ほそかわ・かずひこの BLOG

<オピニオン・サイト>を主催している、細川一彦です。
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参議院議員・山本太郎氏の黒い背後関係5

2013-08-05 06:33:16 | 時事
●青山繁晴氏は「北朝鮮の日本侵食」と分析

 政治・経済・国際関係等に高い見識を示す青山繁晴氏(独立総合研究所社長)は、関西テレビの番組「スーパーニュース・アンカー」23年7月13日放送の「青山繁晴のニュースDEズバリ」で、民主党の政治献金問題を鋭く追及した。
 青山氏は、この問題のキーワードは、「北朝鮮による日本侵食」だと述べた。捜査当局は、かなり前から綿密な捜査をしており、捜査線上に6人の民主党議員の名前が上がった。そのうち突出しているのが、当時衆議院議員だった鷲尾英一郎氏と黒岩宇洋氏だと青山氏は指摘した。
 鷲尾氏は、民主党の中では保守系の若手議員として知られる。民主党内の「慰安婦問題と南京事件の真実を検証する会」の事務局長を務め、映画「南京の真実」の賛同者に名を連ねた。永住外国人の地方参政権には慎重は姿勢であり、日本会議国会議員懇談会に加盟するなどしている。現在も衆議院議員である。
 新潟出身の鷲尾議員は、北朝鮮による日本人拉致問題に取り組んできた。万景峰号の入港反対デモにも参加した。当時も現在も、「衆議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会」の理事をしている。そういう政治家が、実は拉致容疑者親族周辺団体に深く関わっていたのである。
 鷲尾氏の関係する団体に、「わしお英一郎東京応援団」(以下、わしお応援団)という団体があり、22年夏に解散していた。「わしお応援団」は「市民の党」と所在地が同じだった。東京都千代田区平河町1-3-6龍伸ビル。ビルのオーナーは在日朝鮮人の大物実業家である。しかも、「市民の党」の代表が「わしお応援団」の会計責任者を務め、「市民の党」の事務担当者が「わしお応援団」の事務担当者を兼ねていた。そして、「わしお応援団」は、「市民の党」に約337万円の献金をしていた。
 また、「わしお応援団」は、「市民の党」から派生した「めざす会」にも、約350万円の献金をしていた。鷲尾氏の関係団体には、「わしお会」という団体もあり、昨22年夏、解散している。「わしお会」も「市民の党」と所在地が同じであり、「市民の党」の代表が「わしお会」の代表をし、「市民の党」の事務担当者が「わしお会」の事務担当者を兼ねていた。「わしお会」も「めざす会」に、約96万円の献金をしていた。一方、「市民の党」から「わしお会」には約280万円、「わしお応援団」には、約330万円が献金されている。 これらは、すべて政治資金収支報告書から明らかになった。
 「市民の党」「めざす会」と「わしお応援団」「わしお会」の間で、同じ人間が仕事をし、政治献金をぐるぐる回していた。一体、なぜこんなことをしていたのだろうか。
 鷲尾氏は、当時も現在も「北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会」の理事をしている。表では、北朝鮮による拉致問題を糾弾し、解決をめざす政治活動をしていながら、裏では、拉致容疑者親族周辺団体と、人間も会計もつながっていた。民主党から「めざす会」への巨額の献金を流す経路に、鷲尾氏とその関係団体が存在した。
 さらに驚くべきことに、鷲尾氏は平成21年(2009)2月までの4年間、「市民の党」の代表である酒井剛氏を公設第1秘書にしていた。本稿で書いてきたように、酒井氏は極めて問題の多い人物である。鷲尾氏は、衆議院議員として、酒井氏を含む「市民の党」のメンバー2人を秘書に採用していた。公設秘書には国費から給与が支払われる。酒井氏は、自ら鷲尾議員の秘書になることで、国民の税金から資金を得ていたのである。国会議員は強力な国政調査権を持っている。その補佐を行う公設秘書を、酒井氏のような人物がしていたということは、恐るべきことである。国家の機密情報が北朝鮮や左翼団体に流出した可能性がある。今後、酒井氏は、自ら参議院議員・山本太郎氏の秘書になるか、「市民の党」のメンバーを秘書に送り込むことが考えられる。憂慮すべきことである。
 当時民主党の衆議院議員だった黒岩宇洋氏の関係政治団体も、「めざす会」に献金を行い、選挙応援を行っていた。黒岩氏も「市民の党」「めざす会」と献金の流れで関わっている。黒岩氏の政治団体「越後の暴れん坊」から「めざす会」へ約392万円、「市民の党」から「暴れん坊」へ約328万円の献金がされている。黒岩氏も鷲尾氏と同じく、新潟が地盤だった。黒岩氏は問題が発覚した当時、法務政務官だった。本職は北朝鮮拉致問題等について、公安調査庁等から直接情報を得ることができる立場である。特別委員会の理事をしている鷲尾氏もそうだが、国家機密の情報に触れ、それを外国に流すスパイ行為に関わっていなかったかが疑われよう。
 民主党と北朝鮮の関係の闇は、深い。表の下に裏があり、裏の奥に、またその裏がある。民主党と北朝鮮の関係の闇を、明るみに出さねばならない。国家の背骨・脳髄に巣くう病を除去しなければ、日本の再建はできない。国会議員は、国政調査権を行使して、再度この問題を徹底的に解明してほしい。それをしっかりやらないと、表で動く政党や政治家は、そのたびに替わっても、北朝鮮による「日本浸食」を根絶できない。

 次回に続く。

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