赤いハンカチ

夏草やつわものどもが夢のあと

▼戦争で良いことは滅多にないが・・・

2022年05月15日 | ■ウクライナに栄光あれ

まれに良いことがあるとすれば建国と亡国の思想が明確に二分されることである。この度のウクライナ戦争においてもその推移がよく分かる。自主独立の自由と民主主義を謳歌する新しい国家を目指して建国の意思に燃えているのはウクライナであり一方ロシアといえば何一つ希望もなく大義もないまま亡国への道をたどりつつある。旧ソ連時代に作られた大ロシアの幻想にしがみつき、出来過ぎた大きな尻尾をふりまわして威張っている。

そこで断言するのだが、こたびのウクライナ戦争においては間違いなくロシアは負ける。それも、ただの負けではない。決定的な亡国の憂き目にあうだろう。その種の敗北だ。1991年、旧ソ連が解体されたが、その時の残りカス(飛び地)が、隣国のあちこちに残存している。そのカスにすがってロシアは大手をふってのさばってきた。ウクライナ国民の反撃によって早晩、これらが解体する。

そしてロシアは亡国する。以後、国家として成り立つのか、いっそモスクワは無政府主義者とテロリストの牙城となって滅茶苦茶にならない保証はない。戦争が泥沼化すればするだけロシア自身もまた泥沼と化す。そしてそれはすでに始まっている。報道によればすでに400万人ちかくのロシア国民が自国の将来に失望し出国したと聞く。いずれにせよ、どのように立ち直れるのかをロシア国民はいまから考えておくべきだ。

一方、ウクライナは確固たる新しい国家として建国されるに違いない。そのためには何度も云うが、クリミアの奪還は云うにおよばず、露兵を一兵残らず、ウクライナ国土からたたき出す。それが当戦争における世界史的な最終的極意なのである。


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1 コメント

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Unknown (©エアコン党、党員募集中。)
2022-06-29 14:19:34
©エアコン党、党員募集中。
ウクライナにエアコンを。
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