60~90年代名作漫画(昭和漫画主体・ごくタマに新しい漫画)の紹介と感想。懐古・郷愁。自史。映画・小説・ポピュラー音楽。
Kenの漫画読み日記。
●モンスター・・ 「エレキング」
テレ朝のゴールデンで「最強動物図鑑」とかいうのをやっていた。キリンどうしの首ぶつけ合いがすごかったが、キリンを見てると“エレキング”を思い出した。
エレキングは「ウルトラセブン」の怪獣だけど、あれ、怪獣デザイン作った人は絶対キリン見て思い付いたというか、イメージしたんだよな、と確信的みたく思った。エレキングの方が首は太いけどね。キグルミはそーでもないけど、桑田次郎先生の描くエレキングはけっこう首部が長い。
ただそれだけ。
(2018-5)宇宙怪獣エレキングは円谷TV 特撮連続ドラマ第三番目作品「ウルトラセブン」放送の第3回目の作品「湖のひみつ」に登場した、侵略宇宙人ピット星人が操る怪獣。ネーミングに由来するように電気が武器のようですね。セブンの使うシモベ怪獣ミクラスやセブン自身を長い尻尾で巻いて強力な電流で攻撃しダメージを与えていた。口から光のブーメラン状の、光線じゃないな、何て言えばいいのか光の塊の爆弾みたいの吐いて相手に連続してぶつける、あの兵器も電気なのかなぁ?エレキングを操るピット星人は地球上では黒髪ロングの双子の可愛いお姉さんでした。見掛け十代後半くらいの。
ブーメランといっても別に戻って来る訳じゃなく口の形から出る形状がブーメラン形の光線兵器みたいなもの。
桑田次郎先生描く漫画版「ウルトラセブン」は週刊少年マガジン1967年38号から連載が始まり、漫画版の最初のエピソードは「湖のひみつ」のお話でした。山奥の湖で釣り人が釣り上げた奇妙な生き物は小さなエレキングでした。ウシガエルくらいの大きさだったのかな、直ぐ池の中に逃げてしまったけど。エレキングは湖の中でピット星人が育てていたみたいですね。
2005年7月から2006年4月に渡って放映された「ウルトラマン マックス」にもエレキングが登場しています。「ウルトラマン マックス」第二回放映「怪獣を飼う女」の巻に登場します。「ウルトラセブン」初登場から数えると実に40年ぶりの登場か。僕はそれほど“ウルトラ特撮シリーズ”に詳しい訳でもないので、怪獣エレキングが「セブン」から「マックス」の40年の間にシリーズの中で他に登場してるのかどうか知りません。
調べたらエレキングはウルトラシリーズのいろいろな作品に登場してますね。「ウルトラファイト」には間違いなく出てるだろうな、と思ってたけど。「平成ウルトラセブン」シリーズの第一作「太陽エネルギー作戦」に登場してたんですね。昔「太陽エネルギー作戦」は見てるんだけど内容はほとんど忘れていてエレキングが出ていたなんて全く覚えてません。
エレキングは電気をエネルギーとし電気を武器にする怪獣なんだろうけど、「セブン」のときは山中の湖でしか活動しないけど、「マックス」のときは人間の都市でいろいろな設備から電気を吸収しますね。人間の都市から電気を吸収してエネルギーにするというと、“初代ウルトラマン”に出て来るネロンガを思い出しました。初代「ウルトラマン」の第三話。ネロンガは透明怪獣ですが、アドバンテージで透明になるんじゃなくて元々透明で電気をいっぱい吸収すると実体が見えて来る。ネロンガって名前だけど日本の昔々の古文書に記録されてるような怪獣だった。
次ページ » |