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エコエコアザラク

 
 
 

 怪奇漫画家のレジェンド、古賀新一先生と言うと代表作である、魔女·黒井ミサの「エコエコアザラク」ですが、勿論「エコエコアザラク」は僕もチャンピオン連載もコミックスでも読んでますが、僕に取って古賀新一先生と言うと、僕の小学生時、毎日通った近所の貸本屋の、ひばり書房刊「オール怪談」とつばめ出版刊「怪談」での怪奇短編です。

 
 

 1958年にひばり書房の貸本漫画でデビューされた古賀新一先生は、貸本漫画時代もその後の雑誌漫画でもほとんど怪奇漫画一筋と言って良い、昭和~平成初期のホラーコミックの第一人者でした。貸本時代の短編の怪奇漫画も怖くて面白くて、子供時代の僕は大好きだったし、80年代の「サスペリア」や「ハロウィン」のようなホラー漫画専門誌に掲載された短編漫画も傑作が多かった。

 
 

 貸本時代、前半は本名の古賀しんさく名義で作品を描いていて、ひばり書房から「古賀しんさくシリーズ」という個人シリーズを出していて、このシリーズは全10巻か11巻までで終わったんじゃなかったかな(?)。だいたいが基本ホラー短編の名手で、貸本時代に流行した怪奇短編のオムニバス誌で怖い短編漫画をいっぱい発表してました。「古賀しんさくシリーズ」には怪談ではないサスペンス調の長編探偵アクション漫画も描いてたと思います。

 
 
 
 

 貸本から雑誌に移ってからの、少女漫画誌で大人気を博した「へび少女」「くも少女」系の少女怪奇漫画も有名ですが、80年代90年代に描かれたホラー短編は珠玉の怪奇漫画がいっぱいありますね。70年代以降は絵柄も細かいペン使いで描く線が緻密になり、本当に気持ち悪くて怖い描写を表現していました。ストーリーでも絵柄でも恐怖感を煽り出していましたね。

 
 

 日本漫画史の中の楳図かずお先生と並ぶと言って良いと思う、怪奇漫画界のレジェンド、古賀新一先生は2018年3月に81歳の年齢で亡くなられた。“漫画の神様”手塚治虫先生をはじめ数々の、日本現代漫画の礎を築いた、昭和の漫画のレジェンドたちが現世を去られて漫画の星となった。

 
 

 僕の少年時代は古賀新一先生をはじめ、たくさんの昭和の漫画家の先生たちに作って貰ったなぁ。僕のかなりの部分は昭和の漫画でできている。皆さん現世を去られた。寂しいですね。

 
 

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