モンスターペアレント。
事例を見るたびに思いも及ばぬ主張ばかりであきれます。
ところで、子どもを学校へ行かせる目的は何でしょう。子どもは学校で何を学ぶべきなのでしょう。
本当は学校がこれらについて正しい認識を持っていて、親にそれらを学ぶ機会が提供できたらよいのだと思います。
でも近頃の学校の中には、倫理に反することをやって「バレなければ構わない」というとんでもないことを子どもに教えてくれる例もありますから信用できなくなりました。
また首相直属の機関である「教育再生会議」で教育バウチャー制度の導入が検討されているそうですが、これは学校教育を単なる「サービス業」にしてしまう危険を大きくすると思います。学校がお客様獲得のためのマーケティングなんか始めちゃおしまいです。子どもの教育とビジネスを一緒にしないで。
学校は「よそに勝つ」ことを目指すのでなく、「よい教育」を追究し実践して下さい。そして親は単に「評判がいいから」でなく、本当に「よい教育」とはどんな教育か、よく考えたいと思います。
日頃の報道を見聞きするにつけ、学校に限らず大人の社会が、倫理をないがしろにして「法に反していなければ構わない。」「バレなければ構わない。」と子どもたちに教える機会が増えている気がして心配です。
*「モンスターペアレント」「教育バウチャー制度」の記事は「Benesse教育情報サイト」のものです。