれた人が皆札幌へ行っちゃったみたいでね」

 そこで今回は、この春に釧路へ転勤になった義兄を連れて参加。義兄も気に入ってくれて、ときどき来てくれることになりました。

 牧場の環境を守る強い味方の登場です。
  

 さて、夕方に帰るころには美しい夕陽の赤い光が湿原を染めました。

 美味しいところだけをつまみ食いするのが申し訳ないような、ホーストレッキングのツアー。

 今度は作業でお返しをしなくては、ね。

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雪は湖畔だけでした

2013-04-28 23:50:11 | Weblog

 

 猛吹雪の阿寒湖畔。

 早朝に入った露天風呂ではあまりの寒さに、危うく遭難しそうになりました。

 阿寒湖畔を離れて釧路市内へ向かうと、すぐに雪の世界とはお別れで、まったく雪など降っていない地区に入りました。

 寒気の入ったのがここまでかと、実に分かりやすい状況でした。

 釧路市内で釣りをしようと思ったのですが、悪天候と強風のために今日の釣りは断念。

 釧路周辺のいくつかの川では、もう海へ下る準備をしているアメマスが河口付近に集まっているようで、そういうピンポイントな状況にはなかなか出会えませんね。

 会う人たちとの話題が、そろそろ目覚める魚たちのことになってきました。

「このあたりだと6月上旬がねらい目ですよ。腹を空かせた魚たちが、水温が上がって動き出す頃ですからね」   

 次回はもっと条件の良い時にまた来ることにします。

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アラスカでオーロラを見た旅の話

2013-04-27 23:45:30 | Weblog

 阿寒湖畔で、アラスカ旅行をしてきた方からの報告を聞く集いに参加しました。

 今回のアラスカ旅行では、鶴居村在住でアラスカに詳しい安藤誠さんにガイドをお願いして、三日にわたってオーロラを見るツアーに参加したそうです。

 オーロラとなると、夜中に見ることになるので、昼くらいまで寝ていて、起きたり昼寝をしたりして過ごしながら、夜に温かい格好をして三時間くらい外で過ごさなくてはなりません。

 オーロラは、最高を10としたときの2~3くらいのはなんとか見えましたが、それよりすごいのはほんの一瞬だったとか。

 また、アンカレッジくらい緯度が高くなると、オーロラの色は緑が多く、緯度が下がるにしたがって赤い色が出る傾向にあるのだそう。

 一生に一度くらいはオーロラを見てみたいものですね。


   ◆   ◆   ◆


 この時期でもまだアラスカの夜は寒く、体に20個くらいホッカイロを貼って出かけたそうですが、外に出る前は「体が燃えちゃうんじゃないか」と思うくらい寒いのが、外に出ていると「どんどん冷たくなってゆくのが分かる」というくらい寒かったのだそう。

 それにアラスカでは自動車事故がやたら多いそうで、「なぜか、というと日本のように冬用タイヤが売っていないから」だそうで、「ホッカイロも売っていないし、冬用タイヤも売っていないんです。日本のメーカーが売り込みに行けば、欲しいと思う人が多いはずだと思うのですが(笑)」と不思議がっていました。


「でも、本当に地域の人たちが親切なんです。車をちょっとでも路肩に止めて居ようものなら、『どうした?何かトラブルか?』と声をかけてくれるんです。こういうことって観光地のおもてなしとして、とても大切なことのように思うんです」とも。

 まち中で、明らかに観光に来たと思しき外国人を見た時に、『何か困っていませんか』と訊ねるような地域であるというだけで、素敵な観光地になるのではないでしょうか。

 それは地域の一人ひとりの心構え次第でできることのはず。

 一級の風景や自然がなくても、そういうことならやろうと思えばできること。

 世界レベルの自然は作れなくても、町の魅力は作れるかもしれません。

 ちょっと心に響きました。

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知好楽

2013-04-26 23:45:36 | Weblog

 友人が友人に声をかけて集まる、交流パーティ「新年度祭2013」に参加しました。

 札幌でのこの手のイベントは、まさに約3年ぶりのことで、主催してくれた友人に感謝です。

 会場を見渡すと、懐かしい顔もあれば初めてお会いする人たちも多い今日の会合。

 自分が歳を取ったせいもあるのでしょうが、参加者の中には、若い人も目立ちます。

 将来を背負う元気の良い若手たちと挨拶をして名刺を交換し、言葉を交わしてみると、実に溌剌として春風が吹くがごとし。企画と主催をしてくれた友人の人選は秀逸です。

 今日の参加者には道庁の職員の方の姿が目立ちましたが、なかには釧路時代に一緒にいろいろな活動をした懐かしいメンバーもいます。

 考えてみると、道庁の職員の方は地方の振興局へ異動になったときにも、結構地元のイベントや活動に参加していて、顔の見える人が多くいたように思います。

 地方での生活が上手なんですね。


   ◆   ◆   ◆


 こういうところで肩書を外して、互いの魂をぶつけ合ってみるような出会いをすると、自分の懐の浅い深いがよくわかります。

 いろいろな話題が豊富で、興味深い話をタイミングよく会話に放り込んでくる人もいれば、仕事はできるのかもしれませんが、仕事以外での話題には口をつぐんでしまう人がいます。

 こうした場合のパーティでの話題に強くなるには、いろいろな経験や体験を積むしかないのですが、経験の対象としては、(転勤や旅などのいろいろな)土地、読書、趣味や関心を持っている実践活動などに人気があります。

 いろいろな事を知っているというのはそれだけでも興味深い話を聞かせてもらえるものですが、それを楽しそうにやっている人の話にはなお一層引き込まれます。


 孔子が論語の中で説いているのがまさにこのことで、「これを知る者はこれを好む者に如かず(知之者不如好之者、好之者不如樂之者)」という一節があります。

 これをただ知っているという者は、これを好む者には敵わない。またこれを好む者は、これを楽しんでいる人には敵わない」という意味です。

 与えられた仕事にしても、命令された転勤先にしても、腐ってはいけません。

 どうせなら仕事だけではなく、自分の運命も将来も好み、そして楽しんでしまえば良いのです。

 そうすれば他の人が追随できない世界にたどりつくことができるでしょう。


 人生は常に新しい出会いです。

 それを楽しんでしまいましょう。

 
   【悪そうな三人組ですね】

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「あまちゃん」の成長と教育

2013-04-25 23:45:03 | Weblog

 今職場では、NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」がミニブームになっています。

 物語の舞台となっているのは東北の架空の「北三陸市」で、ここの方言で驚いた時に「じぇ!」というということになっています。

 もっと驚いた時は「じぇじぇ!」、さらにもっと驚いた時は「じぇじぇじぇ!」というのですが、ドラマの中で頻繁に使われていて、つい日常でも「じぇ!」と言ってしまいそうになります。

 今年の流行語大賞には必ず入りそうですね。


   ◆   ◆   ◆


 このドラマの中で主人公の天野アキ(能年玲奈=のうねんれな)が目指しているのが海女。

 世界で最北の海女を「北の海女」として売り出そうとする地域の人たちと、海女として潜りながら、まだまともにウニ一個獲れないアキの姿に、皆応援する毎日です。

 さて、私の大好きな宮本常一さんの著書に「庶民の発見」という本がありますが、このなかに海女が出てきます。

 『村里の教育』という項の、『親の職業につながる遊び』というくくりの中で、猟師の子どもたちが釣りの動きを遊びの中で体得する様が描かれているのです。

 そして、「こうしたことは、どこまでも練習によって体得する以外に方法のないものであり、いわゆる呼吸をのみこまないかぎりどうすることもできないのである」とあります。

 続いて、「海女の潜水のごときもこれで、海女の村では女が七、八歳になると、まずおよぐことをおぼえ、つぎにもぐることをおぼえてゆく。そしてアワビの殻などを海中にしずめておいて、もぐってとってくることを繰り返して、だんだん深くもぐるすべを身に着けてゆくのである。そして親たちのもぐる深さのところまでもぐれるようになると、はじめて沖へつれていってもらう」と書かれています。(漢字変換などは原文のママ)

 ドラマの中では周りの先輩海女たちに見守られながら成長する姿が描かれていますが、昔の日本での村里の教育はもう少し厳しかったようです。


   ◆   ◆   ◆


 農村での教育の下りでは、「農家では、子供の仕事はまず荷物の運搬からはじまる。田畑で働いている父母のもとへ弁当やお茶をはこんだり、農具を持っていったり、収穫物をもってかえったりするような簡単なことから、草刈り・草とり・たきぎとり・麦踏み…などは、多く子どもの仕事とされていた。また家にあっては、ぞうり作り・なわない・米麦搗き・家畜の世話などがあり、女の子ならば籠りやすい時の手伝い」があったと書かれています。

 そのうえで、「こうした作業をするにあたって、気をつけねばならないことは、いやいやにしないことであった」とあります。

 「『所作(姿)のよさ』が何よりたいせつだったのである。『あの子可愛いや糸引くときの、赤いたすきの所作のよさ』などというかいがいしさが、人をひきつけるのである」と宮本常一さんは書かれています。


 ここには、昔の村里の教育ということで民俗学的視点からありのままが描かれていますが、おそらくこれは現代の我々への教育として考えても、そのまま当てはまるのではないでしょうか。

 与えられた役割をいやいやしてはいけない、などということを今日私たちはなかなか口にしなくなりました。

 こうした日常の中での社会性のトレーニングをどうすればよいでしょう。

 まずは自分自身からかいがいしく始めてみることと、世間一般の価値観を伝えてゆくことではないでしょうか。

 「あまちゃん」の主人公アキはこれからどう成長してゆくでしょう。

 ドラマに古典の知恵をちょいと加えると、いろいろなことが学べそうです。

 


 

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札幌釧路会で釧路の話題を聞きました

2013-04-24 23:45:18 | Weblog

 夕方に札幌市内のホテルで、札幌釧路会が開催されました。

 札幌には、釧路出身あるいはかつて釧路で勤務したなどの釧路に所縁と思い出のある人はたくさんいて、そうした人たちが一堂に会して、釧路の最近の話題を聞き、懇親を深めるというのがこの会の趣旨です。

 今日も釧路から蝦名市長や商工会議所の濱屋専務理事、そして釧路新聞社の春日井社長が来賓として出席されて、釧路の話題を教えてくれました。

 市長からは、「釧路が近くなる話」として、3月末の釧路~羽田便にエアドゥが就航したことや、平成27年度には高速道路が阿寒インターまで繋がるという話題が提供されました。

 また、「涼しい釧路で避暑生活」というキャッチフレーズによって、釧路の涼しさが次第に知られてきて、夏の避暑地として訪れる人×人数では、二位を大きく引き離して道内で釧路がダントツの一位となったこと。

 しかしながら避暑は夏の一時期なので、来訪時期の幅を広げる意味で「花粉のない釧路で避粉を」ということで今売出し中というのもホットな話題でした。

 また、今年はクルーズ船が釧路港に着く数も飛躍的に増えそうだ、という話題も明るいニュースです。

   ◆   

 気になっていたキリンを贈ろうプロジェクトでは、寄付金が目標の5千万円を大きく超えて、5千4百万円を超えたそう。

 釧路を離れる当日も、最後のバザーをしていましたが、あの日だけで2百万円の売り上げがあったとも聞きました。

 ここ一番で市民が盛り上がって一つのことを成し遂げようという市民力には目を見張るものがありますね。

 会場で配られていた昨日の釧路新聞には、寄付金でキリンを購入する余剰分で、動物園に観覧舎を建設することを決めたという記事が載っていました。

 これまでオスのキリン、スカイ君が釧路に来てくれることは決まっていたのですが、それを受けた調整の中で、国内で優先的にメスのキリンももらえるかもしれないという明るい話題も。

 とにかく物事を動かせば、あとは何とかなるもの、なのかもしれませんね。

 やる前から、「こうなったらどうしよう」などと悩むのはアホらしく思えます。問題が起きたら初めてそこで立ち止まって悩んで解決への道筋を探るということで十分やれる、ということなのかも。

 チャイルズエンジェルさんたちの活動に、重ねて敬意を表したいと思います。

 つい最近まで関わっていた釧路の話題も、懐かしく目に浮かびました。

   ◆   ◆   ◆


 また商工会議所の濱屋専務理事からは、昨年始めた「冷あ(ヒア)ガーデンの名付け親が小松前副市長なんです」と持ち上げてくれた上で、「今年もやります。防寒着も用意したうえで熱燗も用意してあります」と言って会場を笑わせました。

 さらに、ラーメンでも大いに盛り上がっているらしくて、やる気のあるラーメン店が麺遊会という会を作って、ラーメンイベントを開催するなど釧路の地域おこしに立ち上がっています。

 この麺遊会は、各店のラーメンの売り上げよりも、お客さんに喜んでもらって地域を盛り上げたいという志が先行している点を、濱屋専務は大変評価していました。

 もはや釧路のラーメンは海鮮醤油出汁の釧路ラーメンだけではないようです。もっとラーメンを楽しめばよかったなあ。

 大抵こういう形で、心残りは後から分かるのです。

 さて、この週末から始まるゴールデンウィークの前半は、早速阿寒湖から釧路を訪問です。

 阿寒湖から釧路で釣りをして鶴居で馬に乗るというゴールデンコースで大いに楽しむ予定です。

 釧路の皆さん、まち中で見かけたら声をかけてくださいね。

【釧路麺遊会】 http://bit.ly/XWONjF

 

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タイの洪水復旧支援

2013-04-23 23:45:45 | Weblog

 わが組織の機械舞台にはいろいろと異色な経歴を持つ人がいます。

 今日も懇親会をしていたところ、「タイへ派遣されて大洪水被災地で支援活動をしてきました」という人がいました。

 タイでの支援活動というのは、北海道開発局が持つ排水ポンプ車を現地へもちこんで、洪水で水に浸かった地域から水を吸い上げて川へ放水する排水作業をするというもの。

「へえ、何日間行っていたんですか?」
「18日間です。途中で輪番で休日を取りましたが、ひたすら作業に没頭していました」

「宿泊はどうしました?」
「はい、JICAさんの手配で、それなりのホテルを手内してもらえましたが、夜遅くに帰ってチームミーティングをして、報告書を書いたらあとは寝るだけでした」

「ポンプで水を吸い上げたと言いますが、どこの水をどこへ排水するのですか?」
「アユタヤの被災地の工業団地地区は、もともと低地で水がつきやすいことから、周りを輪中のように囲んであるんです。そこに水が入ったので、堤の外の川へ排水して水位を下げる作業をするんです」
 
「ずっと同じところで作業したのですか?」
「工業団地ばかりだと、日本の企業ばかり支援すると思われてもいけないと、市民の住む地域での排水作業もしましたよ。でも市民の住む地域は、早く水を流したくて堤を切ってしまっているところもあるので、事前の調査が欠かせませんでした」


 民間企業も交えたこうした支援も日本の国力による、海外支援の一端です。日本の価値を高める地道な作業に、持てる能力を最大限に使っているのです。

 


   ◆   ◆   ◆


 すると一緒に飲んでいた同僚から声がかかりました。

「彼はそのおかげで天皇陛下に謁見できたんですよ」

「ええ?本当ですか?」
「はい、こうした支援が評価をいただいて、皇居で大勢が謁見する機会に支援チームの一員として招いていただきました」

「ほほー、陛下とお話もできたんですか?」
「いえいえ、我々の一団がいたところへ陛下が来られると、皆下を向いてしまってとても顔を上げられなかったのですが、偶然目が合ってしまった人が声をかけられて、ずっとその人と話をしていました。特に皇后陛下が優しく話しかけられてくださいました」


    ◆   ◆ 


 こうした市井の国民が国を代表して、我が国の地位を高めようとする努力をすれば、どこかでこうしたご褒美もいただけるのですね。

 なんともうらやましい話ですが、ますます技術を磨き、質の高い機械力を高めて、これからも広く社会のために力を尽くさなくてはと背筋が伸びる思いです。

 いや、仲間にもいろいろな人がいるものです。

【JICAのホームページ】より http://bit.ly/11JrM1s 

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最前線の課題

2013-04-22 23:45:32 | Weblog

 道内の国道除雪を担っている業者さんたちのネットワークと意見交換。

 皆さんの不満は、ひとえに除雪機械類の老朽化で、そこからくる作業の非効率です。

 ある路線では、ロータリー車が故障してややしばらく使えなくなったために、峠の登坂車線分一車線が使えない状態が長く続いたのだそう。

 ちょっとした部品の交換でも、ワンタッチでできる高価な部品が使えれば5分で交換できて作業がスムースにやれるのを、その部品が使えなければ、わざわざ一度ステーションに戻って夜になってから小一時間かけて交換するという作業が必要になるのだとか。

 細かい話を聞いて行けば、作業が滞る様々な要因があることが分かります。

 問題は、それらの問題が数多くある社会の課題の中でどれほど重要なことなのか、ということを世間が認識するかどうか、ということです。

 それが大きな社会問題だ、という理解がなければ、単純に予算要求しても現下の厳しい財政状況の中で手当てをしてもらうのはなかなか難しいのが現状です。

 我々が相手にすべき対象は「世間」であり、目前の担当者を納得させるのではなく、予算要求作業のなかでは何段階も控えている説明を聞いてくれる人たちを納得させて味方にしてゆかなくてはなりません。

 ところが課題は、そうした苦労を最前線で感じている業者さんたちが自ら問題を語っても、「結局は業者さんたちが自分たちの利益のために言っているのではないか」と捕えられがちなことです。 

 世間が、この問題を理解するということは、直接かかわっている人たちだけではなく、全く関係のないような、女性や高齢者や、新聞配達のおじさんや、バスの運転手さんなど、まちの中で日々を営んでいる人たちの声が必要です。

 そうした運動論が必要な時期が近付いていると言えるでしょう。

 問題をどう「見える化」するかも問われています。

 いろいろな工夫が必要です。

 

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パソコンと格闘~不具合の理由がそれか…

2013-04-21 22:30:11 | Weblog

 釧路時代の名残で、パソコンには外部機器としてI社製のUSB仕様のテレビチューナーが着けてあります。

 ところがこれに付属しているソフトが不安定で、ときどき録画に失敗したり、番組予定を更新するのに失敗する始末。

 困って、供給元のサイトを見てみると、昨年にソフトの新しいバージョンが供給されているのを発見。

 (これだ!)と思って、ソフトをダウンロードしてみたところ、これがとっても重たくて、ダウンロードに2時間もかかる始末。

 やっとのことで降ろしたソフトをインストールしたところ、今度は作業の最終局面でエラーが出てなかなか作業が完了しません。

 まったく困ったものです。


    ◆   ◆   


 こういうときは落ち着くことが肝心です。

 まずは御前崎市が売出し中のお茶、「つゆひかり」を落ち着いて飲むことにします。

 この「つゆひかり」、静岡茶の中でも特に綺麗な明るい緑色の水色が綺麗なのです。(以上、CM(笑))


    ◆   ◆  


 さて、落ち着いたところで気が付いたのは、ネット上の口コミを見てみること。

 同じ機器を使っている人たちのトラブル情報と、それに対するアドバイスのやりとりが、それ専門の掲示板に多く載せられています。

 これを見ていると、かなり不安定な事例が多く紹介されていて、製品の傾向が分かります。

 さて問題の私の症状に対する報告と対処法は…と探していると、似たような症状のやり取りがありました。

 特定のフォルダーを削除するなど、かなり専門的なアドバイスもありましたが、最後の極めつけは、「USB機器の場合は、差し込むジャックを替えてみてはどうでしょう」というもの。

 釧路から引っ越してきて、パソコンと設置しなおした際に、「USBならどこでもいいんだろう」と適当なジャックに差し込んで使っていましたが、どうやらこれにも微妙な相性があるようです。
 
 そこで別なジャックに差し込んでみたところ、何事もなかったかのように動作し始めました。

 パソコンというやつは、どこかで何かが引っかかっても上手くいかないものですが、まさかこういうところで引っかかるとは思いませんでした。

 まあこういう経験をたくさん積むことでトラブル対処の引き出しが増えてゆくので、逆に考えるとまた一つ良い経験をしたといえるでしょう。

 しかしねえ、まさかそこが原因とは…。

 人生、なにもかも勉強ですな。

 

 

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