健康サポーター H&S

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父の「介護体制」要再検討

2007-09-24 08:46:55 | 介護
こんにちは、健康サポーターH&Sです。

午後は久し振りに小学生バレーの子たちとバレーボールができると楽しみにしていた朝、母から招集がかかりました。

老人ホームにいる父から電話があって、家族に話したいことがあるから来てほしいというのです。母から施設長に問い合わせると、特に父の様子に変わりはないというお返事。緊急事態ではないようでしたが出かけました。

父の居室で話を聞きました。食事、排泄、個室のテレビやエアコンの操作のことなどについて、どうすればいいのかわからなくなってしまったと言います。

「自分でできることは自分でやるようにする。」ということが身体機能の維持のために大切なことですが、「できない。」と思って頼むと「自分でしなさい。」と言われ、無理して自分でやろうとするとうまくできなくて、「できないことは頼みなさい。」と叱られる。

「父自身ができること」「手を借りなければならないこと」を具体的にして父と周囲の人が共有し、それぞれの項目について父と介護員のとる行動を取り決める必要があります。そうすれば父が何か行動を起こそうとするたび「自分でやるべきか、やらざるべきか」迷わずに済みます。

たとえば、「トイレに行きたくなったらブザーを押して介護員を呼び腰かけるところまで手伝ってもらって介護員は去り、用を足し終わったらまたブザーで介護員を呼んでズボンを上げる所までやってもらう。」というようにシステム化しておけば父が失敗することが減り、介護員の負担も軽くなります。以前お世話になった老人保健施設ではそうしていました。

父が無意識にやってしまうこと、たとえばエアコンの温度設定やテレビの音量を変えて、室温が下がりすぎたり、音量が大きくなりすぎたりすることについては施設の方で工夫をしていただく必要があるでしょう。父には覚えがないのだから叱られてしまうのはかわいそうです。

もっとケアマネジャーと連絡をとって相談する必要を感じました。

私たちは「どんな些細なことでもいいから話して。」とうながしました。父は自分につらくあたってくる介護員の個人名を上げることははばかりながら、それでも大体はき出すことはできたようで、後半にはひとりで暮らしている不安や大変さを訴える母の話に熱心に耳を傾けていました。

父との話し合いを終え老人ホームを後にすると、弁当と焼き鳥少々を買って実家に帰り、母と小さなグラスで焼き鳥を肴にビールをいただき、夕食を共にしました。こんなささやかなことが母にはうれしいようです。

実家から自宅までの帰路、疲労や眠気と一緒にきょう一日への満足感を味わいました。ちらりと翌日のラジオ体操のことを思いました。「起きられるかな?」
コメント (2)
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