庭先に、時折訪れる小鳥たち
仲良くなれたらと、この春、小鳥のエサ台を設けた。
「餌をついばむ小鳥を眺めながら、老妻とお茶を」・・・頭に描きながら、居間の窓近くに設置して半月余り、たまに訪れた小鳥に「来た来た・・」お茶を、すする間もなく飛び立ち、折角いっぱい買ってきた餌も減らない。
人間の都合で、窓近くに作ったエサ台は、小鳥から見たら、やっぱり怖いに違いないと、更に1㍍ほど遠ざけ、春には少し葉陰になる場所に移動した。
エサ台を設置して道具類を片付ける間もなく、すぐに雀がやって来て、餌をついばみ始めた。
「やっぱり、窓近くは怖かったんだ」
更には仲間もつれてきて交代で餌をついばむ
窓から離れたら、近くを人が通っても平気、先の場所はガラス越しが怖かったのかもしれない。
少々、行儀も悪い、多分、自分の口には大きすぎるんだろう、トウモロコシの実はエサ台から振り落とす。
かくて、老妻と小鳥を眺めながらコーヒーを飲む。
年々、交友範囲の狭まる、年寄りには小鳥たちは良き、新しい友人になるに違いない。
「われと来て あそべや 暇をもてあます老雀」・・・か!
同じ庭で、悪さをする小鳥もいる 咲き誇るクロッカスを次々に食べてしまう。
みんな、それぞれの春なんだろう・・・・