健康サポーター H&S

心も身体も健康に生きたい。みんなで生き生きしましょ。

父母の悲しみ

2007-09-18 08:31:43 | 介護
健康サポーターH&Sです。

16日(日)は老人ホームにいる父が楽しみにしている一時帰宅の日でした。日曜日はタクシーが出はらっていることが多くて心配でしたが、今回はじきに来てもらえました。

乗車時間約20分。自宅に到着すると母が出迎えました。父が「おはよう。」と言うと、「お帰りなさい。」と母。その言葉に一瞬少し驚きそれから味わうように少し間があって、「ただいま。」と返す父。

回数を重ねるにつれ、父が自宅で過ごすことに本人も家族も慣れてきました。前回まで昼食の時自分で「欠食児童みたいなもんだ。」などと言いながらガツガツ食べてしまって家族がそのペースについていけなかったのが、今回はゆっくり味わうことができました。

でも次第に、父には「もっともっと自宅に帰ってきたい。できることならずっと。」という思いが強くなってきます。それが母を苦しめることになります。母ひとりで父を看ることはできません。要介護度4で左半身が不自由な父ですから。

自分の家なのに帰ってこられないなんて悲しいと思う父。希望に沿うようにしてあげたくても自分にはこれ以上どうにもできない。そのことを父にわかってもらえなくて悲しいと思う母。家族4人でお茶を飲みながら話しているうちにふたりの悲しい思いが噴き出しました。

父も母もいきいき過ごせる生活をどう手助けすればよいのでしょう。簡単には妙案が浮かびそうにありません。
コメント
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