こんにちは。健康サポーターH&Sです。
あなたは何歳ですか?
あなたは男性ですか、女性ですか?
あなたの暮らしている社会にはどのような文化がありますか?
あなたが暮らしている国にはどのような季節がありますか?
これらの違いが「睡眠の多様性」を生んでいます。
1.年齢による違い
生まれて間もない赤ちゃんは、ご存知のように昼夜に渡って睡眠・覚醒を小刻みに繰り返します。
幼児期は徐々に昼寝が減っていき、次第に「ノンレム睡眠」「レム睡眠」のリズムができてきます。
また深いノンレム睡眠が多く現れます。
思春期から成人期にかけては通学や通勤などで社会的規制を多く受けることにより、睡眠時間が短くなる傾向があります。
この時期も深いノンレム睡眠が多いです。
中高年になると睡眠の質が悪くなってきます。
就寝時刻が極端に早くなって夜明け前に目覚めてしまったり
深いノンレム睡眠が減ったり
夜中に何度も目覚めてしまったり
いったん目覚めたらその後眠れないまま、夜明けを迎えてしまったり
昼間うとうとしてしまったり。
(「眠らなきゃ!」と思わない方がいいそうです。朝から仕事がある時はそうもいきませんが。)
2.男女の違い
男性は睡眠時の呼吸機能が弱いので眠っている時の呼吸障害が起こりやすく、年齢を通して平均すると、
女性より男性の方が睡眠の質は良くありません。
・新生児突然死症候群が男児に多い。
・睡眠時無呼吸症候群が中高年男性に多い。
とはいえ、女性も
・赤ちゃんが小刻みな睡眠・覚醒を繰り返している間良い睡眠がとれない。
・更年期以後は男性より不眠を訴える傾向が強い。
このような傾向が見られます。
3.社会の文化による違い
眠りは生理的な欲求より文化的拘束面が優先する。
私たちには自宅ではともかく、学校や職場での居眠りは「悪い」という意識があります。
(スペインでは「シエスタ」と呼ばれる昼食後の「お昼寝タイム」が何時間もとられているそうです。
日本とは違いますね。
最近の新聞によればシエスタの時間が長すぎるという指摘もあるそうですが。)
4.季節による違い
私たちは四季のある日本に暮らしています。
日本人の睡眠は盛夏の7~8月に短めで、晩秋から初冬の11~12月に長くなる傾向があります。
また、冬は早く寝て遅く起きる。夏は遅く寝て早く起きる。昼寝は夏に多い。
冬睡眠時間が長くなり、食欲が増して体重が増え、人付き合いが減って、身体を動かすのがおっくうになる
「季節性感情障害」と呼ばれるものがあります。
一般の人にもこれに似た行動や感情の季節変化が認められており、「冬眠」との関連が考えられています。
(人間が冬眠?)
※本日のブログは日本睡眠学会ホームページ「初心者のための睡眠の基礎と臨床」をもとに執筆しました。
あなたは何歳ですか?
あなたは男性ですか、女性ですか?
あなたの暮らしている社会にはどのような文化がありますか?
あなたが暮らしている国にはどのような季節がありますか?
これらの違いが「睡眠の多様性」を生んでいます。
1.年齢による違い
生まれて間もない赤ちゃんは、ご存知のように昼夜に渡って睡眠・覚醒を小刻みに繰り返します。
幼児期は徐々に昼寝が減っていき、次第に「ノンレム睡眠」「レム睡眠」のリズムができてきます。
また深いノンレム睡眠が多く現れます。
思春期から成人期にかけては通学や通勤などで社会的規制を多く受けることにより、睡眠時間が短くなる傾向があります。
この時期も深いノンレム睡眠が多いです。
中高年になると睡眠の質が悪くなってきます。
就寝時刻が極端に早くなって夜明け前に目覚めてしまったり
深いノンレム睡眠が減ったり
夜中に何度も目覚めてしまったり
いったん目覚めたらその後眠れないまま、夜明けを迎えてしまったり
昼間うとうとしてしまったり。
(「眠らなきゃ!」と思わない方がいいそうです。朝から仕事がある時はそうもいきませんが。)
2.男女の違い
男性は睡眠時の呼吸機能が弱いので眠っている時の呼吸障害が起こりやすく、年齢を通して平均すると、
女性より男性の方が睡眠の質は良くありません。
・新生児突然死症候群が男児に多い。
・睡眠時無呼吸症候群が中高年男性に多い。
とはいえ、女性も
・赤ちゃんが小刻みな睡眠・覚醒を繰り返している間良い睡眠がとれない。
・更年期以後は男性より不眠を訴える傾向が強い。
このような傾向が見られます。
3.社会の文化による違い
眠りは生理的な欲求より文化的拘束面が優先する。
私たちには自宅ではともかく、学校や職場での居眠りは「悪い」という意識があります。
(スペインでは「シエスタ」と呼ばれる昼食後の「お昼寝タイム」が何時間もとられているそうです。
日本とは違いますね。
最近の新聞によればシエスタの時間が長すぎるという指摘もあるそうですが。)
4.季節による違い
私たちは四季のある日本に暮らしています。
日本人の睡眠は盛夏の7~8月に短めで、晩秋から初冬の11~12月に長くなる傾向があります。
また、冬は早く寝て遅く起きる。夏は遅く寝て早く起きる。昼寝は夏に多い。
冬睡眠時間が長くなり、食欲が増して体重が増え、人付き合いが減って、身体を動かすのがおっくうになる
「季節性感情障害」と呼ばれるものがあります。
一般の人にもこれに似た行動や感情の季節変化が認められており、「冬眠」との関連が考えられています。
(人間が冬眠?)
※本日のブログは日本睡眠学会ホームページ「初心者のための睡眠の基礎と臨床」をもとに執筆しました。