南国土佐から急に寒くなった東京に戻りました。土佐は本当に南国でした。
毎日気温25度前後の快晴で、ゴルフ場は海岸に近いのですが風もあまりなく、ゴルフをしていると汗ばむほどでした。しかし私は出発の前日からちょっと風邪引き気味で、ゴルフの成績はイマイチ。それでも全国から来た大勢の仲間と旧交を暖めることができ、観光を含め楽しい時間を過ごすことができました。
滞在中は毎日土佐料理をたらふくいただきました。初日の夕食は海の幸、山の幸がてんこ盛り。刺身の盛り合わせから始まり、薬味のたくさんかかったカツオのタタキ。とてもおいしかった。次に出たのもこれまたとろけるような土佐牛のタタキ。そしてクジラの唐揚げに、最後はシラスのちらしごはんでトドメを刺すという土佐満喫コースでした。
高知は初めてなので最終日はみんなと高知市のみどころを観光しました。午前中は日曜朝市から。4車線のメインストリートの2車線を1.3kmにわたって使う本格的な市が立ち、買い物客のメインは観光客ではなく地元の人達のようです。そしてここでも中国人観光客を大勢見かけました。市場で売っているのは日常の野菜・穀類・惣菜・お菓子のほかに、見たことのないちょっと不思議な野菜や果物がたくさんあって、ここは南国なんだとあらためて実感しました。
中国人旅行客に人気なのは圧倒的に立ち食い屋台でした。焼き鳥、まんじゅう、アイスクリンには行列ができていました。そう、土佐ではアイスクリームをアイスクリンと言うんですね。アイスだけはどこへ行っても例外なくアイスクリンでした(笑)。それに代表されますが、いろいろなところで方言を宣伝文句の前面に出していました。例えば空港では、
・あったか高知で待ちゆうき!
・「たっすいがは、いかん!」キリン・ラガーの宣伝
この二つは、意味わからず。
・「こじゃんとうまい、きりっと辛口、やっぱりアサヒのスーパードライぜよ!」
そして観光キャンペーンの標語は「リョーマの休日」
食事処やカフェに掛っている木札は「高知家の食卓」
なんとなく温かみを感じる、とてもよいキャッチ・フレーズだと思いました。
その後桂浜に行き、龍馬像を見てから浜辺を散歩。海がとてもきれいで、岩場の高いところから見ると、南国らしくコバルト・ブルーに見えていました。この日は風もあって見晴らしが効き、足摺岬も室戸岬も見ることができました。
午後は高知城に行き、重要文化財になっている天守閣に登り、市内の展望を楽しみました。残念ながら弥七さんお薦めの沢田マンションまでは足が伸びませんでした。3日間快晴の中での旅行はとても快適でした。
今回の旅行でも目に付いたのは、地元の観光に対する熱心さです。どこへ行っても地図があらゆるところにあり、日本語・英語・韓国語・中国語で案内が表示され、、しっかりと海外からの旅行客もサポートしています。そして空港や観光スポットだけでなく、ゴルフツアーで使うようなビジネスホテルでもwifiに繋がり、もとてもありがたく感じました。快適な旅行をサポートする設備は日本中で充実しはじめていますね。国内旅行では今年岡山県の倉敷と真庭に行ったことを旅行記に書きましたが、岡山で感じた観光設備の充実ぶりを今回の高知でもたっぷりと感じることができました。
ただ一つだけ苦言を呈すれば、どこでも「ゆるキャラ」がたくさんいることです。県や市だけでなく、それぞれの観光スポットや道の駅までゆるキャラだらけ。くまもんくらいのキャラになると大したもんだと思うのですが、あまりにたくさんのゆるキャラを連続して見ることになると、インパクトがうすーくなると思うのですが・・・
土佐日記でした。