我が家のリビングから見える近所の森の紅葉がきれいです。
でも、毎日落ち葉をはき集めているお宅は大変。
枝に残る葉っぱが早く落ちてしまってくれないかなあと願っているのではないでしょうか。
きょうは「思い出」のお話から始めます。
「思い出」は、思い出のもとになる経験に音楽や映像や匂いなどが付随しています。
子どもの頃、おなかをこわして何日か寝ていた時に偶然繰り返し耳にしたビートルズの「ラブ・ミー・ドゥ」
ふたり目の妊娠中つわりが重かった頃に、子どもによく見せていたディズニーアニメの「ダンボ」
当時の朝、雨戸を開けた時に感じた冷たい晩秋の香り
恋破れて傷心の日々を送っていた頃にヒットしていた「○○(ナイショ)」
これらの音楽や映像や香りそのものは不快ではないはずなのに、私の場合、不快な経験を呼び起こしてしまいます。
楽しかった日々の思い出も同様です。
毎朝学校へ行くのが楽しくてたまらなかった思春期の頃
青春時代を満喫した大学時代
当時よく耳にしたヒット曲は今も心地よく感じられます。
「若葉の頃」(ビージーズ)
「やさしく歌って」(ロバータ・フラック)
「君の友だち」(キャロル・キング)
「アローン・アゲイン」(ギルバート・オサリバン)
「トップ・オブ・ザ・ワールド」(カーペンターズ)
「ホテル・カリフォルニア」(イーグルス)
「サタデー・イン・ザ・パーク」(シカゴ)
「ストレンジャー」(ビリー・ジョエル)
調べてみれば、どれも70年代のヒット曲。(年齢がバレます。)
ところで、近頃新装開店した近所のスーパー。
どうも私ぐらいの世代がターゲットにされているのではないかと思うのです。
ちょっと見透かされているようで悔しいのですが、店内にいて気持ちがいい。
なぜかというと
流れている音楽の多くが1970年代のヒット曲をアレンジしたものなのです。
最近のヒット曲は流れません。
もしかすると、こういうところにもマーケティングの効果が発揮されているのかな。